【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<ア行>( 464 )

「ウルトラマンシリーズ45周年」の記念作品。
製作・公開は2010年だから実際は一年早いけど、年末公開のお正月映画だからOK。
「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説」の続編で、前作でデビューしたウルトラマンゼロと、倒された筈のウルトラマンベリアルが復活したカイザーベリアルとの死闘を描いている。

e0033570_06132378.jpg前作「ウルトラ銀河伝説」も、いわばシリーズ中興の祖と言うべき作品だったと思うが、この作品も甲乙つけがたい娯楽編。
キャラクターやシチュエーション含め色々な要素を詰め込んで若干消化不良を起こしていた前作に対し、こちらはお話の中心をゼロVSベリアルに絞っているので物語世界に入り込みやすい。
ミラーナイト、グレンファイヤー、ジャンボットら非ウルトラの新ヒーローの登場や、アナザースペースの様々な住人たち、それにエメラナ姫の存在は従来のウルトラシリーズの世界観からは異質だが、新しい要素を取り込もうという姿勢は十分に評価出来る。

今はだいぶ逞しくなっちゃった印象の土屋太鳳演じるエメラナ姫の、清楚で凛とした美しさもさることながら、ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラスの幼少期や「ガッチャマン」の甚平を経て遂に「ウルトラマンジード」の主役にまで上り詰めた濱田龍臣の健気な演技も見物。

ちなみに映画「ウルトラマンジード/つなぐぜ! 願い!!」では、濱田演じる主人公・朝倉リクはジャンボットから、「ちょっと『ジャンファイト!』と言ってみてくれないか?」と言われる始末。
そういや坂本監督、「宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」でも、ワシピンクとルカで中の人繋がり(M・A・O=市道真央)の楽屋落ちやってたっけ。

オーディオコメンタリーによれば、製作サイドはアニメ「ザ・ウルトラマン」を意識していたようで、全身を映してのランからゼロへの変身ショットや、鏡の星や惑星エスメラルダの艦隊とベリアル軍の激突などは「ザ・ウルトラマン」を実写化したらどうなるか、を意図してのものらしい。
それならば今後は実写作品へのジョーニアスの出演や、ウルトリアの実写化も見てみたいところだ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/13886850/
https://odin2099.exblog.jp/14693527/




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by odin2099 | 2018-07-21 06:23 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
謎の美女が、服を一枚ずつ脱ぎながら道行く男たちを誘惑していく。
そして男たちは一人、また一人と彼女に飲み込まれていく。彼女は地球外生命体であったのだ。
だがやがて彼女はある感情に目覚め、そのことが更なる悲劇を生むことになる……。

e0033570_07245240.jpgスカーレット・ヨハンソンが過激なオールヌードで挑む」とか宣伝文句に書かれたら、そりゃ見ないわけにはいかんでしょう。
全裸の宇宙美女が次々と男を襲うとなると、「スペースバンパイア」「スピーシーズ」と同系統の作品だと考えるよな、普通。
ところが実際に出来上がった作品は前衛的というかアート志向というか、何とも奇妙で退屈なものになっとりました。

確かにスカヨハは脱いでるけど、脱ぎっぱなしにはほど遠い着衣のシーンが殆どだし、全体的に画面が暗いし、クローズアップどころか遠景ばかりだし、ようするによく見えません。
どっちかというと、襲われた男どものヌードシーンの方が多いかも。

とにかくスカヨハのヌードだけが目当てならば見ない方が良さそう。
冒頭に紹介した粗筋だって、色々な解説を読むとそのようなことが書いてる程度で、見ていてもそこまで理解できるかどうか。
なんともけったいな映画を選んだもんだね、彼女も。


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by odin2099 | 2018-07-19 07:27 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
子供を3人持つシングルマザーがポルターガイストによってレイプされるという、実話に基づくオカルトホラー映画。

カーラは就寝中、何者かによって強姦されかかり目を覚ますが、周囲には誰もいない。その後も度々怪異現象に見舞われ精神科医を頼るが、性的欲求不満や幼少期のトラウマに起因する幻覚、妄想だと片付けられてしまう。
友人宅へ非難したもののそこでも襲われてしまうが、偶然知り合った大学の心理学者たちは何らかの霊的な存在の仕業だと判断。それを突き止めるための大掛りな実験を提案する。

e0033570_06300704.jpgバーバラ・ハーシーがカーラ役を熱演。入浴中に襲われたり、就寝中に胸を肌蹴られ見えない存在に乳房を揉まれたり、遂には全裸に剥かれエクスタシーを感じてる瞬間を恋人(と息子)に見られるなど、かなり難易度の高いシーンをこなしている。
特に見えない存在が彼女の身体を弄るショットは、CGなどない時代に一体どうやって撮影したのか興味深い(特殊メイク?)。

