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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2009年 01月 19日 ( 1 )

この映画が公開された昭和46年という年は、『宇宙猿人ゴリ(後に『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』→『スペクトルマン』と改題)』、『帰ってきたウルトラマン』、『仮面ライダー』が相次いで放送を開始し、第二次怪獣ブーム、変身ブームの沸き起こった年。ところが皮肉なことに怪獣不遇時代を乗り切ったガメラだったが、製作会社の大映が倒産してしまったため、この作品を最後に眠りに就くことになってしまった。

e0033570_21185262.jpgというわけで第一期の「ガメラ」シリーズの最終作となってしまった7作目は、鴨川シーワールドを舞台に宇宙から来た深海怪獣とガメラが戦うというお話。「宇宙」から来てるのに「深海」怪獣とはこれ如何に?なんだけど、そういう設定なんだから仕方ない。
サメかなんかをモティーフにしてるのかなと思ったら、実はシーラカンスがモデルだった(?!)というデザインは結構気に入ってる。一般にはあんまり人気がないみたいだけど、ギロンやジャイガーよりは好きだなあ。

で、このジグラくん、アバン部分で月基地を急襲するなどなかなかの実力者。そう、この作品世界では昭和46年に日本人は月面基地を建設してるのだ。そしてナレーションで高らかに、宇宙に進出した人類に対する警鐘を鳴らしたりしてるのだけれども、その後の舞台はひたすら海!
しかも人類が海を汚しちゃったので、深海怪獣であるところのジグラくんがお怒りになる、というのが大筋なのだ。
公害が社会問題になってた時だし、それはそれで結構な、いや大切なお話だとは思いますが、宇宙進出の危険性とやらはどこへ行っちゃったんでしょう・・・? ま、宇宙人には気をつけよう、ってことですかね。

ジグラくんは円盤に乗って地球にいらっしゃったのだけれども、その乗組員は日本語が流暢なお姉さんが一人。
実は月面基地の人を洗脳して手下にしてるというのが後でわかるのだけれども、地上に出て活動する際、宇宙人服(?)のまんまじゃマズイ、ということで接触したのが何故か海女さん。その海女さんから奪ったビキニ(!)を身に着けて行動を開始するのだけれども、いくら鴨川が海辺の町だからといって、避難する人々の中じゃあまりに無防備だ!・・・ぢゃなかった目立ちすぎる。流石に防衛軍の兵隊さんがウロウロし、ジロジロ見られ出したので今度はシーワールドの職員のお姉さんの服を奪って(なんか凄い展開だね)今度はタイトなミニスカート姿で走り回ったりするのだけれども、この映画って対象年齢は一体幾つなんだ?

相変わらず日米のイタズラ好きの少年コンビ(あ、今回は男の子と女の子だ)が、余計なことをして話をややこしくするのがお約束。
でも昔っからこういうガキが嫌いだったのよねー、『ウルトラマン』のホシノ君とか。
作り手は観客や視聴者である子どもの代表選手だと思って設定してるんだろうけれど、邪魔っけだったりイライラさせられたり、たまに活躍すればしたで嫉妬心をかき立てられたり、という子ども達は少なくなかったと思っておるのですが如何でしょうか、同士諸君。
「ガメラ」シリーズが本気で好きになれないのは、このあたりにも原因があるんだけどな。

予算の都合だろうけれどガメラとジグラはそれほど対戦しないし、シーワールドも破壊されないし、殆どが宇宙人お姉さんの独り舞台みたいな作品だけれども、繰り返しTV放映で観たりしていたので、シリーズの中では割と好きなほう。またこの作品よりもちょっと後だけれども、実際にシーワールドへ行ったことがあるので何となく親近感も。
多分人気投票をするとシリーズの中では下位の方に行ってしまいそうな作品だけれども、個人的評価は「○」なんですね、これが。
by odin2099 | 2009-01-19 21:20 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(8)
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