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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

e0033570_19535113.jpg東京新聞社会部記者・望月衣塑子に密着したドキュメンタリー映画。
彼女の著書を原案とした映画「新聞記者」が公開されて話題になったが、これはいわば”姉妹編”にあたる。

取り上げられているのは辺野古新基地建設問題、伊藤詩織さん準強姦事件、森友学園問題、加計学園問題…、辺野古に、宮古島に、大阪に、福島にと彼女は取材で駆け回る。
籠池元理事長夫妻や前川元次官、伊藤詩織さん、共産党の志位委員長なども画面に登場する。
そして再三取り上げられるのが、例の官邸における菅官房長官とのやり取りだ。

もちろん一人の記者に寄り添った映像であり、その切り取り方も一方的・作為的で公平性には欠けている面もあるだろうが、それでもこの映画を見ると、今の政治は何かおかしい、マスコミは死んでいるとの感を強くする。

2時間だれることなく、最後まで気分は高揚する。
というよりも憤りしっぱなし、と言った方が正しいか。
この内容を全面的に鵜呑みにするのは危険だが、それでも大本営発表を無条件に信用する方がより危険。
常に疑問符を持ち続ける姿勢は大切だと思う。



# by odin2099 | 2019-11-22 19:55 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_22183835.jpg昭和20年、敗色の濃い日本は霊的指導者・観阿彌光凰の能力を持って英米の指導者を呪殺しようという奇策に打って出ようとしていた。
折しも戦争によって多くの死傷者が生まれ、その怨念があの加藤保憲を蘇らせてしまう。
観阿彌光凰の側近で霊能力を持つ中村雄昴は、その作戦を邪魔しようとする凄まじい霊力を感じ取り、それを追って加藤保憲の姿を見る。
そしてその場で、今は看護婦として働く辰宮雪子と運命的な出会いをするのだった。

「帝都物語」に続くシリーズ第二弾で、出演は加藤雅也、南果歩、嶋田久作、戸垣恵理子、野沢直子、土屋嘉男、中丸忠雄、斎藤洋介、高橋長英、草薙幸二郎、日下武史、丹波哲郎。総監督に藍乃才(ラン・ナイチョイ)を迎え、監督は一瀬隆重が務めている。前作に比べると小粒だが、なかなか通好みのキャスト陣が渋い。

厳密には「帝都物語」の続編ではない。お話は直接繋がらないし、多少の矛盾点もある。
それに重厚なドラマ仕立てだった前作と違い、本作では建物や背景はやたらと爆発し、人がバンバンぶっ飛ぶ。香港映画のスタッフを呼んでワイヤーワークを駆使し、「帝都大戦」の名の通りアクション重視の方向に振り切っているので、あのムードを期待すると裏切られること必定。

e0033570_22184846.jpgとはいっても加藤雅也演じる主人公は、超能力を使う度にゲロ吐いてるし、南果歩演じるヒロインも最後の最後まで戦わないので、全編殆ど加藤保憲が敵対する人物を甚振り、苛み、嬲り殺してるだけ。
その分、一世一代の当たり役となった嶋田久作の加藤保憲がやたらと格好良いのではあるが。

最初は原作未読の状態で見て「つまんないな」と感じたのだが、後日原作小説を読んでから見直したら「案外面白いじゃないの」と宗旨替え。
…と当時のメモに書いてあったのだけれども、改めて見直してみたら、やっぱり詰まらなかった。

中村と雪子、それに加藤の対決に絞れば文字通りのアクション映画になっていたかもしれないが、本筋は実は観阿彌光凰の祈祷の方。演じているのが丹波哲郎なので無駄に存在感が大きく、最後にこの人が全て持って行ってしまうので尚更メインの3人の扱いが霞んでしまう。
製作に際しては色々とゴタゴタがあったようだが、それを収拾できないまま作ってしまった、という感がありありだった。

【ひとこと】
土屋嘉男が扮する胡散臭い科学者の名前が水野博士。
これ、「ガス人間第一号」のオマージュなんだろうけど活かしきれてないなあ。



# by odin2099 | 2019-11-22 06:16 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
人気アニメを実写化、ということですが、元ネタは全然知りません。
しかし映画を見るにあたってアニメ版をチラ見したんですが、うーん、年齢的にはちょっと上だけど、玉城ティナの閻魔あいはヴィジュアルも喋り方もアニメにかなり寄せていて、これはかなりイケてる部類に入るんじゃ?

恨みを持った人が”地獄通信”というサイトにアクセスし恨む相手の名前を入力すれば、「地獄少女」が現れその相手は地獄に落ちて永遠の苦しみを味わう、という都市伝説があった。ただ依頼者も死後には地獄へ行き同じ苦しみを味わうことになる、というのがミソ。

e0033570_20495411.jpg市川美保は、魔鬼というカリスマ的アーティストのライブで南條遥という少女と出会う。
この出会い方がトンデモで、ライブ中に美保に痴漢を働いたヤツを遥がボッコボコに叩きのめすという強烈なもの。おまけに遥は「美保が美しい」から「美しいものが好き」という理由で接近してくるのだ。
そして偶然魔鬼と知り合った二人は、彼がプロデュースするインディーズアイドル御厨里美のライブのシケットを貰う。

二人はライブへ出かけるのだが、ライブ中に早苗は突然暴漢に襲われ、顔に大きな傷を負ってしまう。しかも反省するどころか嘲笑う言動を取ったことでその相手を呪い、次はその犯人の母親が息子を死に追いやった早苗に復讐し…という具合に負の連鎖が続いていく。

魔鬼から早苗の代わりのヴォーカルを選ぶオーディションに誘われた二人だったが、合格したのは遥だけ。しかも合格直後からどうも遥の様子がおかしい。どうやら魔鬼に薬物を与えられ、洗脳されているのでは?
ということで物語が転がっていく。

これに最初に「地獄通信」のことを記事にし、事件が起こったライブにも立ち会っていたルポライターが狂言回し的な役回りを演じ、いくつかのエピソードを融合させる働きをするのだが…。

相手に復讐をするといっても爽快感とは程遠いし、ホラー映画であるのでそこそこのショッキングなシーンもあるのだが、なんとか自分にも耐えられるレベルの怖さということと、玉城ティナの魅力(魔力?)に引き込まれて最後まで完走出来た。彼女は「惡の華」もそうだったけど、この世ならざる者にハマるな。

出演は他に橋本マナミ、楽駆、麿赤児、森七菜、仁村紗和、大場美奈、藤田富、波岡一喜ら。
脚本・監督は白石晃士。

最後まで見ることが出来た理由にはもうひとつ、事実上のヒロイン役である森七菜の存在も欠かせない。
守ってあげたい儚げな少女として登場するが、最後には自ら「地獄少女」を償還する荒々しさ、激しさを見せ、そのギャップは秀逸。
素朴にして純情可憐、しかしながら芯の強さを感じさせる彼女はここ一、二年で急速に注目を集めるようになったが、然もありなん。今後の活躍も愉しみである。




# by odin2099 | 2019-11-21 20:52 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20342682.jpg「北斗の拳」をハリウッドで映画化!
――と宣伝していたものの、実のところ東映ビデオと東北新社の製作。
東映の<Vシネマ>レーベルの海外版、<Vアメリカ>の一本として作られている。
そのため監督のトニー・ランデルはじめ、あちらのスタッフで固められているものの、企画が黒澤満で、製作総指揮に渡邊亮徳、一瀬隆重らの名前がある。

