【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2005年 12月 19日 ( 1 )

『エピソード3/シスの復讐』直後を舞台にした物語が、上下巻の小説として発売になった。
著者はジェームズ・ルシーノ。
とりあえず上巻だけ読み終わったが、小説だからこそ描けるアナキン=ヴェイダーの内面描写が興味深い一篇に仕上がっている。

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物語は『エピソード3』終盤の、オーダー66が発動される直前から始まる。
全てのクローン・トルーパーがこの命令に従ったわけではなく、一部では命令を拒否した者もいたことが明かされる。これはジェダイと長い間共に戦ううちに芽生えた、”戦友”という感覚によるものだと説明されるのだが、それによって虐殺を逃れたジェダイたちがおり、ここにダース・ヴェイダーの出番となる。

しかし、重たくて歩きにくい足、大きすぎてライトセーバーを握りにくい手、頭を90度に曲げないと足元さえ見えないマスク、ひどいかゆみを起す合成皮膚、それに呼吸器の音がうるさくてろくに眠れない等々、新しいボディーの出来の悪さに苛立ちを隠せず、ボヤキまくりのヴェーダー卿が可笑しい。既にヴェイダーは強大な悪の権化ではなく、悲劇的な憐れな人物だと認識されているということだろうか。
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by odin2099 | 2005-12-19 21:24 | | Trackback(1) | Comments(0)

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