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[ 2011-09 -13 06:00 ]
2011年 09月 13日 ( 1 )

製作期間6年、総製作費35億円、撮影されたフィルムは3000時間分、という気の遠くなるような規模で作られていますが、最初はTVシリーズとして放送し、それを再編集して劇場用映画に仕立てるというやり方も過去のネイチャードキュメンタリー映画と同じです。
最初のうちは珍しい映像が見られる、という興味で喜んで見に行っていたのですが、ネイチャードキュメンタリーもこう毎年のように新作が公開されると有難みが薄れ、やや食傷気味。とはいっても、結局は見てしまうのですが。
「ライフ」と謳っているだけあって、アザラシやサル、ゴリラ、カエル、ゾウ、クジラ、ネズミ、トカゲ、アリ、カマキリ、ワシ、カメレオン・・・と出てくるのも海の生物、陸の生物を取り混ぜ、動物、鳥、虫などの区別なく、等しく「ライフ」として扱われています。
まあ途中で何回か、時間はそれぞれ数秒程度だったと思いますが、意識を失ったのは内緒です。
多分映画館では初めての経験・・・。

松たか子は上手くはないけれど温かみを感じさせてくれますので悪くはないですが、松本幸四郎の喋り方はナレーションに向かないですね。
ただオリジナル版のナレーターは6代目ボンドのダニエル・クレイグなので、日本版より厳しくハードな感じでしょうか。そちらでも聞いてみたいものです。
が、エンドロールに唐突に流れる”日本オリジナル主題歌”とやらは一体何なんでしょう?
既に完成している作品に対して、全く関係ない人間が、関係ない曲を被せる。
これって、オリジナル版のスタッフ、いやさ作品そのものに対する冒涜行為じゃないんでしょうかね。