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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ:演劇( 122 )

e0033570_21100125.jpg元劇団四季の藤川和彦が脚本・演出・プロデュースを手掛けるミュージカルで、あの「オズの魔法使い」のサイドストーリーといったら良いでしょうか。今回が再演とのこと。
なんといっても「沼尾みゆきが南の魔女グリンダを演じる!
――というだけでチケットを取りました(ファンなんです)。

元々「ウィキッド」に着想を得て、ということらしいのですが、「ウィキッド」でグリンダのオリジナルキャストだった沼尾みゆきを起用したのは凄いですね。
他にも雅原慶、​大塚たかし、​広瀬彰勇、​笹岡征矢といった劇団四季出身者がキャストに名を連ねていますが、そういえば西の魔女役の雅原慶がエルファバを演じた時の「ウィキッド」、見に行ってました。

カンサスでのドロシーたちの物語と、オズの国での物語が入れ子構造になっているというかメタフィクションになっていることや、過去と現在が行き来するあたりが少々わかりづらいものの、オーディションで選ばれた子どもたちが達者な演技を見せ、十二分に愉しませてくれました。そして沼尾みゆきのクリスタルボイスも健在。

ただ、少々苦言を呈すれば、ドロシーたちがエメラルドシティに辿り着いた場面の演出、それにクライマックスが南の魔女と西の魔女のデュエット(グリンダとエルファバ!)であることなど、全体的に「ウィキッド」からの影響があまりにハッキリ見えてしまっているのがどうも…。
いや、イメージを重ねて見ているこちらが悪いといえば悪いのですが。




by odin2099 | 2019-06-18 21:12 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
「仮面ライダー斬月」の舞台は3/9~24まで日本青年館ホール、次いで3/28~31は京都劇場で上演しましたが、その千秋楽の模様を映画館でのライブビューイング上映及びネットで配信。

e0033570_19405500.jpgということでつい先日生で見てきた舞台を、今度は映画館の大スクリーンで追体験してきました。
これまでにも同じお芝居を何度か見に行ったことはありましたが、映像でとなると殆ど経験なし。
しかもライブDVDやテレビ等の中継ではなく、映画館で見るのは初めての経験です。

まず開演前の客席の様子が映し出され期待感を煽り、そして開幕。
カメラが演者を上手く追い切れてないもどかしさは多少ありましたが、実際の劇場ではなかなか見ることのできない細かい表情をチェック出来たりと、これはもしかすると劇場で生を見るより没入感を味わえるかもしれません。
せっかく劇場へ出かけてもステージが見切れてしまったり、出演者が米粒みたいに小さくしか見えなかったりと座席の当たり外れは大きいですからね。

e0033570_19403121.jpgマイクが客席の音をあまり拾っていなかったので、拍手や歓声、どよめきは控えめ。
その分臨場感に乏しく感じる場面もありましたが、一言一言の台詞は聞き取りやすかったので、これはどちらが良かったのでしょうか。
また映画館での鑑賞用に編集したり再構成しているのではなく、あくまで生中継ということから起る多少のハプニングも素直に受け止めることが出来ました。
一度見ているだけにストーリーもすんなり頭に入ってきますし、「ああ、ここはアドリブだな」なんていう楽しみがあるのも再観賞組の特権かと。

カーテンコールは千秋楽らしく、まずアンサンブルキャストの面々の名前を久保田悠来が一人一人読み上げて紹介。
その後はキャストを一人一人紹介し、それぞれが客席に向けてコメントする(ライブビューイングや配信で見ている人たちへ配慮したコメントをしたキャストもいました)という流れでしたが、この際の皆の素の表情、わちゃわちゃぶり、重々しくシリアスなトーンのお芝居とのギャップは十二分に愉しめました。
それぞれのアップを抜いてくれるのも映像配信ならではでしょう。

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再度のアンコールに応えたキャスト陣が穿け、「本日の公演はすべて終了」という客席のアナウンスが流れたのでこれで配信も終わりかと思いきや、今度はライブビューイング向けにメインキャストが舞台袖に集まって再度のコメント。こういうオマケは嬉しいですね。
秋にはDVD&Blu-rayも出るようですが、この日のものが収録されているのか、それとも別日のものか、そちらもちょっと楽しみです。

