【徒然なるままに・・・】
2024-03-18T21:05:59+09:00
odin2099
「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”
Excite Blog
『ミステリと言う勿れ』(2023)
http://odin2099.exblog.jp/30859703/
2024-03-18T21:05:00+09:00
2024-03-18T21:05:59+09:00
2024-03-18T21:05:59+09:00
odin2099
映画感想<マ行>
広島を訪れた大学生の久能整は、出会った女子高校生の狩集汐路により、強引に狩集家の遺産を巡るトラブルに巻き込まれていく。
代々の遺産相続の際に必ず死人が出るというものだった。
開封された遺言書には、当主の孫にあたる汐路、理紀之助、新音、ゆらの4人の相続人がお題に従って謎を解くことを求め、それを果たした者が全てを受け継ぐと記されていた。
原作未読でテレビドラマ版も未視聴。
ただ予告編などを見て、何となく面白そうだなと感じていたので予備知識なしで鑑賞。
劇中で『犬神家の一族』の名前が出てくるが、横溝正史ばりの旧家の遺産相続に纏わる殺人事件が起きるし、探偵役が風采の上がらない変人というのは正に金田一耕助の現代版。
余談だが、菅田将暉はそのまま金田一耕助も行けそうな気がするのだが…。
閑話休題。
深読みし過ぎたせいか、早い段階で目星をつけてた奴が予想通りの犯人だったが、前半で起こる事件・事故は一旦解決を見せるが本筋とは無関係で、その後で真の事件の謎解きが始まるという構成には捻りがある。
ラストのネタばらしも含めて2時間は飽きさせず、見応えのあるものになっていた。
監督は松山博昭、他の出演は松下洸平、町田啓太、萩原利久、柴咲コウ、永山瑛太で、それ以外にも脇で鈴木保奈美、松坂慶子、松嶋菜々子あたりがいるのが贅沢だ。
そしてヒロインの原菜乃華が可愛い。
]]>
『デューン/砂の惑星 PART2』(2024)
http://odin2099.exblog.jp/30858088/
2024-03-17T19:37:00+09:00
2024-03-17T19:37:35+09:00
2024-03-17T19:37:35+09:00
odin2099
映画感想<タ行>
砂漠の民フレメンに助けられたポールは、戦士として成長することで仲間として受け入れられ、チャニとの愛を育んでいく。
ポールの母ジェシカはフレメンの教母となり、救世主と待望する人々に対し、ポールを伝説にある預言者であることを広めようとしていた。
ポールはフレメンの戦士たちを率いてハルコンネン男爵の拠点を襲い、激怒したハルコンネンはフレメンの皆殺しを命じ、次期男爵と呼ばれる甥のフェイド=ラウサを送り込む。
一方皇帝シャッダム四世の娘・皇女イルーランは、父がアラキスでの出来事に無関心なことに疑念を抱くが、やがて一連の事件はベネ・ゲセリットである教母モヒアムの謀略であったことを知る。
無事に製作・公開されたパート2では、前作では終始受け身だったポールが主人公らしく能動的になり、前作終盤にようやく顔を出したチャニがヒロインとなって物語が大きく動くようになった。
ただ教母モヒアムと袂を分かったジェシカは自らの野望を隠そうとはせず、そのことでポールとの母子関係はギクシャクしたものに。
更にジェシカはハルコンネンの娘だったことが判明し、ポールはアトレイデスとハルコンネン、両家の血を引く存在だったことが明らかになる。
アトレイデスとハルコンネンの因縁の対決と、それに如何なる終止符が打たれるかで繰り広げられてきた物語だったが、ここへ来てアトレイデスとハルコンネン、どちらもベネ・ゲセリットの駒に過ぎず、この宇宙はもっと壮大な理想の実現に向けた、大いなる陰謀の物語だったことが明らかになる。
今回上映時間が長く、166分(前作は155分)。
ただ前作よりも全体的に展開が早く、次から次へと事件が起こり、新たな登場人物たちが出てくるので見やすくはなっている。
前作同様に個人的にはノレなかったが、今回もまた続きが気になるクリフハンガー状態で幕を下ろしており、更なる続編の製作が望まれる。
実際にヴィルヌーヴ監督は原作第二部である『デューン/砂漠の救世主』の映画化に向けて動き出しており、後はゴーサインを待つのみというところらしい。
作品内容の評価も興行成績も良好のようなので、スタッフ、キャスト陣の準備が整えば実現の可能性は高そう。
新たなSF叙事詩としてのヴィルヌーヴ版『デューン』三部作が上梓されるかどうか、その答えは数年内にわかるだろう。
]]>
『ゆるゆり/なちゅやちゅみ+』(2015)
http://odin2099.exblog.jp/30856891/
