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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2018年 07月 06日 ( 1 )

「スター・ウォーズ」のフォロワー作品も色々と発掘中。
となるとこの作品を抜きには語れません。

ジョージ・ルーカスが自らの手で再映画化を熱望して果たせず、代わりに生まれたのが「スター・ウォーズ」というのは有名な話。
そして今度は「スター・ウォーズ」の大ヒットを受けて、金に物を言わせて映画化権を手に入れたディノ・デ・ラウレンティスがそれに対抗すべく(便乗すべく?)作り上げたのがこの「フラッシュ・ゴードン」。正に因縁の作品ですな。

e0033570_20525500.jpg「全てにおいて<スター・ウォーズ>を超えろ」がラウレンティスのモットーだったらしいが、出来上がった作品は「スター・ウォーズ」のどこが受けたのか、をどうやら把握しそこなったかのようなものになってしまった。
出てくる人物はクレイジーな連中ばかり。
主人公のフラッシュやその恋人となるヒロインのデイルも相当なおバカだし、悪役のミン皇帝やその娘のオーラ姫(オルネラ・ムーティがビッチっぷりを発揮)は言うに及ばず、一見被害者面してるザーコフ博士もその実”諸悪の権現”だったりする。

画面も悪趣味の極致のキンキラキン。いや、キンキラキンが悪いとは言ってないし、それも狙ってのことなんだろうが、B級テイストの愉しさを醸し出すのと、本当に安っぽいのとは違う。

悪がはびこる中、対立する者同士が共通の目的のために手を組み、巨悪に立ち向かうというお話。見事にヒーローたちは勝利し平和が訪れたかに思えたが、悪役の復活(と続編の製作)を示唆して終わる、という流れも燃えるものがあるのだけれども、演出のテンポも悪くてまだるっこしい。

「スター・ウォーズ」はB級映画をA級の娯楽大作に仕立て上げ、それが観客の心を掴んだのだと思うが、この作品は巨費を投じながらもチープなB級作品、に留まってしまった。
熱心なファンは数多いが、カルト大作と祭り上げられるまでにも至らないようで、豪華なキャストも含め、壮大な無駄遣いに終わった底抜け超大作といったところ。

以前にも書いたけど、この際ルーカスは「スター・ウォーズ」が我が手を離れた今こそ、もう一度「フラッシュ・ゴードン」の再映画化にチャレンジしてみたらどうだろうか。

<過去記事>


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by odin2099 | 2018-07-06 20:58 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

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