キャストはケンシロウにゲイリー・ダニエルズ、 シンにコスタス・マンディロア、ジャッカルはクリス・ペン、バットがダンテ・バスコ、リンは鈴木富子、リュウケンにマルコム・マクダウェル。
そして唯一の日本人キャストとしてユリア役として鷲尾いさ子が参加している。
ユリアは悪くはなく、またシンはこのキャスト陣の中では一番イメージに近いが、似合わない長髪姿のケンは微妙で、後は言わずもがな。

お話は原作の第一部にあたるケンとシンの対決を描いているが、大枠は踏襲しているもののほぼオリジナルストーリー。リュウケンは冒頭でシンに銃で殺されてしまうが、全体の語り部を務めるとともに、以後は誰かに憑依したり、夢の中に現れたりでケンを導く。まるでジェダイマスターのようだ。

バットとリンが黒人の兄妹で、バットがリンを助けて死んじゃったり、ユリアが死んだと告げて動揺を誘い、ケンを叩きのめそうとするシンには、背後にラオウの存在もないので同情の余地がない。
それに北斗神拳や南斗聖拳の技の描写には重きを置いていない。ただ独特の人体爆発シーンなどは原作を再現しようという意欲は感じられる。
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「北斗の拳」を期待して見に行くと、見事に裏切られるのは必定。当時映画館の館内で途方に暮れた経験あり。
だが、後に<字幕スーパー版>だけでなく<日本語吹替版>のビデオもリリースされ(現在はDVDに収録)、こちらを見てから前言撤回。というのもメインキャラの吹替キャストはケンシロウ:神谷明、シン:古川登志夫、バット:一龍斎貞友、リン:鈴木富子とアニメ版と同じだったからだ。吹替で見るならそれなりに「北斗の拳」っぽく感じられてくる。

それでもぶっちゃけお話は面白いとは言い難い。
坂本浩一監督で第二弾の企画もあったようだが、結局実現はしなかった。
今の坂本監督版ならちょっと見てみたい。



# by odin2099 | 2019-11-21 20:46 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
イタリアのベルルスコーニ元首相をモデルにした、政治風刺をこめた艶笑劇だと思って見に行ったんですが、ちょっと違ったような…?

e0033570_19585748.jpgいきなり一獲千金を夢見る男が出てきて、何やら政治家をターゲットにして一山当てようと目論んでる、というところまでは良かったんですが、なんかいろんな人物が次から次へと出てくるので誰が誰やら段々と付いて行けなくなり、その頃になって漸くベルルスコーニ本人が出てくると今度は件の兄ちゃんが出てこなくなり、はてさて二人にどういう接点が?とか考えてたらすっかりお話に付いて行けなくなってしまいました。

あとでパンフ読んでやっとストーリーと人物関係がわかり、えー?あの二人って夫婦だったの?とか、あの誕生パーティやってた女性って熱愛がスクープされた未成年モデルだったの?とか、最後のあの延々と映し出される人々ってそういう意味を持たされてたんだあと驚くことしきり。
それでも誰が何をして、何をしたくて、結局どうなったのかは完全には理解しきれませんでした。

本筋に関係なくセクシー美女がいっぱい出てきてバンバン脱いでくれるのはいいけれど、ボーっと見てちゃダメですね。予備知識あった方が絶対に愉しめます。
おまけに何度か記憶を失った瞬間が???
157分という上映時間もちょっと長すぎるかなあ、と感じました。




# by odin2099 | 2019-11-20 20:00 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
結構内容忘れてました。
「チャーリーズ・エンジェル」に続く、テレビから映画へ、の第2弾。
見ていて、あれ?この後どうなるんだっけ、と考えながらの再観賞。
「フラッシュダンス」だ、「ピンクパンサー」だ、「ケープ・フィアー」だ、と色々な映画のテーマやポップスのヒット曲がまるでジュークボックスのように流れてくるのも面白いし、エンドロールのNG集を見ても、エンジェル3人が実に楽しそう。
それが見ているこちらにもストレートに伝わってくるのがイイ。

e0033570_22482080.jpg改めて見ると3人とも年齢が…などと考えてしまったけど、撮影時の彼女たちは20代後半から30代前半のはず。まだまだ若かったんだねえ。もう少し上に見えちゃうけど。

ジャクリーン・スミスがテレビシリーズと同じケリー役で出演したことで、この映画はリメイクやリブートではなく続編だったことが確定。50代後半のジャクリーン・スミスの方が、ともすればキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー、デミ・ムーアより若く見えちゃうのは映像マジック?

そういえば先ごろ公開された(日本公開は来年2月の予定)の新作映画も、どうやら”続編”として作られているらしいが、これが「ターミネーター:ニュー・フェイト」に続き撃沈したと伝えられている。
クリステン・スチュワート、ナオミ・スコット、エラ・バリンスカとフレッシュな顔ぶれを揃えたものの、観客の興味は惹かなかった模様。

これがオファーしたものの断られたと噂されていたジェニファー・ローレンス、マーゴット・ロビー、エマ・ストーンの3人組だったらどうだったろう?
もっとも数年前にテレビでリブートされたものの早々に打ち切られたという経緯があったので、今さら求められてなかった、ということかもしれないけれど。

ただ、内容に関してはさほど酷評されてるワケではなさそうなので、ちょっと楽しみにしてるのであった。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-11-19 22:59 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
女性に月一でやってくる「生理」を擬人化したキャラが出てくる小山健の人気コミックの映画化作品。

e0033570_19121119.jpg青子(二階堂ふみ)は雑誌社で働くOL。山内(須藤蓮)という後輩と忙しい毎日を送っている。妻に先立たれた久保(岡田義徳)という彼氏もいるが、彼には年頃の娘かりんがいて、二人の交際に猛反対。
青子にはひかる(松風理咲)という高校生の妹がいて、ゆきち(狩野見恭兵)という彼氏もいるものの、受験を控えてお互いに悶々とした日々を送っている。
りほ(伊藤沙莉)は青子の働く雑誌社で清掃のバイトをしてるヲタクで、日頃の鬱憤をSNSにぶつけ毒を吐き続けている。そんな時山内は、雑誌でコラムの連載をお願いしたい相手が、りほだということに気付く。

そんな彼女たちを悩ませているものがもうひとつ、それが月に一度やってくる生理ちゃん。
仕事にデートにと、どんなに大切な用事があろうがお構いなしにやって来る生理ちゃん。それを理由に出来ないから女性は大変なんだ、というお話。
その大変さをビジュアル面では生理ちゃんをおぶったり、抱っこしたり、台車に乗せて移動させたりで表現。視覚的インパクトでわかりやすくアピールしてる。

ただそれだけじゃなく、時にはイマジナリーフレンドとしても現れ、恋に悩む彼女たちの支えにもなっている。
その結果、青子は久保との関係に自分なりの決着をつけるし、ひかるとゆきちは遂に…? そしてりほと山内もちょっといい関係に。
みんな大きな一歩を踏み出したところでエンド。前向きな気分になれるラブコメディだ。



