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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<タ行>( 386 )

イオンプロ製作の<ジェームズ・ボンド>シリーズ17作目で、本作から007はピアース・ブロスナンに交代。

『007/ゴールデンアイ』_e0033570_19151566.jpgブロスナンは歴代ボンドの良いとこ取りともいわれているが、若くて格好良いし、それによく動く。
当番当初はロジャー・ムーアの足掛け13年、7作品という記録を抜くかと思っていたが、足掛け8年、4作品に終わってしまったのは残念だった。
もっとも第一候補はリーアム・ニースンで、他にもアレックス役を演じたショーン・ビーンも007候補の一人だったらしいのだが。

ボンドガールはイザベル・スコルプコ
一見すると清楚で大人しそうなイメージがあるが、実は男勝りの行動派。
序盤から物語上の真の主人公として活躍し、ボンドと出会ってからはパートナーとして行動を共にする。
歴代ボンドガールと比べても物語上の重要度はかなり高く、後半は実質的にバディ物と言っても良いくらいだ。

もう一人のボンドガールと呼ぶべきなのはファムケ・ヤンセン
もっとも彼女はボンドを相当痛めつける悪役で、これまでのシリーズキャラクターではグレース・ジョーンズが演じたメイディに近い。
あるいはかのジョーズことリチャード・キールに匹敵する存在感、と言ったら言い過ぎか。
24~5だったイザベルに比べると、ファムケはおそらく30歳前後。
後年の「X-MEN」シリーズでは些かキツいかなと思う場面もあったが、この頃は奇麗だし色っぽい。

もう一人ボンドと絡むのが、マネーペニー役のサマンサ・ボンド。
ボンドとキスシーンがあるマネーペニーというのは彼女だけかな。

この作品の悪役<ヤヌス>の目的が、結局のところアレックス自身の個人的な復讐に根差している、というのが今一つ分かりづらい。
序盤でコサックの歴史が語られる場面があり、それが伏線の一つなのだろうが、さらっと語られるだけなので注意しておかないと気が付かないかも。

そしてこのアレックスがいわゆるラスボスであり、かつボンドのかつての親友で互角に亘りあえるライバルキャラというのが、作品全体を軽くしてしまっているようにも感じる。
ライバルキャラは別にいて、ラスボスはラスボスらしくどっしりと構えていたならばもう少し厚みが出たようにも思えるのだが。

【ひとりごと】
エリック・セラを音楽担当に起用したのは人選ミスだろう。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/4729869/


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by odin2099 | 2021-01-10 19:17 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
当時から渋くて格好良いとは思ってたが、最近の戦隊に比べるとやはりシンプル、かつ強そうに見えるデザインは結構好きだ。
そしてキャストも作品そのものも、どことなく大人っぽい。

『電子戦隊デンジマン』_e0033570_19344210.jpgこの劇場版も何度も見返したくなる一遍だ。
テレビシリーズの2話分近い上映時間があるものの、テレビのエピソードからの流用も多く水増ししている印象が強いのが残念だというのは毎度書いているのだが、それでも劇場版ならではのスペシャルな感じは十分に伝わってくる。
いつか劇場の大スクリーンで見たいものだが、その機会は訪れるだろうか。

そういえばこの劇場版、デンジピンクこと桃井あきらの出番が比較的多め。
放送当時は特に何とも思わなかったのだが、放送終了後に彼女が”大きなお友だち”の間では人気が高かったことを知ってから彼女を見る目が少々変わり、それ以降は再放送やらビデオやらを見る際も自然と彼女に注目するようになってしまった。

可愛いというよりちょっと大人びたルックスが、当時の自分には受け付けにくかったのかもしれないが、改めてみると奇麗な人だなと思う。
この劇場版でもビキニ姿を披露したりベーダー一族に捕まって緊縛されたりで、”大きなお友だち”は愉しんだのだろうな。

