【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2018年 06月 17日 ( 2 )

e0033570_09582296.jpg戦国時代の日本にタイムスリップしてしまったバットマンたちとヴィランたちの戦いを描いた、メイド・イン・ジャパンのアニメーション映画。
ジョーカーたちは織田信長、武田信玄、上杉謙信、伊達政宗ら戦国武将と入れ替わって日本の覇権を巡って争い、一方のバットマンたちは秩序を守ろうとして謎の忍者集団”蝙蝠衆”の助力を得てそれに立ち向かう。

”蝙蝠衆”は飛騨の忍びだし、マスク姿のナイトウィングやレッドロビンたちは正に「仮面の忍者」。
白い大凧は出てこないが似たような装備で同じように滑空するし、ヴィランたちの築いた城は天守が変形して巨大ロボットになり、挙句の果てに合体してしまう、という荒唐無稽さも相通ずるものがあるような…?

よくこんな企画をワーナーやDCコミックが通したなと思うけれど、早々にハイテク武器を奪われたバットマンが徒手空拳で抗う姿もなかなか新鮮。誕生から80年近い歳月を経ながら、まだまだ攻めの姿勢を崩さないのはお見事。

しかし色々と面白くなりそうな要素を持ちながら、個人的にはちっとものれなかった作品でもある。
クライマックスバトルでは一瞬記憶が飛んだ。


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by odin2099 | 2018-06-17 10:01 |  映画感想<ナ行> | Trackback(1) | Comments(2)
e0033570_07593864.jpg「宇宙戦艦ヤマト」に続いて見直すべきは、やはり「科学忍者隊ガッチャマン」。
昨年秋から今年の初めにかけて「Infini-T Force」として現代的アレンジを施されて復活したが、当時のままでも十分イケると思わせるだけのスタイリッシュな格好良さ、モダンさを持った作品だと改めて感じた。

ただこの劇場版は、独立した作品として見るとかなり辛い。
「ヤマト」と違って一本筋の通ったストーリーを持たない「ガッチャマン」だが、前半はG1号大鷲の健(ガッチャマン)をメインフューチャー。
秘密任務に従事するために自らの死を偽装した健の父親との再会と別れを抒情たっぷりに描き、一転して後半ではG2号コンドルのジョーの忌まわしい過去と復讐に燃える姿、そして余命幾許もないなかで仲間との絆を再確認する姿を、こちらも情感たっぷりに描いているのだが、如何せん時間がなさすぎる。

先ずはギャラクターが何者か、そしてそれに立ち向かう科学忍者隊とは何なのかを説明したうえで、科学忍者隊とギャラクターの対決、ガッチャマンの活躍を描き、それから健のドラマ、ジョーのドラマを2時間弱で描こうというのだから土台は無理な話。
健なら健の話だけで2時間ならばもっと映画として充実した内容になっただろうと思う。

e0033570_08000033.jpgそしてすぎやまこういちの音楽の素晴らしさ(演奏はN響!)。
素晴らしすぎて「ガッチャマン」という作品には似つかわしくないものになってしまったのは誠に遺憾。
この後 すぎやま は「サイボーグ009」や「伝説巨神イデオン」、「シリウスの伝説」などで見事なスコアを聴かせてくれるのだが、その原型がこの「ガッチャマン」にあり。
「ガッチャマン」には壮大なスケールよりも、むしろ軽快なサウンドが相応しい、という点でもこれはミスキャストだったろう。

そういった反省点を踏まえ、今一度「ガッチャマン」の総集編を作り直して貰えないものだろうか。
最初に書いたように、今のファンにも十分にアピールする内容だと思うし、その世界観に手軽に触れることが出来る総集編の需要はきっとあると思うのだ。
そしてその後はアニメファンにもあまり評価が高くないような「科学忍者隊ガッチャマンII」と「科学忍者隊ガッチャマンF」の総集編も是非!

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by odin2099 | 2018-06-17 08:13 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

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