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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2006年 06月 08日 ( 1 )

パート1はTVシリーズをダイジェストにした劇場版が大ヒットした訳ですが、パート2は最初から劇場用作品として『さらば宇宙戦艦ヤマト』が作られ、その後にTVシリーズに引き移して『宇宙戦艦ヤマト2』が放映されました。
ただその際に結末が改変され、当初は打ち止めの予定だったシリーズの続行が決定、パート3への橋渡しとしてTVスペシャル『新たなる旅立ち』が作られることになり、その後に劇場用の『ヤマトよ永遠に』が作られています。

それらの作品を受けたこの『ヤマトIII』はタイトルこそ『3』ですが、人によって数え方に違いがあるでしょうが、概ね4番目か5番目に位置するエピソードということになります。
これまでのシリーズの流れとは一線を画し、ガルマン帝国とボラー連邦、銀河を支配する2大勢力の抗争に巻き込まれたヤマトが、異常膨張を始めた太陽の影響で地球の寿命があと1年と差し迫る中、人類が移住可能な惑星を求め、探査航行に出発するという物語です。

『ヤマト2』は後にTVスペシャルとして総集編が作られましたが、この『ヤマト3』も総集編が作られています。放映は劇場版の『完結編』公開後でしたので、現在までのところ「ヤマト」オリジナル・シリーズ(『YAMATO2520』や『大ヤマト零号』は除いて)では最後の作品でもあります。

長い枕はこれくらいにしておきますが、本来ならこのシリーズについては色々語りたいことがあります。
なんで古代艦長は砲術科志望の新乗組員の土門を、本人の希望を無視して炊事科勤務にしたのかとか、シャルバート星の理念はわかるものの、そのガンジーばりの無抵抗主義はピンとこず、「ヤマト」というシリーズ全体でもその主張は浮いているとかまだまだあるのですが、今回は総集編について、ということでそれは別の機会に譲りたいと思います。

e0033570_22542768.jpgさて、『ヤマト2』の総集編は、設定をかなり変更した上で台詞やナレーションを録り足し、BGMを全面的に入れ替えることによって、単なるダイジェストではない新規作品としての意欲が感じられる出来栄えになっていましたが、この『3』の総集編は基本的には本編のフィルムをそのまま繋いだという構成です。
その結果、脇筋やゲスト・キャラクターは極力オミットされ、とりあえずお話は追えるものの、面白みはあまり感じられない内容になってしまっているのが残念です。特に初見の人にはさっぱり付いていけないのでは、と危惧しているのですが如何でしょうか。
また、ヤマトといえば波動砲!と答える人もいるくらい知名度の高い決め技を、この総集編ではただの一発も撃ちません。そういう面では非常に稀有な作品なのだということが言えるかも知れません。
ただこの作品だけを観て、『ヤマト3』には乗れないなと感じた人も、一度はTVシリーズ全話を観て欲しいと思います。一般に「ヤマト」シリーズ全体の中で一番人気のない作品のようですが、それは実際に観ている人が少ないのも理由なのではないか、と思っていますので。

ちなみに本サイト内のコンテンツ「お茶の間」には、相方さんのレビューが載っていますので、そちらもどうぞ。
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by odin2099 | 2006-06-08 06:25 | テレビ | Trackback | Comments(4)

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