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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2011年 08月 22日 ( 1 )

島原の乱に敗れ、惨殺された天草四郎時貞(沢田研二)。しかし彼は魔界の力で甦り、同じく無念の思いでこの世を去った者たちを復活させ、幕府転覆を図ろうとしていた。
彼の呼びかけに応え転生を果たしたのは、細川ガラシャ(佳那晃子)、宝蔵院胤瞬(室田日出男)、伊賀の霧丸(真田広之)、宮本武蔵(緒方拳)、そして柳生但馬守宗矩(若山富三郎)。異変に気付いた柳生十兵衛三厳(千葉真一)は、単身魔界衆に挑んで行く。

これ、時空を超えたオールスター物ですよねえ。
ある意味「スーパーロボット大戦」にも通じるようなお祭り作品で、それに相応しく出演者も豪華。上記以外にも松平伊豆守役で成田三樹夫や、おつう役で神崎愛、刀鍛冶の村正役で丹波哲郎なども出ています。
甲賀のくノ一役でチラっとヌードも見せているのは飛鳥裕子でしょうかね。霧丸と好い仲になる少女を演じて印象的なのは菊地優子で、この時はまだ13歳くらいだったのかなあ。

e0033570_21313397.jpg原作は山田風太郎の『おぼろ忍法帖』で、映画化の際に『魔界転生』と改められたとのこと。
これは公開から4年後にTV放映で見ました。ビデオに撮っておき、つまらなかったらすぐ消しちゃおうと思っていたのですが、結構楽しんだ記憶があります。佳那晃子が色っぽかったなあ。
公開当時はクラスメートの女の子が、沢田研二と真田広之のキスシーンがある、とキャーキャー騒いでいましたっけ。

千葉真一は『柳生一族の陰謀』に続いて柳生十兵衛を演じてますが、あちらは三代将軍を巡るお話だし、こちらは四代将軍の治世なので、時系列的にも丁度良いのかな。
いくら監督が同じ深作欣二とはいえ続編として見るのは無理がありますが、ああいった活躍があって今がある、と考えてみるのも映画ファンの特権でしょう。

クライマックス、炎上する江戸城天守内部での十兵衛と但馬守の決闘は圧巻。今ならCG合成を駆使するところでしょうが、実際にセットを燃やすという危険な撮影だったそう。
で、紅蓮の炎の中対峙する両雄ですが、千葉真一もさることながら、若山富三郎の身のこなしが軽いのにも驚かされます。しかも剣捌きも速い。緒方拳の宮本武蔵がちっとも強そうに見えないのとは大違いです。まあメイクがきつくて気持ち悪さが先に立つ、というのもあるのでしょうが。

最後は十兵衛と四郎が対決しますが、決着が付かないまま。「また帰ってくるぞ」と捨て台詞を残し、すぐさまエンドロールが始まるという忙しさなですが、テンションを維持するためにはこれで良かったのかも。
by odin2099 | 2011-08-22 21:33 |  映画感想<マ行> | Trackback(1) | Comments(2)
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