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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2019年 06月 23日 ( 4 )

e0033570_21555158.jpgバラエティ番組のレポーターとして葉子はウズベキスタンにいた。
思うような画が撮れず、また現地人の気質に翻弄されるスタッフたちだったが、彼女は淡々と与えられた仕事をこなすだけ。スタッフとも現地人ともコミュニケートを取らず、美しい風景に目を留めることもなく、仕事が終われば彼とLINEで連絡を取るだけの毎日だった。

葉子の目標は歌手になることで、帰国後はミュージカルのオーディションを受けることが決まっていたが、今の自分と理想とのギャップに悩んでもいたのだ。
そんな葉子だったが、一人で繰り出した街での出来事を切っ掛けに、少しずつ彼女の中で何かが変わろうとしていた。

前田敦子って凄い女優だなと思いながら見ていた。
劇中ではこれといった大きな事件も起きず、他に出てくるのはカメラマン役の加瀬亮、ディレクター役の染谷将太、AD役の柄本時生、通訳兼コーディネーター役のアディズ・ラジャボフぐらいで、ほぼ彼女だけが全編出ずっぱりなのだが、その圧倒的な存在感。

e0033570_21560105.jpg正直言うと彼女が劇中で何度か「愛の讃歌」を歌うシーンは、そこだけ急にミュージカル映画風になるので「なんじゃらほい」と思わないでもなかったが、夢は夢で持っていて、一方では現実的に目の前の(意にそぐわない)仕事も割り切ってやる”プロフェッショナル”な部分と、途中で恋人の安否を気に掛ける”少女”の部分とのギャップも含め、実際に自分も彼女に同道してロケに参加しているかのような臨場感を味わった。

劇中で体当たりレポートに挑戦する葉子のように、もはやアイドル出身女優ではない前田敦子に脱帽。

【ひとりごと】
劇中でスマホをいじる前田敦子の指使いの速さに驚く。
若い人はあれくらいのスピード、当たり前なんだろうなあ…。




by odin2099 | 2019-06-23 22:01 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
*** ネタバレあり ***

e0033570_20564129.jpg宣伝文句が「最後のXメン」と「最後」「最後」を強調してますが、20世紀FOX体制下でのX-MENは今のところこれが最後。
”今のところ”と注釈をつけたのは、度重なる公開延期の「ニュー・ミュータンツ」がどういう扱いになるのかがまだわからないから。

一応は来年公開の目途が立ったようだけど、まだ配信オンリーという可能性も捨てきれないし、おそらくタイトルに「X-MEN」の文字を冠さないだろうから、正式にシリーズの一本と認められるかどうかが不透明だということもある。

まあ「最後」とはいっても、ディズニー傘下で<MCU>に参入することは決まっているので、数年後か或いはもっと早くに「X-MEN」の新作にお目にかかれる可能性はかなり高いはず。
その際にオリジンストーリーを描きキャスト一新でリブートするのか、マルチバース設定を使って従来の「X-MEN」世界と<MCU>世界を融合させるのか、それとも他に斬新なアイディアがあるのかはわからないが、現行の体制での作品は確かにこれが「最後」だろう。

ということで「最後」だからかジーンが暴走し、X-MEN最大のピンチ!
前作「アポカリプス」では美少女然としていたジーン役のソフィー・ターナーもすっかり貫録がつき、ヒロインにしてヴィランという堂々たる主演女優っぷり。
撮影時の彼女は二十歳そこそこだったろうに。

そして新世代X-MENたちを率いてきたミスティーク/レイブンはあっさりと命を落とす。
大統領とのホットラインを持ち、人類とミュータントが今までで一番友好的な関係を築けていたのに、それは脆くも崩れ去る。
それ全てプロフェッサーX、チャールズ・エグゼビアが良かれと思ってしたことの痛烈なしっぺ返しだ。

e0033570_20565267.jpg何とかジーンを取り戻したいサイクロップス/スコットや、ナイトクローラー、クイックシルバー、ストームらはとりあえずチャールズ側に残るが、「レイブン殺したジーン憎し!」のビーストはマグニートーと手を組むなどX-MEN崩壊の危機。
まるで「シビル・ウォー」状態ですな。

それでもジーン暴走の背後に宇宙人がいることが判明したり、チャールズがようやく自分の非を認めて謝罪したり、その”心の声”がジーンに届いて覚醒したりで、クライマックスはかなりド派手なアクション満載。
そしてわが身を犠牲にしたジーンによって地球は救われました、とさ。

この結末によって「フューチャー&パスト」で描かれた未来世界とも、旧三部作の完結編「ファイナル・ディシジョン」ともリンクしない、また新たな時間軸が誕生することに。益々初心者にはとっつきにくいシリーズになってしまった気がする。
また音楽は初参加のハンス・ジマー
ジャカジャカ鳴らすジマー節も悪くはないが、「最後」なのに馴染みのあるジョン・オットマンのテーマメロディが流れないのは淋しい。

