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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<サ行>( 503 )

「コトラ家族と世界のいいコたち」に続く劇場版「世界ネコ歩き」の第2弾で、今度の舞台は北海道の牧場とミャンマーのインレー湖。
テレビ番組の再編集だった前作と違って、今回はほぼ撮り下ろしの新作映像なんだそうです。

『岩合光昭の世界ネコ歩き/あるがままに、水と大地のネコ家族』(2021) _e0033570_08121778.jpg北海道の牧場では仔牛牛舎で暮らす猫の大家族にフューチャー。
親子三代の共同保育の様子と、数十メートル離れた場所にある親牛牛舎で暮らす家族の物語。
同じ牧場内にありながらも二つの縄張り。
互いの交流は殆どない、という中でのそれぞれの生活に密着していきます。

ミャンマーではあたかも一つの家族のようなヒト家族とネコ家族を追いかけます。
猫夫婦にそっくりな息子と娘。
お父さん猫が家族と同居するのはかなり珍しいとのことです。
そしてこの猫と暮らす人間一家。ごくごく自然に絆で結ばれているようです。

どちらもそうですが、如何にも「飼ってます」というのではなく、自然と近くにいる、という関係性には憧れますねえ。
こういうのを見てしまうと猫を飼いたくなってくるんですけど、ガマンガマン…。

ところで前作をもう一度見てみたいなあと思ったのですが…
DVDやBlu-ray、出てないんだぁ。

【ひとこと】
前作もそうでしたが、こういった作品の”語りかける”形式のナレーションって実に難しいなと感じました。
表現力が伴わないとホント、むず痒くなるというか、気持ち悪いものです。


by odin2099 | 2021-01-11 08:16 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
レジェンドから新進気鋭まで、ハリウッドで活躍するスタントウーマンたちのインタビュー集。
女優のミシェル・ロドリゲスが、製作総指揮のみならず案内役としても参加。

『スタントウーマン/ハリウッドの知られざるヒーローたち』(2020)_e0033570_18145851.jpg出演しているのはエイミー・ジョンソン、アリマ・ドーシー、シャーリーン・ロイヤー、ジーニー・エッパー、ジュール・アン・ジョンソン、ジェイディ・デイビッド、デヴン・マクネア、ハイディ・マニーメイカー、レネー・マニーメイカー、ドナ・キーガン、ミシェル・ジュビリー・ゴンザレス、シェリル・ルイス、ジェニファー・カプート、ケリー・ロイシーン、ハンナ・ベッツ、リー・ジン、タミー・ベアード、ケイトリン・ブルック、ジェシー・グラフ、メリッサ・スタッブス、デビー・エヴァンス、ドナ・エヴァンス、ラファイエ・ベイカー、アンジェラ・メリル、ケイシャ・タッカー、マリッサ・ラボッグ、ヴァイア・ザガナス、キリアナ・スタントン、ジェニファー・マイレーア、ゼンダラ・ケネディの諸氏。

スタントウーマンの歴史は差別との戦いの歴史でもあった。
性差別、人種差別…。

映画創成期、女優は何でもやってきた。
ところが映画は金になることがわかると男性がワッと業界に参入し、完全なる男社会を作り上げてしまう。
女性キャラクターの危険な場面でも、代役は女装した男性スタントマン。

その中で少しずつ女性にも活躍の場が与えられはじめ、彼女たちは男性顔負けの熱演を披露し、地位向上に努めるのだが、それに対しても露骨な圧力が加えられる。
そんな日々が当事者たちの口から、生の声で聞くことが出来る。

また過酷な現場では怪我は日常茶飯事。
時には痛ましい事故も起こる。
仲間の死。
もし自分がその場であーしていたら、こーしていたら防げたかもしれないという悔恨の情はずっと彼女たちに付きまとう。

