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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2008年 10月 23日 ( 1 )

ファンドで資金を集め、『北斗の拳』を全5部作でリメイクしようというプロジェクトもとうとうゴールに達しました。
映画『ラオウ伝/殉愛の章』、OVA『ユリア伝』、映画『ラオウ伝/激闘の章』、OVA『トキ伝』に続くのは待望の『ケンシロウ伝』。
これまでの4本は原作を一端ばらし、新しいキャラクターやエピソードを追加しながら再構成した作品でしたが、この作品は完全なオリジナル・ストーリーになっていて、シンに胸に七つの傷を負わされユリアを奪われた後、リンやバットに出逢うまでの語られざるケンシロウのエピソードを描いています。

e0033570_6222427.jpgシンと共に南斗孤鷲拳の伝承者争いをしたジュガイや、そのジュガイやシンの師フウゲンらが新たに登場し、既に完結したはずの物語に新たな一章が付け加えられました。
後付け設定が増えてくると古いファンほど興醒めするものですが、元々『北斗の拳』は原作連載中から「驚きの新設定」やら「これまでとの矛盾点」が頻発していましたから(苦笑)、今さらとやかく言うものではないでしょう。また、既に完結している物語なだけに、上手く考えてはめ込まれているなぁとは感じました。

これで5作品とも完投したケンシロウ役の阿部寛も上手くなってきましたし、今回はやっとラオウがいなくなりました(爆)。ユリアはまだちょっと気になるものの台詞自体は少ないし、後はベテラン揃い。安心して観ていられる作品になっています。
物語自体も映画用オリジナルですので、先がどうなるかわからない楽しみがあり、3本ある劇場用作品としては一番観やすい作りになっていると言っても良いでしょう。

しかし興行的にはどうなのでしょう。
前作、前々作に比べて一気に公開規模が縮小され、公開の告知もかなり直前になってから。宣伝展開もあまり目立っていません。おそらくこれまでの作品成績から判断されたのでしょうが、ちょっと寂しいですね。後でDVDが売れれば何とかなるというのでしょうか。
『北斗の拳』そのものはパチンコとしては売れているようですし、外伝的なTVアニメ『北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王』も(細々とですが)始まっていますが、はたしてファンドの収支決算は如何に?

またマミヤやユダ、アミバ、ジュウザら未登場に終ってしまったキャラクターも多いですし、原作の第二部以降は結局描かれず仕舞い。
お話としてはまとまってはいるのですが、勿体無いといえば勿体無いですね。
by odin2099 | 2008-10-23 06:35 |  映画感想<サ行> | Trackback(5) | Comments(2)
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