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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2010年 10月 10日 ( 1 )

ロンドン郊外にある、著名な科学者クロード・エイモリー卿の邸。
晩餐の後で卿は、家族や客人全員を書斎に集めて「ここにいる誰かが、金庫から重要書類を盗み出した。だが部屋の明かりを消している間に書類を返せば、罪には問わない。」と厳かに告げた。
その時部屋にいたのは、クロードの息子リチャードとその妻ルシア、クロードの妹キャロライン、クロードの姪バーバラ、クロードの私設秘書のレイナー、そして突然の訪問者、ルシアの旧友だというカレリ博士の6人で、彼らに一様に動揺が走る。しかし再び部屋に明かりが戻った時、卿は息絶えていた。
そこへ卿から書類捜索の依頼を受けていたポワロが現れた。
彼の目の前に横たわる死体は、やがて毒殺されたものと判明。何者かが金銭目的で書類を持ち出し、その発覚を恐れて卿を殺害したのだ。
はたして真犯人は誰か?――ポワロの”灰色の脳細胞”が辿り着いたその人物とは?

e0033570_754354.jpg昨年日本で初演されたアガサ・クリスティーの処女戯曲ですが、今回再演がありましたので観てきました(初演の感想はこちら)。
キャストはエルキュール・ポワロに三波豊和、ルシア・エイモリーに貴城けい、エドワード・レイナーに内海光司、キャロライン・エイモリーに榛名由梨、リチャード・エイモリーに津田英佑、トレッドウェル(執事)に川口啓史、カレリ博士に大嶋守立、アーサー・ヘイスティングス大尉(ポワロの相棒)に村國守平、バーバラ・エイモリーに牧勢海、グレアム医師とジョンソン警部補の二役を安倍康律、クロード・エイモリー卿に江森恭、そしてジャップ警部に倉石功。初演とは半分が入れ替わってます(太字が新キャスト)。
翻訳・保坂磨理子、演出・佐竹修は初演と変わらず。

初演版を観た時は随分と不満だらけでしたが、今回は「こういうお芝居だ」と思って観ていたこともあり、かなり楽しめました。
容疑者は何人もいるのですが、早い段階で何人かは除外でき、残る人物も消去法で行けば真犯人に辿り着けるのではないかと思います。
ただ殺人の方は兎も角、書類を盗み出すタイミングに関してはちょっと分かりづらいかなあ?
・・・というより、2回観たくせに未だによくわかってなかったりします(汗)。

2回目ということもあってか、三波豊和のポワロもだいぶ板に着いた感じで、こうなったら他の作品でもポワロを演じて欲しい・・・のだけれども、他にポワロの出てくる戯曲ってあるのかな。『アクロイド殺し』を他人が戯曲化した作品はあるようだけれども、ポワロ物を戯曲化する際は登場人物変えちゃってるんじゃなかったっけ。
2回目といえば内海光司、他にもクリスティーの戯曲『マウストラップ/ねずみとり』に出てるのを観てますが、この人の芝居って上手いのかなぁ?台詞回しも結構気になるんですけどねぇ。
ちなみにエイモリー卿を演じた江森恭という人物、前回の初演では江森恭一となっていましたが、これって倉石功の変名、ですよね?
e0033570_7543884.jpg

劇場はシアター1010、北千住駅前のビルの11階にあります。
最初は何のことかわからなかったんですけど、「1010=千住」という洒落ですよね。
そういえば観劇中、地震がありました。
客席はちょっとザワザワしましたが、舞台は何事もなかったかのように進行。多分、震度は2ぐらいだったから、役者さんたちは気付かなかったのかも知れませんね。
それにしても最近、地震が多いなァ。
by odin2099 | 2010-10-10 07:57 | 演劇 | Trackback(2) | Comments(2)
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