人気ブログランキング |

【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<ナ行>( 80 )

『NETFLIX/世界征服の野望』(2020)_e0033570_21040150.jpg宅配レンタル会社としてスタートしたネットフリックスが、やがて業界最大手のブロックバスターとの競争に競り勝ち、ネット配信に転じてからは単に人気作、話題作を確保するだけでなく、遂には自ら提供するコンテンツの制作にも乗り出していくという、創業から今日の怒涛の快進撃までを関係者へのインタビューで綴ったドキュメンタリー映画。
”世界征服の野望”とは少々大げさな邦題な気もしないでもないが、現在の勢いからすれば当たらずとも遠からじというところか。

面白いのはこの映画、インタビューに応じてるのは皆かつてネットフリックスに在籍していた人物であること。
創業メンバーといえども例外はない。
逆に創業者の一人であり現在のCEOである人物をはじめとする現職のネットフリックスの社員は一人も登場しない。

またネットフリックスに敗れ去ったブロックバスターの旧経営陣たちも、当時の熾烈な戦いぶりを語っているのだが、倒産したブロックバスター側の関係者は当然としても、勝者であるはずのネットフリックス関係者にしてからサクセスストーリーとは無縁の敗者の弁にしか聞こえないのが不気味だ。
真の勝者とは、この映画の中では誰も口を開かなかった現ネットフリックスの経営陣だ、ということであるならば業界の闇の一端を垣間見た思いである。

そして勝者ネットフリックスといえども、行く手にはアマゾンやディズニーなど海千山千の強敵が待ち構えているのだ、というところで締め。
決してネットフリックを褒めそやすだけでなく(もちろん腐してもいない)、既に新時代が到来しており、決して安閑としてはいられないのだと明言して終わっている。


by odin2099 | 2020-12-31 21:06 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
『ネイビー・シールズ』(1990)_e0033570_20042433.jpg中東でテロリストの元から人質を救出したカラン大尉率いるシールズのメンバーたち。
だが手違いでボスを取り逃がし、またミサイルをも破壊し損ねたことで政府や軍の司令部から責めたてられる。
一方でカランは、情報部から与えられていた情報が誤っていたことで憤りを感じていた。休暇を与えられたものの、任務のことが頭から離れない。
程なくしてミサイル奪還作戦が立案されシールズも出動するのだが、空振りに終わる。
カランはレバノンの情勢に精通したジャーナリストのクレアに近づき、彼女から何らかの情報を得ようとしていた。

米国特殊部隊シールズの活躍を描くアクション映画で、「ネイビー・シールズ」の名前を冠した映画は何本もあるが、これがそれらの元祖か。
出演はチャーリー・シーン、マイケル・ビーン、ジョアンヌ・ウォーリー・キルマー、ビル・パクストン、シリル・オライリー、デニス・ヘイスバート、ポール・サンチェスら。
監督はルイス・ティーグ。
恋愛ドラマあり、哀しい戦友との別れありと程よく満遍なく盛り込まれ、卒なくまとめられた佳作である。

マイケル・ビーンが鬼隊長、チャーリー・シーンが切り込み役の暴れん坊といった役回りで、ビリングトップはチャーリー・シーンになっているが、中心になっているのはマイケル・ビーン演じるカランの方。
些か唐突な感は否めないが、美人ジャーナリストのジョアンヌ・ウォーリー=キルマーと、最初のうちは衝突するものの最後にはいい雰囲気になる。

一方でチャーリー・シーンが演じるホーキンスは、自分勝手で悪戯好きで命令無視の常習犯。
そして自身の軽挙妄動が仲間の死を招いてしまうのだが、あまり反省の色が見られないのが気になる。
まあ80年代にはそういうタイプのヒーローは多かった印象だが。

【ひとりごと】
休暇中のメンバーがゴルフに興じる場面があるのだけれど、これまた80年代風味で軽い。


by odin2099 | 2020-11-30 20:07 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
トールキンの「指輪物語」と並び称されるのが、盟友C・S・ルイスの「ナルニア国ものがたり」。
ということで<ロード・オブ・ザ・リング>の次は<ナルニア国物語>を再鑑賞しました。

<ハリー・ポッター>、<ロード・オブ・ザ・リング>がひとまず落ち着いて、ディズニーが満を持して参戦したこの作品がファンタジー映画の決定版になるはずだったのですが、なかなか思惑通りにはいかなかったようで。

