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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ:演劇( 123 )

e0033570_20444499.jpg夏休み中で時間が取れたものだから、四季劇場「春」へ行ってきました。
昨日なんと上演回数が10000回を超えたという空前絶後のミュージカル、チケットを取った時は単に自分の都合を優先させただけなので、よもやそんな節目の日の翌日だなんて思いもしませんでしたが、平日の昼間でも場内満席。
客層も幅広くかなり盛り上がっておりましたね。


今回でこのミュージカルを観るのも、2002年、2012年に続いて3回目。
元々のディズニーアニメ版も好きな作品じゃないですが、このミュージカル版も他のディズニーミュージカルに比べて一段も二段も落ちる印象
――てなことを何度か書いた記憶がありますが、今回初めて「あ、面白いじゃん」と思えました。遅すぎ~。

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それでもやはり他のディズニーミュージカルの方がより楽しめるのですが、この作品もそんなに毛嫌いするほどじゃないなあ、といったところ。
過去2回はあまり良い席じゃなかったということもあるし、全体的に音楽に馴染めなかったりということも要因だったかも知れません。回を重ねたので、その点かなり慣れてきましたからね。
これならいつの日かまた観たくなるだろうなあ。


【ひとこと】
舞台版で付け加えられた「お前のなかに生きている(”THEY LIVE IN YOU”)」は、最初に観た時から格好良くてお気に入り。
さすがマーク・マンシーナだけのことはあるな。


<過去記事はこちら>
http://odin2099.exblog.jp/19115526/


by odin2099 | 2015-07-16 20:48 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

発売してすぐにチケットの売り切れ続出で、こりゃ来年になるまで観るのはお預けかなあと思っていましたが、どうにかこうにか入手できまして、ようやっと四季劇場「海」へ行ってまいりました。
ここへ来るのは八カ月ぶりですかね。


e0033570_23091043.jpgディズニーミュージカルと劇団四季のコラボレーションはこれで5作目。
最初が『美女と野獣』で次が『ライオンキング』、それからアニメ原作を持たない舞台オリジナルの『アイーダ』を挟んで『リトル・マーメイド』が続き、満を持してという感じで『アラジン』が登場しました。


お話は基本はアニメ版と一緒。しかし細部はかなり異なってます。
アラジンは最愛の母を最近亡くしたばかり。その「自慢の息子」でありたいと願いつつ、現実は足を洗うと宣言しながらも泥棒稼業。正直にありたいと思いながらも、ジャスミンをはじめ周囲には嘘に嘘を重ねるという葛藤を抱えた若者になっています。


また動物キャラが一切出てこないところも特徴です。
アラジンのペットの猿アブーが出てこない代わりに悪友が3人が出てきたり、ジャファーのペット、オウムのイアーゴは人間になっていたり、魔法の絨毯にキャラクターはなくて単なる便利な道具扱いだったり…。


まあ最大の違いは、今までの作品が(『アイーダ』を除いて)アニメを如何に舞台に置き換えるかに腐心していたのに対し、この『アラジン』では徹底的に舞台版として解体し再構築してることでしょうね。
途中で数々のマジックが出てきたり、ミュージカルというよりはサーカスなどのアトラクションの如し。正に「これぞエンターテインメント!」と言いたいくらいのバラエティショーになっておりました。


その中心となるのはアラジンでもジャスミンでもなく、やっぱりジーニー。このキャラに負うところ大です。
ミュージカルとしては些か違和感覚えたもののショーとしては十二分に愉しみましたが、このキャラを違う役者さんが演じると作品全体の雰囲気が一気に変わって見えるかも知れません。
今はまだ初演キャストが務めていますが、しばらく経ってキャストの交代があった時にどれだけ作品が違って見えるか、あるいは見えないかには非常に興味がありますね。


