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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2009年 07月 26日 ( 1 )

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この作品、大抵のファンからもソッポを向かれボロクソ言われとります。
『ゴジラ対メガロ』とか『ゴジラ・ミニラ・ガバラ/オール怪獣大行進』といった作品群を押え、堂々とシリーズ・ワースト1に推す人も少なくない。
でも、「そいつがどうした!」

シリーズの集大成を目論んだ設定の破綻・・・。
権藤一佐に妹? 
スペースゴジラ誕生の遠因はビオランテとモスラ? 
対ゴジラ兵器のモゲラはちっともスーパーXやメカゴジラを踏襲してないし、ストーリーもご都合主義だ。
リトルゴジラ(劇中ではチビゴジとかベビーとしか呼ばれていない)のあざとさは女性層を掴むためのもので、一歩間違えれば第二のミニラになる危険性ギリギリ。
そして音楽が伊福部昭じゃない、
と否定要素は山ほどある。
しかし再び「そいつがどうした!」

軽いんだか暗いんだかわからない新城とその相棒・佐藤のコンビは、それでもかつての高島忠夫・藤木悠コンビを彷彿とさせる部分があるし、5本目にして遂に正ヒロインの座を掴んだ三枝美希は、これまでになかった女性らしい一面を見せる。まぁ柄本明はミスキャストだなとは思うけど。

そしてゴジラとスペースゴジラの激突は久々の怪獣プロレス! 
音楽が伊福部昭じゃないのもかえってプラスだ。服部隆之の音楽は、最初のうちこそ「?」という感じだったが、CDを繰り返して聴くうちに納得。要所での伊福部メロディのポイント使用も効果的である。
モゲラが弱すぎるとか、アステロイドの描写が「あちゃー」だったり、ゴジラが再び正義のヒーロー化しつつあるとか、不満をあげればキリがない。
シリーズ物の宿命で、どう作っても文句の声は出る。どこかで変えて行かなけりゃならないもんである。

ということでこの作品、結構お気に入りである。まぁ、好みは人それぞれということで。


e0033570_225992.jpg・・・てなことを以前書いたのだけれども、ホント、その通り。
前作『VSメカゴジラ』でシリーズは一旦休止の予定だったので、従来のスタッフは『ヤマトタケル』に流れ、こちらには新顔がチラホラ。
ゴジラにスペースゴジラ、リトルゴジラにモゲラにフェアリーモスラ、と物量作戦に臨むものの、純粋な新キャラクターが皆無というお手軽さ。
気恥ずかしくなるくらい甘々の歌詞で綴られた主題歌が流れるエンディング・・・とマイナス要素は決して少なくないのだが、シリーズで一番陽性な作品、好きなんです。

それに、これまではどちらかというと無機的な、記号的な存在だった”三枝未希”というキャラクターが、等身大の、可愛らしい女の子として描かれているのもプラス。
服部版「ゴジラのテーマ」も「モゲラのテーマ」も異様に格好良く、画面には全然合ってないけどOK!
by odin2099 | 2009-07-26 23:01 |  映画感想<カ行> | Trackback(3) | Comments(2)
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