<ハリー・ポッター>ほどじゃないですが、物語は<ロード・オブ・ザ・リング>よりはかなり原作寄りではあると思うのですが、原作にあった牧歌的な雰囲気は皆無。
最後に生き返るとはいえ割と簡単にキャラクターが死んじゃいますし、殺伐とした大掛かりな戦闘シーンもありますし、またペベンシー兄妹の仲の悪さも原作のイメージを損なってるように見受けられます。
音楽は良いし、”白い魔女”ティルダ・スウィントンは実に格好良いのですがね。

『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女<エクステンデッド・エディション>』_e0033570_15394.jpgディズニーは当初クライヴ・バーカー「アバラット」映画化を狙っていたのですが、これって完結してましたっけ? 
少なくても翻訳版は途中で頓挫してますし、ディズニーも結局は映画化を諦めてしまいます。
その代わりに<ナルニア>に相乗りしたわけですが、期待したほどの成績を収められなかったということで2作で見切りをつけ、3作目は20世紀FOXの元へ移ります。

その20世紀FOXも一本限りで権利を手放し、4作目はトライスター・ピクチャーズで製作されると発表があったのですが、ナシのつぶて。
ところがその後、今度はNetflixが全7作全ての権利を取得したというニュースが飛び込んできました。

従来の続きとして4作目以降を映像化するのか、それとも1作目からまた作り直すのか、映画化なのかそれとも配信ドラマなのかも不明ですが、そういやこのニュースも1年以上続報がありません。
超有名作品ともなると、その分障壁も大きくなるのでしょうね。
何とか早期に実現して欲しいと思ってはいますが。

ところで今回は<エクステンデッド・エディション>にて鑑賞。
<劇場公開版>とは別ヴァージョンを作るのは<ロード・オブ・ザ・リング>に倣ったのかもしれませんが、あちらほど細かい手直しに留まりあちらほど”別物”な気はしません。
キャラクターの掘り下げは進んだと思いますし、どっちがわかりやすいかと言えばこちらのヴァージョンだと思いますけれど、あまり評判にならなかったのか2作目以降は別ヴァージョンのリリースもなくなってしまいました。
最初から<ナルニア>の映像化は、どことなく中途半端な印象を受けてしまうのが残念です。

【ひとこと】
正義王”エドマンドって、皮肉というか完全に嫌みな称号ですよね。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2846623/
https://odin2099.exblog.jp/3281471/
https://odin2099.exblog.jp/7958335/
https://odin2099.exblog.jp/14285874/
https://odin2099.exblog.jp/19366191/
https://odin2099.exblog.jp/27207729/


by odin2099 | 2020-11-22 07:11 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
ナバロンの要塞」の続編で、原作は同じくアリステア・マクリーン
出演はロバート・ショウ、ハリソン・フォード、バーバラ・バック、エドワード・フォックス、フランコ・ネロ、カール・ウェザース、リチャード・キール、アラン・バデル、マイケル・バーン、フィリップ・レイサム、アンガス・マッキネス。
監督はガイ・ハミルトン

『ナバロンの嵐』(1978)_e0033570_07232818.jpgナバロンから生還したマロリーとミラーは、再び特命を与えられる。
ドイツのスパイがパルチザンに潜入しているので、これを消せというのである。
彼らはネレトヴァ川の橋を破壊する任務を帯びた、バーンズビー中佐率いるアメリカの特殊部隊に同行することになるが、たちまち敵の襲撃を受ける。
窮地に陥った彼らは、何とかパルチザンと合流を果たすのだったが…。

冒頭に前作クライマックスのダイジェストが付くが、17年後に作られた続編とあってキャストは一新。
マロリーはグレゴリー・ペックからロバート・ショウに、ミラーはデビット・ニーブンからエドワード・フォックスへ交代。
そのこと自体は仕方ないが、性格も変わって丸っきり別人になってしまったのはどうしたことか。
そして舞台は「ナバロン」とは無関係な場所で「嵐」なんぞは吹き荒れない。

お話は例によって誰が敵で誰が味方か、仲間の内に裏切者がいる、というパターンだが、その
正体には捻りがない。
怪しいと思った奴がやっぱり怪しかった、で終わってしまう。
今回見るのは二度目だが、その点は拍子抜けしてしまう。