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【ひとりごと】
満員の客席の盛り上がりは凄かったなあ。開幕と同時に大拍手。ナンバー毎に大拍手!
もちろんアンコールだってスタンディングオベーションこそしませんでしたが(というか、自分二階席だったもので。一階席はやってたっぽいですが)、場内割れんばかりの大歓声!
客席の一体感、半端じゃなかったですねえ。


by odin2099 | 2015-07-05 23:18 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

e0033570_21530974.jpgもっと早くに行きたかったんですが、なかなか思うようにチケットが取れなくて、前回から二年以上経ってようやく二回目の観賞と相成りました。
しかも取れたのが真ん中ブロックの前から4列目とかいう凄い席!
俳優さんの表情もバッチリな反面、フライングが多い舞台なので終始顎を上げっぱなしで、おまけに前の人の頭に隠れたりで手前の方の芝居が見え辛いという難点もありました。
船の上のお芝居も見えなかったなあ…。


内容も結構忘れちゃってました。
アニメ版との差異もかなりあって、例えばアースラは単なる海の魔女ではなくトリトン王の姉で、王位を狙い姉たちや父王ポセイドンさえ殺害したために追放されたという因縁があったり、トリトン王が人間を毛嫌いしてるのは妃(アリエルたちの母親)を人間に殺されたと思っているからだとか、アニメ版だとアリエルの子分というか弟分扱いのフランダーが舞台版だとアリエルに恋焦がれていたりとか、そこまでやらなくてもというくらい変えられてますね。
必ずしも舞台向きの改変でも、お話を分かりやすくしているワケでもなさそうですが。
あ、姉たちのキャラを膨らませたのはわからないでもないですけれどね。

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二年経ってるので当然キャストも入れ替わりましたが、セバスチャンとフランダーは前回観た時と同じ方ですね。
アリエル役は若手が抜擢されてるみたいですが(前回見た時はアンサンブルにいた娘)、表情がコロッコロっと変わるコケティッシュな魅力を持った女優さんで、アリエル役としての「歌」にも説得力のある美声でした。
エリックはアリエルが一目ぼれするほどの「ハンサム」? 
というよりはファニーフェイスの持ち主で、喋ったり歌ったりという時に顔をクシャクシャにするのがちょっと気になりました。感情表現豊かとも言えますが。


そんなことに気付いたのも、席が前の方だったことと、鑑賞が二回目だったからで、前の時はアニメ版との違いばっかり気にしてましたけど、今回は純粋に舞台に集中出来ました。
「そこまで変えなくても良いのに」という不満はありますが、この舞台版も可能であれば三回目、四回目と繰り返し観ていきたいもんです。


前回観賞時の記事はこちら。
http://odin2099.exblog.jp/20400297/


【ひとりごと】
間近で観るとアリエルの衣装って結構ドキドキものですね。
またお姉さま達になかなか豊満な方が揃っていて……。

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【ひとこと】
ラスト、なんか上から降ってきた~!


by odin2099 | 2015-06-29 21:54 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

e0033570_09373264.jpg木村花代さんが出ているので、とうとう重い腰を上げました。
今年は日本上演開始から30年目の節目の年。最初の映画版を観て感激して以来、上演が始まるという一報を聞いてからずっと興味はあったものの、なんとなく「いまさら」な感じが強かったのですが、最近リメイク版の映画を観ていたら急に観たくなって…。
やや後方ではありますが、比較的真ん中のブロックの席が取れたのは奇跡的でした。


まずこの公演、音楽が生演奏なんですねえ。最近は劇団四季でも生演奏がなくなったのでこれは贅沢。
ただバンドが頑張りすぎたのか、それとも演出に問題があるのか、台詞が音楽に負けてしまっている場面がしばしば。単に音響のバランス調整のミスかもしれませんが、小さい子供に向けて作っているお芝居としてはちょっと残念ではあります。
また台詞という面では、子役が中心ということもあって仕方ないですが、全体的に何を言っているのか聞き取りにくいのもいただけないかなあ、と。


e0033570_09372646.jpgそれでもお話は面白いし、「トゥモロー」や「メイビー」など音楽(歌)は素敵。思わず口ずさみたくなります。
子役たちは「スマイル組」「トゥモロー組」と名付けられたダブルキャストで、自分が観たのは「スマイル組」の公演でしたが、躍動感があって良かったです。