惜しむらくは彼女たちの生の声を拾うことに注力し、その彼女たちのパフォーマンスを殆ど見せてくれなかったことだろう。
映画製作会社、テレビ放送局その他、実際の映像を使うには権利関係の問題もあって難しかったのだろうが、レジェンドたちのレジェンドたる所以、彼女たちの栄光の証を是非とも見せて欲しかったものだ。


by odin2099 | 2021-01-09 18:18 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
バカンスで祖母の家に集まった親戚たち。
パトリックは従姉妹のディナに恋をしていたが、告白出来ずにいてその想いを日記に綴っていた。
兄のジュリアンもディナに気があるらしいが、偶然弟の日記を見つけディナにそれを渡す。
彼女はそれ以来、パトリックの日記を盗み読みするのが楽しみになっていた。
叔母のリーズと一緒に出掛けた際に悩みを打ち明けたパトリックは、リーズから愛の手ほどきを受けるが、今度はリーズに夢中になってしまう。
日記によってそれを知ったディナはショックを受けるが、リーズから全てはパトリックの妄想だと聞かされたことでパトリックを受け入れる決心をし、またリーズによって一人前の男になったパトリックも勇気を出し二人は結ばれる。
一方のジュリアンは父と喧嘩をし家を飛び出してしまうが、それを迎えに行ったリーズは彼を優しく抱きしめるのだった。

『新・個人教授』(1973)_e0033570_22111085.jpg主演がナタリー・ドロンというだけで「個人教授」とはまるで無関係な作品。
彼女が兄弟二人の初体験の相手をしてあげる若く美しい叔母を演じているのだが、二人から迫られるわけでもなければ、積極的に彼女から誘惑するわけでもないので、ごくごく普通にセックスに至る過程が今一つわからない。

そのシチュエーションありきの作品だからそこに文句をつけてはいけないのだろうが、叔母と甥だから近親相姦になるのだがそういった後ろめたさもまるでない。
そもそも職業が建築家だと語られるものの、彼女が一体どういう人物なのかそのバックボーンが一切語られないというのもどうも。
パトリックとジュリアンの父親の妹だということはわかるが、ディナの母親ではないようで、この一家はどういう家族構成なのだろうか。

それでも撮影当時は31~2歳ぐらいだったと思われるナタリー・ドロンは美しく、ティーンエイジャーの少年たちが叔母であれ夢中になってしまう設定は十分に納得がいく。
また彼女以外にもディナを演じたミュリエル・カタラや、ディナの友人でパトリックとジュリアンの父を誘惑する少女マリーを演じたクリスティーヌ・シュベールらが惜しげもなく全裸を披露してくれるので(むしろナタリーの方が控えめだ)、十分に目の保養になる。
全体的に大らかで後味も悪くない。

【ひとりごと】
ヤケになったジュリアンがポルノ映画を見に行くシーンがあるのだが、その映画館で上映されている劇中映画がなかなか気合の入った作り。
チラっと映る女の子も可愛いが、これは既成の作品の流用なのか、それともこの作品のために作られた映像なのか、さてどちらなんだろう?

by odin2099 | 2021-01-08 22:12 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
『シーナ』(1984)_e0033570_21353914.jpg事故で両親を失った少女は、”シーナ”と名付けられザンブリ族のシャーマンに育てられた。
予言によれば彼女は一族と密林の動物たちを統べる女王になるという。
やがて彼女は動物とコミュニケーションの取れる美しい女性へと成長するが、その頃ディゴラの王弟はザンブリ族の聖地に眠るチタンを奪い、富と権力を手にするべく兄王の弑逆を企む。
シャーマンがそのことを予期したことによってシーナは恐るべき陰謀劇に巻き込まれてしまう。
そして同時に、それは取材に訪れていたアメリカ人ケイシーとシーナとの運命的な出会いでもあった。

1955年と2000年にテレビドラマ化もされ、数年前から再映画化の話も聞こえてきているアメコミ原作の女「ターザン」映画。
ヒロインの”ジャングル・クイーン”に扮するのは「地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル」で注目を集めたタニア・ロバーツで、彼女はこの作品の後で「007/美しき獲物たち」のボンドガールに抜擢される。
監督はジョン・ギラーミン、共演はテッド・ワス、ドノバン・スコット、エリザベス・オブ・トロ。

タニア・ロバーツは全編を半裸のコスチュームで通した関係上、多くのアクションシーンや動物との絡みを自分で演じていると思われるが、その頑張りぶりは大いに評価出来る。
撮影時は28~29歳ぐらいなので、彼女が一番輝いていた時期だと言っても良いかもしれない。