同じ年に「ポルターガイスト」が作られているが、あちらは早い段階で霊能者が登場し事件解決へ向けてお話が転がっていくが、こちらはメインキャラの精神科医(演:ロン・シルバー)が徹頭徹尾カーラを「病気」と決めつける。
彼は一見「頼れる味方」として出てくるのだが、患者の言うことに耳を傾けずに一方的に自説を押し付け、最後まで彼女にとっての障壁となる物語上の悪役ポジション。そしておそらく実験の結果を見た上でも、なお自説を曲げないのだろう。そこが実話とフィクションの違いか。

最後はハッピーエンドと思いきや、頻度は減ったものの今でも彼女はポルターガイストに悩まされている、とのテロップが流れて終わる。事件は1976年10月に起きたものをベースにしているそうだが、この映画の製作時点で6年近くが過ぎているのだから恐ろしい。その後この家族に平安は訪れたのだろうか。

ちなみに公開はこちらが「ポルターガイスト」より後のようだが、同じ時期に同じネタの映画が作られたのは偶然だったのか、それともあちらのヒットを当て込んでのことだったのだろうか。

この作品は30年以上前にテレビ放送されたのを見ただけだったが、今回DVDで全長版を鑑賞。
カーラは16歳で長男を妊娠するが最初の夫は事故死。その後は年の離れた男と事実婚となり娘二人を設けるが離別し、現在は別居中の恋人がいるなどかなり複雑な環境に置かれている。
またバーバラ・ハーシーのヘアもバッチリ映っていたりで、想像以上にアダルティでハードな作品だった。


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by odin2099 | 2018-07-18 06:33 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
先週の7月10日が「ウルトラマンの日」として認定されてますが、その日は通称「ウルトラマン前夜祭」と呼ばれる特番が放送された日。
本当の「ウルトラマン」第1話は、本日7月17日からの放送でした。

e0033570_21122573.jpgという訳で第1話「ウルトラ作戦第一号」から始まる「ウルトラマン」の長篇映画。
しかし中途半端なんだよね、これが。
毎度毎度書いてるように、このエピソードでウルトラマンが活躍する場面は全部カット。ベムラーは科特隊の攻撃によってやっつけられちゃう。
強いぞ、科特隊。歴史捏造疑惑はあるけれど。

続いて第8話「怪獣無法地帯」、こちらは「ウルトラマン/怪獣大決戦」にも選ばれた人気エピソードですが、その切り口がちょいと違います。
あちらはいきなり多々良島からお話が始まるけれど、こちらは科特隊が出動するまでのシーンが結構残されていますね。時間の制約がある中で、どの部分を残しどの部分を削るか、編集者や監督によって解釈は色々ということで。

大トリを飾るのは第26、27話の「怪獣殿下(前後篇)」。
大阪城を舞台に迫力あるバトルが楽しめますが、個人的には”怪獣殿下”がイラつくので好きじゃありません。ホシノ君といい、こういった小生意気で出しゃばるガキはホント大っ嫌いなんだよなあ。
またこのエピソードは一種のメタフィクション。近未来を舞台にしている他のエピソードと違い、リアルタイムの時間軸っぽいのも実は苦手だったりします(大阪万博を目前に控えていますし)。

という訳でウルトラシリーズ劇場版の栄えある第1作め。
これまた毎度ぼやいてますけど、出来の方は残念ながら傑作とは程遠く(そもそも映画としての体裁も整っていないし)、存在価値はイベントムービーとしてのみというのがちょっと残念なんですが、当時の子供たちは大喜びしたんでしょうねえ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/8600734/