それよりも、以前見た時は主人公サイドの目的(何のために何をやりたいのか)が今一つ理解できなかったのだが、今回ようやく腑に落ちた。
なので前回見た時よりは楽しめたし、クライマックスのダム爆破シーンは結構頑張ってるなあと思えたのだが、そこまで。
目的はわかったのだけれども、前作に比べて作戦の必然性と、それが如何に実現困難な任務なのかという部分が上手く伝わってこないから緊迫感が生まれないのだ。

そしてキャラが崩壊したマロリーとミラーは(役者は頑張っているにしても)魅力薄だし、実質的な主人公のハリソン・フォードは相変わらず脇に喰われてるし、必然性ゼロの入浴シーンでバストトップをチラ見せしてくれるバーバラ・バックは大した見せ場のないまま中盤で退場してしまうのが勿体ないし、カール・ウェザースVSリチャード・キールの対決なんてよっぽどのB級マニアじゃなきゃ喜ばないしなあ。
音楽は格好良かったけれど。

【ひとりごと】
007/ロシアより愛をこめて」「JAWSジョーズ」「ザ・ディープ」…ロバート・ショウって見る作品毎に印象が違うなあ。


by odin2099 | 2020-11-03 07:26 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
ミヒャエル・エンデの「はてしなき物語」を映画化した「ネバーエンディング・ストーリー」の続編。

『ネバーエンディング・ストーリー第2章』(1990)_e0033570_08071155.jpg前作で大きく成長を遂げたかに思えたバスチアンだったが、母の死がトラウマになっていて父との関係もギクシャクし、臆病な少年のままだった。
そんな時に立ち寄ったオリバンダーの古書店で、幼ごころの君からの助けを求める声に導かれて再び本を手にする、というのが発端部分。
今度はファンタージェンを襲う”空っぽ”と対峙することに。

前作は原作の前半部分に独自の結末をつけたものだったが、今回は後半部分をベースにしているものの、大筋は兎も角として、殆どオリジナルストーリーと言ってもいいくらい。
また前作から5年以上経っているために、バスチアン、幼ごころの君、アトレーユの主役トリオは全員交代(オリバンダーさんだけ続投)。
更にファルコンやロックバイターもデザインが変更されているので、これじゃあ”続編”と言われてもあまりピンとこない。
それよりも前作の時に製作サイドと原作者のエンデが裁判沙汰にもつれ込んだのに、よく続編が実現したなあという方がオドロキ。結局3作目も実現することになるのだが。

今回も物語は現実世界と本の世界の二重構造で、バスチアンが早々に本の世界に入ってアトレーユたちと冒険を繰り広げるので、今回現実世界で本を読むのはバスチアンの父親。
最後には父親の励ましを受けてバスチアンは見事に恐怖心を克服する、というハッピーエンドなのだが、この親子の対立というか断絶がさほど深刻な状態には思えず、またその和解も一つのミッションをやり遂げた達成感や高揚感のなせる技のようにも思え、取って付けた感があるのは否めない。

公開された当時はそれなりに愉しんだ記憶はあるのだが、改めて見直すと薄っぺらい映画だなあという感想しか出てこなかった。
ただエンデ自身は前作よりは評価してたようで、それは裁判で負けて多少丸くなったか、あるいは諦念の境地に達したからなのかもしれない。



by odin2099 | 2020-10-11 08:08 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
見終わって最初に感じたのは、こんな青臭くて、こんな真っ直ぐな人が本当にいるのか?!という驚き。
そしてこの人は政治家には向いていないんじゃなかろうか、ということだった。

『なぜ君は総理大臣になれないのか』(2020)_e0033570_21060812.jpg小川淳也は2003年、32歳の時に総務省を退職し、地元の香川で民主党から出馬するも落選。2005年に再出馬するもまたもや落選するが、比例で復活当選を果たす。
民進党が分裂した際には希望の党から出馬するが、解党にあたって国民民主党には合流せず無所属に。
そして現在は立憲民主党の院内会派に所属、というのがざっとしたプロフィール。
最近は国会での鋭い追及から、「統計王子」などの異名で世間からの注目も集まりつつある。

そんな小川淳也が「なぜ総理大臣になれないのか」といえば、簡単に言えば与党ではなく野党の人間であり、しかも党内で要職に就いているわけではないから、というのが一つの答えだ。

