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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2005年 06月 12日 ( 2 )

クライブ・カッスラーの<ダーク・ピット>シリーズ11作目『死のサハラを脱出せよ』の映画化。
既に第4作『タイタニックを引き揚げろ』が『レイズ・ザ・タイタニック』として映画化されているが、原作者激怒でシリーズ化は凍結。今回はマシュー・マコノヒーが主演に名乗りを挙げ、エグゼクティブ・プロデューサーとして、原作者を自ら口説き落として映画化を実現させた。

e0033570_0222591.jpg物語は南北戦争末期から始まり、その際に姿を消した甲鉄艦を探す話と、ナイジェリアで発生した謎の疫病の調査をしようとするWHOの医者の話が併行して描かれる。この二つにどういう接点が?と思っていると、ご都合主義、もとい見事な繋がりを見せるので思わず頷く。

NUMA(国立海中海洋機関)のエージェント、ダーク・ピットはスーパーヒーローではあるが、それは相棒のアル・ジョルディーノの存在あればこそ。最初のうちは話の流れが見えてこないので少々弛れるし、マコノヒーのピットがただのチンピラに見えたりもするが、中盤以降はピットとアルの掛合いもポンポン決まり、これにペネロペ・クルス演じるヒロインが絡んで絶妙なアンサンブルを見せ、緊迫したシーンと息抜きのお笑いシーンのバランスも取れてくる。前半からこのペースだったら、もっと楽しめたんだけどなぁ、とちょっと残念。

e0033570_0224585.jpgなお、マコノヒー、アル役のステイーヴ・ザーン(このキャラで作品が持ってるようなもん)、サンデッカー提督のウィリアム・H・メイシーは3本の契約を結んでいるそうでシリーズ化の可能性が残されているし、実現すれば<007=ジェームズ・ボンド>に取って代わる新たな冒険アクション・シリーズ誕生と成り得るのだが、やはり今回も原作者のお気には召さず、また興行成績も芳しくないようなので実現は微妙。個人的には原作シリーズにも手を出そうかと考えるくらい気になる内容だったし、映画版もあと1~2本は見てみたいと思うのだけれども。

しかし今回の悪役であるフランス人実業家の名前、何となく笑ってしまったのは自分だけ?ちなみに「イヴ・マサード」というんだけど、似たような名前の人がどっかにいたような?
by odin2099 | 2005-06-12 21:27 |  映画感想<サ行> | Trackback(8) | Comments(4)
もうじきシリーズ最新作が公開されるのにタイミングを合わせて、第一作目をTVで流していたので久々に見ました。マイケル・キートンの山寺宏一、内海賢二のジャック・ニコルソン、小山茉美のキム・ベイシンガーを始め、大塚周夫、田中信夫、江原正士、内田稔、大木民夫、藤本譲、飯塚昭三らベテランを揃えた<吹替版>は、実に安定していて楽しめますね。これがビデオ&DVD版だと渡辺裕之、デーモン小暮、宮崎ますみという妙ちきりんなトリオを起用しているので、どうにもこうにも居心地悪いんですが。どうせならDVD発売の際には、音源を差替えて欲しかったくらいです。
ただこのTV放送、W杯出場を決めたサッカーの予選中継と見事に被ってしまいましたので、宣伝効果は疑問です。途中で「出場決定」のニュース速報流れてるし(苦笑)。

e0033570_1581650.jpgそれにしても、もう公開から15年。自分の映画に対する見方も随分と変り、今ではジャック・ニコルソンの怪演を楽しむ余地が出てきました。
当時のメモを見ると、自分が望むヒーロー像とは異なるものの、バットマンそのものは肯定的に捉えているんですが、ジャック・ニコルソン演じるジョーカーには徹底的に嫌悪感を抱いた、とあります。登場人物が肉体的欠損を負うというシチュエーションが絶対的に駄目な自分にとって、ジョーカー誕生の件は正にそれ。ジョーカーにコミカルさを感じるどころか、本能的な恐怖感・嫌悪感からその存在を全否定しようと努めてしまい、極端な話、画面が正視出来ないくらいでした。それこそ彼が陽気に踊るシーンなど見せられた日には、映画館から逃げ出したくなるほどに。
今でもその傾向は強く、主人公が片腕を失う『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』や『スター・ウォーズ/エピソード2~クローンの攻撃~』、両腕を吹き飛ばされる『ロボコップ』あたりでさえ顔を顰めてしまいます。最初からそういった要素が予想出来るホラー映画、スプラッター映画などとは違い、曲りなりにもファミリー映画として公開している作品で描写されるということについては、決して慣れることは出来ないでしょう。
それでもこの作品に関しては普通に見られるようになったということは、感受性が鈍くなったということなのかもしれませんが、おそらくTV放送用にカットされていたという要素も大きかったのだと思います。また初見ではないので、ある程度免疫が出来たということなのかも。

そういえば、あちらでは当時、バットマン=ブルース・ウェインを演じるのがコメディアン(?)ということで不評だったらしいですが、日本じゃマイケル・キートンはさほど知名度もなかったからか、特に違和感なかったですね。あとで他の作品を見て、「そうか、こんな役も演じられるんだ」と逆に感心した覚えはありますけど。
by odin2099 | 2005-06-12 21:25 |  映画感想<ハ行> | Trackback(9) | Comments(2)
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