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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2015年 12月 19日 ( 1 )

タイトル表記からは削られていますが、本編にはしっかりと「エピソード7」の文字。
一度は諦めていたタイトルをまさか見ることが出来るようになるとは。
それだけで感無量です。

e0033570_20093428.jpgジョージ・ルーカスは自らの拠点ルーカス・フィルムをディズニーに売却。当然自前のルートを持つディズニーは自社配給するわけで、シリーズはこれまでの配給会社である20世紀フォックスと決別。今まで「20世紀フォックス・ファンファーレ」と「スター・ウォーズのテーマ」とは分かちがたく結びついていましたが、それも今後は叶わぬ夢となりました。
では今後はディズニーお馴染みのシンデレラ城(と「星に願いを」のメロディー)で始まるのかと思いきや、シンプルにルーカス・フィルムのロゴのみ。これは同じディズニー傘下のマーベル・スタジオ作品と同様の配慮ということになります。

作中での説明はありませんが、公式発表によれば「エピソード6」の約30年後、銀河に平和が訪れたかに思われましたが、帝国の残党が「ファースト・オーダー」なる組織を設立。レイアはレジスタンスを組織してそれに対抗していますが戦況は思わしくありません。
かっての英雄=ジェダイ騎士のルーク・スカイウォーカーはとある理由によって何処かへ隠遁し、レイアは兄ルークの助力を乞うべく居場所の手掛かりを求めており、ファースト・オーダーもまた最後のジェダイ=ルークの行方を血眼になって探している、という状況から物語は始まります。

レイ、フィン、ポー・ダメロン、BB-8、カイロ・レン、スノーク…といった善悪両サイドの新しい人物たちが登場し、ルーク、レイア、ハン・ソロ、チューバッカ、C-3PO、R2-D2ら旧作の懐かしい顔ぶれも揃います。
カイロ・レンは自ら今の道を選択したようですが、レイやフィンは言わば巻き込まれた形で物語に関わり、そしておそらくは当人たちも知らない過去の柵のようなもので結びつけられているようです。
また旧作のキャラクターの中では思いの外ハンの出番が多く(ビリング上もトップはハリソン・フォード)、旧作と新作を繋ぐブリッジ役として、そして旧作ファンを新作世界へと誘う水先案内人としても十分に機能しています。

そして繰り広げられる新たな大冒険はというと――
これは旧作ファンから絶賛されるのも頷けるところです。
というのも目新しいものは殆どないと言っても良いからです。
旧作の、特に「エピソード4」を中心にファンが見たいであろうシチュエーションを拾い集め、拡大再生産した作品だとも言えるでしょう。
このストーリーはこう進むだろうな、このキャラクターはこうなるだろうなと思うと、大体そのようになります。

「まあ、こんなもんだよね」と割り切れれば良かったのですが、そこまで客観視するには自分は<スター・ウォーズ・ユニバース>にどっぷりと浸かり過ぎのようで、終始モヤモヤが消えませんでした。
映像の見せ方は従来の「スター・ウォーズ」との違いが出ていましたし、この忙しなさはこれまでの作品にはなかった点です。
それでもこの作品は間違いなく「スター・ウォーズ」の一本でありその点では安堵したのですが、やはり何某かの新しさをどうしても求めてしまう悲しい性が身についてしまっています。
ということで、満足度としては「エピソード1」を見た時には遠く及ばないな、というのが正直なところです。
今後回数を重ね、十分に咀嚼した上でなら「愛すべき作品群」になるのでしょうが、現時点では戸惑いの方が大きいですね。
あと何度か鑑賞予定ですので、今度はネタバレ含めて感想をまとめていきたいと思います。
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by odin2099 | 2015-12-19 20:20 |  映画感想<サ行> | Trackback(47) | Comments(2)
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