【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2018年 05月 07日 ( 1 )

ルウム戦役、艦隊戦力において圧倒的に優勢とみられていた連邦軍だったが、ジオン軍が投入したモビルスーツ部隊の威力は目覚ましくドズルは艦隊戦を制し、敵将レビルを人質とする。
デギン公王はこの機に乗じて優位な条件で早期講和を望むが、ギレン総帥はこれを一笑に付し、国民に対して連邦への反抗意識を焚きつけていった。

デギンは密かにレビルと交渉、更にキシリアに望みを託すが、表向きデギンの意を組んだかのような行動をとったものの、実のところ彼女は連邦との戦争継続を望んでいた。だがその行き着く先はギレンとは違う。ジオン側の全権大使となったマ・クベにだけキシリアは本意を告げるのだった。

e0033570_22342167.jpg連邦とジオンとの間で休戦協定が結ばれようとしている最中、捕虜となっていたレビルが脱走し帰還。ジオンに対して徹底抗戦を呼びかけ、これを聞いたデギンを激高させるのだった。
その頃ドズルは、シャアに連邦のモビルスーツ開発計画=「V作戦」を探る任務を与える。時を同じくしてホワイトベースがサイド7へ入港しようとしていた。

ルウム会戦の働きでシャアは「赤い彗星」という異名を取り、南極条約、レビル将軍による「ジオンに兵なし」の演説…と続くとあたかも歴史ドラマを見ているかのよう。架空とはいえ40年近く慣れ親しんできた「機動戦士ガンダム」という作品の、本編では直接語られない背景(バックボーン)が遂に映像化されるとうことは、ある意味歴史ドラマを見ているのと同じようなものだろう。

100年、500年、1000年前の歴史の教科書に書かれている事象と、高々数十年前に作られたフィクション、それも”漫画”世界の作りごとを同列に扱うのは歴史に対する冒涜行為だと非難されそうだが、若い人にとって見ればどちらも自分にとって生まれる前のことであれば、さして抵抗のない考え方ではないだろうか。

ラストシーンに「And,now Gundam begins」とメッセージが流れ、このOVA版「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 」はひとまず完結。
機運が高まれば更なる続編製作の可能性も皆無ではないようだが、最後までガンダムが登場しない「ガンダム」物語、その稀有なプロジェクトの完走を先ずは喜びたい。




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by odin2099 | 2018-05-07 22:38 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(2)

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