そして一人だけ派手なことをさせられてるデンジブルーこと青梅大五郎。
流石JAC第一期生だけのことはある。

【ひとりごと】
劇中で、デンジマンたちもデンジ星人の子孫かも?という話が出てくるが、逆にそうじゃない方が不自然だと思うのだが…。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3648494/
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by odin2099 | 2021-01-07 21:29 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
今見ても普通に面白い作品ですが、もう四半世紀も前の作品になるんですねえ。
この平成「ガメラ」三部作には昭和天皇の崩御、それに阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件の影響が色濃く出ていて、当時はそれがリアルに感じられたのですが、やはり今の感覚とはちょっと違うかなと感じる部分も出てきました。

東日本大震災を経て作られた「シン・ゴジラ」の方がよりリアルに感じられるのは、時代の流れを考えれば当然といえば当然で、どちらが良いとか悪いとかではなく、表現方法は常にアップデートしていくものだということでしょう。
もう何年かすれば「シン・ゴジラ」も古さを感じるようになるかもしれません。

『ガメラ2/レギオン襲来』_e0033570_21571985.jpgSF映画としても戦争映画としても見応えのある作品ですが、実は後のファンタジー映画ブームにも密かに貢献しているかもしれません。
「あるよ、ゲド戦記の後ろ!」
穂波碧のセリフです。
これ、当時の特撮ヲタというよりファンタジーヲタの間で結構流行ったとか。

この作品の公開から5年後に「ハリー・ポッター」と「ロード・オブ・ザ・リング」が日本でもヒットしたのはこの時の下地があり、更に10年後には「ゲド戦記」そのものが同じ徳間書店傘下(当時)のスタジオジブリでアニメ映画化されたのは……いや、戯言はこの辺りで止めておきます。

ちなみにこの映画の自衛隊員は、本物の自衛隊の人、プロの俳優さん、エキストラの皆さん、が入り混じって演じているとのことですが、そのエキストラの中には三部作全てに出演している渡辺裕之が参加するコンバットチームの皆さんもいるそうです。
金子監督曰く、本物よりもカッコよかったのだとか。
実戦ではなくサバゲーなら、如何に自分を格好よく見せるか、ゲームに没頭できるかが勝負ですからね。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/11091435/
https://odin2099.exblog.jp/22542257/
https://odin2099.exblog.jp/27654724/



by odin2099 | 2021-01-02 12:33 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
年末と言えば「忠臣蔵」。
という訳で主演:片岡千恵蔵、監督:松田定次の作品を鑑賞。

『忠臣蔵/櫻花の巻・菊花の巻』(1959)_e0033570_18333343.jpg他に大友柳太朗、東千代之介、美空ひばり、大川橋蔵、萬屋錦之介、市川右太衛門、月形龍之介、薄田研二、山形勲、宇佐美淳也、北大路欣也、里見浩太朗、中村嘉葎雄、進藤英太郎、大河内傳次郎、木暮実千代、長谷川裕見子、丘さとみ、大川恵子、桜町弘子、花園ひろみ、植木基晴、植木千恵、千原しのぶ、花柳小菊らが顔を揃えた「東映発展感謝記念」と銘打たれた東映オールスター総出演の忠臣蔵映画で、「櫻花の巻」、「菊花の巻」の二部構成で3時間超の大作。

千恵蔵の内蔵助に錦之介の内匠頭、吉良上野介は進藤英太郎という配役で、東千代之介が岡島八十右衛門、大川橋蔵が岡野金右衛門、大友柳太朗が堀部安兵衛で脇を固め、市川右太衛門は脇坂淡路守を演じている。
千坂兵部は山村聡。
北大路欣也は右太衛門ではなく、千恵蔵の息子役(大石主税)だ。

前半は内匠頭が勅使饗応役に選ばれるも、度重なる上野介の振る舞いに堪忍袋の緒が切れ刃傷に及び、切腹。
急を知らされた赤穂の国元の一騒動と、城明け渡しまで。
畳替えのエピソードはあるが、市井の人々の動きは殆ど描かれない。

