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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2018年 10月 30日 ( 2 )

意外な形で登場した「機動警察パトレイバー2」の続編。
この実写版シリーズをずっと見ていた人でも、「パトレイバー2」を見ていないと面白さは半減するだろう。

e0033570_19291627.jpg続編でありながら部分的なリメイクでもあり、似たようなシチュエーション、似たような台詞が頻繁に出てくる。そして物語の比重が若い特車二課のメンバーとよりも、隊長である後藤田に置かれている点でも「パトレイバー2」を踏襲。
そしてあの一件以来消息不明となっている二人の隊長の内、南雲しのぶがキーパーソンとして登場する。

それにしてもアニメーション作品の続編を同一の世界観の中で実写で作った例は、少なくても日本では初めてではなかろうか。
また実写で巨大ロボットというのもレアなジャンルではあるが、こちらはアニメ版と同じく活躍シーンは少ないので、「ロボットアニメの実写版」を期待すると失望するかもしれない。

前作同様に軍事クーデター、テロリストを描いたストーリーで、よく防衛省が製作に協力したなと思うが、おかげで邦画では稀有なポリティカル・フィクションとして見応えのある作品に仕上がっている。

<過去記事>



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by odin2099 | 2018-10-30 19:53 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
「機動警察パトレイバー」 に続く劇場版第二弾だが、お話は繋がっている訳ではない。
前作を見ている必要は必ずしもないのだが、これまでの「パトレイバー」とは雰囲気もキャラクターデザインも幾分か違うし、主人公は野明や遊馬といった若い二人ではなく、後藤と南雲。多少の予備知識はないと、初見の人は付いて行きにくいとは思う。

e0033570_19292750.jpg物語も、近未来を舞台にしたロボットアニメだと思っているとかなり面食らう。
風景を延々と映し出し、それにダイアローグが被るだけの地味なシーンも多い。
そして描写されるのはクーデターの形を借りたテロ行為。邦画では珍しいと思われるポリティカル・サスペンス物だ。
終盤では組織の本拠へレイバー隊が突入する派手な見せ場も用意されてはいるものの、物語上での必要性は薄く、あくまでアクション映画を盛り上げるための方便、アクセント、テクニックに過ぎない。

そしてラストも何のカタルシスももたらさず、行き過ぎた行為に及んだ主人公たちの「その後」も、決して明るいものではないだろうことを暗示して終わる。
「パトレイバー」としてはラストエピソードになるであろう。
その後の彼らの運命がどうなったのか気になるところではあるが、描かずに終わることで余韻を残した。

しかし、後に意外な形で「その後」が提示される日が来ようとは…。

<過去記事>



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by odin2099 | 2018-10-30 19:36 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

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