人気ブログランキング |

【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<カ行>( 554 )

e0033570_21360534.jpg二代将軍秀忠の世、府月藩に幕府に対する謀反の疑いが持ち上がった。潜入していた幕府の隠密・青山凛ノ介は、その証拠となる書状が筆頭家老である神谷眞三郎の屋敷にあるとの情報を入手する。
そんなある日、祭りに出かけた凛ノ介は八重という美しい娘と出会い、互いに惹かれ合う。だが彼女は神谷の娘だった。
一方家康の血を引く藩主・望月甲斐正は、選りすぐりの武芸者を集めた御前試合の開催を決める。だがそれは藩内に潜入した隠密たちを炙り出すための罠だった。
凛ノ介の素性を怪しむ藩士・寺脇甚八郎は神谷と結託して八重との縁談を進め、御前試合で自分と勝負するよう凛ノ介を挑発するのだが…。

映画(MOVIE)と舞台(STAGE)をコラボさせる「東映ムビ×ステ」の第一弾。
従来あった<TOEI HERO NEXT>と<TOEI HERO NEXT ステージ>の発展形ということだろう。
主演の犬飼貴丈、優希美青をはじめ、武田航平、小野塚勇人、町井祥真、前山剛久、松村龍之介、大島蓉子、冨家規政、元木聖也、井澤勇貴、松本寛也、井俣太良、菊地美香、福本清三、矢崎広、久保田悠来、波岡一喜と<スーパー戦隊><平成仮面ライダー>所縁の名前がズラリと並ぶ出演陣。
そして脚本は谷慶子、監督は”巨匠”こと石田秀範。

東映製作の時代劇とはいえ、時代劇を知るベテランが福本清三くらいしか見当たらないのは淋しいが、時代考証や所作といったものに重きを置く作品ではないので、経験に乏しい若手中心のキャストでもそれなりに見られる”時代アクション劇”にはなっていた。こういった作品で経験を積み、次代の時代劇を担うスタッフや俳優が育ってくれれば良いのだが。
e0033570_21365032.jpg
物語は凛ノ介と八重、甚八郎、それに町医者として暮らしている隠密の真咲一馬が中心で、大きく扱われながらも出番が少なく、中にはあっけなく退場してしまうキャラクターも少なくないが、そのうちの何人かは連動する舞台版の主役、もしくは中心的存在となるらしい。
そうなると是非とも舞台版を見たいものだが、さて、無事にチケットが取れるだろうか。




by odin2099 | 2019-07-10 21:42 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19304837.jpgギャンブルが全てを決める名門私立学園を舞台にした、河本ほむら・尚村透原作の人気漫画の実写映画化作品。
テレビアニメに続いてテレビドラマが作られ、そちらも好評に付き実写ドラマの第2シーズンと劇場用新作の製作が決まったという経緯がある。

原作漫画がスクウェア・エニックスからの刊行、アニメ版を経て実写ドラマがMBS系列で放送され、そして映画化、そして主演は浜辺美波という流れは「咲/Saki 」、「咲/Saki 阿知賀編 episode of side-A」と同じ。
ということでテレビドラマ版の放送当時から興味はあったものの、結局ほぼほぼ予備知識なしで鑑賞。
しかしそれでも十二分に愉しめた。

e0033570_19305807.jpg「咲/Saki」同様こちらにも浜辺美波を筆頭に福原遥、伊藤万理華、松田るか、岡本夏美、柳美稀、松村沙友理、池田エライザ、中村ゆりか、三戸なつめ、森川葵ら美少女がズラリ。
高杉真宙、宮沢氷魚、小野寺晃良、矢本悠馬といった個性的なメンバーも名前を連ねている。
特に高杉真宙のヘタレ演技は要注目。

「咲/Saki」でも対照的な二役を演じて芝居の幅を見せつけた浜辺美波が、ここでも二面性のある難役を自然に演じており、カメレオン女優ぶりに一層磨きがかかってきた感がある。
ただ本作の肝はゲストヒロイン枠の福原遥の突き抜けた怪演。
彼女ももはや単なる子役出身の美少女アイドルではない。今後の彼女の芝居が楽しみだ。

