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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<ア行>( 536 )

e0033570_22344325.jpgアクアマンことアーサー・カリーの異父弟にしてアトランティスの王オームが、地上世界の制圧を目論んでいた。同盟国ゼベルの王女メラは地上に赴き、アーサーに協力を求める。
灯台守とアトランティスの女王との間に生まれたアーサーこそ二つの世界の架け橋となるべき人物で、この戦いを止めるには彼が真の王となるしかない。初めは拒んでいたアーサーも、彼女の熱意に絆され海底へと向かう。だがそこにはオームの魔の手が待ち構えていた。

<DCFU>の第6弾。しかし今回パンフレットやチラシのどこにも<DCFU>の文字はない。結局またもや定着しないままに終わってしまったのだろうか。
物語は一応「ジャスティス・リーグ」の一年後ということになっていて、アクアマンは地上世界ではヒーローとして認知されていて、その評判は海底世界にも届いている、という設定。

しかしアーサーがメラの名前を知らなかったり、アーサーの両親の扱いなど「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」や前作「ジャスティス・リーグ」で描かれていたアクアマン像とは若干のずれが生じているようだが、随所にオリジン・ストーリーを挟みながらも王道のヒーロー映画路線を突き進んでいる。

e0033570_22345390.jpg”海の「スター・ウォーズ」”という評も見かけたが、従来であればスローモーになりがちな海中アクションを、CG技術などによりスピーディーかつ派手な色彩に彩られたものに昇華。
それでいて「アーサー王と円卓の騎士」のような中世の騎士物語や神話・伝承の香りも漂う一級の娯楽品。これまでの<DCFU>作品の中では文句なしに愉しめる一篇である。

ジェイソン・モモアの一見こわもて風でいて実は天然なアクアマンも良いが、身体のラインがピッチリと出て胸元ザックリのコスチュームに身を包んだアンバー・ハードのメラが、アクアマンと対等に戦うヒロインを好演しているのも良い。
しかし恋人がアンバー・ハードで母親がニコール・キッドマンとはアクアマン、どんだけリア充なんだ? 
ちなみにお父さんはジャンゴ・フェットだけど。

海底と地上、未曾有の戦争が始まろうという時にスーパーマンもバットマンも何やってんだ?と思わないでもないけれど、DCコミックの映画化作品では久々の大ヒット。続編の製作も決まったというのはメデタイ。これで益々<DCFU>そのものは混沌としそうだけど。
ただせっかくドルフ・ラングレン出てるのに吹替が大塚明夫じゃないのでわかりづらい。それにジュリー・アンドリュースのキャラの日本語吹替が磯辺万沙子なのは何故だろー(怪物の役だから?)。

さて、次は「シャザム!」だ。



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by odin2099 | 2019-02-18 22:39 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
<MCU>の7作目で、<フェイズ2>としては第1弾。
この作品もパラマウントのマークで幕を開ける。

e0033570_10540042.jpgオールスター物だった「アベンジャーズ」の後だけに単独ヒーロー物では物足りないかと思っていたが然にあらず。この辺のバランスのとり方が絶妙で、製作陣のコントロール力というか構成力には感服する。
エイリアンや神様との戦いですっかり精神的に参ってしまってるトニーに対し、今度のヴィランはトニーと個人的に関わりのあるメンバーとすること、そしてペッパーやハッピーが襲われることで身近な恐怖、緊迫感を煽り、前作に対するスケール感の喪失を感じさせない手法はお見事。

そして逆境に陥ったトニーのパートナーとなるのがハーレイという少年。
子供は苦手そうなトニーが彼に頼らざるを得なくなる、というシチュエーションがまず笑えるが、演じるタイ・シンプキンス君が実に芸達者で、ロバート・ダウニーJr.と互角に渡り合っているので物語にすんなり入っていける。