# by odin2099 | 2019-11-19 19:16 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(2)
こちらは6年ぶり2度目(前回の記事はこちら)。
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亥鼻城が正式名称? 千葉城というのは通称。
しかもお城があったのは平安時代から室町時代にかけて、ということなので、もちろんその時代にこんな立派な天守があるワケもなく実はお城の天守の格好をした博物館で、正式には千葉市立郷土博物館
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でもこれだけ立派な見てくれだと、インチキだとわかっていてもテンションあがるあがる。
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「手裏剣戦隊ニンニンジャー」がロケに使ったとか、戦国武将のコスプレイベントがあったとか色々聞こえてきますが、見栄えは良いし言ってみれば博物館がお城のコスプレしてるみたいなもんなのでマッチしてるのかもしれませんね。
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そういえば前に行った時は拝観料を払ったはずなんですが、今は入場無料になってました。ありがてえ。
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今回は常設展示の「千葉氏の興亡」をじっくり見てきましたが、なかなか興味深い一族ですねえ。
平忠常の子孫だそうですが源氏との繋がりが深く、前九年後三年の役でも従軍し、源頼朝の挙兵の際には逸早く駆け付け鎌倉幕府成立に貢献したとか、戦国時代に入ると後北条氏の支援を受けて里見氏と争ったとか、内部分裂もあったりで毀誉褒貶が激しいです。
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平将門あたりから始まり、源義朝、新田義貞、足利尊氏、上杉禅秀、里見義弘、太田道灌、上杉謙信そして豊臣秀吉と一族に関わりある登場人物も多士済々。
一族の興亡をドラマにしたら面白そうなんですが。

# by odin2099 | 2019-11-18 22:25 | 旅行 | Trackback | Comments(0)
e0033570_19315809.jpg「死にたい」が口癖の少女・鹿野なな(桜井日奈子)と「殺すぞ」が口癖の少年・小坂れい(間宮祥太朗)。居場所の見つからない同士の二人が出会い、少しずつ互いの中に自分の居場所を見出していく不器用なラブストーリー。
それに、自分が可愛いく常にチヤホヤされていたいきゃぴ子(堀田真由)とその親友の地味子(恒松祐里)の話と、地味子の弟・八千代(ゆうたろう)と八千代のこと以外が目に入らず「好き!」と告白し続ける撫子(箭内夢菜)の話とが絡み合うラブコメディ…なんだと思ってたら、うわっ、重っ!
「いま”最も泣ける四コマ”」ってそういう意味か。

いじらしかったり、もどかしかったりの三組の人間模様。
それがラストが近付くにつれハッピーエンドへ向けて収斂していくのかと思いきや、まさかのどん底へ。
でもそれを乗り切った先に、それぞれの”選択”を経た上での未来がある、という点ではハッピーエンドなんだろうけれど、ちょっとキツかった。

この三組の話は同じ学校を舞台に同時並行で語られていくが、実は時系列は意図的にぼかされている。
最後にそれが明らかになると「ああ、そういうことか」と頷けるのだが(といっても幾つかわからない部分があり、それはパンフレットを読んで氷解した)、かなり細かい小物も使っての伏線が張られていたりで、綿密に組み立てられていたんだなと感心しきり。

ただ厳密には三つのエピソードの比重がアンバランスで、収まりが悪いなと感じる時もあったのだが、それもそのはず、原作では全く無関係のバラバラな話を組み合わせたものなのだそうな。
それぞれ独立した短編で作った方が、見る側の感情はキープ出来たような気もする。
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”岡山の奇蹟”桜井日奈子はやっぱり可愛いけど、最近よく見かける堀田真由は今回もガラッと変わった印象。前にも感じたけど、化けるな、彼女は。



# by odin2099 | 2019-11-18 19:33 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
欧米列強の進出により揺れる清朝末期、イギリス人やアメリカ人が我が物顔で闊歩し、提督は欧米の言いなり。そして町では沙河のならず者がしたい放題暴れてるという有様。
そんな中で立ち上がったのが、医師にして武術の達人の黄飛鴻!

中国の国民的英雄である彼を主人公にしたシリーズの第1作で、監督はツイ・ハーク、そして黄飛鴻を演じているのはリー・リンチェイ(ジェット・リー)。
他にもユン・ピョウ、ジャッキー・チュン、それにロザムンド・クワンらが出演。ユン・ピョウもジャッキー・チュンも既にスターだった筈だが、年下であるリー・リンチェイの弟子を違和感なく好演。

e0033570_07554707.jpg久しぶりに見てみました。
でんでんでんでん ぱぱらぱ~♪でお馴染みゴールデン・ハーベストのロゴタイトルも懐かしいなあ。
今回初めての日本語吹替版だったんだけど、個人的にはリー・リンチェイって池田秀一のイメージじゃない。いつの間にかフィックス声優になってますがね。ちなみにヒロインのロザムンド・クワンを吹き替えた玉川砂記子は奥さんだったりします。

とにかくリー・リンチェイが格好良いです。立ち振る舞いが綺麗です。
んなバカな?!――というアクションも多いですが、リー・リンチェイの所作の美しさもあって不思議な説得力がありますし、実際にこんな人がいたら、皆心酔するだろうなあと思わせるだけのカリスマ性も兼ね備えています。堅物ではあっても聖人君子ではなく、朴念仁で子供っぽいところもあるというのが魅力でしょうか。

まあそれ以上に強調しておきたいのがロザムンド・クワンの美貌。といっても近寄りがたい美しさというのではなく、無邪気な笑顔に時折見せる芯の強さ。
彼女が演じるイー伯母は、伯母とはいっても黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)との血の繋がりはなく、年も近い幼馴染ということで互いに惹かれ合ってるのだが…というラブコメ的要素もシリーズの大事な要素の一つ。フェイフォンを見つめる表情がいじらしくて…。

正直言うとこの1作目は上映時間も長く、また登場人物も多くてストーリーがやや混乱しているのですが、それでもやっぱり面白いですね。
以前は途中で脱落しちゃいましたけど、今度こそシリーズをきっちりと追いかけたいと思います。
主題歌「男兒當自強」もイイ!



# by odin2099 | 2019-11-17 08:01 |  映画感想<ワ行> | Trackback(1) | Comments(2)
e0033570_18022554.jpg子どものないブレイヤー夫婦が不妊治療を受け、神に祈っていたところ、ある日天からの授かりものが。
月日が流れ、ブランドンと名付けられた赤ん坊は頭脳明晰な少年へと育って行った。
だが思春期を迎えた頃、ブランドンは謎めいた行動をとるようになる。
そして周囲で不可解な事件が起こり始めた…。

製作がジェームズ・ガン、脚本と製作総指揮にその兄弟であるブライアン・ガンとマーク・ガン、監督はデヴィッド・ヤロヴェスキー。
出演はエリザベス・バンクス、デヴィッド・デンマン、ジャクソン・A・ダン、マット・ジョーンズ、メレディス・ハグナー。

この映画を簡単に説明するなら「スーパーマン」+「オーメン」、あるいは「オーメン」風「スーパーマン」。
「スーパーマン」は宇宙からやってきた赤ん坊カル=エルが地球人クラーク・ケントとして育てられ、長じて正義の超人スーパーマンとして活躍するというお話だが、もしカル=エル(クラーク・ケント)が悪の道に走ったら、というのがこのお話だ。

しかも「オーメン」のダミアン少年のように初めは純粋無垢な存在として登場し、”何か”に目覚めた後は徐々に邪悪なるパワーを発動させる。それと気付かず周囲に犠牲者が次々と生まれ、遂にその正体に気付いた者が排除しようとするも返り討ちに遭い…という展開も同じ。

デカい音で観客を驚かせたり、振りむくとそこに立っている、という古典的手法で怖がらせるタイプの映画だが、少なからずグロい場面もあったりで見ているのは辛かったものの、90分とコンパクトにまとまったアンチ・ヒーロー映画だった。
ラストも「オーメン」のように続編が作れそうな終わり方だったが、どうやらそこまでのパワーはなさそうだ。