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by odin2099 | 2018-07-17 21:14 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
ウォレスとグルミット」や「ひつじのショーン」でお馴染み、アードマン製作の新作クレイ・アニメーション作品で、監督はもちろんニック・パーク
サッカーW杯もいよいよ今夜決勝戦
どうせならもうちょい早く、一カ月か二カ月くらい前に公開して便乗すれば良かったのに、シネコンで一番小さなスクリーンを宛がわれながらもガラガラだったのは淋しい限り…。

e0033570_16513239.jpg石器部族の少年ダグは、長老はじめ村の仲間たちと小さな谷で平和に暮らしていた。ところがある日、青銅器都市国家の暴君ヌース卿率いる軍隊によって故郷を追われ、荒れ果てた地バッドランドへ非難することになってしまう。
その混乱の最中に捕らえられ敵国へ連れてこられたダグは、サッカーに熱狂する国民の姿を見て、故郷の谷を賭けてサッカー対決を挑むことになる。
早速バッドランドへ戻り、皆を説得してサッカーチームを結成するダグだったが、ルールさえわからない。そこで都市で出会ったサッカー少女グーナの協力を得て特訓に励むことにするのだった。
はたしてダグたちは見事勝利して故郷を取り戻すことが出来るのか――?!

正直言うとお話の方はさほど面白くはない。
ダグが葛藤するシーンなんか必要だったかなあと思うし、自国を裏切ることになるグーナは逆に逡巡する素振りを全く見せないし、登場キャラクターは数あれど、印象に残るのは悪役のヌース卿やダグの相棒の豚(?)ホグノブ、それに最後に美味しいところを持って行く女王様くらいで、後はこれといってキャラ立ちもしていない。

それでも全編を貫くスピード感は相変わらずで、これがストップモーション・アニメーションだということをしばしば忘れさせてくれるし、何よりも物語の展開はスポーツ物の王道を行くものなので握る拳にも力が入ろうというものだ。

ラストシーンを見る限りではグーナは石器部族の一員として暮らしてるようだが、ここは是非とも続編を作り、色々なチームと対戦する原始時代のW杯を見てみたい。
4年後に!


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by odin2099 | 2018-07-15 16:55 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
<第三次ウルトラブーム>と言われた時期、1979年には旧作を含めると3本の映画が公開され、アニメーション作品だったけどTVシリーズの放送も実現した。
それから5年後の1984年にも2本の映画が公開され、歴史は繰り返す――と思いきや、TVでの新作実現には至らず。この頃は便宜的に<第四次ウルトラブーム>と呼ぶべきか、それとも幻のブーム扱いにするべきか…。

そんな1984年の今日、7月14日に公開された映画がこちら。
春休み興行の「ウルトラマンZOFFY/ウルトラの戦士VS大怪獣軍団」に続いて、夏休み戦線にもウルトラマンが殴り込みである。

e0033570_18293510.jpg79年の2本の新作映画は、基本的に「ウルトラマン」からエピソードをセレクトし、一部新作シーンを加えてお色直しを施したものだったが、84年の2本は一味違う。というより同じことは出来なかったんだろう。
新作映画が出来るらしいという噂を聞いた時は、今度は「ウルトラセブン」や「帰ってきたウルトラマン」あたりの総集編を作るのかな、と思ったものだった。

「ウルトラマンZOFFY」は「ウルトラQ」から「ウルトラマン80」までのシリーズ全般から、怪獣やウルトラ戦士のシーンを抜き出して構成したカタログ・ムービーになっていて、この「ウルトラマン物語」は同じように多岐に亘るシリーズ作品から怪獣絡みのシーンを抜き出してはいるものの、お話は新しく作り出し、その中で必要な場面に当てはめる方式をとっている。
新作で撮影されたシーンも多く、限りなく新作に近い再編集映画といったところか。見応えも十分だ。

今見ても大胆な構成で、完全新作映画が当たり前となった今ではかえって新鮮。もうこういったタイプの映画は二度と作られないんじゃなかろうか。
石丸博也、野沢雅子、石田太郎、池田昌子…とヴォイスキャストも豪華なのは、人間側キャスト不在のコスチュームプレイ故だろう。その点では「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説」の先駆けとも言えるだろう。

ちなみに「ウルトラマンZOFFY」とダブってるシーンはないが、もし先に「ZOFFY」が作られていなかったら、セレクトされた怪獣やエピソードも完成作とは違い、ひいてはお話そのものが違っていた可能性もあったのかも。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/4069659/


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by odin2099 | 2018-07-14 18:34 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
宇宙戦艦ヤマト」「さらば宇宙戦艦ヤマト」の二本立てに、「海のトリトン」もついた<宇宙戦艦ヤマトフェスティバル>
当初は70分で全27話をまとめる予定が、結局前半部分のみ。後半もいつか必ず公開します、との宣言もあったものの実現せず、後年になってビデオやLD、そしてDVDで前後編セットで見る機会を得た。

