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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2018年 04月 09日 ( 1 )

先ごろ高畑勲監督の訃報が届きました。

「金曜ロードショー!」では早速追悼で「火垂るの墓」を急遽放送するようですが、あーやっぱりね、という感じで捻りがありませんね。どうせジブリなら「ホーホケキョ となりの山田くん」でもやればいいのに。あれ、1回しか放送してないのだから。

かくいう自分はというと「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」といったTVシリーズは見ていましたが、劇場用の監督作品は寡作でありながら殆ど見ていません。
なので咄嗟に思いついたこの「ホルスの大冒険」を、追悼兼ねて久々に見直すことにします。

e0033570_23243038.jpg映画はいきなり激しいアクションシーンから始まります。スピーディなカット割りの積み重ね、ホルスのあわやの危機にいきなり姿を現す巨人モーグ、と掴みはOK。ここでやっとタイトルが出ます。アイヌの伝承が元になっているらしいですが、岩に突き刺さった剣を引き抜き英雄になる、というシチュエーションはなんだかアーサー王とか西洋っぽいですね。

ダイナミックなシーンがある一方で作画は総じて不安定で、場面によってキャラクターの顔が微妙に違う、それも主にヒロインのヒルダが…というのは大きなマイナスではありますが、それを補う魅力もあるので今日でも色褪せません。ヒルダの歌をはじめとして音楽も素晴らしく、今日でも十二分に惹きつけられます。

これ、前にも書きましたがこの作品を普通にリバイバルしたり、「金曜ロードショー!」でジブリ作品と混ぜて放送しても視聴率は取れるんじゃないかと思います。間違いなくジブリの原点だし、若い人ほど新鮮に感じるのではないでしょうか。

まあ実際はこの作品をジブリに絡めて語るのは抵抗があるのですが――といいつつこの作品のホルスとヒルダと村人の関係を、「もののけ姫」のアシタカとサン、それにタタラ場の人々との関係に準えてしまったりしたのですが。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3944206/



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by odin2099 | 2018-04-09 23:27 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

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