また二度に亘る水浴びシーンでは惜しげもなくオールヌードを披露するサービスぶり。
映画そのものはメリハリに乏しく、編集次第でもっと面白くなったんじゃないかと思えるが、彼女を見てるだけでも満足できる作品かと。
先ごろ彼女の訃報が届いたが(しかも一度目は誤報で、後刻改めてその死が報じられるという混乱ぶりだった)、まだ65歳とのことでその死が惜しまれる。

ところでシーナは、成長する前の幼女期と少女期も下半身のみを隠し上半身はヌードのままだが、今だったら問題視されるところだろう。
リメイク版が実現した暁には、さて、どんな”シーナ”が描かれるのだろうか。


by odin2099 | 2021-01-06 21:38 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
2時間弱で桃園の誓いから三顧の礼、長坂の戦い、そして赤壁の戦いまで描き切るコミカルテイストの「三國志」。

『新解釈・三國志』(2020)_e0033570_21233629.jpg蜀の国のメンバーは劉備に大泉洋を配した他、関羽に橋本さとし、張飛に高橋努、趙雲に岩田剛典、孔明にムロツヨシ、孔明の妻・黄夫人に橋本環奈。
呉の国のメンバーは周瑜に賀来賢人、孫権に岡田健史、小喬に山本美月、黄蓋に矢本悠馬、魯粛に半海一晃。
魏の国のメンバーは曹操に小栗旬、夏侯惇に阿部進之介、荀彧に磯村勇斗を起用。
そのほか黄巾の男に山田孝之、董卓には佐藤二朗、呂布に城田優、貂蝉はあっと驚く渡辺直美と広瀬すずの二人一役。
更に全体の語り部として、胡散臭い新解釈を唱える歴史学者・蘇我宗光役で西田敏行が出演という豪華な布陣。
脚本・監督は福田雄一。

2時間じゃ忙しない、ダイジェストにしかならんだろうなあと思っていたのだが意外に上映時間は長く感じられたし、あの俳優がこの人物をこーんな解釈で~というのが楽しみだったのだけれども、今ひとつ弾けっぷりが足りないような。
一人一人は濃くても、それがぶつかり合うと相乗効果ではなく相殺されてしまった感じ。
もっとぶっ飛んだ「新解釈」が披露されるのかと思いきや、ただの悪ふざけに終わってた。

『新解釈・三國志』(2020)_e0033570_21234545.jpg場内はところどころで爆笑の渦に包まれていたが、こちらは終始「どこで笑えばいいんだろう?」と周囲の様子を窺う羽目になり、やっぱり自分は他人に比べて「笑い」のハードル、高いのかなあと改めて感じたりして。

まあこの監督にこのキャストだから「こんなもんでしょ」と思えば腹も立たないんだが、そうは言ってももう少し笑える映画なのかなあと期待していたんだがなあ。

ところでメインキャスト以外で気になったのが、劉備の奥さん、糜夫人。

調べたら演じてたのは清水くるみという女優さんらしい。
短い出番だったけどなかなかチャーミングだったので、今後チェックしようかな。


by odin2099 | 2020-12-28 21:25 |  映画感想<サ行> | Trackback(1) | Comments(2)
人気格闘ゲーム「ストリートファイターII」を元にしたアクション映画。
主演はジャン=クロード・ヴァン・ダム、共演はラウル・ジュリア、ミンナ・ウェン、ウェス・ステュウディ、バイロン・マン、ダミアン・チャパ、カイリー・ミノーグら。
脚本・監督はスティーブン・E・デ・スーザ。

『ストリートファイター』(1994)_e0033570_19154990.jpg東南アジアの軍事国家シャドルーの独裁者バイソン将軍は外国人を人質に取り、連合国側に法外な身代金を要求してきた。
ガイル将軍は要求に屈せず、打倒バイソンの秘策を練る。

熱心なゲームファンからすれば、このキャラクターの役回りが全然違うとか、この俳優さんではイメージが合わないとか色々と不満も出るところだろうが、単純にアクション映画として楽しめる。
主演はヴァン・ダムだが彼のワンマン映画にはなっておらず、きちんと組織された特殊部隊だけではなく成り行きで参加することになった者も含めた、いわば寄せ集めの集団が結果的に共通の目的のために協力し合う、という強者集結ムードも悪くない。

