『オバケちゃん』 松谷みよ子
2009年 01月 25日
森の奥でパパやママとひっそりと暮していたオバケちゃん。友だちがいなくて寂しい想いをしていましたが、ある日チータというコウモリと仲良しになり、それからはいつも一緒に遊んでいました。ところがある日人間がやってきて、森の木を全部切って原っぱにしようとしていることを知ってしまいます。
森を守るためオバケちゃんは、パパとママ、それにチータと共に人間たちを追い払おうとするのですが・・・。
子どもの頃に大好きだった本です。
最初のは、礼儀正しいオバケちゃんの挨拶。これ、ご存知の方も多いんじゃないでしょうかね。

確か小学校の2年生の頃だったかと思うのですが、読書感想文で『オバケちゃん』のことを書いたところ、どういうわけか学校の代表として”読書感想文コンクール”なるものに出品されてしまったのです。
といってもこれは自慢話でもなんでもなく、というのはどこが評価されたのかさっぱりわからない出来栄えだったからで、子供心に不思議でならなかったのです。他にも何人か同級生の作品(その中には仲の良い友人もいました)が送られてましたけれど、人数あわせか何かだったのかなと思ったりもしたのですが・・・。
結局は自分も友人も欄外にちっちゃく名前が載っただけでしたけれど、それでも思い出にはなりました。自分より文章の上手い友人は何人もいましたので、未だに謎ですねぇ。
で、その思い出の一冊、まだ売ってるのかなぁと探してみると、今でも立派に現役作品であることがわかり、嬉しくなりました。
しかもいつの間にかシリーズ化され、9冊も出ているんですねぇ。
でも・・・「絵」は全く別人のものに差し替えられていました・・・・・・。
僕の知ってるオバケちゃんは、こんな子じゃありません・・・。
前の方が、物語の主人公にマッチしたイラストだったと思います。
今のは可愛い過ぎ
前は講談社文庫とか講談社青い鳥文庫にも入っていたと思ったっけど、今はこれしかないようなので仕方なく買いました。
復刊ドットコムでも署名運動してますね。
また旧作は、ネットオークションではかなり高値で取引されてるみたい。