本当は「咲/Saki」の第3シーズンが見たいのだが、この劇場版で「賭ケグルイ」そのものも気になってきたので、とりあえずテレビドラマ版はチェックしておこう。



by odin2099 | 2019-06-23 19:43 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19584936.jpgグスタフ・クリムトとエゴン・シーレ、世紀末ウィーンを代表する二人の画家は、昨年が共に没後100年にあたる。

それを記念して作られたドキュメンタリー映画で、この二人とその作品群の紹介だけではなく、19世紀末から20世紀にかけてのウィーン、二人を取り巻く時代の空気といったものをも掬い取ろうとした一篇。
そのためマーラーやシェーンベルグのような作曲家や高名な精神科医であるフロイトなど、同時代のウィーン文化の担い手たちも登場する。

実のところクリムトの絵もシーレの絵も好きではないのだが、優れた才能が集ったこの時代のウィーンには大いに興味あり。
先日も「ウィーン・モダン/クリムト、シーレ世紀末への道」へ出かけてきたが、今回もその流れで鑑賞した。

1時間半強の作品だが、日本語ナレーションというか吹替全体の単調さもあって(頼むから本職を使おうよ)何度か睡魔に襲われたが、クリムトもシーレも苦手と言ってる割に十二分に堪能した。



by odin2099 | 2019-06-20 20:03 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
2014年公開の「GODZILLA」の続編で、「キングコング/髑髏島の巨神」に続く<モンスターバース>の第3弾。

e0033570_21100221.jpgあれから5年、その存在が公になった秘密機関モナークは、怪獣の存在を秘匿していたと世間から非難され、存続が危ぶまれる事態に陥っていた。
その頃中国のモナーク基地では、エマ・ラッセル博士と娘のマディソンが孵化した幼虫のモスラとのコンタクトを試みていたが、環境テロリストのアラン・ジョナが率いる部隊が基地を襲撃、ラッセル博士母子と怪獣とのコンタクトを可能にする装置オルカを強奪する。
報せを受けた芹沢猪四郎博士らは、かつてモナークのメンバーであり、オルカの開発者でもある元夫のマークに協力を要請する。

今度はゴジラだけじゃなく、モスラにラドン、キングギドラ(モンスター・ゼロ!)をはじめ十数体の怪獣が登場。その中には名前だけだがコングもいる。
「三大怪獣地球最大の決戦」どころか「怪獣総進撃」並みの大盤振る舞いだ。
「ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃」の影響も感じられる。

唐突に出てくる芹沢博士の潜水服姿に、まさかまさかのオキシジェン・デストロイヤー。
他にもどこかで見たような絵が頻繁に出てくるあたり、監督は相当ゴジラ映画を研究したことが窺える。
ゴジラの鳴き声もオリジナル版に近づき、伊福部メロディ付きでの登場。
それもいわゆる「ゴジラのテーマ(「ゴジラ」タイトル)だけでなく、俗に「ゴジラの恐怖」と呼ばれる旋律も伴って。

e0033570_21102683.jpgそれだけではない。
モスラ登場シーンは、あの 古関裕而作曲の「モスラの歌」まで流す念の入れよう。
あちらこちらに東宝怪獣映画へのオマージュを散りばめるなんざ、この監督、ただのヲタクではない。
相当”わかってる”御仁だ。

ただ各方面のゴジラファン、怪獣マニアの同志たちを唸らせているのとは対照的に、個人的にはどうも今一つ。
これって前作「GODZILLA」の時と同じような状態。
お話が面白くないとか、その展開に納得がいかないというのとは違うレベルで何だかもどかしい。
上手い表現が思いつかないのだが、「これじゃない感」がどうしても払拭できないのだ。

せっかくの伊福部メロディも、妙なアレンジやSEとのバランスの悪さで耳に(心にも?)響いてこないし、4大怪獣の激突を謳いながらもモスラとラドンの出番の少なさ(加えるならばモスラとラドンの偽物臭さ)はガッカリだし、そもそもゴジラとキングギドラ(この呼称は吹替版のみ?)の強さに説得力が乏しい。
派手さは十分に堪能できるものの。