そういや「オーメン」と「スーパーマン」、どっちもリチャード・ドナー監督だ。
だから親和性があるのかな(違)。



# by odin2099 | 2019-11-16 18:12 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
相方さんがブログ「ぼやき部屋」で何回かダムに行ったことを記事にしてましたが、それに対抗して(?)自分もダムに行ってきました(タイトルもちょっとマネしてます)。

自分も何気にダムに関する本やDVDを持ってたりするくらい興味津々。
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といっても行くのは今回初めてだったのですが。

場所は東京都の青梅市。
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最寄り駅はJR青梅線の鳩ノ巣駅か白丸駅です。
落差30mで日本最大級なんだそうです。
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この上流に小河内ダムがあります。
特徴は魚道(魚がのぼる通り道)があることです。
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管理棟から入ります。
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高いです。下見るとクラクラします。
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らせん階段の下から見上げるとこんな感じ。
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本来ならここで魚が泳いでる姿を見ることが出来るらしいのですが、先日の台風で放水した結果、今は水がありません。
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高所恐怖症じゃないつもりだったんですが、流石に下を見ると目眩が…。
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足がガクガクで手もブルブル震えてしまいました。


**** 参考 ****






# by odin2099 | 2019-11-16 08:11 | 旅行 | Trackback | Comments(2)
<スーパー戦隊>の映画というと「えー、興味ないー」と拒否する人も、「志尊淳と横浜流星と福原遥が主演の映画だよ」というと「あ、なんか面白そ~」と反応が変わりそうな…?

e0033570_20021067.jpg「トッキュウジャー」はテレビ本編を結構見ていたということもあったけれど、これは単独の作品としても面白いと思う。<スーパー戦隊>の単独映画の中でも上位に来るんじゃないかな。
15・16話と同時ということは比較的早い段階に撮影されていたことになるけれど(トッキュウ6号は17話からの登場なので、初登場はこの劇場版ということに)、その割にみんなしっかりキャラクターを掴んでる。

いきなり変身!からのアクションシーンから始まる主題歌に乗せてのオープニング、そしてドラマもエンドロールのおしまいまで続くというギッチリ詰まったタイトさ。
車掌さんの関根勤も見せ場があるし(千葉真一の物真似まで披露)、なんといってもゲストキャラとしてツンデレヒロインを演じた福原遥が可愛いのが良い。

もう5年も前の作品だけど、志尊淳、平牧仁、小島梨里杏、横浜流星、森高愛、長濱慎とトッキュウジャー6人とも現在も活躍中。ヒーロー番組出身者が評価されてるのはやっぱり嬉しい。

【ひとりごと】
志尊淳、横浜流星、福原遥の共演作と書くと随分イメージが違うな。
いずれ他の作品での再共演もありそうだけど。

<過去記事>




# by odin2099 | 2019-11-16 07:11 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)
ジェームズ・キャメロンが製作に復帰した「T2」の正統派続編で、アーノルド・シュワルツェネッガーに加えリンダ・ハミルトンも参戦!

これまでの作品だと、「T2」で”審判の日”を回避したはずが実は先送りにしたに過ぎず、結局は”審判の日”は起ってしまうということでシリーズを続行してきたけれど、今度の作品は”審判の日”を回避したことで生まれた新しい(別の)時間軸の世界から刺客がやってくるというストーリー。
ということで「T3」も「T4」も「T5」もなかったことにされ、新しい「T3」という立ち位置に。

e0033570_19515249.jpgジョン・コナーは「T2」直後の世界であっけなく瞬殺され(出演者にエドワード・ファーロングの名前があるのはそういうことね)、失意のサラ・コナーはターミネーター・ハンターと化している。
そこへ新たなターミネーターのターゲットになった女性ダニーと、彼女を守るために使わされた女性兵士グレース、新型ターミネーターのREV-9が現れることで、サラは再び物語の中心人物へと返り咲く。

ジョン・コナー不在でスカイネットもない世界というのは新たな展開といえば展開だし、でもこれまでのシリーズの焼き直しだと言われればそうだよねと答えざるを得ない微妙なところ。
毎回毎回未来世界から使者が訪れ、果たして歴史を変えることが出来るのかどうか、を繰り返してるのが「T1」以来のパターンなので、多少捻ろうとも行く先はイエスかノーのどちらかしかない。

いや、未来が変わらないのではそこでお話が終わってしまうのだからノーという選択肢はなく、未来に対して何らかの影響を与えて終わるものの、新作が出来る度にその結末を否定するところから始まるのだから、よほど工夫を凝らさないといい加減飽きがくる。
事実「T4」以降は毎回”新たな三部作”の幕開けを謳いながらそれに失敗し、クリエイターを入れ替えての再立ち上げばかりなのがそれを如実に物語っている。

今回はシリーズ活性化の切り札としてキャメロンを持ってきたが、どうやらそれも失敗のようで現段階では大赤字は必至とのこと。しかもどうやら肝心のキャメロンと監督のティム・ミラーの間も良好とは言えなかったらしいという話も漏れ伝わってきているし、どうせなら監督込みでキャメロンに丸投げした方が良かったのかもしれない。
そして”新三部作”の立ち上げどころか、本作をもってシリーズは打ち止めとの噂も。

それにしても最近のアクション物は、老境に入ったスターに無茶をさせる傾向にあるなあ。
当人たちが元気でやる気になってるのは良いことだが、言い換えれば次世代、次々世代のスターが育ってない証拠でもあるし、シリーズ物の場合は旧作の人気キャラクターに頼らなければ魅力的な新たなキャラクターを描けないということで、これはこれで由々しきことだ。




# by odin2099 | 2019-11-15 19:56 |  映画感想<タ行> | Trackback(3) | Comments(0)
世界で唯一、君主の家名が国名になっているのがリヒテンシュタイン公国。
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スイスとオーストリアに挟まれた世界で6番目に小さな国ですが、ここには世界屈指のコレクションがあるとのことで、それが今回来日しお披露目されているとのこと。
この小国のことは殆ど知りませんでしたが、ルーベンスの絵画など展示されている作品の幾つかには見覚えあり。また絵画だけではなく、陶器や磁器も展示されています。
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なお会場内は撮影禁止ですが、一部だけ撮影可能エリアがありますので要チェックです。
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Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中。




# by odin2099 | 2019-11-15 06:50 | ミュージアム・イベント | Trackback | Comments(0)
7年ぶり2度目(前回の記事はこちら)。
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急なお休みで、さてどこへ行こうかな?と色々考えた中で土壇場で(?)ここにしました。
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平日だからまあまあ空いてたんですが、ちょうど修学旅行だか社会科見学だかの学生の集団とバッティングしちゃったのが残念…。
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今の主役は「はやぶさ2」ですね。
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「きぼう」、前に来た時とは入口が違ってました。
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前はここが出入り口だったはずですが、今は側面から。
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前回来た時の主役「はやぶさ」はちょっと隅に追いやられてます…。

ついでにエキスポセンターにも行ってきましたけど、今回も中に入らず。
プラネタリウムがメインみたいですけど、面白いのかなあ。
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そして駅前の東映ヒーロー物でお馴染みの場所にも。
ここ来るとテンション上がります。
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# by odin2099 | 2019-11-14 20:12 | ミュージアム・イベント | Trackback | Comments(0)
e0033570_18591373.jpg19世紀のパリ、高名な詩人の娘マリーは新進気鋭の詩人ピエールと恋に落ちるが、両親はピエールの親友で、同じくマリーに恋い焦がれている裕福なアンリとの結婚を決めてしまう。
愛のない結婚に倦み始めたマリーの元へ、ピエールが帰国したとの報せが届く。失意のピエールはアルジェリアで退廃的な生活を送っていたのだ。
たまらずにピエールの元へ駆けつけたマリーは彼と結ばれるのだが…。