三田村邦彦のオリバー・ウォーバックス、青木さやかのミス・ハニガン、木村花代のグレース・ファレル、崎本大海のルースター、甲斐まり恵のリリー(何故か<平成仮面ライダー>所縁のキャスト)ら大人側のメインキャストも、その子供たちのパワーの前にはタジタジといったところでしょうか。
まあ、それでも一番の名演技は犬のサンディでしょうけれど。


アニーのニセ両親の正体判明から、ウォーバックスさんのファレル女史への求婚が唐突且つあまりにあっさりし過ぎて、2本の映画版に慣れているとビックリですが、観終った後で幸せな気分になれるハッピーエンド万歳!
もう一回観たいなあ。


【ひとりごと】
今回の公演は新国立劇場の中劇場。
それにしてもこの劇場の椅子、固くて狭くて坐りにくい。
まるでベンチみたいで背中と腰が痛かった。。。


by odin2099 | 2015-05-10 09:40 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

一昨年上演されたものの再演が決定。気になったので観に行ってきました。


e0033570_12414596.jpg会場は前回同様、赤坂ACTシアター。出演は上川隆也(真田幸村)、柳下大(猿飛佐助)、黒川芽以(ハナ/花風)、葛山信吾(霧隠才蔵)、山口馬木也(服部半蔵)、松田賢二(由利鎌之助)、渡部秀(真田大助)、相馬圭祐(豊臣秀頼)、小須田康人(大野修理治長)、粟根まこと(根津甚八)、鈴木健介(望月六郎)、吉田メタル(三好清海入道)、俊藤光利(大野治房)、佐藤銀平(三好伊佐入道)、玉置玲央(穴山小介)、三津谷亮(筧十蔵)、賀来千香子(淀の方)、里見浩太朗(徳川家康)ら。
脚本は中島かずき、演出は宮田慶子。


初演版からはハナ、望月六郎、三好清海が交代になりました。メタルさんが加わった分、ヒーロー番組出身者(経験者)が更に増えましたね。


前回は2階席の真ん中、今回は1階席の端。ということで傾斜を付けた独特の舞台装置など、前回では味わえなかった演出の妙を愉しみました。
しかし上川隆也は格好良いし、里見浩太朗は渋くて良いのですが、お話の方はさほど惹かれるものが感じられなかったのは再演版でも同じですね。
殺陣のシーンも上手い下手がハッキリ出てしまうというか、これは本人だけじゃなく相手役も含めた振付の所為もあるのでしょうが、なんだか白けてしまう場面も。もし再々演があるならば、今度はキャストを一新した版を観てみたいものです。


【ひとりごと】
里見さん、なんか科白とちったりしてたのが気になったなあ。
あと「妖怪の仕業だ」なんていう台詞が出て来たけど、こういう流行りものを取り入れて客席のウケを狙う姿勢、個人的には好きじゃない。


by odin2099 | 2015-01-25 12:44 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

昨日は新国立劇場へ、鈴木哲也の脚本を深作健太が演出した舞台版「里見八犬伝」を観に行ってきた。
2年前に上演された時に興味を惹かれたものの、なかなか時間が取れなかったりで苦労しているうちにチケットを取り損ねて断念したという曰くつきのお芝居で、今回再演となり念願の観賞となった。

