【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2018年 06月 23日 ( 1 )

e0033570_03314882.jpgエカテリーナ2世が、西欧に追いつき追い越せで収集した芸術品が保管・展示されているだけでなく、元宮殿だけあって、建物そのものが一個の芸術品。
美術館の成り立ちから収蔵品の紹介、館内の様子までを館長や学芸員が語るドキュメンタリー映画。

ミケランジェロ、レンブラント、ラファエロ、ダ・ヴィンチ、ルーベンス、ゴッホ、ルノワール、ピカソ、ドガ、カラヴァッジョ、モネ、ゴーギャン、カンディンスキー、ベラスケスらの素晴らしい作品の数々が映し出されるだけでもお得感があるが、幾つかのロシア内外の戦争に巻き込まれ、翻弄される美術館の変遷が興味深い。

オープニングとエンディングで繰り返される通り、「エルミタージュ美術館はロシアの歴史そのもの」という言葉にも素直に頷ける。
そして「資料館ではなく美術館は生きている」との言葉に、そこで働く人々のプライドを垣間見た思いだ。

美術品そのものをじっくり観賞したい向きには物足りなさが残るだろうが、美術館そのもののガイドブックならぬガイドムービーとしては十分に愉しめるのではなかろうか。



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by odin2099 | 2018-06-23 03:49 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

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