『007/慰めの報酬』(2008)
2009年 03月 13日
てな訳で、前作からスライドして出てくる人、今回新しく加わった人それぞれが、何の説明もなくボンドに接触し、ストーリー展開に絡んでくるので非常にわかりづらいですね。この作品観る前に、せめて前作の『カジノ・ロワイヤル』だけはおさらいしておいた方がいいっす。

”組織”というのも何が目的で作られてるのかハッキリしないし、構成メンバーも不明。
まぁこれはおそらく今後のシリーズの為にとっておくんでしょうね。かつてのシリーズには<スペクター>という組織がありましたけど(権利関係がこじれて使えなくなったという話)、そのセンを狙ってボンドの宿敵に育てていくのかも知れません。長期シリーズには、敵も味方もレギュラーは大事ですから。
味方といえば上司M、Mの部下のタナー、それにCIAのフィリックス・レイターあたりは由所正しい原作出典のレギュラーキャラだからか、今回も大切に使われてました。その反面オリジナル・キャラだと、今後も使っていくのかなぁと思っていた人があっけなく退場しちゃったりもしてますが、勿体無いといえば勿体無い話。
しかしながらレギュラーも大事ですけど、やっぱり主役。
今回2本目となったダニエル=ボンドですけど、歴代でもっともハードなアクションやらされてるボンドな気がします。
ダニエルの面構えを見ると、そこに”若さ”を感じさせるものはないんじゃないかと思いますが、劇中ではその”若さ”、”未熟さ”をやたらと強調されてます。これまでのボンドはベテラン、プロとして出てきていたのですからこの描写は新鮮に受け止められられましたけど、2本観ると逆にどうにもボンドに見えなくなってきます。
ボンドといえば余裕綽々、時には相手を見下して事にあたり、その結果罠に落ちたりすることもあるというイメージなんですけど、ダニエル=ボンドは猪突猛進で罠に落ち、いつもギリギリのところで生きているという悲壮感ばっかり前面に出てきちゃってます。
「007」の魅力はアクションやラブ・ロマンスにもありますけど、やっぱりユーモアの要素も大事。次回作ではそのあたり、醸し出して欲しいですねぇ。
次回作への要望としてはマネーペニーとQの再登場、オープニングのガンバレル、そして「マイ・ネーム・イズ・ボンド、ジェームズ・ボンド」の名乗り、といったシリーズのお約束事も復活させて欲しいもんです。
前作もそうだったのですが、これらがないと例え映画としては面白くても、どうしても「007」を観たって気にならないのが困りものなので。ちょうどかつての『ネバーセイ・ネバーアゲイン』に感じたような違和感が最後まで付きまとってしまいます。ただ、モンティ・ノーマン作曲のあのテーマ曲が流れてくれるだけ、『ネバーセイ』の時よりはマシかも知れませんけど。

原題:QUANTUM OF SOLACE公開:2009/01/24製作国・年度:イギリス/アメリカ、2008年上映時間:106分鑑賞日:2009/01/17先行監督:マーク・フォースター出演:ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジュディ・デンチ、ジェフリー・ライト+あら...... more

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傷ついた心が、共鳴する。 原題 QUANTUM OF SOLACE 上映時間 106分 原作 イアン・フレミング 脚本 ニール・パーヴィス/ロバート・ウェイド/ポール・ハギス 監督 マーク・フォースター 音楽 デヴィッド・アーノルド 出演 ダニエル・クレイグ/オルガ・キュリレンコ/マチュー・アマルリック/ジュディ・デンチ/ジェフリー・ライト/ジャンカルロ・ジャンニーニ/ホアキン・コシオ 前作「カジノ・ロワイヤル」に引き続きダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役に扮した人気サスペンス・アクション...... more

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ダニエル・クレイグ主演の「007」シリーズ第2弾です。前作「カジノ・ロワイヤル」が予想以上に面白かったので、こちらも見てみることにしました。監督はマーク・フォースター、その他のキャストは、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジュディ・デンチ、ジャンカルロ・ジャンニーニ他。 <あらすじ> 初めて愛した女・ヴェスパーを失ったジェームズ・ボンドは、ヴェスパーを操っていたミスター・ホワイトを尋問し、背後にいる組織の存在を知る。早速捜査のためにハイチへと跳び、知り合った美女カミーユを通じて、組織の幹...... more

傷ついた心が、共鳴する。 ■何者かの陰謀によって愛するヴェスパーを亡くし、復讐を誓ったボンドは、彼女を操っていたミスター・ホワイトを捕らえ、真相を究明すべく尋問する。そして、彼の背後には世界中の有力者や諜報機関をも取り込む巨大な組織が存在してい... more