生涯に2,500人の女性と関係を持ったと豪語した詩人ピエール・ルイス、その死後に彼が撮影した大量のポルノ写真が見つかったが、その中には親友の妻マリーのものもあった、ということに着想を得た物語とのことなので、必ずしも事実に基づくものではないらしい。

1人の女性を巡っての親友との三角関係、人妻の不倫という部分だけを見れば安っぽいメロドラマのようだが、男性の添え物であることに満足出来ず、束縛を嫌い、また社会に自分を認めてもらおうともがいている女性の自立の物語という側面があることが、安っぽさの代わりに深みを与えてるようだ。

といってもイメージショットが多く、台詞で多くを語らない演出なので登場人物たちの心理状態がよくわからないのと、そもそもメイン格で出てくる人物たちの相関関係の説明があまりなく、時間経過も明確にはされていないのでストーリーを追いかけるのは少々手間取る。もう少し観客に情報を与えても良かったのではなかろうか。

またR18+のレートで公開されているので女性のヘアーも堂々と映し出されているが、男性器までそのままなのには少々驚いた。



# by odin2099 | 2019-11-14 19:07 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
ヤマト艦内ではクーデターが勃発。
それに伴い森雪の記憶喪失の謎、”イスカンダルからの第一の使者”ユリーシャはどこにいるのか?の謎に迫る。
一方のガミラスではデスラー暗殺事件が起こり、同じくクーデターが起こるという”激動編”。

e0033570_22241589.jpgまたドメルの猛攻を受け、あるいはガミラス艦隊大集結の中を強行突破するヤマト!という画が見られる。
…のだけど、これは一本の中に2回あると辛いかな。

これまでは基本旧作をなぞってきていたが、新しい要素や新解釈を付け加え、単なるリメイクでは終わらないぞ、との感を強くしたのはこの作品辺りから。
旧作にいない「2199」オリジナルキャラが活躍をはじめるのだが、真田と古代守の過去話は良いとして、守と新見のエピソードが取って付けたようなのがちょっと残念。
元の恋人同士だったなら、「ゆきかぜ」の残骸が見つかった時の新見の反応がドライすぎる。

そして雪とユリーシャの関係も結局はわからず仕舞い。
雪の記憶喪失は「2202」でも引っ張ってきているものの、本当の原因はやはり明らかにならなかったのにはフラストレーションがたまってしまった。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-11-13 22:27 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
集金人として旅をしている青年ツァイサンだったが、無一文なので仕方なく蘭若寺という荒れ寺に泊まることにする。ここは魔物が出ると曰く付きの場所であり、途中で出会ったイン道士からも忠告を受けていた。
その夜ツァイサンは琴の音色に導かれてとある家を訪れ、そこで美しい娘スーシンと出会う。

e0033570_06593272.jpg香港映画を色々見ていた頃の作品で、何年振りかで見直したが、スーシンのこの世のものとは思えぬ美しさ(実際に幽霊なのだが)は未だ色褪せない。
清楚にして妖艶、儚げにして強いヒロインはジョイ・ウォン一世一代の当たり役。見えそで見えない、しかも大胆な脱ぎっぷりも実に良い。

一応中国の古典「聊斎志異」を原作にしているようだが、大幅に脚色されているらしい。
もちろんジョイ・ウォンの魅力だけだけじゃなく、貧乏書生を演じたレスリー・チャン(既にアラサーだったよなあ、彼は)も可愛らしいし、何と言っても同士役のウー・マの怪演!
ヒラヒラ舞う布の美しさと、それを引き立てるワイヤーアクションの妙。それにペーソスがある主題歌も良かったなあ。

最後がハッピーエンドか?と思わせておいての悲劇。
それでも暗いまんま終わるのではなく、何となく希望を持たせる締めなのも良い。
数々の亜流作品を生み、またジョイ・ウォンも似たような役を振られるようになっちゃったけど、それも仕方がない。それだけ良く出来た作品だったということなんだから。



# by odin2099 | 2019-11-13 07:08 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
まだまだ最近の作品という気がしていたけど、もう9年も前になるんだなあ。

e0033570_23024954.jpg原作になっているクレシッダ・コーウェルの小説も読んでみたものの、あまりに別モノで続きを読む気にはならなくなっちゃったし、続編はゴールデングローブ賞の受賞作品ながら日本公開は見送られ(Blu-ray&DVDのセル及びレンタルのみ)、テレビシリーズは来たもののカートゥーン・ネットワークやNetflixでのリリースと気軽に見られる環境じゃあなし、と次第に距離を置くようになっちゃった。
しかしまた新作が作られ、今度は劇場公開されるってんでチェックチェック!

お話は…細かいところは忘れちゃったけど、いや違うな、大筋を覚えてなくて細かいシーンを意外に覚えてたけど、かえって新鮮で純粋に愉しめた。
バイキングたちのキャラクターデザインはイマイチ好みじゃないけれど、見ているうちに段々と愛着が湧いてくる。それにトゥースも健気で可愛い。

また物語上の悪者が出てこない(敵対するドラゴンのラスボスはいるけれど)ので、イライラもなし。ヒックとトゥースにとって障害になりそうなキャラはいるものの、結局みんな”好い奴”だった、となる。
ジョン・パウエルの音楽も良いし、「魔女の宅急便」や「紅の豚」の影響を受けたという飛行シーンもゴキゲン。
ただ、ラストがねえ……。

トゥースは尻尾の先にある翼の片方を失っていて、ヒックが人口の翼を取り付けてあげたことで自在に大空を翔ぶことが出来るようになるのだが、ラストではヒックが右足を失い義足を付けるという展開が。
結果的に主人公が障害を負ったもの同士のコンビということになるのだけれど、この展開、必要だったの?

その前にメインキャラの中に、ヒックの師匠であり、ヒックの父である族長の友人でもある鍛冶屋で、片手片足が義手義足という人物が出てくるのが伏線なのかもしれないけど、なんだか最後の最後にイヤ~な気分にさせられてしまった。普通にハッピーエンドじゃなんでいけなかったんだろうか。

ちなみにヒックとトゥースのこの境遇、原作にはない要素なんだけどな。
あと、ヒックの相棒となるドラゴンの名前は”トゥース(歯)”ではなく”トゥースレス(歯なし)”が正しい。
まあ作者のコーウェルが、これらの改変について否定的なコメントを出していないのがせめてもの救いかな。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-11-12 23:06 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』<日本キャスト版>Season1

e0033570_17572707.jpg都合が悪くなってしまったので、という人からチケットを譲ってもらい、IHIステージアラウンド東京へ行ってきました。
来日公演に続き、現在は日本人キャスト版の第一弾を公演中で、この後キャストを改めて第二弾、第三弾と長期公演が予定されています。
客席は…8割方が若い女性でしたねえ。

上演中の第一弾のキャストはこちら。

トニー:宮野真守/蒼井翔太(Wキャスト)
マリア:北乃きい/笹本玲奈(Wキャスト)
アニータ:樋口麻美/三森すずこ(Wキャスト)
リフ:小野田龍之介/上山竜治(Wキャスト)
ベルナルド:中河内雅貴/水田航生(Wキャスト)
ドク:小林隆
シュランク:堀部圭亮
クラプキ:吉田ウーロン太
グラッドハンド:レ・ロマネスクTOBI