2024-03-16T21:06:00+09:00
2024-03-16T21:09:36+09:00
2024-03-16T21:06:25+09:00
odin2099
テレビ
『ゆるゆり なちゅやちゅみ』の続編で、<特別編>として2話分作られテレビ放送されたらしい。
こちらもレギュラー、準レギュラーが顔を揃えているのでスペシャル感がある。
まだまだ夏休みは終わらない、とばかりに遊びまくる「ごらく部」の面々。
またキャンプの時の写真を見ながら、「生徒会」メンバーと一緒に思い出話に興じたりと、しっかり後日談になっている。
水風船をぶっつけ合ったり、お泊り会を開いたり(これは「ごらく部」と「生徒会」が別々に、かつ同時進行で行われる)。
キャンプの時に寝顔を撮られた「ごらく部」の面々が、復讐で何とか京子の寝顔をカメラに収めようと奮闘するエピソードなんかもあったりで、大した事件が起こらなくても女の子同士の日常会話だけでお話を持たせられちゃうのだから大したもの。
恐るべし、『ゆるゆり』。
ここまで立て続けに見てきたけれど、このシリーズ、中毒性があるなあ。
各キャラが立っているから、普段と違うカップリングの時の化学反応を見てるだけでも愉しい。
]]>
『ゆるゆり/なちゅやちゅみ』(2014)
http://odin2099.exblog.jp/30855689/
2024-03-15T21:20:00+09:00
2024-03-15T21:20:30+09:00
2024-03-15T21:20:30+09:00
odin2099
映画感想<ヤ行>
京子の思い付きでキャンプに行くことになったあかり、結衣、ちなつら「ごらく部」のメンバー。
それに当然のように参加する綾乃、千歳、櫻子、向日葵の「生徒会」メンバー。
キャンプの計画を立てる段から始まって、キャンプ地への道行、そして皆でテントを設営し、散歩して、買い出しに行って、食事を作って、肝試しをやって、という一晩を1時間弱で描いたOVA。
先行して劇場公開され、その後に新作カットを追加した<ディレクターズ・カット版>が実際にリリースされたものらしい。
他にも短い出番ながら、西垣先生に生徒会長の松本りせ、千歳の双子の妹・千鶴、あかりの姉・あかね、ちなつの姉・ともこ、結衣の親戚の子・まり、櫻子の姉・撫子と妹・花子、向日葵の妹の楓とレギュラー、準レギュラーが勢揃い。
アウトドアが題材なのでついつい『ゆるキャン△』なんかと比べたくなったりもするけれど、どっちかというと『ヤマノススメ』の方が雰囲気近いかな。
キャラ同士の絡みは『女子高生の無駄づかい』にもちょっと似てたりするけれど。
特別大きな事件が起きるでもなく、ただただ彼女たちの日常的なワチャワチャぶりを愉しむだけの作品だけれども、それがいいのだ。
よく中学生だけでキャンプの許可が出るなあと思ったが、そこは突っこんだらいけないんだろうな。
それに各家庭は忙しくて親があまり家にいなかったり、子供には甘々な家庭ばかりみたいだから、問題はないんだろう。
]]>
『デューン/砂の惑星』
http://odin2099.exblog.jp/30854331/
2024-03-14T22:01:00+09:00
2024-03-14T22:01:00+09:00
2024-03-14T22:01:00+09:00
odin2099
映画感想<タ行>
前作を見たのはもうかれこれ2年半近く前になるんだなあ。
お話、結構忘れてる。
いや、大筋は覚えていたんだけど、細かい人物設定は忘れてた。
新しい人物が画面に映る度に、えーと、この人誰で、どういう関係だったっけ?と考え込んだりして(やや大げさ)。
それにメイン格かなと思ってたキャラが随分とあっけなく退場しちゃうんだよね。
アトレイデス公爵が退場するのは、この人がいる限りお話が先に進まないから仕方ないんだけど、ダンカン・アイダホとか、リエト・カインズ博士とか、ドクター・ユエとか、フレメン出でアトレイデス公爵家に仕えることになる女性とか、まだまだ物語を膨らませられそうなのに勿体ないなあ、なんて思う。
その一方でヒロインのチャニや、スティルガーを始めとするフレメンの面々はラストで顔見せ程度の登場で、本格的な活躍は次回作に持ち越しになっている。
だからパート2は見ないわけにはいかないし、既に行われた先行上映後のSNSは大絶賛状態なので大いに期待大なのだが……。
正直言うとこのパート1もあまりノレなかったし、さほど面白いとも思えなかったので、パート2を見ても自分が同じように感じられるかどうか。
デビッド・リンチ監督版も面白いとは思えなかったので、結局のところフランク・ハーバートの原作そのものが自分の趣味には合わないのかも?
