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[ 2017-04 -16 19:12 ]
2017年 04月 16日 ( 1 )
しかし主演がマッド・デイモンで、ウィレム・デフォーやアンディ・ラウも出るとなると、西洋ミーツ東洋の異文化交流譚?

そこを守護する禁軍に掴まり処刑寸前、という時に突如現れる怪物軍団。
実はこれ、「饕餮(とうてつ)」と呼ばれ、2000年前から、60年に一度襲ってくるという厄介な代物。万里の長城はこの怪物どもから国土を護る防衛ラインだったのだ!
――この組み合わせで怪獣映画を作るとは、普通は考えないだろうなあ。
製作はレジェンダリー・ピクチャーズで、今や怪獣映画ならお任せ状態。
お話やキャラクター造形はツッコミどころ満載だけれど、投石器から火の玉をバンバン投下し、弓矢がビュンビュン飛び交い、バンジージャンプよろしく空中戦?を展開したりとアクションの見せ場もまた満載。
兵士をその特徴に合わせて色分けしてるのもわかりやすい。赤い鎧の兵士たちは射手で、黒い鎧は接近戦専門といった具合。対する怪物たちも、霧の中から不気味に忍び寄るなど雰囲気も悪くないし。
また、このワラワラと現れる怪物たちは蜂や蟻みたいに女王を中心に組織だって行動してるらしいけど、それ以外の詳しい正体は不明。このまんま髑髏島に連れて行っても違和感ないやね。

大昔から世界各地に怪獣が出現してる世界、想像するだけでワクワクしちゃうぞ。
ウィリアムのパートナー役にペドロ・パスカル、中国軍の兵士やら皇帝やらにはルハン、チャン・ハンユー、チーニー・チェン、チェン・カイ、エディ・ポン、ケニー・リン、ホアン・シュエンと中国の実力派俳優優からアイドルまでが配されているようだが、特筆すべきはヒロインというよりもう一人の主人公を演じたジン・ティエン。
とにかくこの人は美人だし、舞踊学校出身らしく動きも綺麗。
キリッとした表情が魅力のクールビューティながら、時折見せる笑顔もカワイイ、と今後の活躍に期待。
…なんだけど、「キングコング/髑髏島の巨神」ではやたら目立ってるけど何もしない役で出ていたり、現在製作中の「パシフィック・リム2」にも抜擢されたりと、何故かレジェンダリー御用達の女優さんなのが気にはなる。なんかあるのかな?
残念ながらこの作品、中国じゃそこそこの成績を残したものの、アメリカ本国では大赤字。
批評家筋からも酷評の嵐のようですが、個人的には好きだぞ、うん。
ジン・ティエンの美貌を堪能するためだけでも見る価値はある!…はず。