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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2011年 07月 21日 ( 1 )

映画版も完結しました。
史上最強のファンタジー」というのがこのシリーズのキャッチコピーでしたが、今後「10年もの長きに亘って8本もの映画が作られる(一貫したストーリーを持った)ファンタジー作品」というものはちょっと現れないんじゃないでしょうか。
現時点で可能性があるのは<ナルニア国物語>ですが、あちらのシリーズはかなり息切れしているようですし、そうなると「史上最強」という謳い文句も、決してオーバーではないかも知れません。

最終巻となる7巻はシリーズ初の前後編となり、しかも後編は3Dで製作されましたが、3Dは兎も角前後編にしたのは正解だったと思います。
このPART2はシリーズ8本中で一番上映時間が短いですが、それでも見応えが充分なのは、7巻全体の物語の内凡そ2/3をPART1で描いているからで、もしこれを従来通り1本で映画化したとなると3時間あっても忙しない印象を与えたと思います。

e0033570_20313641.jpgおまけに7巻の物語の中で比較的重苦しい部分、ハリーたちの逃避行、ハリーとロンの仲違いなどがPART1にまとめられた結果、このPART2は最初からクライマックス状態なので、ヒロイズムに酔いしれながら盛り上がることが出来るようになっています。そこまで計算していたかどうかはわかりませんが。

それにしても10年。10代から20代へ、出演している子役たちも大きく様変わりしました。
ハーマイオニーは色っぽく、ジニーは美少女から美女へと見事に脱皮し、ネビルは全くの別人の如く、凛々しく逞しくなりました。何人かには時は残酷な仕打ちをしたようですが、それでもメインキャストに脱落者もなく完走したことは大いに評価して良いと思います。

ベテラン勢は言わずもがな。
ダンブルドアがリチャード・ハリスからマイケル・ガンボンに交代したのは残念ですが、錚々たる英国俳優陣がズラリと並ぶ様は壮観。各人にもっと見せ場が欲しいところですが、僅かな出番でも存在感が光るのは流石です。
特にスネイプを演じるアラン・リックマン。
先頃シリーズ中のキャラクターの人気投票が行われたそうですが、堂々の一位に輝いたのはスネイプだったとか。

ともあれ、完結となると感慨深いです。
そして、諸手を挙げてとまでは言いませんが、とりあえず満足いく内容になっていることでホッとしています。
ジョン・ウィリアムズが降板して以降の音楽には不満もあったのですが、前作から登板したアレクサンドル・デプラは、単に<ヘドウィグのテーマ>を流すだけではなく、ウィリアムズのメロディーを組曲風にアレンジしてエンドロールを彩るなど、シリーズ全体に対するリスペクトが感じられ、締めくくりもしっかりと果たしていました。

そのエンドロール、例えば過去作からのフッテージで構成して、完結編ならではシリーズの歩みを振り返るような内容にして欲しかったとか、「19年後」のシークエンスはエンドロール後でも良かったのでは、とか色々ありますが、今はこれ以上言いますまい。

さて、原作は読み終わったので、今度は映画版を一作目から見直してみようと思います。
基本的に「原作を読んでいないと、映画は良くわからない」と思っているのですが、はたして映画版だけを見ても納得出来る結末なのかどうか、検証するつもりです。

ところで、1作目からシリーズに登場しているアーガス・フィルチ。
ホグワーツの管理人である彼はPART1には登場しませんでしたが、このPART2には登場し、これまで同様デイビッド・ブラッドリーが演じていますが、吹替は浦山迅という方に交代しています。
というのも6作目まで担当していた青野武さんが病気療養中だからなのですが、わかってはいても最後だから何とかならなかったのかなあという想いは残ります。一日も早い復帰を願ってやみません。
また前後編に分けたことで出番がPART1で終わってしまったマッド・アイ・ムーディ、こちらは先日亡くなった小林修さんが吹替を担当していました。もしかすると前作が吹替として最後の仕事だったかも知れませんね。まことに残念です。
by odin2099 | 2011-07-21 20:34 |  映画感想<ハ行> | Trackback(48) | Comments(7)
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