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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2012年 05月 16日 ( 1 )

とある初夏の日、新宿御苑の新緑が一夜にして枯れ木と化した。日を置かずして、今度は旧華族の邸宅を開放した庭園に人喰いボタルが大量発生。更に知事公館にネズミが出没する! テロの可能性ありと公安部が乗り出してくるが、一方で涼子は独自の調査を開始する。はたして一連の事件にはどういう繋がりがあるのか? そして涼子たちは事件を解決できるのか?!

e0033570_2256733.jpg<ドラよけお涼>シリーズの、多分通算で6作目。田中芳樹の抱えるシリーズ物で、一番順調に巻を重ねているんではないかと思ふ。
相変わらず政治家や官僚などに対する毒舌が炸裂しているが、「ああ、これはアノ人がモデルでしょ?」「これはアレが元になってるんだな」というのがわかりやすい。かなり露骨にモデルになっておる。ストーリーの本筋よりも、そっち方面で面白いというのもどうかと思うけど。

というのも今回、事件の黒幕や実際に騒動を引き起こしていた人外のモノの正体や行動原理が、どうも無理矢理というか未消化な感じがしてならないからで、お涼をはじめ、泉田クン、由紀子、リュシエンヌ、マリアンヌ、岸本らレギュラー陣のキャラ立ちだけで進行して行ってる印象が強いんだなあ。まあ、サクっと読めるし面白いことは面白いけど。
てなわけで次回作に期待。

e0033570_22562166.jpgそーいやこのシリーズ、数年前にTVアニメになったけど、以前これをどっかの局で2時間程度のミステリー枠(「ナントカサスペンス劇場」とか)でドラマ化しないかな、と夢想したことがある。この手のミステリー、サスペンス・ドラマの原作に起用される作家は同じ人ばっかりだから、たまには毛色を変えてみるのも良いんじゃないのかなあと。

でもTVドラマじゃ予算の高が知れてるからしょぼい特撮で怪物を描写し、ファンからはブーイング必至。なんでこんな映像化許可したんだ?!と作者に非難殺到・・・がオチだろうな、なんて。キャストの方は一応TVドラマということを踏まえて、お涼は藤原紀香、泉田クンは葛山信吾あたりで・・・10年ぐらい前のことですけどね、考えてたのは。
by odin2099 | 2012-05-16 22:57 | | Trackback | Comments(0)
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