『ろくでなし6TEEN』 三谷晶子
2009年 02月 05日

成り行きでその少女――浅野香織を救い出すことになってしまった圭は、最も避けていたこと、つまり入学早々”お友だち関係”が出来上がってしまったことに呆然とする。そしてその日から香織はいつも圭と一緒にいるようになり、香織を狙う男たちとのウザイ関係に否応なしに巻き込まれていく。
しかしやがて、タレントの卵で清楚な完璧な美少女と思えた香織の行動が、全ては計算ずくだったことに圭は気が付いて・・・。
帯に「女子高生のリアルを鋭い筆力で描いた」云々、とあるんだけれども、これがリアル女子高生の姿だとしたらもう完全に付いていけないなーと色々な意味で衝撃を受けた。
その反面で、これぐらい当たり前だよな、と思う冷静な自分もいたりするけれど、理解出来るかと言われれば完全にノー!
これをオジサンに理解しろと仰られても、ご無体な、と返すより他はない。口惜しいんだけどね。
それでも、女の子の目から見た女の子の姿というものには興味津々。文体も平易だし、一気読みだって楽勝楽勝♪