その後彼は「ジュラシック・ワールド」などで順調にキャリアを重ね、どうやら「アベンジャーズ/エンドゲーム」で久々に顔を見せてくれる模様。成長したハーレイが二代目アイアンマンを襲名するのでは?という噂が以前駆け巡っていたが、もしかするとそれが実現するのかも。

トニーの独白で始まり独白で終るこの映画、じゃあその聞き手は誰?というと何とブルース・バナー。
しかし「アベンジャーズ」登場時とは髪型も違えば髭も生やしていたりで、最初は全然気付かなかったのがなあ。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-01-31 21:30 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
こういうのはこれ一回きりだから成立したのかなあ???

e0033570_21203496.jpg「ウルトラマン誕生30周年」を記念した劇場用映画。
オリジナルストーリーのために「ウルトラマン」本編から様々なショットを抜き出し、オリジナルの科特隊キャストを招集してアフレコを敢行、全く新しい物語を作り出すという暴挙、いや快挙?!

「ウルトラマン」は39話でゼットンに敗れ地球を去って終わるが、この映画の冒頭でウルトラマンを倒したゼットンはイデ隊員の新兵器によって倒され、ウルトラマンはそのまま地球に留まり続けるという第40話なのだ。
新撮カットは皆無に近く(無いワケじゃない)、継ぎ接ぎだらけの画面に口パクの合わない台詞、という珍妙な出来上がりなのだが、手間暇かけた努力は認めよう。

あちこちに現れた怪獣と戦うためにウルトラマンが分身の術を使ったり、というチートすぎる能力を発揮したり、勘の冴えてるイデを「ひょっとして彼も宇宙から来たヒーローなのか?」と持ち上げたり、科特隊メンバーに何を今更でフルネームを設定したり、宮内国郎の音楽を新アレンジで使う一方で別人による新BGMを被せたり、というようなことをせず、素直にあの当時のままの”第40話”ならばもっと良かったのだけれども…。

ちなみにオリジナルの科特隊メンバーが顔を揃えるのは、この作品(と同時上映の「ウルトラマンゼアス」)が最後。奇跡的なタイミングで作られた一本だったんだなあ。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-01-30 21:26 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
劇場版「アルスラーン戦記」の第2弾。
前作は原作小説の1巻を1時間でまとめていたが、この第2弾は2巻3巻を1時間で。

e0033570_21350430.jpgということでお話は詰め込み過ぎ。
しかも前作でアルスラーン一党となったダリューン、ナルサス、エラム、ファランギース、ギーヴに加え、新登場のキャラクターがガンガン登場。
キシュワードやアルフリード、ジャスワントといったアルスラーン組もそうだが、トラブルメーカーのラジェンドラ、それに敵対する銀仮面ヒルメスの陣営も徐々に膨らんでいく。

ということでこれからの展開も大きく期待されたが、映画はこの2本で終わり。その後はOVAが4作作られたが、物語は5巻のあたりで中断の憂き目を見る。
またアニメ版に先行していたカドカワのカセットブック版も確か9巻までで中断してたかと。

まあこのあたりは原作小説そのものの刊行ペースが大きく落ちたり、刊行そのものが角川文庫からカッパ・ノベルス及び光文社文庫へ移籍したり、という事情もあるのだが、最近発表されたテレビアニメ版も今のところは6巻まで。原作小説も16巻で完結したことだし、今度こそ最後まで描いて欲しいものだ。

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by odin2099 | 2019-01-28 21:40 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
アポロ13号の事故を、当事者(船長)だったジム・ラベルの著した著書に基づき、トム・ハンクスを主演にロン・ハワードが監督したこの映画も、気が付くともう四半世紀近くも前のものに。
でも今そのまま劇場に掛けても他の作品に比べて全く遜色がないくらい良く出来ています。

実際にアポロ宇宙船に乗っているかのような迫力、乗組員たちの息遣いが聞こえてきそうです。
NASAの管制センターは、今にも歓声や怒号が飛び交う喧噪の中に放り込まれそうな臨場感を醸し出しています。

e0033570_22381122.jpg生命の危機に直面したクルーの焦燥感、何とか彼らを救い出そうと奮闘するスタッフたちの緊迫感、誇張されてる部分、省略されている部分、敢えて改変した部分も少なくないとは思いますが、それでもかなりの部分が事実に即しているのだとか。