バイソン将軍役のラウル・ジュリアはこれが遺作。
こけた頬に鋭い眼光の持主という殆ど”加藤保憲”状態のキャラクターだが、これは演技やメイクだけでなく、実際に体調も悪かったのだろう。
ラストは続編を意識してかその復活を示唆するショットで締めくくられているが、残念ながら還らぬ人となり、続編も作られなかった(リブート作品はある)。

ところでこの作品、元々はジャッキー・チェンとヴァン・ダムの共演作として準備されていたものがヴァン・ダム単独作になったそうだが、実現していたとしても上手く二人で見せ場を分かち合えただろうか。
ワンマン映画ではないものの、良くも悪くも周囲が格下ばかりなので、結果的にヴァン・ダムを中心に据えられたからまとまった感はあるのだが。

【ひとりごと】
ゲームはやったことがないものの、流石にチュンリー(春麗)やキャミィのキャラは知ってる。
頑張ってはいるものの、ミンナ・ウェン(ミン・ナ)やカイリー・ミノーグでは色気や萌え要素が足りないかな。


by odin2099 | 2020-12-01 19:20 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
戦国時代のとある村。
農民たちは野党と化した野武士たちの襲撃に怯えていた。
そこで村を守るために武士を雇い、野武士たちに対抗しようとするのだが――。

世界中に知られ、影響を受けた作品は数知れない黒澤明監督の名作を久々に鑑賞。
出演は三船敏郎、志村喬、津島恵子、木村功、加東大介、宮口精二、稲葉義男、千秋実、土屋嘉男、藤原釜足、左卜全ら。

昔のメモから二題――

傑作、傑作というからどんなに凄いのかと思ったが、長すぎる。
それだけの時間をかけながら七人のキャラクターを描き分けてるとは言い難いし、結局なんだったのだろうか。

途中休憩を挿んで3時間半近くは確かに長い。
それでもだれずに見てしまった。やはり劇場の魔力だ。
あの暗がり、強制的に見せられているという感じが良いのだろう。
そして何よりもスクリーンの大きさ。
この三つがそろった時、自分は別世界へ旅立つのだ。
改めてそれを感じた。もう後には戻れない。
この作品はやはり傑作だ。

『七人の侍』(1954)_e0033570_21042288.jpg先にあげたメモは初めてこの作品を見た時のもの。
たまたま海外版のビデオを置いているレンタル店があり、それを借りてみた。
まだ日本ではビデオ等で正式にリリースはされておらず、内容は海外用の再編集版(短縮版)で、日本語音声に英語の字幕スーパーが入っているという代物だった。

二つめのメモはそれから二年近く経ち、復元されたノーカット完全版が大々的に公開され、それを見に行った際のもの。
平日に休みを取って映画館へ足を運んだのだが、殆ど満席だったことも記されていた。

そして今回、それから約30年ぶりに見直したのだが、最初のうちは長いなあと感じながら見ていたのだが、休憩後の後編にあたる部分は正にあっという間だった。
世間で言われているほど無駄のない映画だとは思わないし、切り詰めればこのストーリー、2時間ぐらいにまでは絞り込めるだろうからそういう編集で見てみたくもあるのだが(実際に短縮版は何ヴァージョンか作られているようだ)、それだと物足りなく感じるだろうか。

【ひとこと】
この映画の最大の難点は台詞が聞き取りづらいこと。
日本語字幕が欲しいなと時折感じた。


by odin2099 | 2020-11-29 21:09 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
『ジャッカル』(1997)_e0033570_08235062.jpgFBIとMVDの合同捜査チームによって弟を殺されたチェチェン・マフィアのボスが、その報復として”ジャッカル”というコードネームで呼ばれる正体不明で超一流の暗殺者を雇い、アメリカの要人暗殺を計画した。
捜査に行き詰まりを感じたチームは、”ジャッカル”を知る数少ない人物であり、今は服役中の元IRAのスナイパー、デクランを仮釈放させて捜査に協力させようとする。
実はデクランは”ジャッカル”に対し、個人的な恨みを抱いていた。