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/29716305/
]]>
『ゆるゆり♪♪』#2
http://odin2099.exblog.jp/30852662/
2024-03-13T20:06:00+09:00
2024-03-13T20:06:55+09:00
2024-03-13T20:06:55+09:00
odin2099
テレビ
第2期後半を一気に駆け抜ける!あかりを溺愛している姉のあかね、ちなつの姉であかねの親友ともこ、向日葵の妹・楓、大室家の長女・撫子と三女の花子といったメインキャラたちの姉妹たちも登場。
レギュラー、準レギュラーが増え、大所帯になってきたし、劇中作品の『魔女っ娘ミラクるん』にオープニングから乗っ取られる回もある。
第1期の続編的エピソードもあり、京子たちが再びコミケに参加する話や、京子や結衣、綾乃、千歳らが修学旅行に行く話もあるが、基本的にこの作品は同じ年齢を延々と繰り返すという「サザエさん」時空。
去年中学2年生だった京子たちは、今年も中学2年生だ。
にもかかわらず、京子も綾乃も修学旅行土産に今回も木刀を買って帰るのだが、何故か既に部室や生徒会室には既に木刀が置いてある、というメタなオチがあったりして。
他にも劇場版『銀河鉄道999』のラストシーンのパロディと思しき場面もあったり、あかりが一年前にタイムスリップしちゃう話があったり、いつもと違うカップリングで進行する話があったりで、作品のターゲットがなかなか読めない。
それにしてもちなつのガチゆりぶりはちょっと引くな。
]]>
『恐竜超伝説2/ダーウィンが来た!』(2024)
http://odin2099.exblog.jp/30851444/
2024-03-12T21:25:00+09:00
2024-03-12T21:25:01+09:00
2024-03-12T21:25:01+09:00
odin2099
映画感想<タ行>
今度は再び恐竜を取り上げた「恐竜超伝説2」だ。
近年新たに発見、発表された恐竜たちが目白押しで、いや~知らない恐竜ばっか。
バジャダサウルス、プエルタサウルス、マイプ、カルノタウルス…なかなかスゴイ、ユニークな恐竜がいますなあ。
スピノサウルスなんてもうすっかり古株なんだねえ。
そんな連中の暮らしぶりに密着し(?)、その食うか喰われるかの実像に迫る?!
――というのが前半。
後半は、巨大隕石、地球に落下!その時恐竜は?!
隕石の落下によって地球の環境が変わり、その時に恐竜は絶滅した、というのが従来考えられていた説だが、実はそれでも生き延びたものたちがいて、数年、数百年、数千年…と命を繋いだ可能性があるというのが最近の研究の成果らしい。
恐竜の生き残りでは?というUMAの報告例もあることだし、そっちの方が夢があっていいのだが、恐竜の研究は日進月歩、いつまた仮説が仮説に取って代わられるかはわからない。
自分らが子供の頃は定番の恐竜図鑑の類があったけれど、今は数年前のものと最新のものではガラっと内容が変わってることもあるらしく、恐竜好きにはなかなか厳しい世の中になってきたみたい。
一方、それはそれでワクワクすることではあるけれども。
ナレーターは水瀬いのりを務め、北海道大学総合博物館教授・小林快次が監修。
もちろん「ちょっと待ったぁ!」のヒゲじいのツッコミも健在だ。
]]>
『ゆるゆり♪♪』#1
http://odin2099.exblog.jp/30850151/
2024-03-11T21:32:00+09:00
2024-03-11T21:32:31+09:00
2024-03-11T21:32:31+09:00
odin2099
テレビ
第1話「帰ってきた主人公」、第2話「ゆるゆりなる日々なるなり」、第3話「チョコと涙と女と女と磯辺揚げ」、第4話「ひっちゅ」までを鑑賞したが、いきなり第1話はあかりがメイン。
おかしいなあと思っていると、全てあかりの夢だったというオチ。
2期も相変わらず影が薄い主人公で行くようだ。また櫻子と向日葵がメインとなるお話もあるけれど、それでも番組としては立派に成立。
メインキャラ全員が、誰でも主役になり得るポテンシャルの高さを持っているのもこの作品の強み。
また”友情”と”恋愛”が紙一重なのが「ゆりゆり」たる所以で、女の子たちが単にワチャワチャしてるだけかと思っていると…というスリリングさ(?)もある。
このまま2期も楽しめそう。
]]>
『N響大河ドラマ&名曲コンサート』
http://odin2099.exblog.jp/30848775/
2024-03-10T21:40:00+09:00
2024-03-10T21:40:35+09:00
2024-03-10T21:40:35+09:00
odin2099
音楽
しかも演奏は本家本元のNHK交響楽団!