右太衛門が脇坂淡路守なので、刃傷の直後に何の説明もなく味方面をして出てくるのは説明不足で不親切だ。
後になって内蔵助の台詞で淡路守と内匠頭が仲が良かったとフォローは入るのだが。
またこの直後に上野介の息子である上杉綱憲が出てくるのだが、演じているのは中村嘉葎雄。
兄の錦之介によく似ているので一瞬混乱する。
また既に錦之介が大スターだったからなのか、内匠頭の切腹のシーンがかなり長い。

後編は内蔵助の京都での放蕩三昧の場面から始まる。
敵を欺くには先ず味方から。血盟の同志たちは一度は疑うものの、説明されるとすぐに納得して指示に従う。
内蔵助の周囲を窺う吉良方(上杉方)の密偵の存在も描かれるが、千坂兵部も最後まで内蔵助の真意を測りかねていた。知者として名前は上がるが、千坂の物語上の比重は軽い。

討ち入りまでには多くの同志が脱落していくが、彼らの普段の生活や苦悩が描かれることはなく、ただ誰某が逃亡したというような形で名前が出てくるだけである。
そしていよいよ討ち入り。
吉良邸に乗り込む場面そのものは割とあっさりと描かれるが、ここで美空ひばり扮する女中が奮闘。
かねてより吉良邸に潜入して屋敷の見取り図などを用意するなどしていたが、討ち入りが始まると燭台に火を灯し上野介の寝所へ案内するなどMVP級の活躍だ。

そして凱旋の場面で映画は幕を下ろす。
チョイ役にもスター級の俳優が当てられてはいるものの、その殆どは顔見せに終始していて深く掘り下げられることはない。
カメラは常に内蔵助基本。
群像劇のようでありながら、スター映画。
そういう意味では間違いなく「主演:片岡千恵蔵」の映画である。


by odin2099 | 2020-12-10 18:36 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
流れで「ターミネーター」に辿りつきました。

この映画の一番凄いところは
 ♪だだんだんだんだん
で何の作品か通じるところじゃないですかねえ。

『ターミネーター』_e0033570_19521354.jpgさて、作品冒頭で描かれる未来世界は2029年。
おや、もうすぐじゃないですか。
最初に見た時はすんごい未来の話に思えたのに、気が付くとその時が近づいてる、あるいは追い越しちゃってる、というのは「SF映画あるある」ですな。
「2001年宇宙の旅」なんてもう何年前の話だよ~、となります。

ただ今のところ「審判の日」も訪れていないですし、スカイネットも張り巡らされてはいないようなので一安心。
もっともこのシリーズでは、先延ばしにされることはあっても、未来は回避することは出来ないってことになってますので気を付けましょう。

で、流れで色々と見てきますと、ダークホース・コミック作品じゃないですが、エイリアンにプレデター、ロボコップにターミネーターが入り乱れる映画をちょっと見てみたくなったりして。

プレデターはエイリアン狩りの目的で地球へと飛来、一方でターミネーターは要人抹殺の使命を帯びて未来からタイムスリップしてやってきますが、その要人にはロボコップの護衛が付いています。
ところが既に獲物であるエイリアンに寄生されていて……
これは収拾つかなくなりそうかな。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/10272437/
https://odin2099.exblog.jp/23332260/



by odin2099 | 2020-12-08 19:53 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
「沈黙」シリーズの第5弾、ということになるのかな。
20年ぶりくらいに再見。