当然である。
現在ならば政権与党である自民党、その中で然るべきポジションにいる者のみが党の代表となり、そして総理大臣に指名される。
また比例で当選を果たしても、地元で勝てないと党内での発言力に大きな違いがある、ということも初めて知った。

だが映画が描いているのは小川淳也個人への非難ではなく、何故私たち有権者は彼のような政治家を総理大臣にすることが出来ないのか、ということに尽きる。
国民一人一人の政治への関わり方、政治家との付き合い方が問われているのだ。
混迷を極める時期だけに、これは今見ておくべき映画の一本だと言えよう。

【ひとりごと】
これまで特定の政党や特定の政治家に肩入れすることはなく(もっと言えば政治に対して無関心だった)、今後もおそらくないだろうと思ってきたのだが、この人はちょっと応援したくなってきた。



by odin2099 | 2020-09-12 21:07 |  映画感想<ナ行> | Trackback(1) | Comments(2)
『のぼる小寺さん』(2020)_e0033570_22553689.jpgクライミング部の小寺さんはボルダリング一筋。
何事にも一生懸命だけれども、ちょっと不器用で少し天然が入ってる女の子。
クラスメイトで卓球部の近藤は、部活の最中でもひたむきに何度でも挑戦していくそんな小寺さんから目を離せなくなり、彼女に惹かれていく。
同じくクラスメイトの四条は彼女を追いかけてクライミング部に入部し、学校からは浮いた存在の倉田梨乃も何故か彼女とは打ち解け、写真を趣味にしている田崎ありかも密かに彼女にカメラを向けるのだった。

小寺さんが何かをするというより、彼女を見ている人たちがその頑張る姿を通して自分と向き合い、少しずつ変わっていくというお話で、小寺さんが自分語りを始めたり周囲が憶測で彼女の動機をあーだこーだと詮索することなく、いわば観客に行間を読ませるタイプの作品だ。
また主演の二人のエピソードを膨らませたくなるところだが、敢えて恋愛方面に話を振らなかったのも正解だろう。

『のぼる小寺さん』(2020)_e0033570_22552620.jpg脚本は吉田玲子、監督は古厩智之、出演は小寺さんに工藤遥、近藤に伊藤健太郎、四条に鈴木仁、倉田梨乃に吉川愛、田崎ありかに小野花梨、他に両角周、田中偉登、中村里帆、小林且弥らが出演。
工藤遥はボルダリングに真摯に取り組む姿と、それ以外の”不思議ちゃん”な部分を上手く表現。
彼女も含めたメインの5人が揃って高校1年生には見えないのは残念だが、それでも青春映画の快作になり得ている。

映画を見た後で、どうしても気になって原作である珈琲の『のぼる小寺さん』全4巻を買って一気に読んでしまったのだが、何人かの登場人物は削ったものの4巻分のエピソードを上手くピックアップしていたのに感心した。
ただ原作の小寺さんは映画の小寺さんとはかなりの別人。
そしてエピローグ部分で語られる、高校時代に出会って結婚した優しい旦那さん、というのが誰なのか気になった。
彼、なのかな。

【ひとこと】
ちなみに「小寺さん」は「こでらさん」ではなく、「こてらさん」なのだ。



by odin2099 | 2020-07-27 22:57 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
昭和基地よりさらに内陸に1000キロ以上行ったところにある「ドームふじ基地」で生活する越冬隊員たちの日常を題材にした、これはコメディ映画ということでいいのかな。

『南極料理人』_e0033570_18370709.jpg当人たちは真剣に仕事に取り組んでいるのだろうが、時にバカなことを大真面目にやったり、大のオトナが子供じみたことで喧嘩をしたり、ラーメンがなくなって大パニックになったり、外の世界と隔絶された世界で、限られた人間と始終顔を突き合わせて生活するって大変なことなんだな、ということはよく伝わってくる。
長期間単独でいることで、家族関係や友人関係にも色々と齟齬をきたしてることもチラホラ織り込まれているし。
まあ実話がベースとはいえ、実際の隊員たちはそこまでハチャメチャではなかったんだろうけど。