<宇宙戦艦ヤマトフェスティバル>公開は1979年7月14日だから、来年は20年になるんだなあ。
今年はカレンダーの配列が1979年と同じなので、なんか懐かしい。
7月31日の火曜日には「宇宙戦艦ヤマト/新たなる旅立ち」が放送され、8月4日土曜日には「銀河鉄道999」が公開され……
まあ、思い出話はこの辺で。

e0033570_09140253.jpgさて、その<ヤマトフェスティバル>で上映されなかった後編ですが、太陽や青い空に憧れるポセイドン族の少女ヘプタポーダや、ポセイドンの呪いによって死ぬことのできない身体にされてしまったシーラカンスのラカンの悲劇、そして最後に明かされるトリトン族とポセイドン族の因縁話、とドラマティックな展開が目白押し。
特に善悪の価値観を逆転して見せたクライマックスのどんでん返しは、リアルタイムで見ていた人たちにはショックだったろうな、というのは想像が付く。

また作戦が失敗続きで、自らの命と引き換えにトリトンと戦い敗れ去っていくのは兎も角、トリトンを取り逃がしたことであっけなく粛清されるポセイドン族の幹部、といった描写にも、子どもに慮らない冷徹な視点が窺え、やはり後に残る作品には何か光るものがあるのだなと唸らされる。
このあたりは演出(事実上の”総監督”)富野由悠季の面目躍如といったところか。

そういえばこの劇場作品、実は監督クレジットがない。
冒頭にはプロデューサー西崎義展からのメッセージとして「テレビシリーズを、映画監督舛田利雄とともに新たに構成したもの」とのテロップが出るが、エンドクレジットでのこの二人の肩書は片や「総指揮」、片や「監修」で、何れも実作業に携わった者のものではない。

ではテレビシリーズの総監督とメインライターはというと、「構成」として松岡清治と富野由悠季が連名でクレジットされているが、どこまで関わっていたものやら。
ようやく「演出」として棚橋一徳の名前がその後に出てくるが、主に編集段階でのタッチなような気もするし。

また「演出」というなら、テレビシリーズ版のオープニングをそのまま流用した劇場版のオープニングでもそのまま富野由悠季の名前がクレジットされてはいるが、それをこの劇場版全体のものとして見るのはかなり乱暴な話だろう。

ということでこの映画の責は誰に帰せしむべきなのだろうか。

<過去記事>



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by odin2099 | 2018-07-14 05:17 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
20世紀FOXが製作した、ポスト「スター・ウォーズ」作品。
といってもあちらは大冒険活劇でしたが、こちらはゴシックホラー。同じ宇宙を舞台にしたSF映画といえども、同列に扱うのは双方にとって迷惑なのかもしれません。
もっとも「スター・ウォーズ」がヒットしなければ、この企画にゴーサインは出なかったろうと思いますが。

e0033570_08443622.jpg今回は1979年の<劇場公開版>ではなく、2003年に作られた<ディレクターズ・カット版>を初めて見ました。
冒頭に流れるリドリー・スコットのコメントだと、<公開版>も気に入ってるけれど年月が経つとやはり色々と手を加えたい箇所もあり、未公開シーンを加えて再編集したと語ってます。
その割に<公開版>117分に対して、<DC版>は116分と1分短くなってますけれどね。

もう<公開版>の詳細は覚えてませんが、処々の資料によればその違いはさほど大きなものではないようです。ダラス船長が実は生きていたとか、ランバートとリプリーの対立?シーンがあるとか。
かなりなマニアでなければ、あまり意味を持つ改変ではないかも知れませんね。自分にとっても些末な部分でした…。

で、久しぶりに見た「エイリアン」ですが、やはり怖かったです。
以前にも書いた通り、展開はゆったり。約2時間の映画ですが、謎の宇宙船を発見し、中に入ってブリッジだかコクピットだかで異星人の死体を発見するまでが約30分。
エイリアンに寄生されたケインの腹部を喰い破ってチェストバスターが出現するまでが1時間。
アッシュの正体と目的が判明し、船を捨てて逃げる決断を下し、準備に取り掛かるあたりで1時間半。
そしてラストの30分でようやくリプリーとエイリアンの対決が始まります。

