【徒然なるままに・・・】

odin2099.exblog.jp

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

カテゴリ: 映画感想<ナ行>( 56 )

e0033570_09582296.jpg戦国時代の日本にタイムスリップしてしまったバットマンたちとヴィランたちの戦いを描いた、メイド・イン・ジャパンのアニメーション映画。
ジョーカーたちは織田信長、武田信玄、上杉謙信、伊達政宗ら戦国武将と入れ替わって日本の覇権を巡って争い、一方のバットマンたちは秩序を守ろうとして謎の忍者集団”蝙蝠衆”の助力を得てそれに立ち向かう。

”蝙蝠衆”は飛騨の忍びだし、マスク姿のナイトウィングやレッドロビンたちは正に「仮面の忍者」。
白い大凧は出てこないが似たような装備で同じように滑空するし、ヴィランたちの築いた城は天守が変形して巨大ロボットになり、挙句の果てに合体してしまう、という荒唐無稽さも相通ずるものがあるような…?

よくこんな企画をワーナーやDCコミックが通したなと思うけれど、早々にハイテク武器を奪われたバットマンが徒手空拳で抗う姿もなかなか新鮮。誕生から80年近い歳月を経ながら、まだまだ攻めの姿勢を崩さないのはお見事。

しかし色々と面白くなりそうな要素を持ちながら、個人的にはちっとものれなかった作品でもある。
クライマックスバトルでは一瞬記憶が飛んだ。


[PR]
by odin2099 | 2018-06-17 10:01 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
ハリー・ポッターと賢者の石」と「ロード・オブ・ザ・リング」の大ヒットで、映画各社はここぞとばかりにファンタジー映画製作レースを繰り広げました。
ディズニーもクライヴ・バーカー「アバラット」映画化を表明しましたが、結局頓挫。ようやくウォルデン・メディアが着手したこの「ナルニア国物語」に、後乗りと言う形で参加することになりました。

「ロード・オブ・ザ・リング」はニュージーランドが映画、特にファンタジー系の作品のロケ地として相応しいことを世に知らしめましたが、それを決定づけたのがこの「ナルニア国物語」ではないでしょうか。
「ロード・オブ・ザ・リング」を上梓したトールキンの盟友だったルイスの著作に基く映像化作品だというのも何やら不思議な縁を感じますし、両作品には共通して参加しているスタッフもいて、撮影も同じ場所だったか近くだかで行われたようです。

e0033570_19433847.jpgただ「ナルニア国物語」が「ロード・オブ・ザ・リング」と同じようなタイプの作品かと言えば、これはまるで違います。
もし「ロード・オブ・ザ・リング」を気に入っていて、他にも似たような作品を求めて「ナルニア国物語」に辿り着いたとしたら、多少の違和感は拭えないと思います。
もっとも撮影スタッフが共通で撮影場所も同じとなると、例え物語は違っていても「絵」的には似たようなものになってしまうのは避けられませんが。
トールキンの小説とは案外異なる内容の「ロード・オブ・ザ・リング」は比較的原作ファンからも好意的に受け止められましたが、大筋は原作に沿っている「ナルニア国物語」はどちらかというと賛否両論のようです。

これはおそらく牧歌的な原作の持つ要素が薄れ、子どもたちを主人公にした割には殺伐とした戦闘シーンが多かったり、その子どもたちが多少の問題児であっても本質的には「良い子」だったのに対し、映画では見ていてイライラさせられるほど生の感情をぶつけ合う存在に描かれていたりするからかな、と個人的には思います。

ただこれも、一本の映画として捉えたならば決して改悪ではなく、娯楽作品としてはメリハリがついたものになったと思っているのですが、原作ファンはそうは受け取らなかったのでしょうね。
この作品と続く2作目で思うほどの成功を収められなかったディズニーはとっととシリーズに見切りをつけ、3作目は20世紀フォックスの元で仕切り直しとなりました。余談ですが、ディズニー→20世紀フォックスというのは丁度「スター・ウォーズ」と逆ですね。
しかし4作目はソニー・ピクチャーズ傘下のトライスター・ピクチャーズへ再び移籍、と前途は多難。全7作の原作全てが映画化されるかは不透明な状況です。