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出演は犬塚信乃に山﨑賢人、犬川荘助に『仮面ライダーディケイド』仮面ライダークウガ=小野寺ユウスケ役の村井良大、犬山道節に『特命戦隊ゴーバスターズ』ブルーバスター=岩崎リュウジこと馬場良馬、犬田小文吾にD-BOYSの荒井敦史、犬江新兵衛に『仮面ライダー鎧武』仮面ライダー龍玄=呉島光実役が記憶に新しい高杉真宙、犬坂毛野に玉城裕規、犬村大角に『獣電戦隊キョウリュウジャー』キョウリュウゴールド=空蝉丸こと丸山敦史、犬飼現八に二代目『宇宙刑事ギャバン』十文字撃の石垣佑磨、里見義実に『ウルトラマンネクサス』や『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』で活躍した俊藤光利、房八に舞台『銀河英雄伝説』でユリアン・ミンツを演じた長江崚行、ぬいに野口真緒、悪四郎にJAE所属で東映ヒーロー物などでお馴染みの横山一敏、浜路に江田結香、佐母二郎に猪塚健太、金碗大輔(後のゝ大法師)に『仮面ライダー響鬼』の仮面ライダー斬鬼や『仮面ライダーキバ』への出演がある松田賢二、そして玉梓と伏姫の二役を白石美帆という面々。


e0033570_10312107.jpg意図的なのか偶然なのか、昨今はヒーロー番組出身者が出演する舞台が増えている気がするが、これもそんな一本。それを差し引いても若手注目の男優が多数共演していることもあってか、客席の大半が女性客という異様な雰囲気だった。深作健太の父・深作欣二はかつて角川映画『里見八犬伝』を監督したが、その作品で犬飼現八を演じていたのが『バトルフィーバーJ』曙四郎=バトルケニアや『電子戦隊デンジマン』デンジブルー=青梅大五郎、そして初代『宇宙刑事ギャバン』こと一乗寺烈を演じた大葉健二で、今回は二代目ギャバンの石垣佑磨が現八役という不思議な縁がある。


ということで期待して観た芝居だったが、ストーリーの運びにはかなり落胆。
性格破綻者揃いの八犬士、伏姫の色香に惑わされ妻子を捨てたり、成長した我が子と剣を交えたいがために闇落ちして復活を遂げるなど、ただ己の欲望に忠実なだけの金碗大輔、正義の象徴どころか諸悪の権現である里見義実、濡れ衣を着せられた憐れな女・玉梓、一方的に任務を押し付けるだけでろくに事情も説明しようとせず、煙に巻くだけの無責任な伏姫……。


e0033570_10390438.jpg道節が捨てられた大輔の息子、玉梓が無実の罪で処刑された義実の正室で、その娘である伏姫を毛嫌いした義実が八房共々幽閉したなどの新解釈、新設定は面白いと思ったが、結局のところ何故この八人が選ばれたのか、それぞれが持つ珠に浮かび上がる文字の意味合いなど、納得出来る展開にはなり得ていない。


兄妹として育ちながら恋愛の情に溺れ、最愛の者を己が手にかけてしまう信乃や、玉梓側の一味に八犬士の一人がいる、というのは深作欣二監督版『里見八犬伝』(というより原作となった鎌田敏夫の小説『新・里見八犬伝』)と同工の趣向。ただあちらで寝返るのは道節ではなく、現八だが。


そして主演の山﨑賢人は終始気取った癖のある台詞回しで、聴いていて非常に耳障り。おまけにこれは演出の所為だろうが叫びっ放しで演技にメリハリがないので観ていて辛い。馬場良馬や荒井敦史も感情の起伏が激しいシーンがあるが、その前後で芝居を変えているからそれが活きてくるが、一本調子ではそれも無理。もう少し頑張って欲しかったところ。他のキャストが若手ながらそれなりに”出来る”メンバーだけに、余計それが目立ってしまう。


殺陣にしても丸山敦史や石垣佑磨、馬場良馬に村井良大など、横山一敏らを向こうに回して卒なくこなしているので総じて見応えはあるものの、期待が大きかった分だけ一本の舞台としてはかなり不満が残るものとなってしまった。
種々練り直し、キャストも交代させながらの再々演も望みたいところだ。