「エイリアン」という作品を見たことがない人は、リプリーは乗組員の紅一点の若い女の子、みたいなイメージを持っているのかもしれませんが、ノストロモ号の女性乗組員は実は二人いますし、序列で言うと七人の乗組員の中ではダラス船長、ケイン副長に次ぐ三番目の指揮権を持っています。
中盤まではあまり感情に左右されず、時には冷徹とも思える判断を下す任務や命令には忠実なリーダーといった面も見せます。
乗組員たちが決して仲良し集団ではなく、常に不平不満をぶつけあってるだけに、よりキャラクターが際立ってる印象です。

ところが終盤、特に自分がたった一人の生存者となったあたりからは、恐怖に怯える幼気な少女の顔も見せ始めるので、そのギャップが魅力的に映るのでしょう。
はみ出してるショーツに、うっすら透けて見えるタンクトップ姿の無防備さ。必然性はゼロとは申しませんが、あまり高くはないサービスショットに、より”萌え”を想起させられます。
何かと性的なメタファーの多さが指摘される「エイリアン」ですが、それが結実しているのがこのクライマックスシーンと言えるでしょう。

しかしノストロモ号を所有している「会社」は、エイリアンの存在を知っていて、初めからその確保が目的だったんでしょうかね。貨物船と称しているノストロモ号のそもそもの目的や、その積み荷については触れられていないだけに、色々と想像する余地はありそうです。




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by odin2099 | 2018-07-08 08:53 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
<第三次ウルトラブーム>に乗じて公開された劇場版第3弾。
今度は第8話「怪獣無法地帯」、第3話「科特隊出撃せよ」、第2話「侵略者を撃て」、第16話「科特隊宇宙へ」、第25話「怪彗星ツイフォン」と人気怪獣・宇宙人が登場するエピソードをセレクトした娯楽編。

e0033570_20425646.jpg映画はいきなりM78星雲ウルトラの星を目指すウルトラマンの姿から始まる
。光の乱舞する中でウルトラの星に到着したウルトラマンは、ファミリーの待つウルトラタワーへ。地球に危機が迫っている。これに対処するのは誰か。名場面に乗せて歴代戦士たちの活躍ぶりが紹介される。

このシーンでは現在放送中のアニメ版「ザ・ウルトラマン」の主人公ジョーも新造された着ぐるみで参加し、怪獣との対決シーンがわざわざ撮り起こされている。
単にTVドラマを繋いだだけじゃないんだぞ、というファンサービスぶりが嬉しい。

これらデモンストレーションを経て、長老ウルトラマンキングが選んだ戦士は――ウルトラマン。ここから本編が始まるが、ここまでで結構満足度は高かった。新作見に来て良かったなあと素直に思えたもの。
実際、本編が始まると見慣れた画面のオンパレードになってしまうので、何となく退屈してしまったのも事実だったりして。

各話の繋ぎには新撮シーンを挟むなど、実は飽きさせないための工夫はなされており、また初代バルタン星人との対決シーンは、オリジナル版だと空中戦のみなので一回地上に落下するショットを挿入してから、わざわざ地上で戦う場面を撮り足したりしてるのだけれども、ウルトラマン、バルタン星人共にオリジナルとの造形上の落差が大きすぎて、イメージが持続しないという欠点もあったりして。

それでも「実相寺ウルトラマン」が主題歌の新録程度のお色直しだったのに対し、新しい映画を見たなという満足度はこちらの方が高かったのは確か。
同時期に日本公開になった「スーパーマン」を多少意識したかのような画面作りも、決して悪いとは思わない(そういや「スーパーマン対ウルトラマン」と煽る記事を幾つか見たな)。後はもうちょっと映画らしい終わり方をしてくれてればもっと良かったのだけれども。

ところでこの作品の監督は宍倉徳子で、オープニングクレジットでも「監督:宍倉徳子」と出る。
ところがエンドクレジットでは「監督:円谷一/飯島敏弘」との表記。
要するに元になったTV版のエピソードの監督は円谷・飯島両氏だけれども、映画としてまとめたのは宍倉監督ということなのだが、事情を知ってるファンならともかく一般的には誤解を招きかねないので、何か工夫が欲しかったな、と思う。
他のウルトラシリーズの再編集映画では、あくまでも「使用映像」の監督として別クレジットになっているだけに。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2877594/