というより「ダレン・シャン」、「スパイダーウィックの謎」、「エラゴン/遺志を継ぐ者」、「ライラの冒険/黄金の羅針盤」、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」、「ザ・シーカー/光の六つのしるし」、「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」…と数多くのファンタジー小説が映画化されましたが、何れもシリーズ化は絶望的(「パーシー・ジャクソン」は2作目が作られましたし、最近になってネット配信ドラマなどで再始動している作品もありますが)。
またファンタジー小説の帯や解説に「映画化決定!」の文字が躍っていた時期がありましたが、音沙汰なしの作品も数知れず。
結局成功を収めているのは「ハリー・ポッター」と「ロード・オブ・ザ・リング」のシリーズ及びその派生作品のみ、というのは淋しいですね。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2846623/
https://odin2099.exblog.jp/3281471/
https://odin2099.exblog.jp/7958335/
https://odin2099.exblog.jp/14285874/
https://odin2099.exblog.jp/19366191/




[PR]
by odin2099 | 2018-04-19 19:45 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
Mr.マックスマン」、「Bros.マックスマン」に続くシリーズ3作目。

e0033570_21113825.jpgニューヨークに赴任中の谷口正義は、アメコミ「マックスマン」の作者ミスターMの孫で、探偵を営んでいるヒロ・マックスと出会う。彼もまたマックスマンだった。
ヒロを連れて帰国する正義だったが急な出張で後事を弟の英雄に託すものの、英雄もまた取材へと出かけてしまい、ヒロは「フレッシュワイド」のスタッフに紹介され、そのままジャパンテレビ局内に留まることに。
そんな時、元アイドルの海東果穂が密かにテレビ局を訪れる。
実は彼女はテロ計画の首謀者として逮捕された海東議員の娘で、父のために引退に追い込まれたことで父を恨んでいた。明朝の生放送で父の犯罪の証拠を明らかにし、復讐を果たそうとしていたのだ。
しかしその夜、何者かによって彼女は誘拐されてしまう。
犯人は誰か?彼女はどこにいるのか? ヒロは真相解明に乗り出す。

2作目で打ち止めだろうと思っていたら、まさかの3作目が完成。
ただ流石にこれ以上谷口兄弟を増やすのは無理と考えたのか、今度は元祖マックスマンの孫の登場である。
ヒロに扮するのは「仮面ライダードライブ」の仮面ライダーマッハこと詩島剛役だった稲葉友。
先代、先々代のマックスマンは戦隊ヒーロー出身者だったが、今度は初のライダー出身者だ。

海東果穂役は「手裏剣戦隊ニンニンジャー」のモモニンジャー百地霞、というより坂本浩一監督のミューズとしても知られる山谷花純
まあ彼女のことだから真っ当なヒロインじゃないだろうな、と踏んでいたら案の定…。

その分ヒロインとしての存在感を十二分に発揮したのが、前作でヒロインを務めた五十嵐梨奈役の内田理央
スペシャルサンクス扱いだが、最初から最後までほぼ出ずっぱりで、花純ちゃんより出番は多いんじゃなかろうか。3作通して出演してることもあって、「マックスマン」の真のヒロインはだーりおに間違いなし!
もし4作目が作られるなら、今度は彼女が変身、なんていうのも面白いかも。

初代の千葉雄大、二代目の竜星涼もスペシャルサンクスで登場。序盤と終盤のみの出演ながら意外にも物足りなさはなく、最後の3人揃っての変身はやはり燃える。
その一方、同じくスペシャルサンクスの初代ヒロイン、辻村祐子役の山本美月は正義の電話の相手として声のみの出演とは残念。チラッとでも出てきて欲しかったな。

ケンドーコバヤシ、田村亮、なだぎ武、大和田伸也、久保田悠来、松島庄汰、青木玄徳、丸山敦史が前作から続投し、それに村上幸平も加わっての相変わらず賑やかな作品。
今回は探偵による謎解きモノという新たな要素が加わり、作品世界の幅も少し広がった感じ。

正義と祐子のカップルはいよいよ結婚式の日取りも決まったようだし、祐子が「正義=マックスマン」に気付いていたことも明らかになり、この二人のドラマはこれで完結なのだろう。
英雄と梨奈にはヒロが「結婚するのか?」みたいなことを聞くシーンがあるけれど、こっちのカップルにはまだまだドラマがある?

