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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2018年 06月 02日 ( 1 )

前作「賢者の石」ほどではないものの、まだ原作小説をなぞっている、見方を変えれば引き摺っている、とも言えるシリーズ2作目。
思い切ってストーリーやキャラクターの取捨選択を行い、映画独自色が強まってくるのは3作目以降だ。

e0033570_17224439.jpgそれでもこの2作目で既に「あれがない」「これもない」が気になりだしてくるが、映画としてのシリーズが完結した今となっては、多少の舌足らずな部分は目をつぶろうという心境になってきているし、そんな中でも細かい伏線、例えば蛇と会話するハリー、杖を折ってしまったロン、新登場キャラの嘆きのマートルなどなど、これって何の意味があるんだろう?と一見思えたようなシーンが後で重大な意味を持っていたことに気付かせてくれるなど、構成はお見事と言ってよいだろう。
ところで気になる点が幾つか。
ハリーを敵視し、ハーマイオニーを「穢れた血」と蔑むマルフォイ。これでもし本当にハリーが「スリザリンの継承者」だったら、マルフォイはハリーをどうしたんだろう?ハリーに従ったのか、それともやはりハリーと敵対したのか。
マルフォイ一家はスリザリンの信奉者だろうから、いくらハリーとはいえ継承者に反発出来ないだろうから、実はハリーが継承者ではないことに安堵していたりして。

また学校の規則を50も破って(本人談)ボリジュース薬を作って、挙句に猫に変身しちゃったハーマイオニー。
当然薬を作って飲んじゃったことはバレたと思われるけれど、特に罰せられた様子もなし。まさか騒ぎのドサクサに紛れて「スリザリンの継承者」にやられた、なんてことにしてないだろうね。
まあ彼女のことだから、薬を作ったり変身したことよりも、結果として入院しなくちゃならなくなり、授業に出られなくなることの方が辛かったかも。

そして最後はストーリー上の問題じゃなくて配役。
新登場キャラで強烈なインパクトを残したギルデロイ・ロックハート。
ケネス・ブラナーが実に胡散臭く演じ(更に吹替が内田直哉なのでそれに輪をかけ)ているのだけれども、これはやっぱりミスキャスト。
ファーストチョイスはヒュー・グラントで、スケジュールの都合で実現に至らなかったようだけど、彼だったら完璧だったのに、と思っているのは自分だけではないはず。残念!

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/10645528/
https://odin2099.exblog.jp/23160477/


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by odin2099 | 2018-06-02 17:28 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

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