『沈黙の陰謀』(1998)_e0033570_19142107.jpg「沈黙の戦艦」がヒットしたので、配給のワーナーは全く無関係なセーガル作品に「沈黙の要塞」と邦題を付けて勝手に”沈黙シリーズ”を立ち上げ。
次の「暴走特急」は正式な「沈黙の戦艦」の続編にも関わらず、”沈黙シリーズ第3弾”なんていう余計なマクラをつける羽目に。
更にまたまた無関係な作品を「沈黙の断崖」に仕立て上げ、おまけに”沈黙シリーズ完結編”なんてぶちまけたものの、配給が今度はヘラルド映画に移ったらあっさり”沈黙シリーズ”が復活してしまったのが本作。
以後、現在に至るまでやたらと「沈黙の~」というセーガル作品が量産されております。

チャック・ノリスの主演作はやたらと「地獄の~」という邦題が多いですけど、同じこと。
無関係な作品に「~2」とか「続~」とか「新~」とか付けるのも”邦題あるある”です。
そういえば「暴走特急」と「沈黙の断崖」の間に公開された「グリマーマン」、よくワーナーは「沈黙の~」という邦題にしなかったなあ。

さて、本作のセーガルはお医者さん。免疫の権威ってことになってますが、似合わないなあ。
そして戦う相手は新型のウィルス。
流石のセーガル拳もウィルス相手じゃ炸裂しようがありませんが、実はこのウィルスは細菌兵器で、その開発の裏にはCIAの陰謀が絡んでいて、パンデミックが発生したのは過激派のテロリストがばら撒いたからで、と何とか力技での解決へ持ち込めるように設定されております。

ワクチン開発と同時にテロリストとも戦うセーガル。
お医者さんだけあってアクションシーンは少なめですが、なんで強いのかの説明もなく、娘が人質に取られてもさほど動揺することなく、最後はきっちりと片を付けてくれます。
事件解決の鍵が先住民族にあったりするのもセーガルらしいです。

セーガルの娘役のカミーラ・ベルが可愛く(撮影時は11~2歳くらい?)、また後半で助手を務めるホイットニー・イエロー・ローブもなかなかの美人さん。
ちゃっかり愛娘の藤谷文子もカメオ出演しちゃったりなんかしてます。
まあ自分とこのプロダクションで作ってるワンマン映画なので、何でもありなんでしょう。
パニック映画としてもサスペンス映画としてもアクション映画としても小粒ではありますが、90分は退屈しないで済むと思います。

あ~あ、新型コロナウィルスもこの映画みたいに特効薬が見つかったりしないかなあ。


by odin2099 | 2020-12-04 19:25 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
ニューヨーク市内で爆弾テロ事件が発生した。
”サイモン”と名乗る犯人はジョン・マクレーンを呼び出し、ハーレムのど真ん中で「黒人は嫌いだ」と書かれたプラカードを持たせる。
ストリートギャングに取り囲まれたマクレーンは、危ういところを地元の家電修理店の店主であるゼウスに救われた。
”サイモン”は第二、第三の爆弾を仕掛け、それを防ぐためのゲームを強要。マクレーンと闖入者であるゼウスは、”サイモン”の指示によりニューヨーク中を奔走させられる。
やがて”サイモン”の正体が、かつてマクレーンによって殺されたテロリスト、ハンス・グルーバーの兄だと判明するが、その目的は弟の復讐だけではなかった。

『ダイ・ハード3』(1995)_e0033570_21535532.jpgダイ・ハード」、「ダイ・ハード2」に続くシリーズの3作目で、クリスマスの季節に高層ビルや空港といった閉鎖された場所を舞台にした前2作とは違い、今度は真夏のニューヨークが戦場となる。
しかも完全なバディ物になり、ブルース・ウィリス演じるマクレーンに振り回される相棒を演じているのはサミュエル・L・ジャクソン。
白人と黒人のコンビだが、1作目でもマクレーンをサポートしたのは黒人警官だったっけ。

「ダイ・ハード」の3作目は海が舞台だろうという噂は早くから流れていたが、続編の製作はなかなか実現せず。
これは実際に船上アクション物の脚本が書かれたものの、スティーブン・セーガル主演で大ヒットした「沈黙の戦艦」とのネタ被りを嫌って没になったから、というのもどうやら噂通りだった模様。