年に一本ずつ作られてきたこのシリーズだけど、今年はどうかなあ???



[PR]
by odin2099 | 2018-02-22 21:18 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
1945年7月26日にポツダム宣言が発令、この対応を巡って日本は大きく揺れる。
そして8月14日の御前会議でのポツダム宣言受諾決定から、宮城事件を経て、翌15日に玉音放送が行われるまでの「長い一日」を描いている。
原作クレジットは大宅壮一だが、後に実際の著者は半藤一利であることが判明した。
監督は岡本喜八。

e0033570_19080113.jpg宮口精二、戸浦六宏、笠智衆、山村聰、三船敏郎、小杉義男、志村喬、高橋悦史、井上孝雄、中丸忠雄、黒沢年雄、加藤武、川辺久造、江原達怡、土屋嘉男、島田正吾、伊藤雄之助、児玉清、小林桂樹、中谷一郎、田島義文、加東大介、田崎潤、平田昭彦、中村伸郎、藤木悠、北村和夫、村上冬樹、天本英世、神山繁、浜村純、佐藤允、久保明、藤田進、田中浩、佐田豊、勝部演之、加山雄三、新珠三千代、宮部昭夫、井川比佐志、小泉博、仲代達矢(ナレーター)、松本幸四郎(初代松本白鴎)……

<東宝創立35周年記念作品>ということでオールスターキャストが集結。
こんな小さな役なのにこの人が、というくらい見知った顔が次々と登場。それだけで邦画マニアにはたまらないだろうが、クーデターの場面を除けば殆ど動きがなく、終始役者同士の生のぶつかり合いによる台詞の応酬劇が炸裂し、日本映画黄金期の底力をまざまざと見せつけられる。

時間経過が若干わかりづらい面があるのと、どの程度史実や実在の人物に基いているのかがわからないが、ギリギリの緊張感の中で2時間半強を一気に駆け抜けてみせる。
四半世紀ぶりに見直したが、以前よりより深く愉しめた気がした。

【ひとこと】
「シン・ゴジラ」はこの映画を参考にしているので、興味がある人は併せてどうぞ。


[PR]
by odin2099 | 2017-08-14 19:09 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)
e0033570_11570010.jpgアメリアという女性の調査を行っていた私立探偵のマーチは、彼女の依頼を受けたという腕力でトラブルを解決している男ヒーリーにボコボコにされる。ところがアメリアを探す二人組に襲われたことから彼女の身を案じたヒーリーは、逆にマーチを強引にパートナーにしてアメリアを探すことに。
押しかけ助手となったマーチの娘ホリーを加えて捜索を進めていくと、何故か連続不審死事件へ行きつき、いつしかアメリカ国家の根幹を揺るがしかねない巨大な陰謀劇へと繋がってゆく…

場内が爆笑の渦に包まれてる中、結構きょとんとしている時間が長かったです。
ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングの凸凹コンビのやりとりにはニヤニヤさせられっぱなしでしたが、コメディかと思えばドシリアスな展開が待っていたり、途中で登場人物の関係がわからなくなったり、お話の肝が理解出来なくなったり……読解力なくなったなあ。

しかし何といってもホリー役のアンガーリー・ライスが超絶カワイイ
最初から最後まで彼女が輝いてます。
マーチは元々娘のホリーのために頑張ってますが、やさぐれた荒くれモノだったヒーリーを「改心」させたのも彼女の存在ゆえ。
単なる紅一点ではなく(実際セクシーな女性キャラは沢山出てくるし)、真の主人公は彼女だったのです。
次は「スパイダーマン/ホームカミング」で彼女に再会できそうで楽しみ。

キーパーソンかと思ったら意外に出番の少なかったアメリア・カットナーってアンディ・マクダウェルのお嬢さんだったのね。この娘もネクストブレイク候補。
そしてその母親役のキム・ベイシンガー、相変わらず綺麗だなあ。60代には見えない。

【ひとこと】
ラッセル・クロウ、もう少し痩せてくれ。
[PR]
by odin2099 | 2017-02-19 11:57 |  映画感想<ナ行> | Trackback(8) | Comments(2)
煉獄天魔王と四魔神が復活!その圧倒的な力前にヤツルギが敗れた。
ヤツルギを救い魔王を倒すため、日本中のローカルヒーローたちが力を合わせて立ち向かう!