またこれからもこういった舞台が第二弾、第三弾…と続いて行って欲しいですし、可能であれば再演の機会があればまた見てみたいものです。

by odin2099 | 2019-04-02 19:47 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
かつてユグドラジル・コーポレーションの実験場になっていた、貧困に喘ぐ新興国トルキア共和国。だがそこで異変が起こってるとの報せを受けた呉島貴虎は8年ぶりにその地に足を踏み入れるが、突然の襲撃を受けて負傷し一切の記憶を失ってしまう。
アンダーグランド・シティに住む少年たちによって助けられた貴虎は、この国が一部の特権階級”貴族”によって支配されており、彼らはロックシードを与えられ、「ゲーム」としてチーム同士で殺し合いをさせられていることを知る。
今日も抗争が行われている最中に未知のアーマードライダーが出現、おぼろげな記憶の中、貴虎はそれが「斬月」と呼ばれるライダーであったことを思い出す…。

e0033570_19085725.jpg
「仮面ライダー」初の演劇作品化。
脚本・演出は毛利亘宏、出演は久保田悠来、萩谷慧悟、原嶋元久、小沼将太、宇野結也、後藤大、増子敦貴、千田京平、高橋奎仁、田淵累生、丘山晴己、大高洋夫ら。
「鎧武」本編からの登場は貴虎役の久保田悠来だけなのが寂しいが、劇中で使われる葛葉紘汰の台詞は佐野岳本人のものかな。

「仮面ライダー鎧武」は第1話から最終回まで付き合っているのだが、実は面白くて毎週を愉しみにしていたという訳ではない。むしろ何度か挫折の危機がありながら辛うじて完走したという方が正しい。
なのでこの作品も最初は興味が湧かなかったのだが、やはり「仮面ライダー初の舞台作品」という部分に興味を惹かれ、ほんの二週間ほど前にチケットを取った次第。しかも真ん中のブロックやや後方寄りという、思いがけず良い席だったのでビックリ。

という訳で今日は日本青年館ホールへ。
当日券の販売もあったようだが、おそらく満席かそれに近い盛況ぶり。自分には馴染みのない役者さんばかりだったものの、出演者は全員男性で2.5次元の経験者もいたのだろう、客席の八割以上は女性だったように思う。

物語はTVシリーズ最終回の「数年後」を描く後日談。のみならず貴虎の過去話も盛り込まれたもの(これは久保田悠来本人の希望によるものだそうだ)。
決して全面的に好きではない「鎧武」世界の話だけに、最初から最後まで全てを受け入れながら見ていたのではないが、気が付くと舞台に引き込まれていた。

貴虎以外に出てくるのは新しい人物たちなのだが、貴虎と因縁浅からぬキーとなる人物は呉島兄弟と対を成すような兄弟だし、他にも「鎧武」本編の人物を彷彿とさせるような人物が何人か。これもファンサービスの一貫なのだろう。

そして何と言っても主役の久保田悠来。
アクションだけでなく、立ち振る舞い全てが舞台映えし、所謂「立っているだけで絵になる」圧倒的な存在感。器の大きな役者であることを再確認させられた。

時折挟み込まれるギャグシーンは、自分の沸点と噛み合わずにさっぱり笑えなかったが(場内の反応は良かった)濃密な約2時間だった。




by odin2099 | 2019-03-21 19:18 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
昨日は2018/09/05~09まで全9公演、六行会ホールで上演されていたお芝居を見に行ってきました。
原案・総監督:坂本浩一」というだけで即チケット購入。出演者もお話も何もわからない段階で、です。
e0033570_22310585.jpg
お話はチラシやパンフレットから抜粋すると――
どこか遠くでも近くでもない、未来でも過去でもない架空の街そこは治安という概念が崩壊した街。
様々な犯罪者たちが集まり潜み、警察や法律も手の届かない治外法権エリア。この都市を仕切るのは巨大なYAKUZA組織・徳川組。
そんな街で、唯一人々に夢を与える場所・竜宮館<DRAGON INN>。
そこでは、5人の美女たちによるグループ“BLASTING GIRLS”=“BG(ビージー)”のパフォーマンスが、人々に夢や勇気を与えていた。そして彼女らの正体は、「華舞綺TOWN」を裏から守る” 甲賀流FEMALE NINJA WARRIOR=KUNOICHI”だったのだ。
街の支配を深めるため、組長・徳川秀忠は”伊賀流YAKUZA-NINJA六人衆 BURAIKANN”を招集し、竜宮館の排除に動き出す。
「華舞綺TOWN」を平和な街にするため、パフォーマンス(KUNOICHI)集団BGと、徳川組伊賀流YAKUZA忍者部隊との激しい戦いが、今始まる!!
というもの。
脚本・演出は石山英憲(シアトル劇団子)、プロデューサーは堀口聖一と丸田順悟、企画協力が株式会社KADOKAWA、そして製作・主催がNINJA ZONE製作委員会。

