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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

2019年 12月 04日 ( 1 )

『ドルフィン・マン/ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』(2017)_e0033570_19012998.jpg映画「グラン・ブルー」のモデルにもなったフリーダイバーのジャック・マイヨールが、自ら命を絶ってからそろそろ18年。
残された本人の映像と、ダイバー仲間や写真家ら彼と交流のあった人々、二人の子供、それに彼に影響を受けた現役のトップダイバーたちのインタビューで構成されたドキュメンタリー映画で、ギリシャ、フランス、カナダ、それに日本との合作映画。
ナレーションは「グラン・ブルー」でジャック・マイヨール役を演じたジャン=マルク・バールが務めている。

彼自身の著書や彼について書かれた本を読んで、あたかも彼は修行僧のような、とことん突き詰めるタイプの人なのかなと勝手なイメージを抱いていたが、この映画で語られる彼はまるで正反対。
職も住まいも転々とし、女性をとっかえひっかえ、家族はほったらかし……とは”探究者”のイメージにはまるでそぐわない。
また親日家であることは聞いていたが、この映画には何人かの日本人が登場し、彼が本当に日本に対して特別な感情を抱いていたらしいことも明らかになる。リップサービスではなかったのだ。

意外な一面、違った一面、知られざる素顔が垣間見られることを期待したが、この映画で描き出された姿はそんな些細なものではなく、彼に対する想いが根本から揺り動かされた感じ。
だがそれはそれで、一人の生身の人間として面白いなとは感じた。




by odin2099 | 2019-12-04 19:03 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
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