自宅待機中にこの映画を見たという人も多いようですが、隔離生活で娯楽に飢えてくると、なんとなく臨場感を味わえるのも確か。残念ながら季節感はないけれど。

それにしても主演の堺雅人はともかくとして、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、西田尚美、古舘寛治、黒田大輔、小浜正寛、小野花梨、小出早織、宇梶剛士、嶋田久作、豊原功補…って濃いキャストばっかりですなあ。

【ひとこと】
この映画を見ると、ラーメンやらローストビーフやらが食べたくなります。

<過去記事>


by odin2099 | 2020-05-17 19:06 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
『謎解きはディナーのあとで』(2013)_e0033570_22012398.jpg宝生家の令嬢・麗子と執事の影山は、久々の休暇でシンガポール行きの豪華客船に乗りこんだ。ところがシンガポールへの寄贈品の警護で、上司の風祭警部も乗り合わせていることを知りガッカリ。
更に船内で殺人事件が発生し、犯人から声明文が届く。
これは乗客・乗員併せて3000人を人質にしたシージャックであり、また犯人はこの中にいる。
相変わらず見当違いの捜査をする風祭警部を尻目に麗子は影山を頼るのだが、今回は影山の推理も今一つ冴えない。
そうこうするうちに第二、第三の殺人が起こり、次なるターゲットは麗子自身だった。

TVシリーズ「謎解きはディナーのあとで」の劇場版で、影山の櫻井翔、宝生麗子の北川景子、風祭京一郎の椎名桔平はそのままスライド。
新たに中村雅俊、桜庭ななみ、要潤、黒谷友香、甲本雅裕、村川絵梨、生瀬勝久、志賀廣太郎、竹中直人、大倉孝二、鹿賀丈史、伊東四朗、宮沢りえ、団時朗らが出演。

TVドラマはスペシャル版含めて見たことはないけれど、 東川篤哉の原作小説は全部読んでいるので大丈夫だろうと思ったのだが、微妙に自分のイメージと異なるキャスト陣に、お涙頂戴系のドラマを加味したストーリー展開についていけず。

「謎解きはディナーのあとで」はもっと気楽に楽しむお話のはずなんだがなあ。
麗子と影山のやり取り(影山の麗子に対する毒舌)を味わいながら、クスっと笑ったりニヤっとしたり、というのが「謎解きはディナーのあとで」の特色。
映画版ってことで気負いすぎたのか、無理に重たい作品にしなくても良いのに。これじゃあ後味が悪い。

映画が気に入ったらTVドラマも全部見ようかなと思っていたけれど、これじゃあ当分延期だ。

by odin2099 | 2020-04-22 20:18 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
『ナバロンの要塞』(1961)_e0033570_19380111.jpg1943年、独軍の制圧下にあるエーゲ海で孤立した英軍兵士を救出する試みは、ナバロン島に設置された大砲のため失敗に終わった。
そこで大砲を破壊すべく、登山家のマロリー、爆薬の専門家ミラー、元ギリシャ軍人のスタブロス、機械の天才ブラウン、殺人マシーンのパパディモスら一癖も二癖もある連中を集め、フランクリン少佐の指揮の下密かに島へと潜入するのだが、その途中でフランクリンは重傷を負いマロリーが指揮を引き継ぐことになる。
彼らは現地のゲリラ組織との接触を図り、要塞攻略の策を練るのだが、何故か彼らの行動は独軍に筒抜けになっていた。

アリステア・マクリーンの小説「ナヴァロンの要塞」をカール・フォアマンが脚色、 J・リー・トンプソンが監督した英米合作映画。
出演はグレゴリー・ペック、アンソニー・クイン、デビッド・ニーブン、アンソニー・クェイル、スタンリー・ベイカー、ジェームス・ダーレンら。
戦争映画というよりは冒険サスペンス映画といった趣の一篇。

四半世紀ほど前に一度見ていて、今回が二度目。
前回見たときの感想メモを読むと「時間が長い割にキャラクターの描き分けが不十分」と書いてある。
確かにキャラクターが確立してるのはペックとニーブン、クインくらい(奇しくも?生き残り組だ)で、後はもう少し掘り下げて欲しいなと思う面々ばかり。
だが逆に言えばこの三人をしっかりと描けていれば成立する作品でもある。
以前は原作・映画共に傑作と聞いていたので期待外れに感じたが、今はその頃よりも愉しく見ることが出来た。




by odin2099 | 2020-04-15 19:47 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
ブログトップ