e0033570_22305345.jpg後でチェックしてみると主演は宮原華音、5人の美女戦士を演じるのは春川芽生、巴奎依(A応P)、小林れい(夢みるアドレセンス)、竹内舞(グルーピー)、師富永奈。アイドルグループで活躍している娘もいて、監督好みの動ける可愛い子が揃ってます。
中でも竹内舞が気になったのですが、彼女は去年までSKE48のメンバーでもあったんですね。
そのボスとなる桝田幸希(←間宮夕貴←最上ゆき)は、坂本組の常連さんになりつつあります。

他に原嶋元久、磯野大、佐藤友咲、坂本康太、朝日奈寛、勝也、青木一馬、斉藤範子、高橋明日香、大島翠、大山将司、キャッチャー中澤、高草木淳一、榎本遥菜、坪井ミサト、俊藤光利八神蓮が出演。
故意か偶然か、宮原華音とは「仮面ライダーアマゾンズ」で同僚だった顔触れがチラホラと。

ストーリー、脚本、演出ともに、正直言って「これ」といって惹きつけられるものはなかったのですが(ちょっと「少女は異世界で戦った」を思い出してしまいました。どこがどう、ということもないのですが)、やっぱり女の子たちが元気に飛び跳ねているのは見ていて愉しいですね。重たい場面も少なくないですし、少なくても完全なハッピーエンドでは終わらないのが玉に瑕ですけれど。
既にシリーズ化も決定してるということですし、映像化も期待出来そうなので、彼女たちの頑張りが無駄にならないように応援していきたいな、と思います。



by odin2099 | 2018-09-09 22:33 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
タツノコプロ55周年記念作品の「InfiniーT Force」、春先には「InfiniーT Force/ガッチャマン さらば友よ」という続編となる劇場アニメも公開されたが、こちらはその元になったTVシリーズをベースに1時間45分に再構築した舞台版で、8/29~9/2までIMAホールで上演されていたものを最終日に観劇(千穐楽ではない)。
いわゆる「2.5次元」はこれが初体験。

e0033570_21411280.jpg企画・製作:ILLUMINUS、協力:タツノコプロ、脚本:春日康徳/吉田武寛、演出:吉田武寛。
出演は井澤勇貴(ガッチャマン/鷲尾健)、小坂涼太郎(テッカマン/南城二)、小波津亜廉(ポリマー/鎧武士)、大崎捺希(キャシャーン/東鉄也)、大矢真那(界堂笑)、花奈澪(ベル・リン)、佐藤弘樹(ペガス)、中谷智昭(咲坂)、GOH IRIS WATANABE(Z)、飯野雅(北野聖母)、谷口敏也(マーシャル)、鮎川太陽(ダミアン・グレイ)。
スーツアクターは伊与田良彦(ガッチャマン)、小笠原祐太(テッカマン)、中西奨(ポリマー)、大塚晋也(キャシャーン)。
アンサンブルキャストは田沼ジョージ、高木俊輔、渡井瑠耶、松田朋樹、川端恭介、影山優亜、長澤綾乃、濱野彩加、武藤志織、Ricky、坂弥音。

健、武士、城二、鉄也、笑らのキャラクターのビジュアルイメージはアニメ版を踏襲し、多少の違和感はあるものの大きく崩れることはなく、「これが2.5次元か」と感心しきり。
「アニメから抜け出してきたような」という形容詞は、これまでは多分にオーバーだと思っていたのだけれども、寄せれば寄せられるものなんだなあ。主題歌も同じ曲が使われているので何となく安心感もある。

e0033570_21412178.jpgTVアニメは全12話なのでダイジェストになってるんじゃないか、もしくは全く別モノだろうと思っていたけど、ベル・リン(キュートでちょっぴりセクシー)とダミアン・グレイが最後まで明確に存命し、ラジャ・カーン本人が登場せず、実は鉄也がその名を騙って潜入調査していたというあたりがアニメ版との大きな違いで、大筋はそのまんま。
ラストは笑が4人と別れて綺麗に終幕かと思いきや、TV版同様新たな危機が迫り皆が笑を迎えに来るところで終るのだが、続編をやる気もあるのかな。