何か面白そうだなあと思ってチケット取りました。
指揮はキンボー・イシイ、ヴァイオリン三浦文彰、特別ゲストが高橋英樹、ゲストとして坂田晃一、それにナビゲーターは山田美也子。
会場は東京芸術劇場コンサートホール。
プログラムは第1部が「大河ドラマ編」。
「黄金の日日」に始まり、「どうする家康」、「春の坂道」、「国盗り物語」、「花神」、「山河燃ゆ」、「おんな太閤記」、「いのち」、「真田丸」、そして現在放送中の「光る君へ」まで。
ただここでしまったなあと思ったのは、大河ドラマって実はロクに見てないってこと。
つまり知らない曲が結構ある。
まあそれでも昭和期に放送されたものなら、大半はテーマ音楽だけは知ってるんだけど、それ以降になるとテーマ曲は聴いたことはあっても馴染みが薄かったり、聴いたことがなかったり、という感じ。
幸い今回のプログラムで全く知らないのは『どうする家康』と『光る君へ』だけだったし、逆に思い入れの強い『花神』を取り上げてくれているのでオッケー。
見たことないけど『いのち』は好きなメロディだしね。
余談だけど、改めて聴くとこの曲、「草原のマルコ」に似てるなあ。
作曲家が同じだから不思議じゃないんだけれど。
それにテーマ曲という性質上一つの曲は短いし、バラエティに富んだ色々なメロディを味わえるのは愉しい。
ゲストは高橋英樹と坂田晃一。
高橋英樹さんの話は面白かったけど、せっかく呼んだんだからもっと撮影時のエピソードとか聞いて欲しい。
また坂田さんの話がグダグダになるとみるや、司会者が途中で打ち切って強引にまとめに入っちゃったけど、それもまた失礼な話ではある。
第2部は、これはシャレなのかな、「『河』『川』にちなんだクラシック名曲選」。
ということでヴィヴァルディの「四季」から「春」、スメタナの交響詩「モルダウ」、それにJ .シュトラウスII世のワルツ「美しく青きドナウ」 作品314。
ヴィヴァルディの「春」に川のイメージはなかったけど、確かに曲の中に川のせせらぎを表現した部分はありましたねえ。
また「モルダウ」と「美しく青きドナウ」は続けて演奏されたけど、同じ川を題材にした曲でもアプローチが異なると、違う川がイメージされることに改めて気付かされた。
アンコールは能登半島地震の追悼という意味も込めて、『利家とまつ』のエンディング曲「永久の愛」。
今日はハーモニーホールふくい 大ホールでも同じプログラムの公演があったようだが、この企画はシリーズ化してまたやって欲しい。
今回取り上げられなかった「風と雲と虹と」や「徳川家康」、「元禄太平記」、「武田信玄」、「新選組!」、「赤穂浪士」ナドナドまだまだ聴きたい曲が色々あるし。
【ひとりごと】
16時開演のコンサートって珍しくね?
