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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2013年 03月 31日 ( 1 )

e0033570_15374048.jpg昨今は童話、おとぎ話、昔話、名作物を新解釈で映画化するのが流行っていますが、これもその流れに乗った一本ということになるのでしょう。「ジャックと豆の木」の映画化ということで、さてどんなお話だったっけ、と記憶を探りながら見てましたが、それだけじゃなく「巨人退治のジャック」と呼ばれる民話ともミックスされているんですねえ。こちらはアーサー王と円卓の騎士物語に属するお話ですが、多分日本人には馴染みが薄いかと。

主人公のジャック(演:ニコラス・ホルト)は農夫で、幼い頃から冒険に憧れている少年。ヒロインのイザベル(演:エレノア・トムリントン)は王女様ですが、城に押し込められるよりも自由を求める少女。二人はひょんなことから出会い、ジャックはとある切っ掛けで豆の木の種を手に入れ、それによって天空にある巨人たちの国へ行って大冒険を繰り広げることになるというお話で、これに巨人の力を借りて王国を我が物にしようと企む重臣のロデリック卿(演:スタンリー・トゥッチ)の陰謀やら、再び下界を支配せんと目論む巨人たち(リーダー格のファロン将軍を演じているのはビル・ナイ)の思惑やらが絡んでくるという大掛かりなアクションアドベンチャーになっています。
他にイザベルの父ブラムウェル王にイアン・マクシェーン、騎士団のリーダー、エルモント役でユアン・マクレガーらが出ています。監督はブライアン・シンガー。

e0033570_15292985.jpg予備知識なし、それに2D吹替版で見ましたがかなり面白かったです。主人公の二人が美男美女すぎず、素朴な感じを受けるのも好印象でしたね。
また近年、ファンタジー物というとニュージーランドという図式が出来つつありますが、こちらはイギリス国内で撮影されたようで、さすが”魔法の国”イギリスの面目躍如といったところでしょうか。多少残酷な描写もないではないですが、クライマックスの合戦シーンは大迫力ですし、所々コミカルなシーンも挟み飽きさせない展開になっています。

ただ吹替はねぇ……。
巨人たちにゴリ、真栄田賢、千原せいじ、博多華丸、山里亮太といったお笑い芸人を起用したのも成功してるとは言い難いですし、主役二人がウエンツ瑛士と平愛梨。
確かに二人とも「下手!」と言い切る程ではないですが、本来吹替というのは上手い下手を論じるのではなく、違和感なくキャラクターを表現できているかが問題視されるべきなのですから、それ以前のレベルで語らなければならないのは由々しき問題だと思います。せっかく脇を森川智之や内田直哉、咲野俊介、檀臣幸、佐々木勝彦、向井修らが固めているのに……。

【ひとりごと】
個人的には、もうユアン・マグレガーは森川智之の声で喋らないと納得行かないくらいになってしまっているのですが、佐々木勝彦の王様は途中でセオデン王に見えてきてしまいましたとさ。
by odin2099 | 2013-03-31 15:38 |  映画感想<サ行> | Trackback(21) | Comments(0)
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