客席の80~90%が女性客だった印象で、ここでも2.5次元のパワーをまざまざと見せつけられた。グッズも飛ぶように売れていたし。
そしてその観客のノリに合わせるかのように、アドリブやら楽屋落ちネタやらも盛り込まれ場内は爆笑の渦。更にネタに関してはリピーター対策も取られているようだが、舞台はこういった部分の匙加減が難しい。やり過ぎると一見さんは置いてけぼりになってしまうし、同じネタでは飽きられるからだ。
それにアニメ版を見てないと根本的にお話がわからないんじゃないかなと思ったけれど、客席の反応見る限りその心配は杞憂に終わった模様。のめり込めたらもっと楽しいんだろうなあ。



by odin2099 | 2018-09-03 21:43 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
アッと驚く意外な展開! 衝撃のサスペンス劇!
加藤和樹主演のあの話題作が7年ぶりに帰って来る!
ラストまで犯人が分からない…
謎が謎を呼ぶ推理劇の決定版!


e0033570_07453982.jpg前回観たのはもう7年も前だったのか。
あまりに衝撃的で、今でもストーリーをハッキリと覚えている。
機会があれば是非もう一度、と願っていたが、それが今回ようやく実現した。

出演者は加藤和樹(ダニエル)、白石美帆(エリザベート)、筒井道隆(カンタン)、渡部秀(マクシマン)、初風緑(ベルトン)、山口馬木也(メルルーシュ)で、今回が再々演になるとのこと。初風緑は再演版から続投、白石美帆は初演版からの復帰となる。

今回は全て、物語の展開から、真犯人が誰かまでわかった上で観ていたのだが、それでもやはりグイグイと惹き込まれる面白さ。
正直言うと犯人の真意や動機、それに何故嘘を吐き通そうと必死になるのかが今一つわからない面もある。
単に隠蔽しようとしていただけとは思えない。
他人を、というよりも自分を納得させようと嘘を吐いているうちに、それが真実だと錯覚するようになってしまったのだろうか。
後悔の念が記憶を封印し、そうした幻想を生み出してしまったのか。

考えれば考えるほど深い。
またいつか観たい。他のロベール・トマ作品も。

サンシャイン劇場にて。

【ひとりごと】
渡辺秀、上手い役者になったなあ。
筒井道隆、クライマックスでなんであんなに台詞をトチりまくったんだ?


by odin2099 | 2017-08-13 07:48 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
今年の2月16日から22日まで全10ステージ、シアター1010で上演された<TOEI HERO NEXTステージ>のDVDが先日発売されたので早速観賞。

e0033570_20071577.jpgDVDに収録されてるのは22日の千穐楽公演の模様だけれども、自分が見た回(18日夜公演)とは細かい台詞が随分と違うなあ。
映像特典として千秋楽のアフタートークと、公演別エンディング、それに千穐楽カーテンコールの模様が収録されているけれど、これ見るとエンディングは毎回殆どアドリブの嵐だったようで、そうなると本編もかなりラフな感じで演じられていた様子。
こういうのってリピーターにはたまらないよねえ。

ボーナスディスクには残りのアフタートーク全公演分も収録。相変わらずの自由な空気、良いなあ。
<スーパー戦隊>の絆もあるけれど、若手注目株が揃ってキャスティングされてるだけあって、他の現場でも一緒になったりで元々縦も横も繋がりは密みたい。そういった素の顔が愉しめるのも、こういった公演ならでは。
自由すぎる冨田翔、それにツッコミを入れる林剛史、ヒーローの面影はもはや無いわな。

しかしながら肝心の本編ストーリーは、ちょっとキャラクター増やし過ぎな感があるのと、それに伴って主役が劇団バズーカじゃなくなってるのがちょっと物足りない。
それもあって、今後の予定はまだ発表されていないけれど、「俺たち賞金稼ぎ団」の続編になるかどうかはともかく、次の<TOEI HERO NEXTステージ>も是非やって欲しい。


<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/25398748/
by odin2099 | 2017-06-26 20:09 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
鈴木哲也の脚本を深作健太が演出した「里見八犬伝」をまた上演するということで、文京シビックホールの大ホールへ行ってきました。
2012年の初演は見逃してますが、2014年の再演に続き今回が3回目の観賞です。
この大ホールは1800席くらいあるようですが、そのうち1700人くらいが女性客な印象。旬な若手俳優を取り揃えてるからでしょうかね。
しかし<スーパー戦隊>や<平成ライダー>などのニチアサや<牙狼>シリーズでお馴染みの人が多いから、この内の何割かは特撮ヒーローのファンなのかしらん?