で、この脚本は当初はブランドン・リーの主演作として準備されていたものらしいが、企画が変更になったか、あるいはブランドンの急逝で宙に浮いたかして、その後は「リーサル・ウェポン4」用にリライトしたものを更に転用したものなのだそうだ。
白人と黒人のコンビ物なのは、その名残なのかもしれない。
ちなみに没になった船上アクション物の脚本だが、こちらは紆余曲折あって「スピード2」へと書き換えられたとのこと。

この3作目は、前2作とはかなり雰囲気が違うこともあってあまり好きではなかったのだが、久しぶりに見直してみるとなかなか面白い。
監督は1作目と同じジョン・マクティアナンだが、1作目の続編という体裁をとりながらも全く別の作品に仕上げたのが、結果的に功を奏したといったところだろうか。
ただボニー・ベデリアが出てこないのだけが残念。

【ひとりごと】
1作目でハンスを演じていたのはアラン・リックマンで、今回登場する兄サイモンはジェレミー・アイアンズ。
なかなか”濃い”兄弟だが、実年齢はアランの方が上だ。


by odin2099 | 2020-11-24 22:01 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
『大列車強盗』(1979)_e0033570_18370007.jpgヴィクトリア朝時代、クリミア半島でロシアと交戦中だった英国は、資金を列車で輸送していた。
そこに目を付けたピアースは、スリのエイガーや元女優で愛人のミリアムと組んで金塊強奪を企む。
金庫には4つの鍵がかけられ、一つは銀行の頭取、もう一つは銀行の支配人、そして残りは鉄道会社という具合にバラバラに保管されている。
ピアースは頭取の若い後妻と娘、ミリアムは支配人にそれぞれ近づき、色仕掛けで鍵の複製を作るのに成功。
残る二つも忍び込みのプロを脱獄させ、エイガーと組んで盗み出しに成功する。
更に鉄道会社の警備員をも買収して準備は万端かと思われたが、裏切者が出たりで警戒は更に厳重になる。
はたしてピアースたちは金塊を盗み出すことが出来るのか?

原作はマイクル・クライトンの小説で、実際に起きた金塊強奪事件を元にしているが、どこまでが事実でどこからフィクションなのかが明らかにされていないのがクライトンらしい。
出演はショーン・コネリー、ドナルド・サザーランド、レスリー=アン・ダウン
クライトン自身が脚本を書き、監督も務めていて、後にクライトンはコネリーを念頭に置いて「ライジング・サン」を執筆、コネリー主演で映画化された。

2時間弱の映画だが、鍵の複製が揃うまでで半分以上費やしている。
そして列車の旅が始まるころには残り時間は約20分。
綿密に準備をしている過程が描かれているというより、前半はモタモタしているという印象が強い。

後半になると鈍重そうなコネリーが自ら危険なスタントに挑んでいるが、思いのほか緊迫感が伝わってこず、事件はやや唐突に終息を迎えてしまう。

コメディ映画と呼ぶには些か残酷なシーンもあるし、サスペンスも盛り上がらず、どうにも間の抜けた作品に。
この映画を見るのは二度目なのだが、やはり前回同様「もっと面白くなりそうなのに」という感想に尽きる。


by odin2099 | 2020-11-24 18:39 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
アラブ人テロリストによって旅客機がハイジャックされた。
機転を利かせた機長の判断によりその事実を知ったアメリカ政府は、人質救出のため対テロ部隊のデルタ・フォースに出動を命じる。

『デルタ・フォース』(1986)_e0033570_18323587.jpgチャック・ノリス主演のキャノン・フィルム製のアクション映画で、製作はメナハム・ゴーランとヨーラン・グローバス。
ノリの良いテーマ音楽はアラン・シルベストリの作曲で、監督はメナハム・ゴーラン。
見るのは今回が二度目かな。

