【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2018年 07月 16日 ( 2 )

e0033570_21001449.jpg地球外生命体の捜索を目的とし、宇宙へ電波を送信するSETI計画。ある日それに対し、未知の存在から返信が届いた。そこに記されていたDNAデータを解析した科学者グループは、地球人のDNAとの結合実験を極秘裏に進め、それによって誕生した少女を「シル」と名付け研究対象としていた。
だがやがて彼女の危険性に気付きその存在を抹殺しようとするのだが、逆に彼女に逃げられてしまう。
超能力者、科学者、そして殺し屋。各方面から集められた特殊チームは彼女の追跡及び殺害の任務を帯び、行動を開始する。一方「シル」も生殖のための相手を求め殺戮を繰り返していた…。

人間離れした美貌のナターシャ・ヘンストリッジが人類とエイリアンのハイブリッド・クリーチャーを演じたSFホラー。
クリーチャーのデザインは「エイリアン」のH・R・ギーガーで、美貌の宇宙怪人が人を襲うというのは「スペースバンパイア」と、これまた良いとこ取りのハイブリッドな作品。

出演はベン・キングズレーにマイケル・マドセン、アルフレッド・モリーナ、フォレスト・ウィテカー、マーグ・ヘルゲンバーガーと渋いメンツが揃っているが、今見るとみんな若いし細い。こんな時代もあったんだなあ、と隔世の感がある。

撮影当時は20歳くらいだったと思われるナターシャ・ヘンストリッジの整い過ぎた容姿は、未知の存在たるクリーチャー役にはピッタリ。しかもモデルだけあってスレンダーながら出るところは出てるボディも、交配のために男を物色するという設定に説得力を与えている。

ただ以前見た時はもっとヌードシーンが多い印象だったのだが、見直してみると「スペースバンパイア」のマチルダ・メイほど多くはないし、オールヌードを披露してるショットも殆どなかった。記憶が美化されていたのかも。
まあ何れにせよ地球を征服するならば、若い全裸の美女を送り込めば楽勝、というのは間違いなさそうだ。

少女時代の「シル」を演じていたのは、子役時代の(当時は14歳くらいか)ミシェル・ウィリアムズ
あどけない表情が何とも可愛らしいが、今じゃナターシャ・ヘンストリッジよりも大成してる。



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by odin2099 | 2018-07-16 21:04 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
今日は「海の日」かあ。
では”海”に因んだ作品をば。

ピーター・ベンチリーのベストセラー小説を映画化したスピルバーグの出世作品。
Blu-rayには懐かしの「水曜ロードショー」放送時の吹替版が収録されていたので、そちらで再見。
この作品を初めて見たのは後継番組「金曜ロードショー」でのオンエア時だったので、ブロディ、クイント、フーパーの声は滝田裕介、北村和夫、樋浦勉がしっくりくる。

e0033570_07561576.jpgブロディ署長を中心に据えた2時間の映画で、前半は人食い鮫の出現に危機感を募らせるものの、島の貴重な収入源である観光客誘致を優先する市長との対立から第二第三の被害者が出てしまい、その責めを負って対応に苦慮する姿をミステリー・サスペンス物やホラー物の風味を交えて描き、後半は一転して鮫退治の名人の荒くれ漁師クイント、鮫の専門家で海洋学者のフーパーと共に海へ乗り出していく姿を海洋冒険物のテイストで描いており、作品の雰囲気はかなり変わる。

尊大で下品で鼻持ちならないクイント。しかしいざという時には頼りになるかと思いきやあっけない最期を遂げ、フーパーも専門家の観点から作戦を立案し幾つかの装備を持ち込みながらも実行段階で失敗に終わり、結局は海嫌いでボヤいてばかりの素人同然のブロディがケリをつける、というのも意外性があって良い。

またなかなか姿を見せずに恐怖心を煽るスピルバーグの演出もさることながら、それを盛り上げるジョン・ウィリアムズの音楽の効果!
今ではすっかり有名になった鮫のモティーフだが、あれは真に鮫が現れる場面にしか流れない。
例えカメラに映っていなくてもあの曲が流れたらその場に鮫がいるし、逆に登場人物たちがどんなに「鮫がいた」「捕まえた」と叫んでも、そのメロディ抜きならば鮫の仕業じゃないか、少なくても対象となる巨大なホオジロザメではないということなのだ。

冒頭で描かれる最初の犠牲者は、オールヌードで泳ぐ若い美女だが見えそうで見えない。
その後もビーチのシーンは度々出てくるが、ビキニ姿の若くてセクシーな美女がバンバン出てくる、ということもない。
「ジョーズ」のフォロワー作品は数多いが、そのあたりの節度がA級映画とB級映画の境界線なのかもしれない。

それにしても最後の方、鮫がボロボロだ。
まだまだ技術的に稚拙なロボット鮫ではあったろうが、過酷な撮影が続いていた証拠かもしれない。

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by odin2099 | 2018-07-16 08:06 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

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