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『名探偵ポワロ/ブラックコーヒー』

銀座博品館劇場にて鑑賞。
『名探偵ポワロ/ブラックコーヒー』_e0033570_2317268.jpg
アガサ・クリスティー自らが書いた戯曲で、今回が日本初演なのだとか。
出演はエルキュール・ポワロ役に三波豊和、ポワロの相棒ヘイスティングス大尉に藤原啓児、クロード・エイモリー卿に江森恭一、クロードの私設秘書エドワード・レイナーに内海光司、クロードの息子リチャードに片岡暁孝、リチャードの妻ルシアに山崎美貴、クロードの妹キャロラインに平田朝音、クロードの姪バーバラはWキャストで秋山実希と茜澤茜(今回は多分秋山実希の方だと思う)、執事のトレッドウェルに川口啓史、グレアム医師に伊藤順、エイモリー家の客人カレリ博士に大嶋守立、警官のジョンソンに池田良、そしてジャップ警部に倉石功という面々。
翻訳は保坂磨理子、演出は佐竹修。

先日小説版の『ブラック・コーヒー』を読んだが、それはこのお芝居を観に行くための予習。
『名探偵ポワロ/ブラックコーヒー』_e0033570_2318168.jpgで、お話の筋も、勿論真犯人もわかって観ていたのだが、何となく素直に楽しめない。犯人の正体もさることながら、その動機、手段・方法にどうしても腑に落ちない部分があるのである。
ネタばらしになってしまうので詳しくは書けないのだが、これまで読んだり観たりしたポワロ物は程度の差こそあれ、それなりに納得してきたのだが、この作品はどうも・・・。

それに今日観た舞台に限って言えば、台詞をとちる人が多いのも気になった。
人間だからミスがあるのも当然で、逆にそれが生の芝居の楽しみでもあるのだけれども、動きでもぎこちなく感じられる部分もあるのは、ひょっとして稽古不足?などと勘繰ってしまいそう。
決して安くはないチケット代を払ってのことなだけに、ちょっと残念である。

博品館劇場は、銀座と言いつつ最寄は新橋駅。
『名探偵ポワロ/ブラックコーヒー』_e0033570_23174814.jpg
この駅前も結構絵になる建物が並んでいる。
Tracked from 超おすすめ+カルト☆特撮.. at 2009-02-06 00:17
タイトル : 劇『名探偵ポワロ ブラックコーヒー』銀座博品館劇場(K1..
アガサ・クリスティー初の戯曲。ストレートプレイの推理劇は非常に少ないうえに、クリスティーでポワロと聞けば見ないわけにはいきません。そして、山崎美貴さん(元おかわりシスターズ、元オールナイターズ)出演と聞けばなおさらです。しかし!一点、迷いがあったのです。...... more
Commented by BC at 2009-02-01 21:20 x
エクスカリバーさん、こんばんは。

博品館劇場へは昨年9月に舞台『友情 秋桜のバラード Friendship』を観に行きました。
オペラグラスを使っている観客がいない、こじんまりとした劇場ですね。
Commented by odin2099 at 2009-02-01 21:30
BCさん、こんばんはー!

この劇場へ行くのは3度目くらいかな。
最初は場所がわかりづらくて悩みました。銀座からも東銀座からも遠いんだもん。
まさか最寄が新橋とは思わなくて(苦笑)。

横幅がなくて縦に長い、ちょっとせせこましい劇場ですよね。
Commented by JoJo at 2009-02-03 22:24 x
エクスカリバーさ~ん、こんばんは!・・・わ~左から右からカワイイ動物が走ってくる~!!すっごくかわいい!癒されます(^v^)/

「ブラックコーヒー」これは初耳です。でも残念ながら、あまり面白くないのですね・・・確かに、ミステリーの女王クリスティも、作品によって落差はありますよね。あれだけたくさん世に発表していたら、ちょっと納得のいかない心理や動機も出てくるのかもしれません。

でもブラックコーヒーって、タイトルが素敵・・・読もうかな!?
Commented by odin2099 at 2009-02-03 22:30
>JoJoさん

こんばんはー。
このキャラクターは「こまちゃん」です。
下の方にブログパーツが貼ってありますけど、『こまねこ』という作品のヒロイン♪
この作品、お勧めですよ~。

さてこの『ブラックコーヒー』なんですが、評価は高いようなので多分自分の趣味とは合わなかったってことだと思います。
最後に一同を集めて、ポワロが大見得を切るシーンがないのも個人的にはちょっとマイナス。
探偵モノって、関係者全員を集めて一つずつ謎を検証していき、最後に「犯人はあなたですね?」というシーンが楽しみなんですけどねー(笑)。
by odin2099 | 2009-01-31 23:19 | 演劇 | Trackback(1) | Comments(4)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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