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ちなみに前回の初演キャストは犬塚信乃にAAAの西島隆弘、犬川荘助に『仮面ライダーオーズ』火野映司こと渡部秀、犬山道節に『仮面ライダーカブト』仮面ライダードレイク=風間大介及び『仮面ライダー/THE NEXT』版の仮面ライダーV3=風見志郎を演じた加藤和樹、犬飼現八にD-BOYS所属で『獣拳戦隊ゲキレンジャー』で理央役だった荒木宏文、犬田小文吾は村井良大、犬坂毛野に『仮面ライダー電王』や『ウルトラゾーン』『生物彗星WoO』への出演歴のある矢崎広、犬村大角は『ウルトラマンコスモス』のフブキ役でお馴染み市瀬秀和、犬江親兵衛に早乙女友貴という八犬士で、左母二郎が小澤雄太、房八が高杉真宙、ぬいに金子舞優名、里見義実が『ゴーバスターズ』へのゲスト歴もある真島公平、悪四郎は横山一敏、ゝ大法師が『ゴジラ×メガギラス/G消滅作戦』にも出演していた山口馬木也で、浜路に森田彩華、そして玉梓と伏姫が香寿たつき、という布陣。全体的に今回の方が若返った印象だが、機会があればこちらのヴァージョンと見比べてみたい。


最後に音楽について一言。
いきなりワーグナーの「ジークフリートの葬送」が流れたのには驚いたが、それ以上に驚いたのが続けてOVA『ジャイアントロボ THE ANIMATION/地球が静止する日』の音楽が流れたこと!
音楽担当者としてクレジットされているのは天野正道なのだが、どうやらこの舞台のために作られた曲は一曲もなさそう。調べてみると初演の時も同じだったようで、聴き覚えのない曲もあったので『ジャイアントロボ』以外からの流用もある模様。
ビッグバジェットのプロジェクトで、何故このような事態になったのだろうか?


【ひとこと】
石垣佑磨の「南斗水鳥拳!」はアドリブ?


by odin2099 | 2014-11-09 10:40 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

千秋楽が11/16に迫りましたので、これがひとまず最後の観賞でしょう。今のところ次回公演のアナウンスはありませんが、人気演目なだけに来年か再来年には復活すると思われるものの、次はいつ見に行けるかわかりません。
旧友たちとのしばしの別れ、寂しいですな。


前回の観賞から2か月半くらい経ちましたが、ネッサローズ、マダム・モリブル、フィエロ、ディラモンド教授とメイン格の半数が入れ替わり。このうちマダム・モリブル以外はお初の方々です。

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まずグリンダ、前回見た時に比べ、演技に幅が出てきた気がしますし、台詞回しも随分とナチュラルに。ドスの効いたヴァージョンの「ステキ!」をはじめ、シーンに合わせてお芝居を細かくいじっているんでしょうかね。余裕が出てきた証拠かも知れません。
しかし申し訳ないんですが、彼女のルックスが自分の好みじゃないせいもあって、表情が乏しく感じてしまうんですよね。グリンダにはもっと愛嬌があって欲しかった。


e0033570_21513702.jpgエルファバもかなり板についてきた様子で、安心して観ていられました。台詞の喋り方も歌い方も癖がある方ですが、それも気にならなくなりました。ただの”癖”ではなく、”個性”になりつつあるということでしょう。
演じる女優さんはグリンダは可愛い系、エルファバは美人系と色分けされているようですが、正統派の美人タイプですね。


フィエロはダンスも歌も可もなく不可もなくで、もう少し序盤の軽さと後半の重厚さというのかな、その差が出ていればもっと良かったのかなあ。一貫して、ごくごく普通に誠実なお兄ちゃんという印象ですね。


ネッサローズは元々キャラクターに全然魅力を感じないので、誰が演じても同じように見えてしまいます。また比較的声の太い人が多いようで、もっと華奢で可憐なお嬢様タイプ、ついでに言うと声も可愛らしい人が演じると、一部と二部でのギャップが際立って面白いのでは?と常々感じています。