ブルース・ウィリスとリチャード・ギアが共演し脇をシドニー・ポワチエが固めた、フレデリック・フォーサイスの小説をフレッド・ジンネマンが監督した「ジャッカルの日」のリメイク。
監督はマイケル・ケイトン=ジョーンズ。

ところが完成した作品にフォーサイスの名前はなく、代わりにあるのは
 BASED ON THE MOTION PICTURE SCREENPLAY ”THE DAY OF THE JACKAL” BY Kenneth Ross
つまり、ケネス・ロスの書いた「ジャッカルの日」の脚本に基づいて~という一文。
何やら権利関係等々のゴタゴタを感じさせる。

ゴタゴタといえば当初はブルース・ウィリスとリチャード・ギアの配役が逆だったらしい。
オリジナル版で”ジャッカル”を演じたエドワード・フォックスとルベルを演じたマイケル・ロンズデールのルックスを考えれば、”ジャッカル”がリチャード・ギアでルベルに相当する役がブルース・ウィリスの方が納得いくのだが、結果的にルベルの役回りを二人のキャラクターに分け、片方をシドニー・ポワチエが演じているのでリメイク版なりのオリジナリティは出たことになる。

『ジャッカル』(1997)_e0033570_08240121.jpgしかしこの映画、オリジナル版と比べると色々とおかしい。
変装の名人で凄腕の暗殺者である”ジャッカル”だが、とにかく目立ちたがり屋。
邪魔だとみれば容赦なく人前だろうが発砲するし、デクランを好敵手と認めているのかもしれないが、やたらと痕跡を残してゆく。
彼に追われることをむしろ楽しんでいるようにも見えるし、また殺人をショーとして捉えているフシがある。

一方のデクランも、元IRAの闘士という設定は活かされているとも言えない。
”ジャッカル”との因縁も政治や思想信条絡みではないようだし、普通にFBIなりMVDなりの捜査官でも良さそうだ。
もしかするとオリジナル版からのあまりの改変ぶりに、フォーサイスが自分の名前を出すことを嫌ったためにノンクレジットになったのかもしれない。

ところで宿命のライバルのジャッカルとデクランだが、クライマックスでは遂に直接対決を迎える。
しかし同一画面に二人が映ることはなく、あってもどちらかが後ろ姿や体の一部だ。
カットバック処理で緊迫感を高めようとはしているものの、何か不自然にも映る。
ひょっとするとブルース・ウィリスとリチャード・ギアは、現場では一度も顔を合わせていないのではないだろうか。


by odin2099 | 2020-11-29 08:27 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
人類初の火星探査の任務から帰還したパトリック、アン、デニスの3人の宇宙飛行士たち。
だが彼らはエイリアンに寄生されていた。
パトリックと関係を持った女性が次々と変死し、アンもまた無残な最期を遂げるが、ただ一人デニスだけは感染の兆候を見せなかった。
一方ローラが所長を務める軍の施設内では、”シル”のクローンである”イヴ”が創られエイリアン対策の実験台にされていたが、エイリアンとして覚醒したパトリックに感応し始める。
軍は今は民間の警備会社を立ち上げていたプレスを呼び寄せ、ローラと共に事態の解決に当たらせようとする。

『スピーシーズ2』(1998)_e0033570_08430962.jpgナターシャ・ヘンストリッジが再びエイリアン美女に扮した「スピーシーズ/種の起源」の続編で、マイケル・マドセンとマーグ・ヘルゲンバーガーが続投。
他にジャスティン・ラザード、ミケルティ・ウィリアムソン、ジョージ・ズンザ、ジェームズ・クロムウェルらが出演。
監督はピーター・メダック。

今度は男性エイリアンなので、セクシー美女がわんさか登場。
しかし繁殖のためとはいえ、恋人(?)やグルーピー、コールガールやストリッパーとか手あたり次第に襲い掛かり、子供が出来たらすぐ始末、ってなんかエイリアンじゃなくても現実にいそうなサイテー男ぶりを露呈する。
それでも途中でテレパシーで繋がっちゃった”イヴ”の魅力には敵わなかったようで、終盤は執拗に”イヴ”を追い求めることに。

