【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2018年 05月 03日 ( 2 )

<シャア・セイラ編>の完結となる第四弾。
といってもセイラは登場しない。また安彦総監督の裡では二作目までが<シャア・セイラ編>という扱いだそうで、この四作目も当初の副題は「誕生 赤い彗星」だったとか。この副題は今度上映される六作目で使われている。

e0033570_15074685.jpg今回のポイントの一つはシャアとララァとの出会いだが、むしろ物語上での比重の大きさからいえば、共和国から公国へ転じ開戦に至るジオンの国情と、ジオン・地球連邦双方のモビルスーツ開発秘話。
ミノフスキー博士のジオンから連邦への亡命劇と、それに絡むテム・レイの葛藤、そして”もう一人の主人公”であるアムロ・レイや、後に彼と共にホワイトベースのクルーになるメンバーの出会いが丹念に描写されている。
序盤と終盤に出番が集中してしまい中盤では殆ど見せ場のないシャアは、主人公でありながらやや割を食ってしまった感がある。

いよいよ一年戦争の幕開け。
そしてこれまではガンダムの出てこない「ガンダム」物語だったが、遂に最後に登場。もっともまだ設計図の段階だが。

史上初のモビルスーツ戦に挑むジオンのパイロットは、シャア、ランバ・ラル、そして黒い三連星。後のトップエースの共演、オールスター勢揃いのドリームチームだが、個性が強すぎるので本来の意味での”チーム”としては機能していない。

【ひとりごと】
既存作品の”前史”を新たに語る場合、後のシリーズ作品やスピンオフ作品の要素を取り入れるケースもあるが、それを考えた場合にこの「THE ORIGIN」に、ジョニー・ライデンやアナベル・ガトーらをチラとでも登場させてみるのも一興だったかも知れない。
勿論熱心なファンは嫌がるだろうが。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/24955006/




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by odin2099 | 2018-05-03 15:11 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
1作目の邦題は「Xーメン」だったが、この2作目から「X-MEN」に統一。並べてみると1本だけカタカナ表記なのが少々間抜けに見えてしまう。
また音楽担当者もマイケル・ケイメンからジョン・オットマンに交代。この作品で作られたタイトルテーマ曲が以後のシリーズを彩ることに。

e0033570_09100713.jpg前作がスマッシュヒットとなったが、本作はそれ以上の大ヒットと高評価を得、先行した「ブレイド」や後続の「スパイダーマン」と共にマーベル作品の映画化ブームの原動力となった。
ただ会社を立て直す必要があったとはいえ、この時に各作品の映画化権をバラ売りしたのが良かったのかどうかは後世の批評家・評論家の判断を待ちたい。

しかし大ヒット、高評価にも関わらず自分はこの作品が、このシリーズが苦手。
その理由は自分でもよくわからないのだが、主役不在というか物語の主軸が誰なのか、多数のキャラクターにスポットを当てたが故に焦点がぼやけ、加えて誰もが見せ場不十分というところにあるような。
単純な善悪二元論ではない複雑な構成は悪くないと思うのだが、見ていてどうにもカタルシスが得られない。例えばこの作品でもジーンの自己犠牲は必要だったのだろうか?という疑問符が付く。物語を盛り上げるためだけの仕掛けではないのかと。

以前にも再三書いているのだが、ようやくX-MENシリーズが愉しめるようになったのは、リブートというか過去改変されてから。あちらはチャールズとエリック、それにミスティークの物語に絞られ、ウルヴァリンも基本は脇役扱い。なのですんなりと見られるのだ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/8499909/
https://odin2099.exblog.jp/23702291/



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by odin2099 | 2018-05-03 09:19 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

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