ノリスのワンマン映画かと思いきや、リー・マーヴィン 、マーティン・バルサム、ジョージ・ケネディ、ロバート・ヴォーン、シェリー・ウィンタース、スーザン・ストラスバーグ、レイニー・カザン、ジョーイ・ビショップ、ロバート・フォスター、ボー・スヴェンソン、キム・デラニー、ハンナ・シグラとなかなか豪華な顔ぶれが並ぶ。

前半はどちらかというと「エアポート」シリーズのようなパニック映画のテイスト(ご丁寧に乗客の中にジョージ・ケネディがいる!)で、デルタ・フォースの面々が活躍するのは中盤以降。
ノリスはチームのリーダー格なので最初の内はグループ・アクション物だが、終盤では単身バイクで乗り込んだりとやりたい放題になる。

ラストシーンがイスラエルの空港だったり、イスラエル人の協力者が出てくるのは、従兄弟同士のゴーランとグローバスがイスラエル人だからだろう。
イケイケドンドンの映画ではあるのだが、人質が惨殺されたり仲間が凶弾に斃れたりで、割としんみりとした終わり方を迎えるので、あまり爽快感はない。
上映時間は129分あるが、テンポアップさせて90分前後に切り詰めれば、もっと面白くなったのでは?

【ひとこと】
デルタ・フォースの指揮官を演じたリー・マーヴィンは、この作品が遺作とのこと。


by odin2099 | 2020-11-18 18:36 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
<平成ガメラ>三部作の一作目、「ガメラ」シリーズの通算9作目。
人気あるんだし、これも日テレが製作にかんでるんだから、ジブリばっかりじゃなくたまには「金ロー」でやればいいのにねえ。

『ガメラ/大怪獣空中決戦』_e0033570_22304198.jpgさて、この作品も定期的に見たくなってくるのですが、うーむ、恐ろしいことにもう四半世紀も前の作品になってしまいました。
でも多少ファッションやら小道具だとかが気になる程度で、内容は決して古びてませんね。
今でも十二分に面白い無駄のない一篇です。

最初にちょこっとだけ出てくる本郷功次郎久保明の二人のやり取りが、弥が上にも怪獣映画のムードを醸し出してくれます。
片や大映の「ガメラ」、片や東宝の「ゴジラ」、黄金期を支えた作品に何本も主演してる両雄の(画面越しの)共演はやはり締まります。

そしてガメラとギャオス、二つの場所で別々の事件が起こり、メインキャラクターも二つのチームに分かれ、その行動は交互に描かれます。
やがてこの二つは交差し、そして遂に合流、ボルテージは一気にあがります。

よくよく考えてみるとこの二つの結び付けはかなり強引だったりもするのですが、映画はテンポ良く進んでいきますので映画を見ているうちは気になりません。
脚本、演出、編集、全てが上手いですね。

ただこの三部作、いやこの第一作の出来が良すぎただけに、その後の「ガメラ」シリーズを作る上での枷になってしまっているようにも感じられます。
三部作の後に作られた作品は、旧来のファンにも三部作のファンにも素直には受け入れられず、数年前から動き出していた更なる新作映画の企画も、その後の進展がありません。
本来なら今年がガメラ誕生から50年というメモリアルイヤーだったので、復活させるにはちょうど良いタイミングだったのですが。

【ひとりごと】
斉藤審議官、変な人だし頭の固いお役人なのかあと思っていたのだけれども、判断力や決断力、それに意外にも柔軟な思考力を持ってますね。
民間人であり若輩者でもある長峰を差別的に扱うことなく、率先して彼女の意見を取り入れようとしてます。
むしろ佐竹一等陸佐の方が物腰が柔らかいようでいて、やや杓子定規的な対応が見られるようで。

<過去記事>
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by odin2099 | 2020-11-17 19:35 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)
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