セットの再現具合やSFXの技術的なクオリティもさることながら、実話の持つ重みなのか、ドラマ部分も実にしっかりと組み立てられています。
そのあまりの出来過ぎなくらいの見事さに、ついついこれがフィクションではなくノンフィクションであることを忘れてしまうくらいです。

そして無事の地球帰還。
結末はわかっていても安堵感と、言いようのない満足感に包まれます。
宇宙開発をテーマに、実話に基づいて作られた作品は何本もありますが、ここまでの完成度の高いものは今のところはなさそうです。
そして二度とこういう事故が起きないよう、宇宙開発は万全を期して行って欲しいと願わずにはいられません。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-01-20 22:40 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
<MCU>第6弾。バラバラだったピースがようやく一つの形になった<フェイズ1>の締めくくり。

e0033570_20040525.jpg冒頭から畳みかけるような展開で、事件の勃発、アベンジャーズの各メンバーの紹介と招集、ロキの企み、アベンジャーズの分裂からの再結集へと殆ど無駄のない2時間半だ。
これまでの作品群を見ていない観客も、最低限の情報は与えられるのでそれなりに愉しむことは出来るだろうが、勿論全ての作品に目を通している人なりの特権は与えられている。

毎度のことながらアベンジャーズのメンバーは多種多少、多士済々。北欧神話の雷神ソー、ハイテク武装のアイアンマン、バイオテクノロジーの産物ハルク、強化人間のキャプテン・アメリカ、それにエキスパートのブラック・ウィドウとホークアイという具合に個々の戦力差には相当な開きがあるものの、それを感じさせない演出には感服する。
ドラマとして優れた作品は他にもあるだろうが、こと娯楽作品という観点で見た場合、<MCU>の最高傑作は今のところこの作品かもしれない。

強者集結ムードが漂い、「アベンジャーズ」シリーズの完結編という側面も(この時点では)持っていたが、今では<フェイズ2>以降の映画や「エージェント・オブ・シールド」をはじめとするTVシリーズ、「デアデビル」をはじめとするネット配信ドラマへと続くブリッジの役割をもはたしている。
あくまでも終止符ではなく、句読点だ。

なおこの作品もパラマウントのロゴマークで幕を開けるが、配給はディズニーへ移行。
DVD&Blu-rayソフトも初めてディズニーからの発売となった。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-01-16 20:02 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
「宇宙空母ギャラクティカ」に続くシリーズ第2弾。
前作はTVシリーズのパイロット版を劇場用に手直ししたものだったが、今回はシリーズ中の3つのエピソードを再編集。といっても前作に直結してはいないため、これだけ見てもチンプンカンプン。

e0033570_19310446.jpgサイロン軍の追跡を躱し、生き残った人類を乗せた民間船を率いて同胞の住む星・地球を目指すギャラクティカだったが、その燃料は乏しくなっていた。そんな時、ギャラクティカ同様にサイロンの魔手を逃れた空母ペガサスとの邂逅を果たす。自分たち以外にも生き残りがいたことを喜び合う両乗組員たち。

ペガサスを指揮する歴戦の勇者ケイン艦長は、サイロンの基地のある惑星を攻撃し燃料を奪うことを進言するが、民間人を含めたキャラバンを率いる身であるギャラクティカのアダマ司令官はこれを却下し、両艦の乗組員たちの間に緊張が走る。

立場の違いから意見が割れてしまったアダマとケイン。しかも独断専行気味のケインをアダマは持てあますが、結果的には共同作戦が成功し燃料の補給に成功。脱出の際に囮となったペガサスはそのまま行方をくらます、というのがストーリー。