ディラモンド教授は、今までで一番物静かでした。その分最後の登場シーンが余計憐れな感じがしますね。ただ、ヤギの鳴き声はイマイチ。そして「静粛に!」のアクションも…。


――とまあ、色々とキャストについて語ってきた訳ですが、どんなキャストであれ面白いと思う一方で、やはり好みのキャストでないと今一つに感じられてしまう部分の両方があります。
しかしそれでも『ウィキッド』という作品に出会えた幸運、そして見る度に新発見があったり、キャストに対してあーだこーだ言える喜びを味わえたことには感謝したいです。

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それにしても四季劇場「海」は『アラジン』一色。表には『ウィキッド』の看板もポスターもありませんでした。
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確かに待望の新作なんでしょうが、上演は半年も先。「どこだかわかんないよね」とか「劇場間違えたかと思っちゃった」という会話も聞こえましたが、こちらは終演間近とはいえ、あまりにも寂しすぎます。

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【ひとこと】
『ウィキッド』映画化の続報が流れてきませんねぇ。そろそろ始動して欲しいとこです。


<過去記事>
1回目
2回目
3回目
4回目
5回目
6回目
7回目
8回目
9回目&10回目
11回目
12回目
13回目
14回目


by odin2099 | 2014-11-04 06:24 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

前回の観賞から1年が経ちました。
観賞直後はすぐにも次が観たい!なんて盛り上がっていたのですが、日を経るにしたがって段々と熱意も薄れ流石に飽きも来て、もう打ち止めでもいいかなあという気持ちにもなってきてしまいました。


そうこうしているうちに東京公演の千秋楽も決まってしまい、少しは焦りも出てきたのですが、自分の中で今一つ燃えるものがなかったのですが、ここへ来てやはり観ておかないと後悔するだろうなという気持ちが勝ち、1年ぶりの四季劇場「海」です。

メインキャスト8人中、お初なのはグリンダ、エルファバ、ネッサローズ、マダム・モリブル、ボックと5人もいます。かなり若返った感じですね。

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グリンダは『リトル・マーメイド』でアリエルを演じていた人ですが、一生懸命感は伝わってきます。どのくらいキャリアのある方かわかりませんが(少なくても四季では4~5年ぐらいのようですが)、多分若手の注目株なんでしょうね。
また演出が変わったのか、彼女の独自解釈なのか、歴代のグリンダと比べるとアクションや台詞回しに随分と違いが。とはいいつつも、全体に歴代のコピーっぽさも感じられるのはこれは仕方ないでしょう。通算すると彼女は7代目くらいのグリンダ役で、僕自身にとっても4人目のグリンダですから。また台詞などの若干の違和感は、彼女が韓国出身の所為もあるのかもしれません。


e0033570_18585297.jpgエルファバも頑張ってます!というのはひしひしと伝わってきますが、この方は歌い方や台詞回しに特徴があるというか癖があるというか…。ただ「おバカ」のタイミングとか「キラキラ~キラキラ~」の件は上手く表現しているし、歴代で一番ドスの効いた喋り方も出来るので、色々な面でのギャップに味がありますね。


フィエロは1年前と同じ人ですが、鈍重というのとは違いますが、動きにちょっとキレがない感じ。ラストの案山子男の動きも微妙です。
マダム・モリブルは、従来のキャストの方々に比べるとちょっと線が細いようで。
ネッサローズは可もなく不可もなくで、ボックはどちらかというと不可の方かなあ。ただ「魔女を殺せ」は一番ストレートに声が出ていた印象があります。今まで観た方が辛そうに歌っていたもので。
ディラモンド教授は端正で穏やかな感じですが、鳴き声がイマイチ。
そしてオズの魔法使い陛下は唯一の初演キャストでしたっけ、流石の安定感です。