14時や15時、あるいは19時くらいが一般的な気がするんだが。
]]>
『仮面ライダーギーツ/ジャマト・アウェイキング』(2024)
http://odin2099.exblog.jp/30846791/
2024-03-09T10:34:00+09:00
2024-03-09T10:34:37+09:00
2024-03-09T10:34:37+09:00
odin2099
映画感想<カ行>
平和な日常生活を送っていた景和、祢音、道長らの前に変異種のジャマトが出現。
愛する人を失った悲しみから暴走を始めてしまったジャマトを、彼らは何とか止めようとするのだが、そこに現れた英寿は、このジャマトがやがて人類を滅亡させることになる破壊神の誕生に繋がるとして、これを阻止すべく彼らに攻撃を加える。
何故そんな行動を取るのかと戸惑う彼らの前に、もう一人の英寿が姿を見せる。
『仮面ライダーギーツ』の後日談となるVシネクスト作品で、出演は簡秀吉、杢代和人、佐藤瑠雅、星乃夢奈、青島心、志田音々、萩谷慧悟、松永有紗、碓井将大、後藤大、並木彩華、北村諒、正垣湊都。
監督は坂本浩一。
SNSの反響を見る限り、『ギーツ』のファンの満足度は高そう。
予備知識の殆どない身としては、何が何だかサッパリ…という感じ。
素面のアクションもチラホラあるものの、全体的に坂本監督の作品らしさもあまり感じられないなーと思って見ていたのだけれども、ファンが納得しているのならばそれで良し。
特にここ最近の後日談を描いた「仮面ライダー」作品が、賛否両論というよりも「否」の声が目立っている中でここまで評価が高いのはむしろ異例なこと?
まだ公開されたばかりなので、今後劇場に足を運ぶ人が増えたり、またBlu-rayやDVDが発売された後で、評価が一変しないといいのだけれども。
門外漢の感想としては、最終回以降の、いわば”同窓会”企画としては”お祭り”度合いが低いかなあということと、甘々になってしまうかもしれないけど、もう少しハッピーエンド寄りにして欲しかったな、ということ。
そんなの感動が台無しだよ!とお𠮟りを受けちゃうかもしれないが。
]]>
『ゆるゆり』#2
http://odin2099.exblog.jp/30841426/
2024-03-05T19:53:00+09:00
2024-03-05T19:53:09+09:00
2024-03-05T19:53:09+09:00
odin2099
テレビ
第5話「あかりとかミンミンゼミとかなく頃に」、第6話「あーと☆あーたー☆あーちすと」、第7話「くり済ませり」、第8話「エイプリルフール」、第9話「今年の夏はこわくない」、第10話「修学旅行というが、私たちは一体何を学び修めたのだろう」、第11話「わたしたちのごらく部」、第12話「みんなでポカポカ合宿へ」の8話分。主人公はあかりのはずなのに、何故か影が薄い。
タイトルコールだけで出番が終ったり、居てもぞんざいな扱われよう。
ただそれがネタになっており、なんだかんだで結局は彼女が中心にいる…ように見えなくもない。
物語を実際に引っ張っているのは京子で、彼女に冷静にツッコミを入れる結衣とは名コンビ。
なので表面的には京子と結衣のW主人公とも言える。
京子に追い回されてるちなつ、京子をライバル視してる綾乃、それを暖かく(?)見守る千歳など、様々な人物同士の化学反応は、基本的に京子を起点として発生している。
櫻子と向日葵は京子ではなくあかりや綾乃関連で出てくる場合が多く、メインのストーリーにはあまり絡まないが、こちらは短い出番でもあかりよりキャラが立ってる分、存在感がある。
スピンオフの主人公になっているのも何となくわかる話。
千歳の双子の妹池田千鶴、寡黙な生徒会長・松本りせ、何故かりせと意思の疎通を図れる教師の西垣奈々ら新登場キャラも登場し、益々大所帯になったところで第1期の『ゆるゆり』はひとまず終了。
]]>
『ドラえもん/のび太の地球交響曲』(2024)
http://odin2099.exblog.jp/30839801/
2024-03-04T19:32:00+09:00
2024-03-04T19:32:09+09:00
2024-03-04T19:32:09+09:00
odin2099
映画感想<タ行>
学校の音楽会に向けてリコーダーの練習をしてるのび太。
ところが一向に上達せず、ジャイアンやスネ夫に馬鹿にされっぱなし。
その前に現れた不思議な少女ミッカは、何故かのび太の出す音を気に入り、彼らを「ファーレの殿堂」に招き入れる。
そこは、音楽がエネルギーになる星ムシーカの人たちが作った、人工の天体だった。
のび太たちを伝説の音楽の達人「ヴィルトゥオーゾ」と見込んで、今は眠りに就いてしまった殿堂を是非蘇らせて欲しいと頼むのだった。
ドラえもんの秘密道具の助けも借りつつ、のび太たちの演奏が少しずつ殿堂を覚醒させていく。
のび太たちは、遥かな昔にムシーカが、宇宙生命体ノイズによって滅ぼされてしまったことを知る。
だがその時、ノイズの恐怖が再び殿堂に、そして地球へと訪れようとしていた。
映画『ドラえもん』の43作目で<藤子・F・不二雄生誕90周年記念作品>!