これで次はいよいよゴジラとキングコングの頂上決戦だが、はたしてコングがそのゴジラやギドラ以上に強さを発揮できるのだろうか。
またラストシーンを見る限り、あの環境テロリストとやらが引き続き暗躍するのかもしれないが、あまり大きなスケールにはなりそうもない予感がする。
<モンスター・バース>の行く末がほんのちょっぴり心配…。

【ひとりごと】
例によって吹替版を鑑賞したが、素人演技には慄然。
その中には何のコネだかゴリ押しだか知らないが、アニメも含めると9本目くらいになる人もいるのだが、一向に上達の気配が見られない。
オファーする方もする方だが、受ける側の事務所も本人の適性をもっと考えて欲しいもんである。
逆に当人の価値を落とす結果に繋がってはいまいか?



by odin2099 | 2019-06-06 21:18 |  映画感想<カ行> | Trackback(6) | Comments(4)
e0033570_19410873.jpgそう遠くない未来。
波留間群島初島に国籍不明の武装集団が上陸し、島を占領した。海上自衛隊は直ちに第5護衛隊群を現場海域へと向かわせる。その旗艦は、事実上戦後初となる空母<いぶき>。計画段階から憲法違反であると糾弾され続けた曰く付きの艦だった。

<いぶき>艦長は空自のエースパイロットから海自へ転じ、最年少で昇格した秋津竜太。それを補佐する副長は、秋津の防大の同期で共にトップを争った海自生え抜きの新波歳也。二人の考え方は大きく隔たっていた。

そんな思惑を他所に、<いぶき>は容赦なく敵潜水艦からの攻撃を受け、追い打ちをかけるように敵艦隊が出現。
自衛隊は初の戦死者を出してしまう。政府は遂に戦後初の「防衛出動」を発令、緊張の度合いは更に高まっていく。

かわぐちかいじの人気漫画を脚本:伊藤和典、長谷川康夫、監督:若松節朗で映画化。
出演は西島秀俊、佐々木蔵之介、藤竜也、玉木宏、高嶋政宏、佐藤浩市、本田翼、斉藤由貴、中井貴一、小倉久寛ら。
12月23日未明から24日早朝まで、クリスマスを控えた緊迫の一日を迫力あるタッチで描いている。

e0033570_19412295.jpg企画には何故か福井晴敏が噛んでいて、原作を大きく改変(改悪?)してるとのこと。
と聞いて期間限定のお試しセット(?)で原作漫画を急遽3巻まで読んでみたのだが、お話も登場人物もまるで別モノ。映画は数年前に建国された架空の国が相手だが、原作はなんと中国による日本に対する侵略戦争を描いている!

また映画じゃ大騒ぎしてる割に、日本が各国に働きかけた結果、国連軍が乗り出してくるとあっさりと腰砕けでメデタシメデタシだが、原作漫画はそんな単純な結末は迎えそうにない。かわぐちかいじは”監修”としてもクレジットされているが、よくこれでOK出したものだ。

原作にはいないジャーナリストを<いぶき>に乗艦させ、本心を明かさない主人公の内面をフォローさせたり、とある街のコンビニエンスストアのドタバタを挿んで、事件と直接関係ない一般人視点も忘れてないぞとばかりにアピールしてみても、緩急をつけるというよりかえってテンポを悪くしているようで、その舞台装置が上手く機能していない。

福井晴敏の仕事ぶりも「機動戦士ガンダムUC」は評価したのだが、他のCGアニメ版「キャプテンハーロック」「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち」、それに「機動戦士ガンダムNT」と、ここのところ自分の中では株価大暴落中
他に携わっている公開待機中の作品群への不安は益々募るばかりだ。

ポリティカル・サスペンスやクーデター物、架空戦記物は好物なので、原作漫画に目を瞑れば途中まで(時間切れで無理矢理収束を計ったかのような結末以外)は愉しめなくもないのだが、日本映画もここまでか、という残念な思いの方が強い。