e0033570_06070385.jpgさて今回の配役は犬塚信乃:山﨑賢人、犬山道節:青木玄徳、犬川荘助:玉城裕規、犬田小文吾:和田雅成、犬江親兵衛:西銘駿、犬坂毛野:松島庄汰、犬飼現八:荒井敦史、犬村大角:丸山敦史、浜路:青野楓、左母二郎:栗山航、ゝ大法師:松田賢二、玉梓/伏姫:比嘉愛未、里見義実:俊藤光利、房八:八百谷直斗、ぬい:川島鈴遥、悪四郎:横山一敏という顔触れ。

前回と同じなのは信乃と大角、里見義実、悪四郎の4人で、玉城裕規は前回の毛野から今回は荘助、荒井敦史も前回の小文吾から源八へと配役変更。ちなみに初演版から一貫しているのは悪四郎を演じてる横山一敏だけみたいですね。

前回観たのが何せ2年半くらい前なので、もう細かいところを忘れちゃっていて、冒頭の浜路を巡っての信乃と荘助の斬り合いなんか、「あれ?こんな話だったっけ?」と戸惑ったりもしましたけど、段々と「そうそう、こんなお話だった」と思い出してきました。
脚本の大きな手直しは…なかったんじゃないでしょうか。
じっくりと検証したいのでDVDとか出してくれないもんですかね。同じ日本テレビの「真田十勇士」は出してくれたんだし。

というのも自分はS席のチケットを取ったんですが、これが2階の端っこの更に後ろの方だったもので、役者さんも誰が誰やら判別が難しいくらいステージから遠かったのです。
毎度毎度思いますけど、大半がS席で残りはA席というこの手の公演の強気な価格設定って何とかならないものですかねえ。
1階の前方、中央寄りをS席とするなら、ここはせいぜいB席がいいところ。一律同じ料金払わされるのはどうも納得いきません。
Sでさえこれなんですから、実際のA席ってどの辺だったのかと考えるとぞっとします。

ということで自然と俳優さんの「声の演技」に注目せざるを得なかったのですが(表情なんかわかるわけもないので)、その中で良いなあと思ったのは比嘉愛未。両極端な二役を演じているのですが、時折見せる狂気を滲ませた感情表現、上手い女優さんになったなあ、と思いました。
それ以外では青木玄徳や荒井敦史も改めて「いい声」してるなあと感じました。

反対に気になったのは前回同様、気取った台詞回しの山﨑賢人。
そういう演出を付けられているのかもしれませんが、舞台向きの発声ではありませんね、少なくても。テレビドラマや、あるいは映画ならばそれも「味」として認識されるかもしれませんが…。

また今回期待していたのは浜路役に抜擢された青野楓なのですが、残念ながら彼女の持ち味を生かすような場面はありませんでした。若干の殺陣のシーンもあるにはあるのですが、動きは控えめでしたね。
彼女が舞台上をビュンビュンと飛び跳ねたら逆に作品からは浮いてしまうでしょうが、そうは言ってもせっかくの逸材、もう少し動かしてあげても良かったんじゃないのかなあ、勿体ないなあと思ってしまいます。
 
「真田十勇士」と違って本来の「里見八犬伝」は全員帰還のハッピーエンド。それを八犬士が次々と斃れて行く形にしたのは、この舞台版の”原作”とも呼ぶべき角川映画版「里見八犬伝」でして、信乃をはじめとする登場人物たちが悲劇に酔い痴れてるようなのは気になるのですが、トータルでは見応えのあるものになっているのは確かなこと。
もしまた再演なんてことになったら、今度こそ良い席で見たいもんですね。

それにしても音楽はまたもやOVA「ジャイアントロボ THE ANIMATION/地球が静止する日」からの流用曲ばかり。
格好は良いんですけど、違う場面が脳裏に浮かんできてしまうのは困りものです…。




by odin2099 | 2017-04-24 06:10 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
主演が佐津川愛美で、共演が菊地美香沢井美優というだけで、宮木あや子の原作小説を読んだことはおろか、どんなお話なのかも知らずにチケットを取り、新宿はシアターサンモールまで出かけてしまいました。

e0033570_23140252.jpgお話は5人のアラサー女性がいつもの居酒屋で女子会を開いているところからスタート。
彼氏いない歴2年の派遣社員の鑓水清子(28)、不倫を続けてる派遣社員の横山夏美(28)、正社員になったものの上司や取引先に振り回されてる壺井頼子(29)、親のコネで社長秘書となり複数の彼氏、ダーリンを持つ元ミスコンの女王でバツイチの佐藤朝日(30)、そしてDVの彼氏を持つ生命保険の営業・桶川慶子(29)…。

