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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2006年 08月 29日 ( 2 )

『ウルトラマン』から『ウルトラマン80』までのシリーズの映像を再利用した劇場用映画ですが、ウルトラマンタロウにスポットを当てて、彼の少年時代から”超ウルトラ戦士”、”スーパー・ウルトラマン(なんじゃそりゃ?)”に成長するまでを描くお話になっています。かなりの量の新撮シーンを加えてあるので、従来の劇場用作品に比べると格段の見応えがあります

e0033570_2355856.jpg少年時代のタロウがウルトラ戦士を夢見ている頃、地球ではゾフィーやウルトラマン、セブンが活躍し、長じてからはジャックやエースの活躍を見ながら訓練に明け暮れますが、ウルトラの父からはなかなか一人前と認めてもらえず不満が募っていきます。そんな最中、マン対メフィラス星人、セブン対エレキングの戦いをマスターした上で、ようやくタロウは念願の地球へ。そこにはメフィラス星人が改造エレキングを引き連れて現れ、という具合にTVシリーズのフッテージを上手く物語にはめ込む手腕はお見事。残念なのはシリーズの中で映像の表現手段、キャラクター造型等々がまちまちなのに加えて、新撮シーンのクオリティが高いので一体感がまるでないことですが、それは言っても詮無いことでしょう。

これでやっと一人前になった、と喜んだのもつかの間、タロウは父によって更なる訓練を課されますが(その中ではレオや80の戦いから学ぶといったシーンもあり、時系列的にはやや混乱をきたしていますが)、それは邪悪な宇宙の悪魔ジュダ復活を恐れてのこと。遂には父、母、それに他の兄弟の助けを借りてタロウは見事にジュダを打ち破る、というお話です。

人間は一切出てこない、本当の意味でのコスチューム・プレイとなっている本作は、ベテラン声優陣の熱演が味わえる作品でもあります。石丸博也がウルトラマンタロウを(新作『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』でもタロウの声を担当しているそうで)、その少年時代を野沢雅子が、ウルトラの父を石田太郎が、母を池田昌子が演じ、おまけにナレーションを金内吉男が担当しているという豪華版、ウルトラマンの矮小化だという批判の声もありましたが、家族で楽しめる作品になっていると思います。当時劇場に足を運んで以来、もう何回観たことか。
ちなみにタイトルにある『物語』は「ものがたり」ではなく、「ストーリー」と読むのが正解です。
by odin2099 | 2006-08-29 23:12 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(2)
e0033570_6102699.jpgハーバード、オックスフォード、プリンストンに学び、現在はカンザス大学歴史学部で現代日本史を専攻している準教授という肩書きを持つ著者が、ゴジラを始めとした日本の怪獣映画が、アメリカでどのように受け容れられ、受け止められているかを語った一冊。

この手の本にありがちな勘違いもなく、変にアカデミックになることもなく、逆に過度にマニアックになりすぎもしないという、適度なブレンドの逸品で、ちょっとインテリぶってみるも良し、アメリカで日本文化がどう見られているかを考察するも良し、ということで手にとってみては如何だろうか。
by odin2099 | 2006-08-29 06:10 | | Trackback(1) | Comments(0)
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