ということで最初は今更「ウィキッド」なんてなあと思いながら観ていたのですが、最後の「あなたを忘れない」では泣かされました。
ストーリーの展開や物語世界の設定には納得しがたい部分も多々ありまして、毎回毎回脳内補正をしながら鑑賞しているのは確かなのですが、やはり好きです、この作品。



<過去記事>
1回目
2回目
3回目
4回目
5回目
6回目
7回目
8回目
9回目&10回目
11回目
12回目
13回目


by odin2099 | 2014-08-22 19:01 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

e0033570_19571554.jpg4/20に大阪はオリックス劇場で行われた千秋楽の模様を収録したライヴDVDで、第1部「ファイナルライブショー」と第2部「俳優トークショー&お楽しみ抽選会」から構成。
出演は竜星涼、斉藤秀翼、金城大和、塩野瑛久、今野鮎莉、丸山敦史の6人。


「ファイナルライブショー」は最終回の後日談。
人間界で暮らしているキャンデリラ(声:戸松遥)とラッキューロ(声:折笠愛)の前に、デーボ・モンスターが出現。それはシャドーラインの協力で復活したデーボス(声:大川透)とカオス(声:菅生隆之)の仕業だった。駆け付けたキョウリュウジャーもピンチに陥り、キョウリュウブルーとラッキューロが洗脳されデーボスの手先と化してしまう。だがトッキュウジャー、そして勢揃いした10人のキョウリュウジャーの前にデーボスは滅び去ったのだった。


素面の6人プラス、シアン(声:木下あゆ美)、グレー(声:出合正幸)、バイオレット(声:飯豊まりえ)、シルバー(声:山下真司)の声は全てオリジナルキャスト。デーボス側も、デーボス、カオス、キャンデリラ、ラッキューロだけじゃなく、ドゴルド(声:朝岡聡)とアイガロン(声:水島裕)もオリキャスで復活するという豪華版。勿論トッキュウジャーの面々も。
ナレーション(千葉繁)も健在だし、トリン(声:森川智之)も含めてレギュラーキャストが勢揃いなのはファンには嬉しいサービスだ。


脚本も、シリーズ全話(劇場版やVシネ含む)を手掛けた三条陸なだけに、これは準公式な続編? 
アイガロンとドゴルドも、キャンデリラやラッキューロを援けてカオスやデーボスと戦うという美味しい役回りで、スタッフのキャラクター愛を感じさせるものに。


「トークショー」は、あまり撮影の裏話的なものは聞けなかったが、花束贈呈からの最後のメッセージでも泣き出すキャストがいなかったのは好印象。
相変わらずウッチーはグダグダでカミカミだったし、挨拶のあとでアミィちゃんが泣き出していたのも可愛かったけど、これまでに見てきた他作品の「ファイナルツアー」のライヴDVDだと、キャストの殆ど全員がボロボロに泣き出していたのに違和感を覚えていただけに、一気に今回のメンバーへの好感度が上がった。


特典映像は「千秋楽舞台裏」「トークショー集」「開演前アナウンス」。
「開演前アナウンス」は舞台の幕が上がる前に飲食やら撮影やらの禁止を呼びかけるというヤツだが、これを千葉繁と飯豊まりえの掛け合いで演じたという楽しいもの。
「トークショー集」は、楽日が多分2公演(3公演?)あった内の最初の方で、キャストの最後の挨拶がない分時間が多めに取られているのだろう。かなりぶっちゃけ・はっちゃけトークが楽しめた。


by odin2099 | 2014-06-24 20:00 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

