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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2009年 01月 18日 ( 1 )

e0033570_9242390.jpg安倍晴明と源博雅のコンビネーションがなんとも心地好い「陰陽師」シリーズの第三短編集。

今回は「瓜仙人」、長編『生成り姫』としてリライトされた「鉄輪」、「這う鬼」、蘆屋道満初登場の「迷神」、歌合せで平兼盛の歌に敗れ失意のうちに亡くなった壬生忠見の霊が出る「ものや思ふと・・・・・・」、八百比丘尼が意外な形で再登場してくる「打臥の巫女」、それに「血吸い女房」の七編を収録。

百人一首で御馴染み、壬生忠見の
 恋すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか
と、平兼盛が詠んだ
 忍ぶれど色にいでにけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで
の二首に、こんな因縁があったのは結構有名な話だそうだが、自分はこの話を読んだ時に初めて知った。実際は悶死したとの逸話の信憑性には疑問符が付くらしいが。

巻を重ねるごとにお気に入りになっていくこの「陰陽師」シリーズ、新刊が出るまではまたこうして旧作をじっくりと読み直していこう。
by odin2099 | 2009-01-18 09:25 | | Trackback(1) | Comments(2)
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