タイトル通りに音楽が大きな比重を占めており、その視覚化や絵と音のタイミング合わせにかなり苦労した後が窺えるが、従来通りのパターンに則り愉しめる作品になっている。
台詞代わりの歌こそ殆どないものの、ある種のミュージカル映画といっても良いだろう。
ただ冒頭の宇宙からやってきたと思しき少女や、再三名前の出てくる世界的歌姫の意味、起死回生の為の重要なアイテムの存在など、伏線の貼り方はあまり上手くない。
終盤のクライマックスへ向けてのアイテムの探索はあっけなく解決するし、しかもそれが本物ではなく代用品でも結果オーライでは、何のためのアイテムなんだよ、という気分にもなってくる。
ストーリーそのものは面白くても、細部の穴の数々はちょっと気になる。
]]>
『ARGYLLE/アーガイル』(2024)
http://odin2099.exblog.jp/30837399/
2024-03-03T10:11:00+09:00
2024-03-03T10:11:28+09:00
2024-03-03T10:11:28+09:00
odin2099
映画感想<ア行>
人気スパイ小説「アーガイル」の作者であるエリーは、執筆に行き詰って旅行に出かけるが、そこに彼女を狙った暗殺者たちが現れる。
そんな彼女の窮地を救ったのは、自称スパイのエイダン。
彼の話によると、エリーが書いた小説が真に迫り過ぎているので、彼女を”予言者”と見做した諜報組織が消そうとしているというのだ。
俄かには信じられないエリーだったが、その行く先々では次々と刺客たちが襲ってくる。
エイダンと共にエリーは真相を突き止めようとするが…?!
エリー自身がアーガイルで、記憶を失くした彼女が書いていた小説は予言ではなく、本当は彼女の実体験が元だったり、両親だと思っていたのが記憶を失くした彼女を洗脳した組織のボスだったりと、二転三転どころか五展も六転もするスパイアクション物で、主演はブライス・ダラス・ハワード、相棒となるエイダンはサム・ロックウェル、劇中人物である凄腕のエージェント・アーガイルにはヘンリー・カヴィル、他にブライアン・クランストン、キャサリン・オハラ、ソフィア・プテラ、デュア・リパ、アリアナ・デボーズ、ジョン・シナ、サミュエル・L・ジャクソン、リチャード・E・グラントらが出演。
監督はマシュー・ヴォーン。
作家が現実のトラブルに巻き込まれるというのは『ロマンシング・ストーン/秘宝の谷』や『幸せの1ページ』、記憶喪失の女性が実は凄腕のエージェントというのは『ロング・キス・グッドナイト』、それに全体的なムードはロジャー・ムーア時代の「007」という具合に、終わってみれば既視感が強いが、見てる間はハラハラドキドキ、次はどうなるんだろう?と十分に楽しめた。
同じマシュー・ヴォーン監督の『キングスマン』ほどグロでないのも良い。
とにかくブライス・ダラス・ハワードの豹変ぶりがお見事。
彼女は美女というより親しみやすい顔立ちだと思うが、時には可愛らしい温厚な中年女性、あるいは近寄りがたい美しさを醸し出すクールで冷徹なエージェント、はたまた妖艶でグラマラス、かつエレガントな淑女といった具合に場面によって全く違う顔を見せる。
その体型からしてアクション向きのイメージはなく、ただドタバタ走ってるだけに見える場面も無きにしも非ずだが、総じて華麗で優美なアクションシークエンスに挑んでいて恐れ入る。
そしてラストでは、どうやら『キングスマン』シリーズと世界観を共有しているらしいことが明かされるし、また架空の人物のはずのアーガイルの本物?が現れたりで、まだまだこの先がどうなるか予断を許さない。
『キングスマン』の新作は動いているし、この『アーガイル』は三部作の一本目ということらしいので、お楽しみはまだまだ続きそう。
]]>
『ネクスト・ゴール!/世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』(2014)
http://odin2099.exblog.jp/30836382/
2024-03-02T17:50:00+09:00
2024-03-02T17:50:22+09:00
2024-03-02T17:50:22+09:00
odin2099
映画感想<ナ行>