【ひとりごと】
「沈黙の艦隊」もそうだったが何を考えてるかわからない主人公を抱いたドラマというのは見ていて辛い。
そしてあのコンビニ店長、見ていて実にイラっとした。あんなブラックな職場はご免だな。



by odin2099 | 2019-05-28 19:46 |  映画感想<カ行> | Trackback(6) | Comments(2)
父の知人であり、大衆作家であるウィリーに見初められた田舎娘のガブリエル。
窮乏している夫の代わりに自伝的な小説「クロディーヌ」を執筆するとたちまち大評判、社会的な現象となり、舞台化に続いて映画化もされ、ファッションアイコンともなる。
だがウィリーとガブリエルの生き方は所詮相容れるものではなく、やがて彼女は夫の元を去る。

e0033570_20501459.jpgフランス文学界で最も知られているという女性作家、シドニー=ガブリエル・コレットの半生を描いた作品で、脚本・監督はウォッシュ・ウェストモアランド。出演はキーラ・ナイトレイ、ドミニク・ウェスト、デニース・ゴフ、フィオナ・ショウ、エレノア・トムリンソン、ロバート・ピュー、レイ・パンサキ。

コピーには「ココ・シャネルに愛され、オードリー・ヘプバーンを見出した、実在の小説家」とあるが、この映画に彼女たちは登場しない。最初の夫との結婚生活を経て、やがて自立していくまでの物語だ。

夫のゴーストライターとして才能を搾取された女性の話というと、今年は「天才作家の妻/40年目の真実」という作品が公開されたが、コレットは自分の才を世間に認めさせたいというような姿勢を(少なくても劇中では)見せていないので、あまり悲劇性は感じられない。
またラストでは、裁判によって夫ではなく自分の著作物であることを勝ち取ったという”その後の彼女”が語られるだけに、余計そう感じられる。

それよりも金と女にだらしなく、時に高圧的に彼女に接するかなりの”クズ野郎2であるウィリーに、時折反発はしながらも何故コレットが長く隷属していたのかが不思議。

まあ彼女は彼女で小説を書くだけでなく舞台に立ったり、同性の恋人がいたり(そうと知らずに夫婦で同じ女性と関係を持っていたことも)と世間からは相当外れていたというレッテルを貼られていただろうから、基本的には似た者同士の近親憎悪だったのかなという気もするのだが。

舞台は19世紀の終わりから20世紀の初めにかけて。こういう古風な世界観にキーラ・ナイトレイはバッチリはまる。
貴婦人らしい凛とした佇まいと、少女のような可愛らしさ。
女性同士のラブシーンも綺麗に見せてくれて、約2時間もの間ひたすら彼女に見惚れていた。



by odin2099 | 2019-05-20 20:51 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
魔少女アシュラの封印が解かれた。
アシュラが地獄門を開き、皆魔障外神を復活させる恐れがある。再びアシュラを封印する命を受けたラマ僧のコンチェと、裏高野の退魔師・孔雀は怪異を追う中で偶然出会い、共に彼女を追うことになる。
アシュラを止められるのは孔雀とコンチェの二人だけ。そしてこの二人は宿命で結ばれた絆があった。

e0033570_19474872.jpg萩野真の人気漫画を日本(フジテレビ・砂工房)と香港(ゴールデンハーベスト)の合作で映画化。
これが平成になって初めて映画館で見た作品。そして香港映画に興味を持つ切っ掛けになった作品でもある。もちろんこの当時は香港映画に対する知識は皆無に等しく、また原作に対する知識も殆どなかったが、予告編や特番を見て「なんとなく面白そうだな」と感じて映画館へ足を運んだ次第。

キャストは日本側は三上博史、安田成美、緒方拳、香港側はユン・ピョウ、グロリア・イップ、ポーリン・ウォン、リュー・チャーフィ、コウ・ホンと、今思えば両方に目配せした味のある配役となっている。
企画が岡正で脚本が橋本以蔵というのは「スケバン刑事」シリーズを生んだコンビ、そしてSFXは「帝都物語」を描けたスタッフ、という人の流れも面白い。ちなみに原作知らずに見た自分は大いに満足したものだ。

