【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2007年 05月 21日 ( 1 )

昨日は行徳文化ホールという所まで出掛けてきました。久々の”CHISA&MINO”ということで楽しみにしていたのですが、会場までは自宅から電車に乗ってる時間だけで約1時間、決して近くはありません。最近コンサートでは遠征が続いてますが、なかなか近場ではやってくれないし、やってくれたとしても平日なので無理。上手くいかないものですね。

e0033570_16171718.jpgプログラムは例によってバッハの「G線上のアリア」で幕を開けます。二人がコンビを組むことになって初めて練習で演奏した曲ということですが、その時まで美濃さんがこの曲を知らなかった!?というちさ子さんの暴露話も飛び出します。

続いてエルガーの「愛のあいさつ」とクロールの「バンジョーとヴァイオリン」の2曲。「バンジョーとバイオリン」というのは初めて聴く曲だったんですが、これはなかなか楽しいですね。まだまだ世の中には自分の知らない面白い曲が沢山あるなー、って当たり前ですか。

次は美濃さんのソロで、カッチーニの「アヴェ・マリア。曲紹介の際に美濃さんが作曲家名をど忘れするというハプニングもありましたが、やはり名曲です。原曲も素晴らしいですが、この美濃さんアレンジもオリジナリティがありながらも原曲の良さを損なっていないという面で出色でしょう。
プログラムではこの後に美濃さん編曲の「ヒット曲ファンタジー」というのが記載されているのですが、今回は割愛。第二部での<リクエスト・コーナー>に一本化されてしまいました。ちょっと残念。

そして第一部のハイライト、<高嶋ちさ子のヴァイオリン講座>へ。
今回は”12人のヴァイオリニスト原田梢が助手としてゲスト参加。内容はヴァイオリンの分数楽器の話や、ピチカート、スタッカート等々の奏法の解説、更に安物ヴァイオリンとストラディバリウスとの音色比べ、と先日の”12人のヴァイオリニスト”コンサートと被る内容でしたが、そこに美濃さんの絶妙のボケが入ることで更に楽しいものとなりました。相変わらず「ストラ・・・ザウルス」とか言ってましたし。

その後は原田&加羽沢コンビでショパンの「ノクターン 遺作」、締めは3人でサラサーテの「ナバラ」。これも初めて聴くのかなと思いますが、なかなか激しい曲でした。

第二部は美濃さんのソロでスタート。「鬼のいぬ間に」だそうで、ディズニーの『ピノキオ』主題歌の「星に願いを」、それに美濃さんオリジナル曲「やさしい風」。本来はオーケストラの曲ですが「予算の都合で」今回はピアノソロとのこと。

ここでちさ子さんが登場して、やはり美濃さんオリジナルの「思い出の風景」を。美濃さんが色々とちさ子さんをネタにしている最中に本人が登場してきたものだから、最初の音合わせがぎこちなく(?)会場からも笑いが漏れていました。

次が第二部の目玉、<加羽沢美濃のリクエスト・コーナー>。客席からリクエストを募り(ジャンル問わず、但し美濃さんが知ってる曲限定!という条件付)、その中からピックアップして美濃さんが即興でメドレーにしてしまうという、門外漢からすると想像すら出来ないような別世界が繰り広げられるわけですが、今回はとりわけ素晴らしいものでした。リストの「ラ・カンパネルラ」、モーツァルトの「トルコ行進曲」、ショパンの「ノクターン(『愛情物語』のテーマ)」、「こんにちわ赤ちゃん」、ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」等々を織り交ぜ、見事に一曲に仕上げてしまっていました。ただちさ子さんに即興演奏のコツを聞かれ、「頭を真っ白にすることです。トークと同じで何も考えないで」と答え、「何も考えずにお喋りしてるのはあなただけですよ!」と逆に突っ込まれる一幕も(更に「本当ですか!?」「本当ですよ。昨日から何喋ろうか考えてます」というやりとりも)。

二部の最後は再び3人でマスネの「タイスの瞑想曲」とモンティの「チャルダーシュ」で終了です。

e0033570_21413728.jpgアンコールは先ず美濃さんの即興演奏から。曲名は「行徳よありがとう」だそうですが、アンコールが即興演奏というのも凄い話。美濃さんならではでしょうね。
これにちさ子さんが「私もピアノが弾けそうな気がする」と対抗心を燃やし(?)、「また呼んでね行徳」と題して弾き始めたのは・・・「猫ふんじゃった」。途中から美濃さんも参加して二人仲良く楽しそうに演奏してましたが、こんな曲でも美濃さんのアレンジが加わると全く違ったものになるから不思議です。
最後は「猫ふんじゃったでコンサートを締めくくるわけにはいかないので」と、ちさ子さんオリジナル曲の「エズ」を三人で演奏してお開き。

それにしても演奏中以外は終始笑いっぱなしのコンサートでした。来年でコンビ結成10周年だそうですが、ボケとツッコミぶりは健在。記念の年に向けて、何か大きなことをやって欲しいなぁとも思いますが、まずやって欲しいのはコンサートのライヴDVDの発売。勿論トーク部分もノーカットで。その場限りで終らせるにはあまりにも勿体無いですからね。

そういえば今回はステージの上の席から見ていたんですが、美濃さんは自分がソロの時は楽譜なしで演奏してるんですね。即興演奏の得意な彼女らしいですけれど。
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by odin2099 | 2007-05-21 16:23 | 音楽 | Trackback | Comments(2)

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