あちらを見ると、問題児のローゲンが嫌々ながらアメリカ領サモアの代表監督を引き受けたところから始まるが、このドキュメンタリーを見るとローゲンの登場はちょっと後なので、おそらく製作スタッフも想定外の人物の登場だったんじゃないのかな、と思う。
またローゲンは自らの意志で代表監督を引き受けたようだし、島外からの助っ人選手の招聘にも尽力してるし、かなり前向きというか本気で取り組んでるみたい。
実際に監督がぶち切れて「辞めてやる!」、という局面があったかどうかはわからないけれど、スタッフと衝突してあわや修羅場?というほど荒れた現場ではなさそう。
もちろんカメラが映せないような場面もあったのかもしれないけど、『ネクスト・ゴール・ウィンズ』が結構”盛っている”のは間違いなさそう。
”盛っている”といえば歴史的快挙となった対トンガ戦の試合展開も、実際のゲームとは相当違いそう。
PK戦で見事雪辱を果たすキーパーのニッキー、ゴール前で奇跡的なクリアを見せるトランスジェンダー選手のジャイナも、そこまで劇的な活躍ではなかったみたいだけど、映画としてはそっちの方が面白いからなあ。
というか、このドキュメンタリーは総じて淡々としている。
選手たちも熱くリベンジに燃えてるワケでもなく、かといってやる気もなく諦めムードというワケでもない。
監督も熱血指導しているが、頭ごなしに怒鳴り散らすでもない。
ただただ楽しそうにサッカーに興じている姿が映し出されるだけだ。
後半の見せ場となるプレーシーンにしたって素人臭いカメラワークで、今ボールがどこにあるのかしっかりと捉え切れていない。
なので見ていてもワクワク感がないのはかなり惜しい。
その分”生”の人間が捉えられているという見方も出来るだろうけど、もっと面白く、もっと感動的に描けたんじゃないのかなとも感じてしまう。
ということはこの題材を、「実話ベースのフィクション」と割り切って映画化したタイカ・ワイティティ監督の戦略の方が、”娯楽”としての映画としては正しかったってことになるのかな。
]]>
『キングコング/髑髏島の巨神』
http://odin2099.exblog.jp/30835059/
2024-03-01T19:42:00+09:00
2024-03-01T19:42:57+09:00
2024-03-01T19:42:57+09:00
odin2099
映画感想<カ行>
実際の興行成績で見れば<DCユニバース>の方が儲かってるかもしれないけれど、あちらは作品に対する賛否の内の否の割合が高そうだからなあ。
というワケで<モンスターバース>の第2弾。
レジェンダリー・ピクチャーズが「ゴジラ」を作った時は、当然その続編は作るだろうなと思ったものの、まさかキングコングを作って対決させるとは考えもしなかったのだけれども、2作目にして着々と布石を打ってきたのには恐れ入った。
しかも展開がスピーディー。
開始30分、島に着いてすぐにコングは絶対的な破壊神として登場。
主人公サイドの目的は端からコングだったし、物語はコングVS人間、コングVS島に生息する他のモンスターたちで、これまでの「キングコング」映画には欠かせなかった主人公たちの恋愛要素だとか、”美女と野獣”ならぬ”美女とコング”の悲劇なんぞは全く出てこない。
実は「キングコング」映画は”怪獣映画”気分はなかなか味合わせてくれなかったのだけれども、この作品は堂々たる”怪獣映画”なのも良い。
最後はユニバース物のお約束として”次”への伏線も張っており、ゴジラだけじゃなくラドンやモスラ、キングギドラもこの世界の住人であることを仄めかして終わり、これは次回作できちんと回収されるのだが、一つだけ未回収の要素がある。
それはモナークへ招聘されたっぽいコンラッドとウィーバーの存在だ。
その後の二人はどうなったのだろう?
モナークとは縁を切ったのか、それとも組織に属していて密かにゴジラや他の怪獣の対応に追われていたりするのだろうか。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/25645614/
https://odin2099.exblog.jp/27969175/
https://odin2099.exblog.jp/29406165/
]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/