後で漫画を読んだ時は「なんだ全然違うじゃないか」と思ったものだが、劇中のシチュエーションは原作から採ったものもあるし、孔雀を性格の異なる双子に二分したのもアイディアといえばアイディア。おかげで公開後数年は、アシュラ役で一躍日本と香港双方でアイドルと化したグロリア・イップ(続編では事実上の主役扱い)にドハマりした。
e0033570_21545186.jpg
つい先日、原作者である萩野真の訃報が伝えられたが、これを機に続編共々DVD&Blu-ray化されないものだろうか。



by odin2099 | 2019-05-12 19:58 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_19035532.jpg「怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」をベースに、「宇宙戦隊キュウレンジャー」のメンバーも勢揃いした久しぶりの<スーパー戦隊VSシリーズ>。
これも<V CINEXT>レーベルの一本で、ソフトリリースに先駆けての特別上映。

ルパンレンジャーとパトレンジャーで7人、キュウレンジャーが12人、それに何故か「動物戦隊ジュウオウジャー」のジュウオウザワールドが飛び入り参加しているので、総勢20名の大所帯。
赤ヒーローだけで4人もいるし、流石に画面も混乱状態だ。

e0033570_19042605.jpgお話の方は平行宇宙から悪者を追いかけてきたキュウレンジャーの面々が、それぞれ別々にルパンレンジャーやパトレンジャーと出会い、なんだかんだありながらも最終的にはやっつけてメデタシメデタシというもの。

場内は小さなお友だちから大きなオトモダチまでかなり盛り上がり、所々で爆笑も起こっていたけれど、こちらは最後までキョトーン。
番組見てなかったとはいえ、予備知識はいつもの戦隊並みには持っていたつもりだったのだけれど、誰一人魅力を感じるキャラがおらず不完全燃焼。

<VSシリーズ>でもかなり上位に入る傑作、という評も見かけたのだけれども、へー、そうなの?という感じ。
どうもヒーローがチャラい奴だったり熱血バカだったりすると、テンションがダダ下がりするみたいだ。

まあ、もう少し勉強して出直してきます。

by odin2099 | 2019-05-04 19:09 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_09024814.jpg春秋戦国時代、信と漂という二人の戦災孤児は、下僕でありながらいつか天下の大将軍になる日を夢みて互いに競い合い、修行に励んでいた。
やがて漂は、秦国の大臣である昌文君に召し上げられ仕官することになった。だがある夜、漂は深手を負って戻ってくる。王宮では王弟・成蟜が反乱を起こし、漂はそこから逃れてきたのだ。漂は信に握りしめていた地図を渡し、後事を託し息を引き取る。
地図に描かれていた場所に辿り着いた信は、そこで死んだ筈の漂の姿を見た。実はそれこそ秦国の若き王・嬴政で、漂はその影武者を務めていたのだ。
漂が死んだ原因を知り激高する信だったが、そこに王弟軍の追手が迫り、否応なしに戦乱の渦に巻き込まれてゆくのだった。

原泰久の人気コミックを佐藤信介監督が実写映画化。
出演は山﨑賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、阿部進之介、深水元基、六平直政、髙嶋政宏、要潤、橋本じゅん、坂口拓、宇梶剛士、加藤雅也、石橋蓮司、大沢たかお等。

e0033570_09023462.jpg原作漫画は未読、おまけに中国の歴史にも疎いのだが、予告編が面白く、先に見た人たちの評判も上々だったので劇場へ。
後の始皇帝である秦王政と秦の大将軍・李信が主人公というぐらいしか知らなかったのだが、国を追われた王族が王都を奪還する貴種流離譚と、身分卑しき者がのし上がっていく立身出世物語として大いに愉しめた。

コミックやアニメーション作品の実写化は賛否両論、というよりも圧倒的に「否」の方が多い印象だが、この作品は原作ファンからも好意的に受け止められている模様。まだ物語は緒に就いたばかり。続編が作られるなら是非とも見てみたい。