監督:マーク・フォスター CAST:ダニエル・クレイグ、マチュー・アマルリック、オルガ・キュリレンコ 他 心から愛したヴェスパーを失ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、彼女を操ってぎ..... more

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【QUANTUM OF SOLACE】 2008年/英・米/ソニー・ピクチャーズ/106分 【オフィシャルサイト】 監督:マーク・フォースター 出演:ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジュディ・デンチ、ジェフリー・ライト、ジェマ・アータートン... more



傷ついた心が、共鳴する。 復讐心が二人うを引き合わせ、傷ついた2つの魂が共鳴してゆく-。 2008年 イギリス/アメリカ 日本公開日 2009/01/24 監督 マーク・フォースター 出演 ダニエル・クレイグ/オルガ・キュリレンコ/マチュー・アマルリック/ジュディ・デン... more

【監督】マーク・フォースター 【出演】ダニエル・クレイグ/オルガ・キュリレンコ/マチュー・アマルリック/ジャンカルロ・ジャンニーニ/ジェマ・アータートン/ジェフリー・ライト/ジュディ・デンチ/イェスパー...... more


彼をつき動かすのは任務か、それとも復讐か!?__CGやVFXが主流となりつつある現在の映画界で、アクション映画の原点に立ち返るべく、主人公ジェームズ・ボンド役にダニエル・クレイグを迎えて、製作された新たなる007シリーズの第2弾。 前作のラストで最愛の...... more

監督:マーク・フォースター 出演:ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジュディ・デンチ 傷ついた心が、共鳴する。 「ヴェスパーを失い失意のボンドは、彼女を操っていたミスターホワイトを連れ帰り尋問する。 その背後の組織... more


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んーでも・・・アクション映画としてなら楽しめたんですけど、007シリーズとしては微妙な感じです。お約束がなかったのも残念でした。次回はぜひマネーペニーとQの登場を願いたいもんですね。
だから旧シリーズと違う作り方をすればするほどクレイグ・ボンドが好きになっていくんですねえ。同じ現象がクリスチャン・ベール:バットマンでも起こったんですけども。
てなわけで久々にトラバもさせていただきました。
実際は自分もお浚いをしていかなかったので、あれ、この人誰だっけ?前作にいた?
・・・という状況もありました(汗)。
わかるヤツだけ付いて来い!というのはちょっと不親切だったかなぁ(苦笑)。
逆に自分がこのシリーズに求めているのは、マンネリズムのようです。
ガンバレルのオープニングがあり、プレシークエンスで一つの見せ場があり、本編中では余裕綽々の”大人の”ボンドが活躍し、アクション・シーンには「ジェームズ・ボンドのテーマ」が流れ、クライマックスの一大危機を乗り越えたらハッピーエンド。
そしてエンドクレジットに欠かせないのが「ジェームズ・ボンド・ウィル・リターン」の文字。
そういったお約束を楽しみにしているので、その点ではこの二作、物足りないですね。
TBありがとうございました。
お返しを致しましたので、よろしくお願いいたします。
>歴代でもっともハードなアクションやらされてるボンドな気がします。
ダニエルの面構えを見ると、そこに”若さ”を感じさせるものはないんじゃないかと思いますが、劇中ではその”若さ”、”未熟さ”をやたらと強調されてます。
そうですよねぇ。
今までのボンドさんは、汗をかかずにスタントをさらっとこなしていた感があります。
まぁお年の問題はあるかとはおもわれますが、だからこそ今人気があるのかも?と思います。
等身大のジェームズ・ボンド…私はまだ慣れていないのですが、次回に期待ですね…。
とりあえず未熟なボンドもこの二本で終わりなんでしょうね。
これからはまたスケールの大きな活躍も期待したいところですが、いっそのこと原作が書かれた順番にリメイクをしていく、というのも面白いかも知れません。
良くも悪くも歴代とは違ったボンド像を、役者もスタッフも前面に押し出して行きたいようですし。
まさか続きものだなどと、夢にも思わず、さっさと見に行って失敗しました。
ちゃんと予習すべきでした。
あんまり悔しくて、もっかい見に行きましたが、結局わかりづらくわざわざ作ったということが分かった次第です。
やっぱりユーモアと、余裕のないのは007じゃないなああ、と。
完全な続き物だということは知っていたのですが、復習ナシで観に行って若干後悔しました(苦笑)。
ダニエル・クレイグに変わってから掟破りばっかりの「007」ですが、老舗ならではの伝統も大事にして欲しいですよね。
アクション面はこれまでの007シリーズと
比較すると格段にUpしていて満足度も高いですが
いつもながら、なぜ簡単に女性はころっと
落ちてしますのか・・・ボンドの魅力の秘密を
知りたいところです(笑)
今度、訪れた際には、
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