”イヴ”はというと、大半が隔離された檻の中。
ところがビビッと来ちゃったイケメン求めて後半は大脱走。
ナターシャ、今回は脱がないのかなと思っていると、ようやくクライマックスですっぽんぽんに。
なるほど、これまでの美女たちとは格段のイイ女っぷりを”魅せて”くれますねえ。

パトリックと”イヴ”は本能に目覚めて交尾はするものの、なんだかんだで”イヴ”は理性?を取り戻し、最後はパトリックに致命的な一撃を与え、怒ったパトリックによって殺されてしまう。
まあそれで一応はメデタシメデタシの結末を迎えるのだけれども、実は”イヴ”は完全に死んではおらず、パトリックとの子供を出産してエンド。
続編作る気満々ですな。

女性のヌードもバンバン出てくるものの、それ以上にグロいシーンもたっぷりなので、期待し過ぎにご用心。


by odin2099 | 2020-11-23 08:47 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
『スフィンクス』(1981)_e0033570_21303523.jpg考古学者のエリカは、セティ1世の墓の主任建築技師だったメネフタの研究のためカイロを訪れる。
彼女は古美術商ハムディの店でメネフタの名が刻印されたセティ1世の黄金像を見せられるのだが、その直後にハムディは殺され、彼女の身も危険にさらされる。
その窮地を救ったのはジャーナリストだというイボンで、彼はエリカに助力を申し出る。
そんな彼女を政府の古美術管理局長アーメッドが呼びつけ、彼女の目的やイボンとの関係を問い質すのだった。
アーメッドは密かにエリカに部下を付けるが、エリカを狙う謎の襲撃者によって彼は命を落としてしまう。
一体誰が何のために彼女を狙うのか、そして彼女は何を掴んでいるのだろうか。

医療系サスペンスで知られるロビン・クックが、珍しくエジプト学に材を採ったベストセラー小説の映画化で、主演はレスリー=アン・ダウンとフランク・ランジェラ。
他にモーリス・ロネ、ジョン・ギールグッド、マーティン・ベンソン、ジョン・リス=デイヴィスらが出演。
製作総指揮と監督はフランクリン・J・シャフナー

えー、お話の中心が何なのか、さっぱりわかりませんでした。
何が問題になっていて、彼女が何を探していて、そしてなんで彼女が狙われているのか。
どうもメネフタの考案した墓の盗掘を防ぐ方法とやらを、エリカが解き明かしていくというのが主眼らしいのですが、だから何?という感じになってしまいます。

確かにその結果として手付かずの財宝が見つかれば、それは世紀の大発見!考古学上においても貴重な資料となるのはわかるのですが、そこに至る必然性というか、敵味方双方の強い欲求というものが感じられません。

またヒロインの周囲には胡散臭い、怪しげな連中しか出てこないのですが、彼女は簡単に信じたり、逆に疑ったり、それでピンチになるとワーワーキャーキャーうるさいだけ。
学者らしい雰囲気は微塵も感じさせません。

彼女のお相手役はフランク・ランジェラですが、若い時のランジェラってハンサムで格好良いですねえ。
丁度舞台の「ドラキュラ」で、女性客をキャーキャー言わせていた頃でしたっけ。
今の役者さんだと、ちょっとアダム・ドライバーみたいな感じです。

で、最初は如何にも悪そうな雰囲気で出てくるのですが、徐々に彼女にとっての頼れる協力者ポジションに収まり、中盤以降は一気にラブラブムード。
まあ最後には色々あるのですが、こうまで単純だとエリカが本当に頭が悪そうに見えてしまいます。
殺人事件が起きてるし、自らも危険な目に遭っているのに、呑気にエジプト観光してる場合なのかなあ。

三十数年前に一度テレビで放送していたのを見て以来でしたが、やっぱり面白くありませんでした。
もっともその時に覚えていたのは、エリカが取り調べを受ける際に強姦されかかるシーンがあったなあ、ということだけだったんですがね。
しかも記憶が美化されていたのか、大したことありませんでした。
もうちょいサービスしてくれても…。


by odin2099 | 2020-11-22 21:32 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)
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