中国の歴史が苦手という人でも「三国志」や「水滸伝」が好きな人なら付いて行けると思うが、中国の物語を(あちらでもロケを行ったとはいえ)日本人キャストが全編日本語で演じていることについて、あちらの人はどう思っているのだろうか。



by odin2099 | 2019-05-02 09:05 |  映画感想<カ行> | Trackback(5) | Comments(0)
上映終了が近付いてきたので2回目を鑑賞。
それは同時に「アベンジャーズ/エンドゲーム」の公開が近付いてきた証拠でもあるのだが――。

物語の舞台は1995年。その発端は6年前の1989年。
この前後は<MCU>にとっては何かと忙しい時期でもある。

e0033570_11014900.jpg初代ワスプことジャネット・ヴァン・ダインが量子世界に消え、ハンク・ピムがシールドと袂を分ち、母のメレディスが亡くなった直後にピーター・クイルがヨンドゥ・ウドンタに拉致され、ウィンターソルジャー(バッキー)によってトニーの両親――ハワードとマリアのハワード夫妻が暗殺され、トニーがスターク・インタストリーズのCEOに就任、そしてワカンダのティ・チャカ国王が謀反を企てた弟ウンジョブを粛清、といった具合。

そんな頃にフィル・コールソンはシールドに配属され、一介の捜査官だったニック・フューリーはキャロル・ダンヴァースと出会い、地球が置かれている危機的状況とヒーローの必要性を痛感、アベンジャーズ・プロジェクトを立案したという訳だ。

<MCU>お馴染みのアイテムでは今回、四次元キューブが密かに(?)活躍。
これ、元々はアスガルドにあったようだけれども、いつの間にか北欧に。それをレッドスカルが手に入れ悪事に使っていたものをキャプテン・アメリカが奪取。しかしキャプテンと共に北極海に消え、それをハワード・スタークが回収してシールドが保管、とここまでは合ってる?

その後シールドではセルヴィグ博士が中心になって研究を続けていたが、サノスの命を受けたロキが奪い取りチタウリの軍団を招き寄せたが、最終的にはアベンジャーズが取り戻し今度はアスガルドで保管。
ところがアスガルド崩壊のドサクサでロキが持ち出し、その結果サノスがまんまと手に入れ、指パッチン!

…というのが経緯だけど、ハワードが回収しセルヴィグが研究を始めるまでの間、どうやらキューブは行方不明になってたことがあったことが今回判明。

ウェンディ・ローソン博士ことマー=ベルが、シールドの許可を得てかシールドに依頼されたかで研究してたが、博士の死により研究施設共々行方不明に。それを狙ってきたクリーと、真実に目覚めたキャプテン・マーベルとの奪い合いになったが猫のグースが飲み込み、そして後日吐き出して再びシールドが保管、ということでOK? 紆余曲折だなあ、ちょっと辻褄合わない気もしないでもないけど。

そのグースを文字通り猫可愛がりするニック・フューリーは、今回で従来のキャラクターイメージがガラガラと音を立てて崩壊。しかも以前は格好良いことを言ってた割に、実は片目を失ったのが猫(の姿をしたエイリアンだが)に引っ掛かれた所為だったというのは何ともしまらない。
またイメージ違いと言えば、今回の出演陣の中ではベン・メンデルスゾーンとジュード・ロゥはイメージを逆手に取ったミスリードを誘う面白いキャスティングだったと思う。

キャプテンはキャプテンでも、スティーブ・ロジャースのような謙虚さはまるで持ち合わせてないキャロル・ダンヴァース。
終始上から目線で怖い女か、というとそうは見えないのが不思議。女性キャラ特有の弱さを見せるというシーンもこれといってないのだが、有無を言わせないパワーの持ち主ってことが観客に自然に伝わるからだろうか。
さて、アベンジャーズ合流後、リーダーシップを発揮するのは誰だ?

<過去記事>



by odin2099 | 2019-04-14 11:06 |  映画感想<カ行> | Trackback(1) | Comments(0)
ブログトップ