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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2019年 02月 24日 ( 2 )

e0033570_16392240.jpgその年のノーベル文学賞を受賞することになったジョゼフ・キャッスルマンは、家族や友人、教え子たちを招いたパーティの席上で最愛の妻ジョーンに感謝の言葉を述べる。「彼女がいなければ今の自分はなかった」と。

そして授賞式に出席するためストックホルムへと向かうキャッスルマン夫妻。そこに一人のジャーナリストが近付いてくる。彼の名はナサニエル・ボーン、ジョゼフの伝記本を書こうと機会をうかがっていたのだ。
けんもほろろに追い返すジョゼフだったが、ジョーンは彼に興味を惹かれた。

ナサニエルは夫婦のことを徹底的に調べ上げていた。かつてジョーンが才能あふれる作家の卵であったこと、教師と学生という形で二人が出会い、妻子を捨てたジョゼフがジョーンと結ばれたこと、そしてジョーンと結婚後にジョゼフが傑作を連発していることなどを挙げ、実はこれらの作品はジョーンが書いたのでは?と問い詰める…。

メグ・ウォリッツァーの小説の映画化で、脚本はジェーン・アンダーソン、監督はビョルン・ルンゲ。
出演はグレン・クローズ、ジョナサン・プライス、クリスチャン・スレイター、マックス・アイアンズ、ハリー・ロイド、アニー・スターク。グレン・クローズとアニー・スタークは母子で二人一役。

内助の功どころか夫のゴーストライターを務めていた妻。作品が売れているだけだったならば、それなりに満足感を得られ幸せな生活を送れたのかもしれないが、ノーベル賞を受賞ともなると色々な感情的なしこりが表面化してくる。最後の最後に全てをぶちまけるのか、それともじっと耐えて終わるのか、その結末は如何に?と期待したが、その点ではやや肩透かし。まあ予想の範疇ではあったのだが。

ジョセフ自身にも苦悩や葛藤はあっただろうし、自尊心もかなり傷ついていたのだろうが、その辺りは劇中では確とは描かれず。徹底して感情移入しにくい人物になっている。
さりとてジョーンが殊の外虐げられた存在とも扱われていないので、この二人の関係、その内面に関しては観客個々人の解釈に委ねられている。これを”女性の自立の物語”と捉えてしまうのはあまりに短慮だろう。

【ひとこと】
さて、ノーベル賞ならぬアカデミー賞、グレン・クローズは見事受賞なるか。



by odin2099 | 2019-02-24 16:40 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
月光仮面」、「月光仮面/絶海の死斗」に続く劇場版シリーズの第3弾。
前2作はTV版の第一部「どくろ仮面編」をベースにした前後編だったが、今回は第二部「バラダイ王国の秘宝編」の映画化。
これまたTV版とは別のスタッフ、キャストによって製作されている。

e0033570_16303834.jpg今は滅亡したバラダイ王国の財宝を狙い、サタンの爪が暗躍。それを阻止せんとする月光仮面の活躍や如何に?というお話だが、前半は財宝の在りかを示す手掛かりとなる地図や宝石を巡る争奪戦で、後半は実際に現地に飛び、財宝探しの大冒険を繰り広げる、という構成。前半で死んだかに思えたサタンの爪は当然生きていて、財宝を手に入れんとあの手この手で攻めてくる。

財宝探しの旅には祝十郎探偵も同行しているので、行く先々で月光仮面は神出鬼没の大活躍。祝がいない時に限って月光仮面は現れ、月光仮面が去ってゆくと祝が戻ってくる、というからくりには登場人物は誰も気づかない。しかし実のところ神出鬼没すぎるので、普通の人間である祝十郎個人では当然出来そうもないパフォーマンスの数々。疑う余地はさいのかも。

ところで今日2月24日はTVで「月光仮面」が始まった日なんだそうで。さしづめ”月光仮面の日”とでも呼ぶべきところだろうか。
ちなみに主題歌で「月光仮面のおじさんは~」と歌われているが、祝十郎役の大村文武は撮影当時は24歳くらいのはず。TV版主演の大瀬康一に至っては二十歳そこそこだから、「おじさん」はチト可哀想だ。



by odin2099 | 2019-02-24 16:33 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
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