まあのっけから「セ○クスがしたい」だの「デカ○ンが入らない」だの、下ネタ全開!
単純に5人の女性の友情を描く、なんていう生っちょろいストーリーじゃないのに圧倒されました。
オンナって怖いね…。

男の自分からすれば異次元の世界の出来事のようでしたが、それでも所々ではグサグサくる台詞もありました。
実際のアラサー女性、アラサー予備軍、それにもうアラサーは卒業した、という女性にとってはどうなんでしょう?
共感出来るのか、痛いところを突かれたと思うのか、それとも自分とは違うと反発するのか…。

出演は鑓水清子に佐津川愛美、桶川慶子に芹那、佐藤朝日に沢井美優、壺井頼子に深谷美歩、横山夏美に菊地美香、それに紅一点ならぬ黒一点として池田倫太朗。脚本はオノマリコ、演出は稲葉賀恵。
後半はちょっとシリアスな展開が続きハッとさせられますが、トータルでは上質なブラックコメディです。

それにしても佐津川愛美ってこういう芝居も出来るんですねえ。
いや彼女だけじゃなく、芹那も沢井美優も菊地美香も、皆さんこれまでのイメージをかなぐり捨ててる感じです。
今回初めましての深谷美歩、この人は実に振幅の広い芝居をする人で、やっぱり皆さん「女優」なんだなあと改めて感じました。

公演は4/5~4/9で既に終了。
再演があれば是非もう一度見たいですし、企画製作が東映ビデオなんですけど、これDVD出しません?
by odin2099 | 2017-04-09 23:15 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
<スーパー戦隊>の卒業生たちが賑やかに楽しくやる「俺たち賞金稼ぎ団」。
前回の再演ではなく、映画「俺たち賞金稼ぎ団」、舞台「俺たち賞金稼ぎ団」に続く第三弾。前回の続編だ。

メンバーは結構様変わりしていて――
鈴木勝吾(翠斗)、斉藤秀翼(黒田賢)、馬場良馬(水野智)、森高愛(桃瀬仁依菜)、中村嘉惟人(黄島礼人)、金城大和(青木純蔵)、丸山敦史(金原寿朗)、聡太郎(原千代)、松本寛也(尾藤蓮太)、窪寺昭(輝石祐二)、平牧仁(瑠璃)、林剛史(藍)、富田翔(蒼)、幸(阿晴恵美)、藤沢玲花(津山凛香)、岩﨑名美(石原絵梨佳)、秦瑞穂(麦倉寧音)という顔触れ。
演出:きだつよし、脚本:酒井善史、音楽:三澤康広、アクション監修:坂本浩一は変わらず。
アフタートークスペシャルゲストとして中尾暢樹、松本岳、今野鮎莉、清水一希、小澤亮太、細貝圭、渡邉剣、伊勢大貴、塩野瑛久、相馬圭祐が参加。自分が見た回は清水一希。

e0033570_20183410.jpgホストの翠斗を殺すという手紙が届いたとオーナーの輝石から相談を受けた青木は、金原たち劇団バズーカにホストクラブへ潜入しボディガードをするように依頼するが、金原はスランプに陥り思うような台本が書けず、潜入捜査は進まない。
No.1ホストを目指し攻撃的な態度を取る翠斗は他のホストからの反発を買っており、誰が殺意を抱いていても不思議ではなかった。
そしていよいよNo.1ホストが決定する日、事件は起きる。

今回はライバルとなる劇団ブルース(このネーミングは青ヒーローを演じた役者の集まりからだろう)の登場ということもあって、メインキャラクターが増え、なおかつ主人公がバズーカの人間じゃないということで前2作とはかなり趣の違う内容に。
愉しいことは愉しいんだけど、全体的にちょっと収拾ついてないんじゃないのかなあという部分も幾つかあるのが気になるといえば気になるけど…まあ、いいか。
ババリョー熱演、勝吾くん歌上手い。そういや今回、一人も悪人出なかったなあ。
最後はメデタシメデタシで、これで「さらば」なんて言わないでもっと続けて欲しい。

劇場は前回同様、北千住にあるシアター1010。
そういえばこの建物って上の階に東映ビデオだかの事務所が入ってるんじゃなかったっけ?


by odin2099 | 2017-02-20 20:20 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
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