さて、シリーズ有終の美を飾るどころか大爆死と伝えられる本作。
昨年秋から今春、そして今夏と公開が延期され、期せずしてサマームービーに格上げされたり、最後の展開が某映画(「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」?「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」?「キャプテン・マーベル」?)と似すぎて再撮影を余儀なくされたとか、マイナスの情報ばかり流れてきますが、最大の問題はやはりFOXの身売り騒動じゃないのかな。

これが「最後」じゃなく「次」がある(ラストシーンはジーンの復活を暗示してるとも受け取れるし)ならば、ここまでそっぽを向かれなかったと思いますがね。
シリーズの完結編を謳うにはちょっと荷が重すぎ。「次」で是非とも巻き直しと行きたいところだけれど、これで「最後」だもんなあ。
まあ今は新しいX-MENやファンタスティック・フォーがどうなるのか、<MCU>の責任者ケヴィン・ファイギのお手並み拝見と行きましょうか。



by odin2099 | 2019-06-23 21:03 |  映画感想<ア行> | Trackback(3) | Comments(1)
e0033570_20500513.jpgインディーズで人気の女性デュオ<ハルレオ>、しかし今彼女たちの解散ライブツアーが始まる。
そのツアー初日から二人は険悪なムードだが、ステージに立てば抜群のハーモニーを見せる。そしてまた次の街へと移動するが、車内でも楽屋でも二人は殆ど言葉を交わさない。
そのツアーの最中に、少しずつ明かされていくハルとレオが音楽を始める切っ掛け、マネージャー兼ローディのシマとの出会い、すれ違っていく三人三様の想い。
そして最後のステージが終わった後、三人が辿り着いた結末とは…。

小松菜奈がレオ、門脇麦がハル、そして成田凌がシマを演じたロードムービーで、実際のライブツアーのドキュメンタリーを見ているかのようなリアリティがある。
ハルはレオが好き、レオはシマが好き、シマはハルが好き、という三角関係のお話ではあるのだが、互いに互いの気持ちがわかっていて、それで相手を傷つけたくなくて、それでも思うようにならないもどかしさにイライラが募っていく様が丁寧に描かれていく。

最後は再三繰り返される「ツアーが終わったら三人は赤の他人同士だ」という言葉とは裏腹に、結局のところ三人はつかず離れずの関係を続けていくのだろうな、と匂わせて終わる。
互いに自分を曝け出しある意味で大爆発した後は、音楽を続けていくかどうかは兎も角として、案外ピュアな良い関係に戻れるのではないかなという気もする。

もっともノベライズを拾い読みすると、そちらでは<ハルレオ>再結成を選択して終わっているようだが、その結末も悪くはないだろう。

ところでこの作品、二人のヒロインが演奏中以外はほぼ煙草を手放さないのには閉口した。見ているだけでこちらが気持ち悪くなってくる。




by odin2099 | 2019-06-23 20:52 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19304837.jpgギャンブルが全てを決める名門私立学園を舞台にした、河本ほむら・尚村透原作の人気漫画の実写映画化作品。
テレビアニメに続いてテレビドラマが作られ、そちらも好評に付き実写ドラマの第2シーズンと劇場用新作の製作が決まったという経緯がある。

原作漫画がスクウェア・エニックスからの刊行、アニメ版を経て実写ドラマがMBS系列で放送され、そして映画化、そして主演は浜辺美波という流れは「咲/Saki 」、「咲/Saki 阿知賀編 episode of side-A」と同じ。
ということでテレビドラマ版の放送当時から興味はあったものの、結局ほぼほぼ予備知識なしで鑑賞。
しかしそれでも十二分に愉しめた。

e0033570_19305807.jpg「咲/Saki」同様こちらにも浜辺美波を筆頭に福原遥、伊藤万理華、松田るか、岡本夏美、柳美稀、松村沙友理、池田エライザ、中村ゆりか、三戸なつめ、森川葵ら美少女がズラリ。
高杉真宙、宮沢氷魚、小野寺晃良、矢本悠馬といった個性的なメンバーも名前を連ねている。
特に高杉真宙のヘタレ演技は要注目。

「咲/Saki」でも対照的な二役を演じて芝居の幅を見せつけた浜辺美波が、ここでも二面性のある難役を自然に演じており、カメレオン女優ぶりに一層磨きがかかってきた感がある。
ただ本作の肝はゲストヒロイン枠の福原遥の突き抜けた怪演。
彼女ももはや単なる子役出身の美少女アイドルではない。今後の彼女の芝居が楽しみだ。

本当は「咲/Saki」の第3シーズンが見たいのだが、この劇場版で「賭ケグルイ」そのものも気になってきたので、とりあえずテレビドラマ版はチェックしておこう。



by odin2099 | 2019-06-23 19:43 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
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