ただ終盤ではペガサスの去就については全く触れられず、瀕死の重傷を負ったアダマが生死の境を彷徨う一方で、サイロンの攻撃を受け大破したギャラクティカを何とかして修理し包囲網から脱出させようというお話がメインとなる。そしてラストに唐突に「ケインはどうなった?」「どこかへ消えました」という会話が挟み込まれて終わり。これはペガサスの登場する前後編とは別のエピソードを組み込んだことによる弊害だろうか。

初めから長編作品として作られていた前作に対し、こちらは無理矢理長編化したものだけに映画の出来は推して知るべし。
ちなみに元になったドラマではペガサスが飛び去ったのか、それともサイロンの攻撃で沈んだのかは明確にされずに終わってるとのことである。



by odin2099 | 2019-01-09 19:36 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
<MCU>の第3作で、前作「アイアンマン」同様にパラマウント・ピクチャーズとマーベル・スタジオのプレゼンツ。DVDとBlu-rayは配給がパラマウントになった関係で前作のソニーではなくパラマウントからリリースされていたが、現在はディズニーから再リリースされている。

e0033570_08223233.jpg物語は前作ラストの記者会見の模様をアントンとイワンのヴァンコ父子が見ているところから始まるが、アバンタイトル後はその6カ月後へと飛ぶ。
メインキャストはジェームズ・”ローディ”・ローズ役が、契約上のトラブルからテレンス・ハワードからドン・チードルへ交替した以外は続投。この二人は以前から友人同士だったそうだが、それが縁で代役に決まった訳ではないだろうが、もう少し似たタイプの役者はいなかったものか。続けて見ていると違和感しかない。

トニーはパラジウムの毒素に身体を蝕まれ余命幾許もなく自暴自棄に陥っているが、その解決策というのが父ハワードの残したヒントと遺品から発見(再発見)した新元素、というのが何度見てもよくわからない。
ハワードは何故スターク・エキスポのジオラマに新元素を隠したのか、そしてそれが何故都合良くトニーの身体を救うことになったのか。

まさか将来トニーがパラジウムで死にかけるなどという事態を想定していたとも思えないが、アーク・リアクターの改良を常に考え続け、自らは成し遂げられなかった夢をトニーに託し、それが結果的にパラジウムを使うことのない新たなアーク・リアクターを誕生させ、パラジウムの影響を受けなくなったからトニーは治癒した、ということなのだろうか。

相変わらずトニーは自ら工具を作り、実験を繰り返してアイアンマン・スーツを改良したが、今回のヴィラン、イワン・ヴァンコことウィップラッシュは、アイアンマン以上にDIY心を刺激してくれる。
ただロバート・ダウニーJr.以上に手先が器用には見えないミッキー・ロークなので、その出来栄えは些か心配…。

前作でトニーをアベンジャーズに勧誘しておきながら、本作では加入に難色を示すフューリー。妥協案としてコンサルタントとして雇用し、その最初(?)の仕事が「インクレディブル・ハルク」ラストでのロス将軍への接触だったということらしいが、トニーの顔、違い過ぎるんだよなあ。

また「ハルク」にはちょっとしたヌードシーンやラブシーンがあり、今回もブラック・ウィドウの着替えシーンなどのお楽しみがあったが、これを境に<MCU>にはお色気シーンがなくなってしまうのはちょっと寂しい。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-01-09 19:27 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
<MCU>の2作目で、こちらはユニバーサル・ピクチャーズとマーベル・スタジオのプレゼンツ。
ハルクに関しては今もユニバーサルに権利があるようなので、この作品の続編を含めハルク単独の作品を作るにはハードルが高いらしい。

