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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2018年 03月 06日 ( 2 )

<DCフィルム・ユニバース>(で、いいのかな?)の第一弾。
ここのところ<MCU>をずっと追いかけてるけど、ちょっと浮気。

この映画、いきなり出産シーンから始まるが、お茶の間には相応しくないと判断されたのか、過去2回の地上波放送の際には何れもカット。
まあ純粋に放送枠の関係だろうが。

e0033570_23151643.jpgクリストファー・リーブ版「スーパーマン」に比べると比重が大きいのが、クラーク・ケント/カル=エルの二人の父親の存在。クリプトン脱出時や地球到着後の幼少期のエピソードにしばしば登場し、クラークの成人後にも回想シーンに現れ、はたまたコンピューターの一部となって彼を導く。
また母親との結びつきも強く描かれ、ともすればクラークが過保護で脆弱に映りかねないのだが、そうはならないのはヘンリー・カビルの落ち着いた演技と存在感故だろう。

クリストファー・リーブが朴訥で純粋な、少年がそのまま大人になったかのようなピュアなクラーク・ケント像を作り上げていたのとは対照的に、ヘンリー・カビルは周囲から拒絶されたり軽く見られたりといった逆境から跳ね上がった精悍な男を演じているからだ。

その結果、皆が求めるスーパーマン像とは多少かけ離れて見えてしまっているのは計算の内だろうが、作品全体が暗く重々しいトーンに貫かれてしまったのも想定内だったのだろうか。それとも誤算だったのだろうか。
この作品に続く<DCFU>作品は何れも内容的にも興行的にも苦戦が続いているようだが、この作品で既にボタンは掛け違っていたのかもしれない。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/21004378/
https://odin2099.exblog.jp/24237421/
https://odin2099.exblog.jp/25899908/




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by odin2099 | 2018-03-06 23:21 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
「科学忍者隊ガッチャマン」、「新造人間キャシャーン」、「破裏拳ポリマー」、「宇宙の騎士テッカマン」の4大ヒーローが集結したタツノコプロ創立55周年記念作品。昨秋からテレビシリーズが始まり、その後日譚が劇場版として製作された。
冒頭にテレビシリーズのダイジェストが入るが、1クールとはいえ情報量の多い作品なだけに、出来れば先に見ておく方が望ましい。

e0033570_20085315.jpgあらゆる世界で娘・笑が若くして亡くなってしまうことに絶望した界堂一道は、世界の可能性を操ることの出来るアイテムを入手。「Z」と名乗り他の世界を消滅させ、笑の生存出来る世界を作りあげた。
自分たちの住む世界を消されたガッチャマン/鷲尾健、キャシャーン/東鉄也、ポリマー/鎧武士、テッカマン/南城二は偶然この世界に召還され、界堂笑と共に「Z」を阻止しようとする、というのがテレビ版のお話。
そのラストで笑は、自身が受け継いだアイテムの力で消滅した世界を復活させ、4人もそれぞれが元いた世界へと戻っていったのだが、再び笑の前に健が姿を見せ、新たな危機に際して笑の力を借りたい、と旅立つところで終わっている。

そしてこの劇場版では、平行世界の一つで力の歪が特異点を生み出し、世界消滅の危機を迎えようとしていた。
それを食い止めようとする健や笑たちだったが、その前に立ちはだかったのは何と科学忍者隊の生みの親・南部博士?!
博士の目的は一体何か。
そして健の危機に現れたのは、南部博士の暴走を食い止めようと付け狙うジョージ朝倉/コンドルのジョーだった!

e0033570_20090602.jpg一応はそれぞれの作品の数年後という設定があるらしいが、変身後の姿は兎も角として、健も武士も城二も鉄也もオリジナルの面影が全く残っていないのは大きな不満。名前を借りただけの別人だと割り切るしかなさそう。
そしてテレビ版、劇場版どちらも重たく、救いのないストーリーに感じられるものの、登場人物たちは結果を受け入れ、ポジティブに向き合っていく覚悟を示すことで辛うじてハッピーエンドたり得ている、と言えるだろうか。

ただアニメーション作品としては微妙な出来。
モーションキャプチャーを使ったアクション描写も含め、CGでリアリティを持たせて造形されたキャラクターたちは、ともすれば表情が乏しくなり、またリアルであるが故にオーバーアクトが非常に気になる。
昔ながらのアニメーション手法に則って作るか、あるいは逆に実写映画にしてしまった方が作品世界にのめり込めそうなのだが、そういう発想そのものが時代遅れなのかもしれない。






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by odin2099 | 2018-03-06 20:20 |  映画感想<ア行> | Trackback(1) | Comments(2)

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