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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2009年 11月 26日 ( 2 )

レジナルド・ローズの『十二人の怒れる男』が、蜷川幸雄演出で上演されるということで、ダメもとでチケットを申し込んだところ運良くゲット。23日、Bunkamuraのシアターコクーンへ行ってきました。

仮設ステージが設けられ、その周囲にはグルっとベンチシートが置かれるというちょっと変わったレイアウトになっていて、12人の役者さんは机を囲んで座る格好。つまり、360度観客の目に触れる訳です。
出演者は陪審員1号から順に、石井愃一、柳憂怜、西岡徳馬、辻萬長、筒井道隆、岡田正、大石継太、中井貴一、品川徹、大門伍朗、斎藤洋介、田中要次、そして守衛に新川將人という皆さん。

e0033570_21232494.jpgいやあ迫力ある舞台でした。

映画版やTVドラマ版、あるいは他の舞台版を観たことがある方ならお分かりの通り、この作品は陪審員室の中だけで展開される密室劇です(外部を見せるなど、多少脚色されているヴァージョンもあるようですが)。
父親殺しで一人の少年が裁かれる。当初、有罪11票に対して無罪は1票。しかしここから喧々囂々の議論が始まり、一人また一人と有罪から無罪へと票を変える陪審員が増えてくる、というお話なんですが、その侃々諤々のやり取りが、正に目の前で繰り広げられるのです。まるで自分も陪審員の一人としてその場に参加しているような臨場感、とでも表現すれば良いでしょうか。

意図的なものかどうかわかりませんが、多少コミカルな要素が付け加えられているようで客席からはかなり笑いが漏れる場面があったことには違和感がありましたし、口角泡を飛ばす議論の場面では台詞のトチリも気になりました。
またヘンリー・フォンダと比較してしまえば中井貴一は線が細すぎますが、フォンダの押し出しの強さとは違った中井貴一のソフトな持ち味が、かえって説得力をもたらしていたようにも思えます。

ということで今回は、かなり興奮しながら帰途に就いたのでした。
by odin2099 | 2009-11-26 21:24 | 演劇 | Trackback | Comments(2)
最近では、「癒しのチェリスト」と呼ばれているらしい新倉瞳の3枚目のアルバム。
現在は森下仁丹「ビフィーナ」のCMにも出演、「朝に、リズムを。」というCMをご覧になった方もいらっしゃるのではないだろうか。
このアルバムには、そのCMで彼女が演奏しているエルガーの「愛の挨拶」とメンデルスゾーン「歌の翼に」も、フル・ヴァージョンで収録されている。

e0033570_7493919.jpgさて、以前はチェロには殆ど興味がなかった、ということを前にも書いたことがあったかと思うが、聴き慣れてくるとやはり愛おしく(?)なってくる。「人の声にもっとも近い音色の楽器」という部分は相変わらず「?」だったりするのだが、落ち着ける、安心感があるという点ではそういうことになるのだろうか。

今回の収録曲の中にはドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」、シューマンの「死と乙女」、リスト「愛の夢」などもあるが、大半はショパンの曲。「ノクターン 遺作」、「別れの曲」、「恋の二重奏」・・・と並んでいる。
ショパンというとどうしても”ピアノの人”というイメージがあるが、「序奏と華麗なるポロネーズ」や「チェロ・ソナタ」などチェロの曲も結構書いていたのは知らなかった・・・。

ピアノは高橋多佳子が担当。
「亜麻色の髪の乙女」は、新倉瞳自身の編曲版だ。
by odin2099 | 2009-11-26 07:50 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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