さてさて、一体どんなヒーロー映画になっているのか興味津々で観に行ってきた。
全国から80名以上のヒーローが集まっているということは、数字的にはあの『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にも決してひけを取らない?

e0033570_19272142.jpgどうやってローカルヒーローたちを関連付けるのかなと思っていると、事件の発端がローカルヒーローたちが集うイベント会場。つまり皆さん元々面識あり、ということになってるんですな。上手いというかズルいというか。
そして中心になっているのが映画の製作母体にもなっている『鳳神ヤツルギ』、千葉県は木更津市のローカルヒーローで、このレギュラーキャストたちが一応映画の主人公となってるので事実上は『ヤツルギ』の劇場版ってことなんだろう。

といっても最初にヤツルギがやられてサア大変。
てなワケで悪の魔王の手下どもに対してローカルヒーローたちが立ち向かうんだけど、この大乱戦では動けるヒーロー、動けないヒーロー、体型に問題のあるヒーロー、造形に問題のあるヒーローも等しく頑張ります。
撮影は大変だったかも知れないけど、やってる連中はみんな楽しんだんだろうなあ。

その中でも何組かがピックアップされ、準主役級の見せ場が与えられます。
時空戦士イバライガー(茨城県)、甲州戦記サクライザー(山梨県)、パワーシティオーイタ(大分県)、坂東武人武蔵(埼玉県)、安芸戦士メープルカイザー(広島県)、ハルサーエイカー(沖縄県)、横浜見聞伝スター・ジャン(神奈川県)、聖霊法士トチノキッド(栃木県)、サーモンファイタールイベ(北海道)、浪速伝説トライオー(大阪府)、超耕21ガッター(新潟県)、ダルライザー(福島県)、電撃!!ライデンマル(東京都)らが出番の多い連中。
ふう、見ていて誰が誰やらサッパリなので、一応パンフで確認しながらだったけど合ってる?

なんで彼らだったのか、そこらへんの選定基準はよくわかりませんけど(あ、「ライデンマル」は「ヤツルギ」と同じスタッフが作ってるからだろう)、それぞれ四魔神に苦戦するものの何とか協力して必殺技を見舞って勝利。
そしてクライマックスは天魔王とヤツルギの一対一の対決。
大ピンチを迎えるが、最後の最後にはみんなのパワーを貰って逆転勝利!
という王道のヒーロー映画になってたのでメデタシメデタシ。

上映時間は70分くらいだと思うけど、その大半がアクションシーン。そのアクションも各キャラクターで見せ方の差異があるワケでもなく、またその技量にも格差ありなのでスタントそのものは凄くても流石に延々とだと飽きてくるし(CG合成とか頑張ってるんだけどね)、ドラマ部分にしたってプロの俳優さんが何人いるのか知らんが素人臭い演技ばかりで学芸会レベルの自主映画。
――ではあるもののその辺は端から期待してないし、「何かをやろう」という熱意だけは伝わってくるので良しとしよう。

クラウドファンディングでの製作資金集めや、興行収益の一部をポリオワクチンを送る活動へ支援するといったやり方が結構賛否両論らしいが、好きなことをみんなで集まって熱中しながらやる、ということ自体は悪いことじゃないと思う。
後に続く作品企画があるかどうかはわからないけど、「新たなヒーロー伝説が生まれる」というコピーに偽りのない作品にはなっているんじゃないかな。

【ひとりごと】
「日本ローカルヒーロー大決戦」を謳うなら、47都道府県から最低一組ずつヒーローを呼ぶとかしても良かったと思う。
それに有名どころのヒーローが結構いないけれど、権利関係とか面倒くさいんだろうか。