日本ではこちらの作品が「アイアンマン」より先に同じソニー・ピクチャーズの配給で公開され、ソフトもソニーから出ている。<MCU>のBOXセットが発売出来ないのは、日本では「アイアンマン」共々ソニーが権利を持っているというのが理由。

e0033570_19441700.jpgさて「アイアンマン」が成功したから<マーベル・シネマティック・ユニバース>は「アベンジャーズ」まで辿り着いたのは間違いないところだが、「アイアンマン」に続けて2カ月遅れでこの作品を封切ったのだからある程度勝算はあったはず。
兵器のアップショットでは”スターク・インダストリーズ”という社名をデカデカと映し、オープニングのタイトルバックでチラっと映る書類にニック・フューリーの名前があったり、軍がシールドのデータを活用していたりと「アイアンマン」とのリンクを諸々匂わせ、トドメはラストシーンでのトニー・スタークのカメオ出演。

「アイアンマン」のラストではフューリーがトニーにアベンジャーズのことを持ちかけるが、本作ではトニーがロス将軍に対して似たような役回りを担っている。お話は直接繋がってはいないものの「アイアンマン」と「インクレディブル・ハルク」は同一世界で、更にもっと大きなプロジェクトが待っていることを観客に強く印象付けることに成功した。さり気なく出てくる”スーパー・ソルジャー計画”などという名前も、後々の作品で大きく扱われることになるとはこの段階では予想出来なかったことだ。

片や「科学」、片や「化学」と作品の雰囲気はかなり異なるこの二作品だが、アボミネーションと戦うハルク、アイアンモンガーと戦うアイアンマンというクライマックスの構図は良く似ている。どちらも同じテクノロジーで生み出された兄弟というか分身との対決を余儀なくされているからだ。これは意図したものなのだろうか。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-01-08 20:22 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
もう何度 見てる・記事にしてる んだよう、と呆れられそうですが、今年は<マーベル・シネマティック・ユニバース>の一つの締めくくりの年。
しかも今が最新作の公開前に第一作から順番に全部を見る最後のチャンス!
ということで、正月早々<MCU>のお浚いを敢行します。
2008年、全てはこの作品から始まりました。

e0033570_19201829.jpgこの作品はパラマウント・ピクチャーズとマーベル・スタジオのプレゼンツ。ただ日本ではソニー・ピクチャーズの配給でDVD&Blu-rayもソニーからの発売となり、マーベル・スタジオがウォルト・ディズニー傘下になった今でも権利関係はそのままのようで、<MCU>のBlu-rayのBOXセットも日本では販売出来ないらしいです。

しかし流石に10年前の作品ですねえ。ロバート・ダウニーJr.の顔が全然違います。他の作品に比べて髪が長いということもありますけど、若いというか甘い雰囲気があります。今のロバートはこの頃に比べて精悍さを増したようで、歴戦の勇者として成長したトニー・スタークには相応しいように思えます。

そしてこの初期のアイアンマン・スーツは、何とも言えないDIY感が良いですねえ。
今のハイテク、ナノテクのスーツもそれはそれでパワーアップの表現として、またスーパーヒーロー感が強調されていて(宇宙刑事やらスーパー戦隊やら日本のヒーローが一瞬にして変身する姿を彷彿とさせます)良いと思うのですが、この手作り感、ハンドメイド感も捨てがたいものがあります。
まあトニーは素人じゃないですが、ガラクタ集めれば自分でも作れそう?と一瞬錯覚してしまいそうな温かみは感じられます。

ヴィランとしては、トニーの良き協力者に見えたオバディア・ステインが実は黒幕という意外性で押し通してますが(原作コミックのファンには意外でもなんでもないんでしょうかれど)、その目的がスターク・インダストリーズを私しすることにあったというのはあまりに小さいのですが、この時点では現実的な落としどころだったのでしょう。今はもっと大きなスケール感に満ちた世界になっていますけれどね、<MCU>は。

ちなみにエンドロール後に唐突に現れアベンジャーズについて語るニック・フューリーは、今後の作品群へ向けての製作サイドの決意表明とも受け取れますが、まだこの頃はファンサービス的なお遊びシーンの域を出ていなかったとも言われています。しかし同時期に並行して「インクレディブル・ハルク」の製作が進んでいたのですから、ただのファンサービスではなかった、確信犯だったと思うのですが如何でしょう。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-01-07 21:03 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
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