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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2011年 10月 16日 ( 1 )

e0033570_9343064.jpg正義感は強いものの貧弱な肉体のせいで、徴兵検査にことごとくはねられたスティーブ・ロジャースだったが、スーパーソルジャー計画によって”超人”に生まれ変わり、念願の戦場に立つことに。
しかし研究を推進してきた博士がヒドラ党によって殺害されたため計画は凍結、スティーブはヒーロー”キャプテン・アメリカ”として軍のマスコット扱いされてしまう。
ショーは満員、コミックや映画にもなって大人気のキャプテン・アメリカだったが、戦地での慰問の際に兵士たちから罵声を浴びせられたことで、所詮自分は見せものに過ぎないと思い知らされる。
そんな時親友のいる部隊が襲われたことを知り、単身敵地に乗り込んで捕虜となっていた兵士たちを解放することに成功、ここにキャプテンは真のヒーローとなった。
しかしヒドラ党は世界征服の計画を着々と進めていた。そしてその首領レッドスカルは、スティーブに先駆けて誕生していた”超人”兵士だったのだ。

<マーベル・シネマティック・ユニバース>の第5弾で、ほぼ全篇が第二次大戦中というのはヒーロー物には珍しい展開かと。
チビでガリガリの青年が薬物によって超人になるというのは、例えて言えばスポーツ選手のドーピングを肯定してるみたいでちょっとヤバイのかなあと思わないでもないけれど、スティーブが全くの人格者だからキャプテン・アメリカには負のイメージがまるでない。
その分面白味のない人物で、ヒーローとして魅力的かと言われると、ウ~ン。
超人になる前は結構いじめられっ子だったハズだけど、そのことは億尾にも出さないし(自分なら復讐するけどね、”大いなる力”を手に入れたら)。

それはさておき、これまでのマーベル・ヒーローと比べると、超能力も特殊装備もないので至って地味な存在。
勿論時代設定が時代設定だけにあまり派手なことは出来ないだろうけれど、毛色の違う特殊な戦争アクション物としては面白いけれど、ヒーロー物としてはちょっと微妙な感じ。
またこれまでの<マーベル・シネマティック・ユニバース>作品と違い、まず『アベンジャーズ』ありき、な点がちょっと気になった。

e0033570_9345847.jpg冒頭とラストが現代で、エンドロール後にはそのまま『アベンジャーズ』の予告編が付くという念の入れよう。その為、肝心のキャプテンの大冒険があくまで前座扱いに感じられるのは如何なものか。
キャプテンの大冒険は大冒険で楽しめるものの、一本の映画としては他との繋がりを強調しすぎで、これまでの4作品に比べると独立した物語として楽しめないのが玉に瑕だ。
逆に言えば、次回作品『アベンジャーズ』への期待は高まるばかり。日本公開は来年8月と発表されたが、果たして如何なる大冒険が繰り広げられるものか。

『マイティ・ソー』のラストに出てきたコズミック・キューブが今回のキーアイテムで、スーパーソルジャー計画の中心的存在のハワード・スタークは、アイアンマンことトニー・スタークの父親。そしてスーパーソルジャー計画が、後にハルクを誕生させる実験に結びつく、というのがこれまでの作品とのリンク。
時系列的には最初期に位置する作品だが、そのラストが最新作と直結というのも面白い。

 × × × ×

『キャプテン・アメリカ』の旧作二題




こちらの1990年版はレビューありです。
by odin2099 | 2011-10-16 09:36 |  映画感想<カ行> | Trackback(44) | Comments(4)
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