[PR]
by odin2099 | 2015-11-16 19:44 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)

元祖忍者戦隊!
今年の『手裏剣戦隊ニンニンジャー』は、春にニンジャレッドとハリケンレッドをゲスト出演させ、秋には世界忍者のジライヤまで引っ張り込んできたけれど、キャプターとの共演はやらないのかなあ。
あ、放送局が違うから無理?


e0033570_15070917.jpg直接の共演が無理なら、例えば火忍キャプター7/出雲大介を演じた伴大介をゲストで呼んでくるとか、変身忍者嵐ことハヤテ役の南城竜也や青影の金子吉延、ついでに他社作品ながらライオン丸/獅子丸の潮哲也あたりも呼んでくれたりすると嬉しいんだけど。まあ<戦隊>的には、忍者の子孫だというダイナブラック/星川竜を演じた春田純一が妥当なところかな。


さてこの映画はTV版第5話「キャプター皆殺し作戦」のブローアップ版。
雷忍キャプター1/袋三郎兵衛がメインフューチャーされたお話で、孫娘を人質に取られながら悪に屈しない天堂無人の毅然たる態度が立派…と言いたいところだけれど、どっちかというと風魔の側に問題があって人質が人質として役立ってないのが何とも…。
それにしても天堂美樹(演:野川愛)を逆さ磔にするとはスタッフも鬼だ。


【ひとこと】
これだけ年齢構成に幅がある<戦隊>は空前絶後かも。


<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/13854218/


[PR]
by odin2099 | 2015-10-24 08:14 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)

e0033570_10105721.jpg石板の魔法が消えかけている?その秘密を知るのはアクメンラーの父であるエジプト王のみ!ということでラリーはじめお馴染みの一行は、エジプト王の眠る大英博物館へ!――というシリーズ第3弾で、今回が完結編という触れ込み。

1作目から2作目が3年だったのに対し、2作目から3作目までが5年かかったのは何かあったのかな。
ただ1作目からは8年経ち、ラリーの息子役が交代(子役を引退?)した以外は、主要メンバー一人も欠けることなく続投なのは嬉しい限り。


既に3本目なので、魔法によって展示物が動き出すという要素よりも、セオドア・ルーズベルト(テディ)、アクメンラー、ジェデダイア、オクタヴィウス、サカジャウィア、アッティラ、そして猿のデクスター(他にもレクシーやモアイ像、はてはマクフィー館長など挙げだすとキリがないが)らレギュラーメンバーの掛け合いに重点が置かれるようになっているが、これもまた旧友との再会の如くで楽しい。


アクメンラーの両親、円卓の騎士ランスロット、大英博物館の女性警備員デイリーら新顔たちもそれぞれ個性的でキャラ立ちしているし、限定された空間(今回は街中へと繰り出すが)を舞台にしたオモチャ箱をひっくり返したような面白さは健在。


e0033570_10110576.jpg結局魔法は消えることなく、また石板が壊れたりすることもないので続編はいくらでも作れるだろうが(デイリーを主人公にしたスピンオフ企画、なんていうのもあるらしい…?)、なんだかんだでシリーズの柱となっているのがラリーとニックの親子関係の確立。この二人に関しては、もうそっとしておいてあげても良いんじゃないかなとは思う。


主要メンバーが一人も欠けることなく…と書いたけれど、撮影後に1作目に続いて老警備員の一人ガスを演じていたミッキー・ルーニー、それにテディ役のロビン・ウィリアムズの二人が鬼籍に。
最後に二人への献辞が出るが、これが完結編を一段と強めてしまっているようで非常に寂しい。


また今回は吹替版で鑑賞したが、そちらでも1作目でミッキー・ルーニーを吹き替えた永井一郎、そして前2作で主演のベン・スティラーをアテた檀臣幸は既に亡く、余計淋しさが募る。
なお今回はタレント吹替枠があるが、及第点を上げても良いだろう。


【ひとりごと】
ヒュー・ジャックマンのカメオ出演にはビックリ(一応は事前に知ってたけど)。
しかもウルヴァリンのマネまで披露してくれるのは20世紀フォックス・プレゼンツだから?


