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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2018年 07月 29日 ( 2 )

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔法使いハウルと火の悪魔」を原作としたジブリの長篇アニメーション映画。
当初は細田守の監督作品として進められていたものの、諸事情で降板した後に宮崎駿監督作品として仕切り直されたのはご存知の通り。
この頃に世代交代に成功していたら、ジブリも今と違っていたかもしれない。

e0033570_20592620.jpgオープニングから流れる久石譲の音楽は素晴らしいが、お話は序盤こそ原作に沿ってはいるものの中盤以降は完全にオリジナル展開。キャラクターもまるで別人で、それでも原作寄り面白くなっているならともかく、更につまらなくしているようにしか感じられない。そしてキャラクターの作画の不統一さも気になる。今回見直すのは公開以来なのだが、その印象は変わらなかった。

倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也、神木隆之介、加藤治子…というキャストでも、合格点を上げられるのはせいぜい我修院達也と神木隆之介くらい。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズは元々ジブリのファンだったそうで、この映画も好意的に受け止めていたようだが、果たしてそれは本心だったのだろうか。

この作品以降、ジブリとジブリフォロワーによる英米児童文学のアニメ化は続いていく…

【ひとこと】
「ハウルの動く城」ってそういう意味で「動く」んじゃないんじゃないの?
まるで機械仕掛けのでっかい虫で気持ちが悪い。

<過去記事>




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by odin2099 | 2018-07-29 21:09 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
この映画は2016年7月29日に公開されているので、気が付くともう2年前の作品になってますね。
まだまだ色褪せない「同時代性」を保ち続けてる作品ではありますが、庵野監督の話題は先ごろ発表された2020年公開予定の「エヴァンゲリオン」新作(完結編)の方へ行っちゃってますが。

e0033570_07245966.jpg怪獣映画としてだけでなく、ポリティカル・フィクションとしても楽しめますが、その一方でギャグ映画でもありますな。エゴ剥き出しで右往左往する官僚たちの姿は滑稽です。
しかし政治家が徹頭徹尾カリカチュアライズされてますが、実は貶める意図は全くなく、限りなくリアルな描写なのかも知れないなあと、3・11だけじゃなく最近の政局を見ても感じますね。それとも製作陣の壮大な嫌味でしょうか。

主人公である矢口が、スクリーンを通してではなく自分の目でゴジラを見るのは、ようやく映画が半分まで差し掛かった頃で、しかも遠目でチラっと見るだけ。
最終決戦の際には矢口も現場に出ますが、それでもかなり距離はあり、直接対峙することはありません。
「ゴジラ」シリーズで主人公がゴジラと対面せずに終わるというのは、かなり珍しいケースでしょう。

ファンかそうでないかを問わず、広く受け入れられた「シン・ゴジラ」。
その後の「ゴジラ」はというと、レジェンダリー・ピクチャーズ版は次回作でラドン、モスラ、ギドラを投入、その後の作品でキングコングとの対戦を用意し怪獣バトルを前面に押し出す戦略のようで、一方の国内版はアニメで三部作を展開中と変化球勝負に出ています。
この一本でハードルがかなり上がってしまった感があり、国内で正当な(?)「ゴジラ」を復活させるのは当分先になりそうなのがもどかしいですね。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/24561344/
https://odin2099.exblog.jp/25157234/



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by odin2099 | 2018-07-29 07:29 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

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