e0033570_19483661.jpg陽気でほら吹きの猿飛佐助は、ひょんなことから九度山に隠棲中の真田幸村と出会う。世間の評判とは裏腹に実物の幸村は戦を好まぬ風流人だったが、佐助は「どうせ吐くならでっかい嘘を」と幸村を天下の名将に仕立て上げようとする。
佐助はライバルの霧隠才蔵やその子分の三好清海・伊三兄弟、諸国を遍歴していた由利鎌之助や筧十蔵らを仲間に加え、幸村の下には一騎当千の強者たち「真田十勇士」がいるという噂を広めてゆく。
そんな十勇士の動きを苦々しく思っていたのは、徳川方の忍び集団の首領・久々津壮介。娘の火垂や屈強の手練れ仙九郎らを伴い、抜け忍となった佐助と才蔵を付け狙っている。また火垂と才蔵はかつて恋仲であり、二人の間には複雑な感情が揺れ動いていた。
いよいよ豊臣と徳川は一触即発、事態は風雲急を告げるが、幸村は世間の期待の大きさに臆していた。が、そんな幸村の下を訪れたのはなんと淀殿。若かりし頃の二人の間には何やら因縁があり、幸村は大坂入場を決断する。
佐助と才蔵の入れ知恵で軍議の場を乗り切った幸村は真田丸を築き、遂に大坂の陣の幕は切って落とされた…!


去年の秋にも『真田十勇士』の舞台を見ましたが、これは再演ではなく全く別のストーリー、スタッフ、キャストによるもの。
脚本:マキノノゾミ、演出:堤幸彦で、キャストは中村勘九郎(猿飛佐助)、松坂桃李(霧隠才蔵)、比嘉愛未(火垂)、福士誠治(根津甚八/豊臣秀頼)、中村蒼(真田大助)、高橋光臣(筧十蔵)、村井良大(海野六郎)、鈴木伸之(三好伊三)、青木健(望月六郎)、駿河太郎(三好清海)、石垣佑磨(仙九郎)、加藤和樹(由利鎌之助)、音尾琢真(久々津壮介)、加藤雅也(真田幸村)、真矢みき(淀殿)。
他に野添義弘(柳生宗矩)、奥田達士(大野治長)、渡辺慎一郎(大野治房)、田島ゆみか(みつ)、横山一敏(後藤又兵衛)らも出演。映像出演で平幹二朗(徳川家康)、語りが坂東三津五郎。


こっちにもヒーロー経験者、沢山いますねえ。というか、今はヒーロー番組が本当に若手俳優の登竜門として機能してきているようです。
そのせいか、青山劇場の女性率が異常に高くって。
さすがにキャーキャー騒ぐようなお客さんはいませんでしたが、トイレの前には長蛇の列。発売開始早々に取ったはずのチケットは、最後列の端っこ……。
おのれぇ、ディケイド~!


今までにない新解釈の「真田十勇士」とのことでしたが、ここでの幸村は「見てくれ」が良いので周りから持ち上げられてしまうものの、本人は至って普通の人間だった、というのがポイント。ただ佐助や才蔵に担ぎ上げられているうちに、やがては「本物」になっていくという成長物語にもなっています。


淀殿が薙刀の名手で、若かりし頃幸村にゾッコンでモーションをかけるも、幸村に袖にされたという過去を持っていたり、十勇士の中に敵と内通している裏切り者がいたりと、まあ色々仕掛けてきてます。
かなりコミカルな要素が多くて、これは基本ギャグだと捉えた方が良いのかもしれません。
真田父子に関してはかなり「どシリアス」な展開になりますが、最後の最後に泣かせのシーンが…と思うと見事に肩透かし。まあ、そうくるだろうなとは思いましたが。
人死には結構ありますが、一応はハッピーエンドだし、動ける役者は揃ってるし、比嘉愛未は可愛らしいし、休憩時間入れて3時間半近い長丁場ですが、飽きずに楽しめました。

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【ひとりごと】
台本に書いてあるのかアドリブなのか、流行語を取り入れて笑いを取るのは好きじゃないなあ。
「おもてなし」「倍返し」「今でしょ」「じぇじぇじぇ」……。


by odin2099 | 2014-01-12 19:52 | 演劇 | Trackback | Comments(0)
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