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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2005年 11月 21日 ( 2 )

e0033570_1364877.jpg試写会へお誘いいただきました(またもや他力本願)。
<戦後60周年記念作品>と銘打たれておりますが、華やかさ豪華さとは無縁の力作です。

登場人物が多く、それを演じるのも若手で馴染みのない役者ばかり。その彼らが一様に坊主頭に水兵服なので、誰が誰やらわかり難く、個々のエピソードが羅列される中盤はやや中弛みがありますが、後半に入って戦艦大和の沖縄特攻が始まると、目を逸らすことが許されないくらい陰惨な光景が繰り広げられ、生半可な気持ちで見てはいられなくなります。
場内でもあちらこちらからすすり泣きが漏れていました。

正直、こんな重たい内容では”お正月映画”として相応しいとはとても思えないのですが、戦艦大和の広さ、大きさを体感する為だけでも劇場に足を運んで損はないかと思われます。e0033570_1361885.jpg
ところで耳に馴染みやすく格好良い音楽を担当したのは、てっきり服部隆之だろうと思っていたのですが、エンドクレジットで映し出された名前はなんと久石譲。これはちょっと意外でした。


 * * * * *

「しねま宝島」より転載
復帰した角川春樹が、映画化に執念を燃やしたという<戦後60周年記念作品>。
言うなれば、往年の<角川映画>の復活でもある。
実姉である辺見じゅんの原作を、原寸大の戦艦大和のセットを作るなどして超大作として映画化。戦争全体ではなく、その一局面を真摯に捉えた力作でもある。
どこまで事実に基づいた物語になっているのかはわからないが、生半可な気持ちで見ることが許されないくらい陰惨な光景が繰り広げられ、目を逸らしたくなるものの、それが許されないくらいの圧倒的な重みを持っている。
難を言えば、馴染みのない若手役者が中心のキャスティングで、しかも揃って坊主頭に水兵服という出で立ちなので、個々のキャラクターが判別しにくいこと。
それにW主演を謳われた反町隆史と中村獅堂演じるキャラクターと、実質的な主役である松山ケンイチらが演じる少年兵キャラクター、そして渡哲也、奥田瑛二、林隆三といったベテラン勢が演じている軍や艦の上層部という具合にドラマの主点、力点が分散してしまって、それぞれがあまり絡まないことだろうか。
e0033570_1371753.jpgそうはいっても、波を蹴立てて進む戦艦大和はそれだけで主役スターの貫禄たっぷり。充分に絵になる存在感である。この大和の大きさを体感する為だけでも、映画館に足を運ぶ価値はあるように思う。
惜しむらくはお正月映画としての華に欠ける点で、これは本来<終戦記念日>のある8月に公開すべき作品だったと思うが、逆に年末年始に気を引き締めて見るのも悪くないかもしれない。

by odin2099 | 2005-11-21 22:41 |  映画感想<ア行> | Trackback(84) | Comments(26)
レイ・ハリーハウゼンのダイナメーションで御馴染み、『シンドバッド』シリーズの新作が製作される。
タイトルは『シンドバッド8回目の航海』。
ハリーハウゼンは流石に参加しないものの、キアヌ・リーブス主演で、監督はロブ・コーエン!

・・・というニュースは以前紹介したことがあったっけ?

これが結局中止に追い込まれてしまったとのニュースが先日。

その理由はコーエン監督の最新作『ステルス』が、制作費約162億円に対して、回収できたのは約38億6千万円(アメリカ国内のみ)だったからだという。
『トリプルX』や『ワイルドスピード』のスマッシュ・ヒットを飛ばしたコーエン監督の神通力もこれまでか。
でもそれなら監督を交代させるとか、そういう選択肢もありそうなものだけれど・・・?
by odin2099 | 2005-11-21 06:23 | 映画雑記 | Trackback(1) | Comments(4)
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