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by odin2099 | 2018-07-04 20:51 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
ドン・アルマゲの死闘から4年後を描く「宇宙戦隊キュウレンジャー」の後日譚。
e0033570_09194977.jpg
カメレオングリーン/ハミィがネオキュータマを盗み出すという事件が発生。そのハミィへの対応を巡ってキュウレンジャーが真っ二つに分かれ、対決する羽目に。だがその背後には幻魔空界・十二使徒の一人、宇宙忍デモストの影があった。
そこへ”もう一つの宇宙”から、デモストを追ってスペース・スクワッドのギャバンとシャイダーがやってきた。

「スペース・スクワッド」の第二弾という体裁は取っているが、実際は「スーパー戦隊VSシリーズ」やVシネマの「帰ってきた~」シリーズの流れを汲む作品。メインとなっているのはキュウレンジャーたちのドラマで、ギャバンたちはあくまでもゲスト出演。

キュウレンジャーたちが大所帯だからか、スペース・スクワッドがギャバンとシャイダー、それにジライヤだけというのが些か淋しい。特にジライヤは、戸隠流三十五代宗家・山地闘破ではなく三十六代宗家・天城闘真という新キャラに代替わりしているにも関わらず、コスチューム姿のみで声は赤羽根健治が担当、しかも出番は序盤と終盤のみなのが勿体ない。せっかく相手はデモストだというのに。

その一方でネオキュータマの力でデモストが復活させたヴィランズのメンバーはなかなか豪華。
メレ、腑破十臓、バスコ・タ・ジョロキア、そしてエスケイプの4人で全てオリジナルキャストで復活を遂げている。監督曰く、これは現世に未練を残した者たちを蘇らせる「魔界転生」のイメージなのだとか。

理央のいない世界に何の意味もないというメレだけはこのメンバー内では異質だが、そこは単にカメレオン戦士繋がりという以上にハミィとの間でのドラマも用意され、平田裕香のツンデレぶりが魅力的だ。ちなみにメレの衣装は撮影当時のものだそうだが、なんか以前より胸に谷間が強調されてるようでドキドキ。

e0033570_09193673.jpg十臓は四人の中では一番精彩を欠く。やはりシンケンレッド=志葉丈瑠抜きに、このキャラの存在意義はないのだなと改めて感じた次第。エスケイプも「すっごくイイモノよ」というお馴染みの台詞をいうくらいしかないのだが、こちらは当時よりもムチムチ感が増したような水崎綾女がエッチぃので良しとする。

相変わらずぶりが際立っているのはバスコ。「何かを得るには~」のお約束の台詞をはじめ、キャラクター自体もぶれず、口調がいちいちバスコっぽい。冷酷非情で残忍でありながら、どこか憎めないトリックスターの面も併せ持つ彼ならでは、といったところだろうか。

お話の方は、ハミィの裏切り行為の理由付けがあまりにも…。よっぽどの事情を抱えてるのか、それとも特命を帯びて潜入捜査みたいなことをしてるのかと思いきや、そりゃお師匠さん(演じるのは広瀬仁美!)の命は大切だろうけど、騙されてました、ではあまりに甘い。

騙されていた、といえば鳳ツルギ大統領の二人の補佐官を出合正幸と高山侑子が演じているのだが、これも2人のイメージを逆手に取った面白い設定になっている。
逆手に取っているといえば、シャイダー=烏丸舟。相変わらず女の子と見ればナンパしまくりのチャラ男ぶりは健在だが、それが思わぬ事件解決の決め手に。まさかそれが伏線になるとは気付かなかった。

ラストでは幻魔空界が関与していると見られる多発するビル火災が報じられ、ギャバンとシャイダーが誰をメンバーに入れるかを話し合うシーンがあるが、そこに浮かび上がるのが「特警ウィンスペクター」ファイヤーのシルエット。そして”To Be Continued”とテロップが出て終わるが、続編が早期に実現するのを待ちたい。

【ひとりごと】
ワシピンク/ラプター283の声を担当しているM・A・Oが、市道真央名義でルカ・ミルフィとしてゲスト出演。「声が似てる?」とハミィに言われるというオチが付く。
同じくグラッツェの客として来ているのがリュウ・コマンダー/ショウ・ロンポー役の神谷浩史とオウシブラック/チャンプ役の大塚明夫の二人。どうせなら他にもヴォイスキャストの顔出し出演があれば愉しかったのに。




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by odin2099 | 2018-07-01 09:25 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

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