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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2019年 11月 30日 ( 1 )

刃傷の場面はあるけれど、討ち入りの場面はない「忠臣蔵」映画です(厳密に言えばイメージシーンはあるけれども)。

『決算!忠臣蔵』(2019)_e0033570_20114921.jpg原作になっているのは山本博文の「『忠臣蔵』の決算書」
といっても小説じゃありません。

赤穂開城から討ち入りまでの間に、藩のお金はいくらあり、いつどんな目的にどれだけ使ったのか、そして最後にはいくら残ったのかを、大石内蔵助が残した会計帳簿をつぶさに紐解くことで数字から赤穂浪士の行動を考察した本です。

この本をベースに、お家再興にせよ討ち入りにせよ、如何にお金がかかることか、どれだけ赤穂浪士が苦労したのか、その悲喜交々を描いた異色の「忠臣蔵」映画ということになります。

脚本・監督は中村義洋、そして堤真一以下、岡村隆史、濱田岳、横山裕、荒川良々、妻夫木聡、大地康雄、西村まさ彦、木村祐一、小松利昌、沖田裕樹、橋本良亮、寺脇康文、鈴木福、森本くるみ、千葉雄大、鈴鹿央士、荻野由佳、上島竜兵、堀部圭亮、山崎一、波岡一喜、山口良一、近藤芳正、桂文珍、村上ショージ、板尾創路、滝藤賢一、笹野高史、竹内結子、西川きよし、石原さとみ、阿部サダヲら個性的な面々が顔を揃えています。

『決算!忠臣蔵』(2019)_e0033570_20155635.jpg先に「『忠臣蔵』の決算書」を読んでると「あれ?」と思う場面もありますし、史実を知っているとやっぱり「あれれ?」と思う箇所もありますが、そこはコメディ映画と割り切って愉しむべきでしょう。

いや案外この映画で描かれたように、浪士たちの行動は行き当たりばったりの成り行き任せだった部分も多分にあったのかもしれませんが。

ただ意外に締めっぽい場面もあったりで、コメディ映画として期待したほど笑えなかったな~というのが本音ですが、それでも「忠臣蔵」映画に一石を投じる思い切った作品であることは間違いありません。

しかし今は真っ向から、大上段に振りかぶった正統派の「忠臣蔵」映画というものは受けないのでしょうかね。




by odin2099 | 2019-11-30 08:05 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
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