自分が見た回はトニー:蒼井、マリア:笹本、アニータ:三森、リフ:上山、ベルナルド:中河内です。

映画の「ウエスト・サイド物語」はその昔テレビで放送したのを見たっきりなんですが(大竹しのぶ、国広富之、沢田研二、安奈淳、尾藤イサオによる吹替版。もう40年前なのか?!)、意外にお話覚えてるものだし、レナード・バーンスタインの音楽も形を変えて何度も聴いているので耳に馴染みのある楽曲ばかり。
ということで3時間近い作品ですが、だれずに最後まで愉しむことが出来ました。

ただこのシアター、360度回転が売りの円形劇場なのですが、これがなかなかキツイ。
幕の代わりのスクリーンに映像が映し出され、客席ごとステージ上のセットが動くので場面転換はダイナミック、ついでにセットの入れ替えの必要もないのですが、ハッキリ言って酔います。
映画館でも最近は体感型、4DXとか色々出てきてますが、そういうのが主流になるとしたらドンドン足が遠のきそうです。

ところで今回キャスト表を見ていて、その中に劇団四季のトップ女優だった樋口麻美の名前があったのでビックリ。
ここしばらく四季のお芝居から遠ざかっていたのですが、その間に退団されていたんですねえ。まあ彼女クラスになれば、退団後も引く手数多でしょうが。
それにメインキャストに3人も、所謂”声優”さんがいるというのも驚き。今や声の仕事だけじゃなく、歌って踊れてなんでも出来る、真のエンターティナーが求められているんでしょうね。

【ひとりごと】
スタッフの中に”振付指導”という肩書で大澄賢也の名前が。
今はダンサーだけじゃなく多方面で活躍してるんだなあ。





# by odin2099 | 2019-11-12 18:14 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
e0033570_07264716.jpg寺田辰弥は自分を探している者がいるとの報せを受け諏訪法律事務所を訪ね、そこで自身が八つ墓村の庄屋・田治見家の跡取り息子であると知らされる。だがその直後に辰弥を迎えに来た母方の祖父・井川丑松は毒殺され、辰弥の元にも八つ墓村へ来てはならぬとの警告状が届く。
亡き母の故郷を見たいとの思いから辰弥は、田治見家の使者である森美也子に案内され、八つ墓村の田治見家を訪ね、一族を仕切る大伯母である小竹と小梅姉妹や異母兄姉の久弥と春代、従兄妹の里村慎太郎、典子らに引き合わされる。そして美也子から八つ墓村に伝わる恐ろしい呪いの話を聞かされる。
翌朝、今度は久弥が死体となって発見されるが、そこへ諏訪弁護士から依頼を受けたという金田一耕助という探偵がふらりと現れた。

市川崑監督が17年ぶりに手掛ける<金田一耕助シリーズ>で、監督は当然のように石坂浩二を主演に考えていたようだが、製作サイドからは豊川悦司を勧められたとのこと。
しかしこの映画、封切りで見に行ってるはずなのに、トヨエツが「しまったーっ!」と大声を上げるシーンしか記憶にない。はてさて。

これまでの<金田一シリーズ>では、事件が起きてやってきた胡散臭い男が、やがて周囲の人物と打ち解け、風采の上がらない見かけとは裏腹に鋭い推理力を発揮し、最後に犯人を名指しする(解決する、とは言ってない)。
そして最後には皆を穏やかな心持にして去ってゆく、というパターンだったのだが、それをそっくりトヨエツに当てはめようとしたのがそもそもの失敗だったのだろう。

トヨエツの金田一は最後まで胡散臭い奴で、石坂=金田一が持っていた犯人に対する温情は持ち合わせていないようだ。
犯人が自死に及ぶことを承知で見逃すのではなく、単にウッカリで自決させてしまうのだ。

その犯人にしても、そもそもの物語上の立ち位置がわかりづらい。
動機についてはクライマックスで自らの口から語るものの、余所者にしか思えない人物が何故物語の中心に座っているのか、その説明がないからだ。
そしてシリーズ伝統とも言える、配役を見ただけでわかってしまう犯人、というのもやや興ざめ。

おそらくこの作品がヒットしたら再び<金田一シリーズ>を再開する腹積もりもあったのだろうが、残念ながら実現せず。
またお馴染みの加藤武が胃薬を吹きこぼし、「よしっ、わかった!」を披露してくれるものの、どうやらこの作品はシリーズの一本はおろか、番外編としても数えられていないようだ。
シリーズの真の後継者はこの作品の10年後に作られた「犬神家の一族」のリメイクということになるようで、そう考えるとますますこの作品が不憫に思えてくる。



# by odin2099 | 2019-11-11 07:34 |  映画感想<ヤ行> | Trackback | Comments(0)
レイダース/失われた≪聖櫃≫」、「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」に続く<インディアナ・ジョーンズ>の冒険譚の第3弾。
2作目が1作目より過去の物語なので、時系列的にはこちらが1作目の続きということになる。

e0033570_20364503.jpgリヴァー・フェニックスが少年期のインディ役、そしてショーン・コネリーがインディの父ヘンリー・ジョーンズ役で出演と贅沢な配役。しかしフェニックスもコネリーもハリソン・フォードに似ているとはちっとも思わないのだが、それを言うのは野暮というものだろう。
特にインディアナ・ジョーンズは、映画史的にはジェームズ・ボンドの子供。となればインディの父親が初代007のコネリーなのは必然だ。
もっとも当初はグレゴリー・ペックも候補に挙げられていたようだが。

似てる似てないで言えば、少年期のインディが出会ったフェドラー帽を被った盗掘団のリーダー、こちらの方がインディっぽい。というよりインディが彼をリスペクトしていて、好んで似たような恰好をしているのだろうが。
ちなみにこの役を演じたリチャード・ヤングはその後、007フォロワーの一本「プリンス・マルコ/地中海の標的」でタイトルロールの凄腕スパイ役に抜擢された。

前作がちっとも面白く感じなかったので本作もあまり期待していなかったのだけれども、ブロディやサラといった1作目の脇役たちが戻り、かつ親子のデコボコバディ物になっていたので今度は愉しめた。
前2作のヒロインが二人ともインディといがみ合いながらも恋に落ちるというパターンだったのに対し、本作のヒロインは女の武器を使ってジョーンズ親子を誑かす悪女として描かれている点も目先が変わって良い。

1作目でユダヤ教、2作目で仏教、そしてこの3作目でキリスト教と、世界三大宗教に所縁の有る”宝物”が登場していることもあり、ここで終わっていればシリーズも綺麗に完結したのだろうが、続きが出来てしまったのは人気シリーズの宿命だろう。

その後も更なる続編の話は出ては消え、の状態だったが、そうこうしているうちにルーカス・フィルムがディズニー傘下に入ってしまったため、現在はディズニー映画として新作を準備中。
公開予定日が度々延期され、今のところは2021年夏ということになっているが、未だに脚本も仕上がっていないようなので心配。何より主演のハリソン・フォードがどこまで動けるか、だ。

御年77歳、順調に製作が進んだとしても撮影中に78歳を迎える訳で、ロジャー・ムーアだってジェームズ・ボンド役を勇退したのは57~8歳の頃だしなあ。
最近でもアクション映画で活躍しているリーアム・ニーソンにしたって67歳。もともと動きの良くないハリソンなだけに満足いくアクションシーンをこなせるのかどうかも気になる。

