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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2006年 09月 06日 ( 1 )

e0033570_67846.jpgバッグス・バニーの引き立て役であることに不満を漏らしたダフィ・ダッグは、ワーナーの女性幹部ケイトからクビを言い渡されてしまい、抵抗するダフィを取り押さえようとしてドジを踏んだガードマンのDJもまた、解雇されてしまう。
失意のまま帰宅したDJを待っていたのは、父親からのメッセージだった。DJの父は著名なスパイ映画のスターなのだが、実は本物のスパイであり、地球征服のために<ブルーモンキー>というダイヤを狙うアクメ社に囚われの身となっているのだった。
父を救出するためにラスベガスへ向うDJと彼に付きまとうダフィ。一方相棒がいなくて調子の出ないバッグスと、その責任を取らされたケイトは、ダフィを連れ戻そうとするのだが・・・。

バッグス・バニーにダフィ・ダッグ、ワイリー・コヨーテ、ヨセミテ・サム、タズマニアン・デビル、トゥイーティー、エルマー・ファッド、マービン・ザ・マーシャンらワーナーの”ルーニー・テューンズ”のキャラクター総登場で贈る、パロディ満載のコメディ・アクション作品。

主演はブレンダン・フレイザーで、アニメーションとの合成ということから色々とやりにくかっただろうと思われるものの、作品世界にはピッタリとハマっているのはお見事。
スティーブ・マーティンやジョーン・キューザック、ヘザー・ロックリアらが脇を固めているが、傑作なのは伝説のスパイである父親役が、4代目007ことティモシー・ダルトンなことだろう。
もっとも作品の軽いノリにイマイチ付いていけてないような気もするのがちょっと残念。多分ロジャー・ムーアやショーン・コネリーなら茶目っ気タップリに演じてくれただろうけれども(ただ作品的には『007』だけではなく、『スパイ大作戦』のパロディもあったりするが)。

他には実写版『スクービー・ドゥー』でシャギーを演じたマシュー・リラードが、”本物の”シャギーから演技についてクレームをつけられるといった楽屋落ち的な場面も。
そういえばスタントマン志望という設定のDJにも、『ハムナプトラ』では主役のスタントを務めたというセリフがあり、ラストにはブレンダン自身が本人役として二役を演じるというややこしいシーンもあったっけ。

また監督のジョー・ダンテの趣味が剥き出しになっているのが秘密基地のシーンで、『禁断の惑星』のロビーや『宇宙水爆戦』のメタルーナ・ミュータント、さらにはトリフィドやロボット・モンスター、『盗まれた街』の巨大サヤエンドウ(!)がウロウロしているのには、50年代、60年代のSF映画ファンなら思わずニヤリものだろう。
それにつられたのか音楽のジェリー・ゴールドスミスも、自身とダンテ監督とのコンビ作『グレムリン』のテーマを聞かせるなど遊び心を見せてくれるが、確かこの作品が遺作になってしまったんじゃなかったか。まことに惜しまれることである。
by odin2099 | 2006-09-06 06:07 |  映画感想<ラ行> | Trackback(4) | Comments(0)
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