[PR]
by odin2099 | 2015-03-22 10:15 |  映画感想<ナ行> | Trackback(13) | Comments(0)

e0033570_21415433.jpgあの大騒動から2年後、ラリーはアメリカ自然史博物館の警備員を辞め、自分の発明品を売る会社を立ち上げて大成功を収めていた。そんな時自然史博物館が改装の為に休館となり、展示物たちはスミソニアン博物館の地下にある保管庫に移されることになる。
ところが猿のデクスターのいたずらで、自然史博物館に残される筈だった石板までもがスミソニアンへ移されてしまい、命を得たアクメンラーの兄カーメンラーは世界征服を企む。
カウボーイのジェドからの知らせを受けたラリーは、仲間を助け出して石板を取り戻すためにスミソニアン博物館へと乗り込むのだが…。


今度公開される新作の予告編を何度も何度も観ているうちに、どーしても観たくなったので前作、前々作を続けてチェックしております。
e0033570_21420295.jpg魔法の石板の力によって展示物に命が吹き込まれ、博物館が大混乱に陥るという基本構造はそのまま。
で、同じパターンを踏襲しながら新鮮味を出そうとするなら、手っ取り早いのは目先を変えてしまうこと。
というワケで今回はスミソニアン博物館が舞台になり、新たなキャラクターも続々登場。それにプラスして前作でお馴染みのキャラクターたちも再登場させるために、動けない彼らを理由を付けて新しい場所へ「移送」させるというのも上手い手ではある。


前作でのダメ男ぶりはどこへやら。今やサクセスストーリーの主となったラリーが、すっかりヒーロー然とした姿になっているのに違和感を覚えるけれども、前作でいがみ合っていた連中が今作ではラリーを中心にした同じチームのメンバーとして助け合ってる姿にはワクワクさせられる。
前作の焼き直しだと言われればそれまでだが、一定の水準をキープした娯楽作品であることは評価出来る。


[PR]
by odin2099 | 2015-03-19 21:43 |  映画感想<ナ行> | Trackback(7) | Comments(2)

e0033570_21590263.jpgバツイチのラリーは何をしても長続きせず、今度は紹介された自然史博物館での夜警の仕事に就くことに。来場者減の煽りでリストラされる3人の老警備員たちから引継ぎを受けたラリーだったが、夜になると突然展示物たちが動き出し、館内は大騒動。慌てて連絡するものの、老警備員はさも当然と言わんばかりに全てをラリーに任せてしまう。実はこの博物館に収められている古代エジプトの秘宝「アクメンラーの石版」が、彼らに命を吹き込んでいたのだ。
一人ではとても対処できないとラリーは仕事を投げ出しかけるが、離れて暮らす息子の為にもと考えを改め、展示物に関する知識を会得して、少しずつその対処法を身につけて行った。
ところがそんなラリーを巻き込んだ恐るべき陰謀の企てが…!


ダメダメなお父さんと一途な息子との絆。
どうもこういうお話は一般家庭ではなかなか成立させにくいのか、崩壊した家庭が中心になることが多いなあ。現実にアメリカ社会では離婚・再婚が当たり前、子供は二つの家を行ったり来たり、が普通になってきているのかもしれないけれど。


ともあれ、この映画は楽しめました。
導入部が長いので最初のうちはアレアレ?と思いながら観ていたけれど、一旦物語が加速しだすとあとは一気呵成。好意を抱きかける同僚、無理解な上司、そして意外な(?)悪役たち、それに博物館の展示物たちも個性的でキャラが立っているし、正におもちゃ箱をひっくり返したかのような大騒動に、ラストの絵に描いたようなハッピーエンドまで上手くまとめてある。


夜の博物館なんて本当に不気味だろうなと思うけれど、そこをファンタジーの舞台にしてしまったのはお見事。絵本が原作らしいけれど、これはアイディアの勝利だな。


[PR]
by odin2099 | 2015-03-16 22:00 |  映画感想<ナ行> | Trackback(14) | Comments(2)

by Excalibur
ブログトップ