【ひとこと】
今回もTV吹替版で観賞。
ハリソン・フォード=村井国夫、ショーン・コネリー=若山弦蔵だとやはり安心して聴いていられる。

<過去記事>




# by odin2099 | 2019-11-10 20:44 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
昭和期ガメラシリーズの8作目。
といっても完全な新作映画というわけではなく、ガメラと怪獣との激闘シーンは全て過去作からの抜き取り。それに新撮のドラマシーンにはめ込んだ、限りなく新作に近い総集編映画、ということになります。
が、これが意外に良く出来ていて、特に旧作のガメラを知らない人には楽しめたんじゃないかなあと思います。時折なんか無性に見たくなるんだなあ。

ギャオス、ジグラ、バイラス、ジャイガー、ギロン、バルゴンとシリーズの怪獣たちは総登場しますし(え、宇宙ギャオス?なんですか、それ)、”地球を侵略しようとする宇宙海賊(の手下の怪獣たち)”VS”地球を守る正義の宇宙人(によって生み出されたガメラ)”という図式を前面に出しているので、ガメラと怪獣の対決に余計な理屈は不必要。ガメラはスムーズに次から次へと現れる刺客(怪獣)たちと戦い、これをやっつけていきます。

e0033570_07295805.jpgドラマ部分も、カメ大好き少年とペットショップのお姉さん(実は正義の宇宙人)との交流、宇宙海賊の手下の悪いお姉さんとの対決、からの友情の芽生え(?)といった流れもわかりやすく、感情移入もしやすいんじゃないでしょうかね。ガメラや怪獣たちのシーンが再利用だということも、あまり気になりません。
初めて映画館で見たガメラ映画なので思い入れが強いせいもありますが、子供だましにならないギリギリのラインで踏みとどまった子供向け怪獣映画の佳作、といっても良いような…。

正義の宇宙人を演じているのはマッハ文朱と小島八重子と小松蓉子の3人。
マッハ文朱は改めて見ると綺麗だし、やさしい頼れるお姉さん感が子供向け作品にはピッタリ。アクションは勿論のこと、お芝居も卒なくこなしています。
あとの二人も可愛いんですが、小島八重子というのは…えー、「夜霧のハウスマヌカン」を歌った やや なんですか?! 知らなかった~! あの曲がヒットする6~7年前の出演作ってことになりますねえ。

劇中には「宇宙戦艦ヤマト」(「さらば宇宙戦艦ヤマト」か「宇宙戦艦ヤマト2」の映像だと思いますが)と「銀河鉄道999」(こちらは劇場版)のフッテージが流用されガメラと共演を果たしてますが、「999」に至っては劇場公開から半年強、このタイミングでよく使用許可が下りたものです。

<過去記事>





# by odin2099 | 2019-11-10 07:39 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
ロシアの文豪ニコライ・ゴーゴリ自身を主人公にしたダーク・ファンタジー。
物語の舞台は1829年のサンクトペテルブルクからスタート。

e0033570_17220053.jpg若い作家のゴーゴリは今は秘密警察の書記官をしているが、とある殺人事件の現場で名探偵との誉れも高いグローと知り合いになる。ゴーゴリが掴んだ手掛かりから、グローが鮮やかに事件を解決したのだ。
その後グローはウクライナの小さな村へ、若い女性が次々と殺害されるという事件の捜査に出かけることになるのだが、ゴーゴリは同行を申し出る。
ゴーゴリがその近くの出身者だというだけでなく、実は不思議な力の持ち主であることを見抜いていたグローはそれを了承。

到着早々招かれざる客として疎まれるものの、色々なものが”視える”ゴーゴリと名推理を披露するグローは名コンビぶりを見せて難事件に挑む、というものなのだが、映画は「第1章 ディカーニカ村の殺人」と「第2章 赤いジャケット」の二部構成。
最初は超自然現象絡みかと思わせながら、一度は猟奇的殺人に落ち着き犯人も特定されたものの、やはり……ということで、第1章の事件が解決したかと思うと第2章の事件が起こり、これが無関係ではなかったことが明らかになる。

しかも如何にも切れ者然としたグローは前半で退場。
後半は死者と接触したり、人ならざる者、魔界の者と遭遇した挙句にしょっちゅう気絶してしまう頼りなさげなゴーゴリの独壇場になるのも緊張感や不安を煽る展開だ。

そして物語は終わらない。
どうやらこの作品、三部作の第一作とのことで、「え、ここで?!」という場面で「つづく」と出てエンドロールへ。これは続きが気になる。

終始画面が暗いのは低予算をカバーするためとも言われているようだが、作品の陰鬱なムードにはピッタリ。ヒロインが人妻というのもなんか萌えるし、他にも美女が何人も出てくるのでなかなか気に入った。

なお日本語吹替版ではゴーゴリが森川智之、グローが三上哲とドラマ「SHERLOCK/シャーロック」のコンビを起用。
しかしヘンな先入観というかイメージがつくので、これはサービスというより余計なお節介だったかな。




# by odin2099 | 2019-11-09 17:25 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_18421848.jpg河内屋の跡取り息子の与兵衛は遊女・小菊に入れあげ、店の金を黙って持ち出し、挙句に高利貸しから借金を重ねていた。幼い頃に与兵衛の面倒を見たことのある油屋の妻・お吉は、河内屋の主人の悩みを聞いた夫から頼まれ与兵衛の道楽を諫めるのだが、与兵衛は話を聞こうとはしなかった。
お吉が与兵衛に諫言するために来たことを知った小菊は、お吉にある言葉を囁く。その時、お吉の中の何かが目覚めたのだった。

近松門左衛門の世話浄瑠璃を、藤川のぞみ、山田キヌヲ、安田慎吾、柳憂怜、火野正平らを配し、坂上忍が脚本・監督を担当して映画化。
「不朽の名作を大胆解釈した意欲作」と書かれているところを見ると、原作とはかなり違う話なのだろう。

以前、樋口可南子、堤真一、藤谷美和子、井川比佐志、岸部一徳らが出演した五社英雄監督版を見たことがあるが、あれともまるで違う話になっている。
あちらは当時ヘアヌード解禁作?!として話題になっていたものだが。

こちらでは「藤川のぞみがオールヌードを披露!」というのが売りになっており、またもう一人のヒロイン(というより真のヒロイン)を演じた山田キヌヲも脱いでいるのだが、二人とも無表情で抱かれ、おまけに総じて画面が暗いので見ている側に訴えるものがない。

また商家のボンボンと遊女、それに油屋の夫婦の話なのに画面に映し出されるのは海岸ばかり。街並みを映し出すショットもないのは、セットを組んだりロケに行ったりする予算もなかったからだろう。
演出も淡々としてて盛り上がらないこと夥しい。お吉と小菊の情念というか心の動きをしっかり描かなくて何とする。文芸作品としてもエロ目的の作品としても中途半端だ。



# by odin2099 | 2019-11-08 18:47 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
イオン・プロ製作の<ジェームズ・ボンド>シリーズの第5弾で、今度の舞台は日本。
メインキャストにも若林映子、丹波哲郎、浜美枝ら日本人スターの名前が並び、国を挙げて撮影クルーを歓迎し、国宝姫路城や蔵前国技館、銀座の大通り、地下鉄丸ノ内線構内、ホテルニューオータニなど普段なら撮影許可が下りそうもない場所でもロケを敢行したものの、出来上がってみればトンデモ日本の観光映画になっちゃった、という曰く付き。
おまけに撮影中に姫路城を傷つけちゃったりしたもんだから、以後ここでの撮影には制約が課せられるようになってしまったんだそうで。

e0033570_20175725.jpgしかしなんでボンドが日本人に変装して潜入捜査をしなきゃならないのかとか、そういった無駄な部分が多いことを除けばお話としては決してつまらなくない。
脚本のロアルド・ダールは「チョコレート工場の秘密」や「おばけ桃の冒険」、「マチルダはちいさな大天才」、「魔女がいっぱい」などで知られる著名な小説家でもある。

若林映子のボンドガールも、日本人の贔屓目もあるだろけど決して他の女優に劣っているとは思えないし、浜美枝だって悪くはない。もっとも物語上ではボンドガールは二人もいらなかったね。一人に絞った方が流れはスッキリする。

特に浜美枝の出番は実質最後の30分だけだし、ロクに台詞もない。
これは浜美枝の英語力では演じきれないと若林映子とは当初の配役を入れ替え、更に浜美枝の台詞を削り若林映子の出番を増やした結果らしい。
ちなみに海女役の浜美枝は泳ぎにも難があったそうで、こちらは当時のショーン・コネリーの妻ダイアン・シレントの吹き替え。水中のシーンをよく見るとまるで別人なのがわかる。

ともあれ作品はヒットしシリーズの続行も決まったが、「ドクター・ノオ」「ロシアより愛をこめて」「ゴールドフィンガー」「サンダーボール作戦」と続いて007を演じて来たコネリーは嫌気がさし、本作を以てボンド役との決別を宣言してしまう。

【ひとりごと】
「ボンド、ジェームズ・ボンド」というお馴染みの名乗りがないのは本作が初らしい。

<過去記事>



# by odin2099 | 2019-11-07 20:24 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
ウルトラの星を目指すウルトラマンのカットから始まり、ウルトラの星でのファミリー総登場の新撮シーンはじめ、しっかりと劇場用としてお色直しはされている「ウルトラマン」の総集編映画の第2弾。

e0033570_20121605.jpg他にも戦いに疲れたウルトラマンを励ます兄弟たち(何故かレオとアストラがいなくてジョーがいる)や、本編未使用だったが苦戦するマンを応援するファミリーたち(予告編用のカット?)、原版では空中戦のみだった初代バルタン星人とマンとの地上戦などの新撮シーンを盛り込み、一本の映画としての満足度は(当時としては)高い。
2本目だから前作とは同じことが出来ないな、という意識が働いたのだろう。

ただ人気怪獣が登場するエピソードばかり集めてるので、見飽きたシーンばかりで閉口した、というのは再三書いてきた通り。
原版に簡単に触れることの出来る今では、逆に適度に手を入れたこのヴァージョンが、その違いを愉しむという意味でも新鮮だったりするのだが。
公開当時より今の方が、明らかにこの作品に対する個人的評価は高くなっている。

地球に危機が迫り、集められたファミリーたちは長老であるウルトラマンキングの前でデモンストレーションを敢行。
その結果ウルトラマンが選ばれ地球へ派遣されるというのが本作の発端だが、そのパターンを使えばまだまだ第3弾、第4弾…と”続編”を作ることは可能。
流石に本作公開時が<第三次ウルトラブーム>のピークだったろうが、今少しブームが長続きしていたら、今度はウルトラセブンやエースらを地球へ派遣するヴァージョンを作っても面白かったかも。

ウルトラセブン」や「帰ってきたウルトラマン」、「ウルトラマンタロウ」なんかの総集編がどんな作品になったのか、かなーり興味があるのだが。

【ひとりごと】
キングがウルトラマンを指名するシーン、その前に並んでいたアストラが一瞬反応するんだけど、お前が地球に行くつもりだったんか?

<過去記事>


# by odin2099 | 2019-11-07 20:12 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_20492258.jpg新宿で川島という男性が急死するという事件が起きた。警察は手掛かりを追って奈良の天河神社へと飛ぶ。
同じ頃ルポライターの浅見光彦は原稿の依頼を受け、取材のためにやはり天河神社へと向かっていた。だが途中で出会った老人が殺されたことで、容疑者として拘留されてしまう。
殺害されたのは能楽の名家・水上流の長老だった。今水上流は兄妹を巡る後継者問題で揺れていた。宗家は長子相続が習いだが兄の和鷹は正妻の子ではなく、妹の秀美を推す声が強かったからだ。
だが宗家の後継者は和鷹に決まりそのお披露目が行われたが、今度はその場で和鷹が毒殺される。その毒は川島の体内から検出されたものと同じだった。

「犬神家」の金田一耕助から15年。天河に浅見光彦、登場。”のコピーで、内田康夫の人気小説を市川崑監督が映画化。
”金田一”の石坂浩二が光彦の兄として出演し、加藤武が<金田一シリーズ>と同様の警部補を演じてお馴染みの「よしっ、わかった!」を披露するなどまるでシリーズ番外編の趣き。というより同窓会映画か。

また「犬神家の一族」だけでなく、「人間の証明」「セーラー服と機関銃」を引き合いに出すなど、角川映画としても並々ならぬ力の入れようだったが、戦後間もない頃を舞台にしていた<金田一シリーズ>と違い、こちらは現代のお話の筈だが基本パターンが同じなので古臭く見えてしまう。

浅見光彦のキャラも金田一耕助ほど立ってないので特出した魅力もなく、キャスティングを見れば犯人が誰かの目ぼしも簡単についてしまうという<金田一シリーズ>の劣化コピーにしか思えなかった。

最後には「浅見光彦・事件簿 ファイル第一号。」とテロップが出て終わるものの、残念ながらシリーズ化はならなかった。



# by odin2099 | 2019-11-06 20:54 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
<スーパー戦隊>シリーズと<宇宙刑事>シリーズがコラボするなんて、この当時は考えもしませんでしたね。
しかものっけからゴーカイジャーとギャバンは派手に激突し、しかもギャバンが圧倒します。
変身前のアクションを演じた大葉健二の凄さ、色褪せない洗練されたデザイン、それに渡辺宙明メロディ、どれをとっても現役感が半端なく、この作品のギャバンの格好良さは筆舌に尽くしがたいものがあります。

e0033570_19381627.jpgまたラストには「3人の宇宙刑事スペシャル」のパロディもあり、ギャバン=一乗寺烈だけでなく、バトルケニア=曙四郎、デンジブルー=青梅大五郎の三役で変身するという快挙も見せてくれています。

迎える側のゴーカイジャーたちも、この頃は撮影が始まって10ヵ月くらい経っているでしょうか。皆いい顔をするようになってきましたね。
この中では山田裕貴と池田純矢がブレイクしたのはちょっと意外ではありましたが、声優のM・A・Oとしてもキャリアを重ねてる市道真央ら、今でも活躍しているメンバーが多いのも喜ばしいことです。

この作品の反響を見てでしょうが、後に<宇宙刑事>は本格的に復活するのですが、実は最初のこのコラボ作品がもっとも当時の<宇宙刑事>の雰囲気を伝えているように感じられるのが惜しいですね。変に足したり引いたりせず、そのまんま作ってくれれば今でも<宇宙刑事>は十二分に魅力的なコンテンツな筈ですが、商売上の問題もあったりでなかなか難しいのでしょうね。

それらの作品でも大葉健二は年齢を感じさせない迫力あるスタントを見せてくれていましたが、昨年から病気療養中ということで表舞台からは姿を消しています。
リハビリ中だということ以外その後の経過もあまり聞こえてこないので心配ではありますが、一日でも早い復帰を願っております。

<過去記事>




# by odin2099 | 2019-11-06 19:41 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
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